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少年の頃から北海道は憧れだった。
家族を騙して友達と旅行するふりをして 一人旅で北海道に渡ったのは17歳の時だった。 ![]() あのころのサッポロも都会的で素敵だった。 地下鉄に乗ったのをおぼろげながら覚えている。 行動範囲は鉄道とバスと自分の足だけに頼った 狭いものだった。 時が移り、今では市内にびっくりするような施設もある。 自由にクルマで移動できると 面白いものにたくさん出会える。 事前にあれこれ調べなくても、かえって面白い体験ができたりする。 だから2度目の北海道旅行は念願のクルマを使い一人で旅をした。 1400ccのレオーネで有明からフェリーに乗り 縦横無尽に北海道を走り回った。 4WDのエステートバンが欲しくてたまらなかったが、 高嶺の花だったのを覚えている。 その時、オーストラリアから夫婦で遊びに来ていた旅行者に出会った。 そして、彼らを自分の住む東京まで一緒に車に乗せて来た。 それ以来一度も会う事は無かったが、 朗らかな人柄の二人と過ごした3日は、とても楽しい時間だった。 その出会いがきっかけで、オーストラリアが大好きになった。 絶対に行ってやろうと決心したのはその時である。 そんなわけで、ハネームーンの地をオーストラリアに決めた。 まだ、航空運賃だけで一人30万円ぐらいかかった時代だ。 ブリスベンでファミリアをレンタルして、 サーファーズパラダイスから一気に南下した時、 見つけたホテルにチェックインしたら1時間の時差があった。 雄大な国であることを再認識できたのも楽しい思い出だ。 その後、会社の研修先に何度かオーストラリアを選んだが、 最後に訪問したのは2005年の事だった。 ブランドステートメントの成功事例を実際に見て 自分たちの仕事に役立てようという身分不相応な夢を抱いていた。 ![]() 現地に入ってホテルにチェックインし念入りに打ち合わせ、 ![]() 我々のプレゼンテーションと同時に、 ![]() 大成功を収めた、 ![]() オーストラリアのブランドステートメントの現状を詳しく聞いた。 このように、7年前のオーストラリアにおけるメーカー別の位置づけは、 ![]() BMWを凌駕していた。 彼らには彼らなりの苦労や、 FHIからの強いコントロールによる悩みは持っていて、 ![]() この時の経験や意見交換はその後の我々の方向性に、 大きく役立った。 北海道を走ると、 オーストラリアでの出来事をついこの間の事のように思い出す。 レガシィの高性能さが際立つのは大地を高速移動する時だ。 ![]() 早朝の時間帯を上手く利用し小樽へ小旅行を楽しんだ。 時間調整もうまくいったので余裕をもって「ロイトン札幌」を目指した。 そこで14時半からスバル全国販売店大会が開かれることになっている。 昨年は震災を考慮して自粛されたので、30年以上の歴史の中で初めて開催が見送られた。 一昨年はNBR24時間チャレンジと重なり、 全国大会を妻に任せ、娘と2人でSTIの応援をするためにドイツに行った。 だから2008年の博多以来、3年ぶりの参加になるので楽しみも格別だ。 3年前の博多開催ではS402を使ったグランドツーリングで、 レガシィの持つ潜在能力を十分味わう事が出来た。 今回も車で行くことを当初から予定していたが、、 大地を高速で長距離移動するのにふさわしいクルマが、 まさかこれほどタイムリーに誕生するとは思っていなかった。 レガシィの求める道はグランドツーリングの世界だ。 だから、DITが目の前に現れたのは偶然ではなく必然だと感じている。 本州を走り八戸でオドメーターがちょうど2000キロを超えた。 フェリーで一晩眠らせ北海道に上陸してからというもの、 ![]() クルマの印象がどんどん変わり始めた。 具体的に言うと、アクセルやブレーキの微妙なコントロールに対して、 クルマが意のままに反応するようになったのだ。 まるでクルマが生きているようだ。 レガシィと対話するような気持ちで操作が出来る。 DITは低速トルクの印象がこれまでのエンジンと全く異る。 シリンダーの中で、より緻密にガソリンが燃焼し、 エネルギーが無駄なく生まれるような感覚がある。 だから、風になるような錯覚に陥る。 ![]() 北海道の道は本当に走りやすい。 渋滞も全くなく午前中に札幌市内に入れた。 すると偶然ナビに面白い施設が表示された。 だが、今回は北海道スバルの誇る旗艦店を見ることが最優先事項だ。 だからここは我慢して、寺門係長との再会を目指した。 ![]() 忙しいところを突然訪問して驚かせてしまった。 仕事の邪魔をして申し訳なかった。 それにしても、日本有数の大規模なお店だと想像していたものの、 これ程凄い所だとは思わなかった。 またロケーションも最高で、すぐ隣にはメルセデスベンツのショールームがある。 なんと、それが霞んでしまうほどの規模なのだ。 店内の清掃も行き届いていてピカピカな上、 ショーウインドウの外では、営業マンがこまめに芝生の草取りしていた。 美しい施設をとても大事にされている事が実感できた。 また店内には当社の実力ではまだとても持つ事が出来ない、 憧れの設備がある。 ![]() ここではこんな洒落た名前が与えられていて、 スバル国内営業本部の進めるブランドステートメントの浸透が垣間見られる、 素敵な納車室が備わっていた。 ![]() ただし、東京における問題点は小東京である札幌でも同じような形で散見できた。 これから書くことは決して北海道スバルの悪口ではない。 むしろスバルの国内営業戦略の中にある、 これまでの疑問を払拭して欲しいから書く。 スバルを売るものに共通する強い「絆」は、 必ず更にスバルを作るだろう。だからそれを目指して力を注ぎたい。 この素晴らしい納車室を使いこなせていないのはなぜだろう。 全く関係のないポスターやホワイトボードの存在は、 マルチユースの臭いを漂わせる。 徐々に本来の目的から逸れてしまっているからだ。 これは、ブランドステータスの向上を推進する国内営業本部が、 その本質を理解せず、非常に短いスパンで物事を考えることに起因している。 たとえば、もし「S206を入れてお客様をお迎えする」と想像したならば、 このような使い方はできないはずだ。 しかし、Sシリーズはキワモノでそうそう売れるものではない、 と端から思っていれば語らずともわかるだろう。 今のバリューなクルマは確かに売り易い。 しかし短期間で実績を向上させはしても、 果たしてブランドステータスの向上に繋がるのかは疑問だ。 しかし、オーストラリアでは、 それらの内容と手法に加え商品計画がリンクした。 だからこれほど異なる雰囲気が出来上がる。 ![]() 上の画像は今から7年も前のものだ。 ドックランドにあるメガディラーの納車室では、 お客様が来られるまで、淡い光を通すだけのロールブラインドで内部は目隠しされている。 この画像は半分上昇した状態だが、 通常は何が入っているのか見えないようになっている。 ![]() 来店と同時に、 エンターテイメントに輝く接遇が始まる。 マネージャーの合図でブラインドが上がると、 オーナーはターンテーブル上で輝く愛車に初めて対面する。 ![]() ここにはドラマがある。 ![]() そして受け取る一連の手続きが終わると、 乳白色の大きなガラス扉が開き、 オーナー自らの手でテイクオフさせるのだ。 実は、これよりさらに2年ほど前の2003年頃からスバルディーラーのグローバルスタンダード化が進み始めた。 ニュージーランドなどでかなり個性的な店作りをしていた地域も、 スバル本社のコントロール下に置かれるようになる。 日本でも各地域でバラバラだったロゴマークの色なども、 徐々に統一されていった。 そして、オーストラリアでスバルが大成功し、 ブランドステータスもBMWを凌ぐようになった。 もともと中古車の需要が多いオシアニアでは、 自動車メーカーによるブランドコントロールがやりにくい実情がある。 そこで更にスバルのイメージを総合的に引き上げることが必要になった。 subaru interractive @docklandsはその大いなる野望を実現するために設立された。 そして、ここでの成功事例が日本でリニューアルされる店舗に導入され始めた。 ところが、なかなか使いきれない。 「日本とオーストラリアではライフスタイルが異なる。だからしょうがないだろう」 と言う人もいるかもしれない。 しかし、求める方向性に大きな違いはない。 このブログで、発売されたばかりのBRZに対して、 今後の方向について煩く口を挟むのも、 こうした日本における傾向と過去の事実があるからだ。 ショールームの中にテントを張るにしても、 札幌と ![]() オーストラリアではかなり異なる。 ![]() タイヤメーカーから供与されたものと、アウトドアで使うホンモノでは使う意味が全く異なる。 ![]() また、オシアニアと日本ではSTIの取り扱いの方向性も大きく異なる。 STIにふさわしい戦うマシンと共存するブランドとして存在感を持っている。 ![]() それなのに、これではそのイメージが台無しだ。 この立ち位置から見れば、サンバーにWRブルーを塗ることに、 何の躊躇いも無かったという理由が良く解る。 ブランドの安売りはかなりもったいない事をしているのだが、 決して北海道スバルの皆さんのせいでは無い。 スバル自信がSTIについて理解が足りず使い切れていないという事だ。 この看板も意味が今ひとつわからない。 ![]() スバルは何様のつもりで、 このようなオムニバスにするのか。 全くブランドステータスの異なるものを、 寄せ集めてもシナジー効果は生まれず、むしろ希薄化する。 イギリスでSTIコスワースというふざけたクルマが売り出され、 FHIには本気で文句を言った。 でもいまだにこういうものがあるという事は何も解ってくれていない証拠だ。 今後、末永くスポーツカーを売るためには、 ライフスタイルから提案する必要があると思っている。 だからBRZを戦うクルマのブランドから引き離したい。 STIは既に出来上がっている素晴らしい持ち駒の「WRX」を、 より一層正しく伸ばすことが先決だろう。 なかなか簡単にできることではない。 トヨタのエリア86さえヨチヨチ歩きだ。 だからこそ、そこに真剣に取り組んで、初めて見えるモノがある。 スバルはこれまでLLビーンと組んだり、 BEAMSを仲間に取り込んだりしてきた。 先を見たお洒落でセンスの良い戦略家は埋もれてしまい、 短距離に強い瞬発力のある「結果至上主義」だけが弱肉強食で生き残ると、 恐ろしいことになるだろう。 今は商品力で絶好調だから、油断するとすぐに「谷」がやってくる。 人生「山あり谷あり」だが、転ばぬ先の杖を大切にしたい。 ![]() この背の高いショールームに、 まるでモーターショーのお下がりのような柱を設置しては、 せっかくの素敵なお店が台無しだ。 そこはオーストラリアの方が一枚上だろう。 北海道も大きなものを入れるように見習うと良い。 ![]() この様に北海道らしいライフスタイルを提案してほしい。 誤解の無いようにお願いしたい。 ここで言いたいことは、二つある。 決して高い金額のクルマを優先しろという事では無い。 サンバーの塗色やSTIの韻を安い特別仕様に乱用したような、 ブランドの錯誤を二度と繰り返してほしくない。 また、日本中のどこのショールームでも同じように優秀な接遇を提供することは大事だが、 どの自動車メーカーでも当たり前のように行っている、 一定の調査会社に任せた「お客様満足度調査」を見直すべきだ。 顧客の嗜好や傾向を恣意的にアンケート調査している。 迂闊にそれを信じ込むと奇妙なことが奇妙だと思えなくなる。 クルマとは関係ないが、 今回の旅行でひときわ変だと実感した事は、 北海道だろうが青森だろうが埼玉だろうが岐阜だろうが、 大きな人口を抱える都市では、どこも画一的なナショナルブランドや、 イオンのような大規模なショッピングモールが軒を並べている。 まるで自然界における、外来植物の浸食のように目に映った。 アンケート調査は大切だし、 一定の基準がないと評価そのものが難しいことはわかるが、 こうしたお手軽な外部委託で、統計という名の下の薄っぺらい評価を重視しては、 残すべきものが残らず、目先だけを考えた戦略ばかりが大きな顔で一人歩きするような気がしてならない。 そろそろ、目を覚ます時が来たような気がする。 その急先鋒を北海道スバルにお願いしたい。 なぜかって、 それは日本で一番オーストラリアに似た、 素敵な場所で商売をしているからに他ならない。 独自性のある素晴らしい店づくりをぜひ続けてほしい。 寺門係長に見送られながら、 お店を後にしてホテルに向かったが、 まだ2時間以上の余裕があった。 そこでUターンして元来た道を戻った。 ![]() どうしても「白い恋人」が気になり、 たとえわずかな時間でも中を見てみたくなった。 ![]() 大きな地下駐車場にクルマを滑り込ませる。 構内にはミニチュアの線路があって列車が走っている。 駐車場係もしっかりしていて、まるでテーマパークの様だ。 お客様を楽しませる工夫が随所にあり、 さすがだなあと思うと同時に、 外に拡大させず一か所の熱を高めるやり方に魅力を覚えた。 ![]() 決してこれが最高だとは言わないが、 ![]() イミテーションらしさも大いに表に出し、 ![]() エンタテイメント性を強化したこのブランドは、 ![]() なかなかやる。辛いこともあったようだが、 ![]() 着実に街に存在感を地域に植え付けている。 あほなシーンを撮る娘も娘だが、 更にそれを見て楽しむ妻の存在は一種のスパイスだ。 さて、 ![]() オフィシャルな場所に向かうため、めったに着ないスーツに着替えた。 ホテルの着付け室を拝借して、この日のために買い求めたBEAMSのスーツを着たが、 こうしてみるとあまりにとぼけたスーツケースを引っぱているので、 さぞかし笑われたに違いない。 ようやく ![]() 岩田社長と合流した。 岐阜スバルは彼の素晴らしい手腕で、 「ディーラーオブザイヤー」を獲得した。 今年は忘れられない年になる事だろう。 心から祝福したい。 だが、彼の頭の中は既に柳沢純子と再会する、 野望であふれかえって居たようだ。 ![]() カメラの準備にも余念がない。 純子は17歳でハイトラ娘としてデビューしてからスバルには欠かせないアイドルだ。 一番記憶にあるのは、 トラビックの生産現場に立ち会わせてもらえるという事で、 タイにあるグリーンスパン工場を訪問した時、 日本から懇親会に駆けつけて盛り上げてくれたことだ。 参加者一人一人に直筆のメッセージカードを渡した事に、 プロらしさが滲み出ていて感動した。 岩田社長がファンなのも納得できる。 上の写真は岐阜スバルの新年会に来てくれた時のものだ。 今回はお会いできなかったが、 これからも頑張ってほしい。 そして久しぶりに吉永社長と再会した。 ![]() 相変わらずオーラが漂っている。 なかなかゆっくりお話しできないが、気が漲っている事が一目でわかる。 だから、今のスバルは快調なのだ。 この時は短い挨拶だけだったが、スーツのセンスも群を抜いている。 ![]() 妻が席を外し、淋しくしていると、 久しぶりに小田さんが会いに来てくれた。 こういう再会がとても嬉しい。 彼に会うたびBEAMSのロゴが頭に浮かぶ。 二次会では照れて顔を隠しても、 隠しきれない大物と美味い酒を酌み交わした。 ![]() 相変わらず豪胆さと繊細さを併せ持つスバルに欠かせない人物だ。 ようやく吉永社長とゆっくり酒を酌み交わす時間ができた。 今回の旅をレガシィと共に過ごしている話を聞いて、 ![]() 「へーそうなの」とごく当たり前に受け取ってくれたただ一人の人物だ。 これこそ素晴らしいグランドツーリングカーを量産し続ける、栄光のブランドの総帥だといえよう。 とはいうものの、じつは気分良く飲んでいるうちに、 この場所を北海道ではなく群馬と錯誤されたそうだ。 一同、大笑いの渦に包まれる中で、本当に楽しいひと時を過ごす事が出来た。 時間と空間を超越するのは、 忙しい時にはよくある。 吉永さんは、この直後から日本の次に開催される全米のディーラー大会に行かれ、 獅子奮迅の活躍をされた。 先般、NBR優勝のお祝いを伝えたら、 アメリカで第一報を聞かれたそうだ。 大変喜ばれておられた。 STIの来年の活躍が今から楽しみでしょうがない。 いよいよスバルとして本気を出す日も近いのではなかろうか。 「スバル全国販売店大会」は 30年以上続く伝統のある公式行事だ。 運営されるスタッフの皆さんには、 毎年本当に感謝している。 この場を借りて心より御礼申し上げます。 ありがとうございました。
世の中には変わった人間がたくさんいる。
その一人が自分であることを否定しない。 わざわざクルマで北海道まで行くなんて・・・ と思う人もあれば、 それ凄く羨ましい、絶対自分もやってみたい! と思う人もあるだろう。 他にも中津川に変わった人がいて、 ![]() 市内のど真ん中の河原でトンビを餌付けしている。 ![]() 早朝から舞い降りるトンビに向かって全力でパンを投げている人を見て驚愕した。 法律で禁じられているわけではないが、 こんなことをしていいのだろうかと、ふと思った。 しかし、 振り返ると、多かれ少なかれ誰しも似たようなことをする。 直接、誰かを傷つけたり権利を侵しているわけではない。 度が過ぎているか、いないかという事が判断の分かれ目になるところだろうが、 行き過ぎれば法律で禁止したり、 制限をしたりする。 国家間の条約ができる場合だってある。 これが法治国家という枠組みだろう。 ああ、クジラが食べたいな。 小学生の時に給食で味わった懐かしい食べ物だ。 申し訳ないけど、シーシェパードという組織に金を出している人間には、 到底同意できないし、価値観も全く違うと断言しておく。 八戸のフェリーターミナルで現地調査をした所、 蕪島という場所はすぐ近くにあるらしい。 ![]() 受付のお姉さんに「蕪島というところはどこですか」と尋ねると、 「ああ、この道をまっすぐ行ってください、すぐわかると思います」 と、あっさりのたまう。 紹介してくれた人も「行けばわかります!」と思わせぶりなので期待に胸が膨らんだ。 しかし、そのような場所を案内する看板も無ければ、受付の女性も、 あそこは素敵ですよ、というような雰囲気を全く匂わさないのだ。 あまり先入観でものを見たくないので、知らないなら知らないで良いと思った。 したがって何も調べずに八戸まで来た。 「さあ、蕪島へ行ったら、次に温泉に行こう」、というと、 「そうだねー」と皆嬉しそうに微笑む。 そのあとは居酒屋で一杯飲むのはお決まりのコースだからだ。 ![]() そんな感じで、よそ事考えながら運転していら、 道に迷ってしまった。 まっすぐ行けと言われて、その通りに来たつもりだが、 来たのは波止場にある廃墟のような場所だ。 ![]() 良く見たら冷蔵倉庫のようだが、ガラスは割れているし、 あちこち錆びていて人の気配も全くない。 ここではっと気が付いた。津波の被害にあった倉庫なのではないかということだ。 テレビでさんざん放映された場所よりはるかに離れているが、 東北の太平洋岸は甚大な被害をこうむっていた。 ![]() 振り返ると太陽が沈みつつある。 哀愁を感じながら良く見ると、太陽を背にして何やら鳥が渋い姿で佇んでいるではないか。 近寄っても逃げようともせず、 なんとなく図太く感じ、 ![]() さっそく得意のバードコールを取出し会話を試みるが、 どうも、このような繊細な鳴き声の種族ではないらしい。 ![]() 全く反応の鈍い図太い鳥に愛想をつかし、 ふと北の方を眺めると、何か異様な風景が目に飛び込んできた。 煙が舞い上がるように、鳥が羽ばたきながら舞っている。 胡麻塩を振ったような山肌の白い点は先程の鳥の様だ。 ![]() あれか!行けばわかるといわれた通りだ。 遠くからでも、 ![]() めったに見られない面白そうな場所だという事が良く解るじゃないか。 さっそくクルマに戻り、波止場を迂回して数百メートル先のその場所に向かった。 ![]() まだ日もあるのに誰もいない。 駐車場にいるのは鳥・とり・トリ・・・・・・図太そうな鳥だらけだ。 以前、山形に行ったとき水族館の敷地内でウミネコの餌付けをしているところを見たことがある。 ![]() 空中に餌を投げると上手に受け取る。 その時はかわいいやつらだなあと思った。 ![]() 基本的に野生動物を悪戯に餌付けするものではないと思っている。 昔からそういう光景を見慣れているので、 ちょっとぐらいという気持ちがあることは否めない。 高校生の時に初めて北海道を一人旅した時、 キタキツネをチョコレートで誘い出だして食べさせることが流行っていた。 冒頭で述べたように、中津川では 異様な鳥の群れというものがカラスも含めあちこちにある。 だから鳥の群れには親しみこそあれ、決して嫌いではない。 ![]() しかし、どう見てもこいつらは人を舐めているようにしか思えない。 公園の鳩はあまり好きではないが、あれ以上に図太い。 ![]() 同じような格好をして、じっとこちらを眺めているので、 さすがにためらいながら外に出ると、 流石にムッと来た。 ![]() 大事な新車の上に断わりもなく乗りやがる。 とんでもない看板を見つけた。 図太いはずだ、爆弾を抱えているらしい。 ![]() 迎撃態勢は十分整っているぞと、 第一飛行部隊が毅然と整列している様は、 なんとなく臨戦態勢に思える。 ![]() 階段を上ると、 何とも異様な臭いがあたりに立ち込めている。 そりゃ、当たり前だわな。 鼻先の階段にこってりとフンがこびりついているのだから。 奴らは上質な海産物しか食わないようで、 中津川あたりの鳥の匂いではなく、 あたり一面に釣り餌をぶちまけたような独特の空間が出来上がっている。 繁殖期の真っ盛りなので、至る所で卵を抱いているが、 それぞれの陣取っている場所や、雄が待機している場所に、 ある種のヒエラルキーを感じる。 ![]() ちょっと卵を見せてみろ、と念じたら、 腰を上げて見せてくれた。 あまりたくさん産むわけでは無いらしい。 こいつは素直な方だが、大奥の鳥は極めて威厳がある。 箱入り娘は箱の中で産卵するらしいが、 ![]() こいつらに対して同じように念じて近づいたら、大きな口を開けて威嚇しやがった。 くちばしの先端の朱色と、、 何とも言えない黄色い口の中、それにたちの悪い目つきは、 どう見てもブスだ。 その時、奇妙な気配を感じるので、 ![]() 振り返ると、こいつらがヒトの目の前で、何といたし始めた。 こちとら、娘を連れているんだぞ! ![]() なんて奴らだ!!と、近寄った瞬間、 あろうことか下にいるメスが「あはーん」と鳴きやがった。 ![]() あまりにふざけた奴らばかりだ。 そういえば、子供のころ動物園か遊園地のサル山に連れて行ってもらった時、 いきなりオスザルが後ろからメスを抱きかかえ「いたし始めて」ぶっ飛んだことがあった。 ここはまさしくサル山ならぬトリ山なのだ。 神社にお参りしてカランカランと鈴を鳴らしても、 なんとなく落着けないし、 妻も娘も逃げ腰に近くなっている。 じゃあ帰ろうか、と階段を下り、 爆弾防止の傘を返すと、 ちょっと油断した二人は、鳥を追っかけたりして悪ふざけをした。 ![]() ところが奴らはほとんど動じないのである。 バカな事をして虚しくなったのか、 妻はおもむろにレガシィのリヤゲートを開けた。 レガシィツーリングワゴンの最も絵になる光景だと思わないか。 ![]() 妻が取り出したのは近所のピエニュで買ってきたパンだった。 「昨日買ったんだけど残ったんで食べようと思って持ってきたのよ。 ちょっとやばいかな、ヘヘヘ」と袋から取り出した。 「おう、美味そうじゃないか、贅沢品だから鳥にはもったいないな」 などと呑気なことを言ってそのパンを受け取り、 封を切って、良い匂いがあたりに広がったとたん、 奴らの目の色が変わったのを見逃さなかった。 ただでさえ目つきが悪いのに、一斉に見られるとさすがにギョッとする。 ほらー、とちぎって空中に投げたら、 遠慮がちに取りに来るかと思ったら甘かった。 次の瞬間、耳元でバサバサバサと羽音がして、 しかもいくつかの羽が耳や頭に当たった。 この瞬間だ。遠い記憶の中にあったヒッチコックの名作「鳥」のワンシーンが強烈によみがえった。 妻と娘は、鳥の様子を素早く察知して、一足先にレガシィの中に避難し、 一部始終を見て大笑いしていたらしいが、 こっちはそれどころではなく、パンを放り投げて一目散に逃げた。 その時確信した。 ヒッチコックは絶対同じような目にあって、「鳥」という作品を作ることを思いついたのだと。 体中から何となく魚のえさのような臭いがする気がして気持ちが悪い。 しかし近くに水道も無い。そこでウエットティッシュで手を拭き、 レガシィで退散したのだった。 さて、その後が傑作だった。 娘に「さあ、いよいよこれから居酒屋でも行こうか、あとの運転は頼むぞ」 と告げた途端、 妻が半泣きの顔で「敏洋さん、温泉には行かないのっっっ!」と悲壮な声を上げたのだ。 「わりいわりい、行くよ」となだめ、暫くドライブすると、 ほぼ理想通りの温泉が目の前に現れた。 ![]() 他にも大きな看板で案内されている温泉があったが、 クルマで旅する醍醐味はまさしくここにある。 自分で探す楽しみと偶然の出会いのコラボレーションだ。 こういう、地元の人たちの日常生活に溶け込んだ銭湯が、 かけ流しの温泉ならもう言う事は何もない。 ![]() 中津川に近い下呂温泉という天下の名湯にもそういう場所がある。 だから、温泉には一言があるわけだ。 にらんだ通り素晴らしい温泉だった。 サウナに入って地元の人たちの会話を聞くのがとても楽しい。 なぜかって、98%理解できないからだ(笑) 頃合を見計らって、中津川から八戸に着いたばかりだという事を皆さんに話し、 会話が全く分からないので教えてほしいというと、 皆さん大笑いされ「大した事を話してないから聞き流せばええよ」とおっしゃった。 こういう、さり気無い触れ合いが旅の一番の土産だと常々感じている。 そこで近くにある居酒屋は御奨めかと尋ねると、 「そうだ」という事なので、 風呂上がりの渇いた喉を癒すために、突撃した。 ![]() 娘は酒を飲まないので誠にありがたいが、実は相当強いことは事実だろう。 いざという時にハンドルキーパーを任せられるので長旅には都合がよい。 ![]() この店は回転ずしのようにタッチパネルで注文できる。 おなじみのメニューもあり選びやすい。 ![]() まっ昼間から営業しているようだ。 美味しいものは売り切れがこの時間から発生している。 ![]() アブラボーズというものが食せなかったのは残念だが、 その代わりにアブラメを頂いた。 ![]() 喉の渇きにビールが待ちきれない。 旨そうな刺身が登場した。 ![]() 正直なところこれが何だかよくわからないまま、 ![]() 一気に完食。 その後も一気にカロリーを補給し、 ![]() お店の人も笑っていた。 ![]() いよいよ、フェリーに乗る時間が近くなり、 余裕をもって埠頭に移動する。 僅か数分で到着すると 先ほどとは打って変わり、乗船を待つ車の列ができていた。 ![]() 驚いたことに北海道に向かって運ばれる牛が沢山いるのだ。 ![]() まさにドナドナの世界だ。 人懐こい牛の顔を見たら ![]() 最果ての哀愁がこみ上げてきた。 ここで娘にレガシィをまかせ、我々二人は徒歩で乗船する。 ![]() 受け取ったチケットを ![]() フロントで提示して ![]() 二等船室の奥にある一等船室への通路を進む。 ![]() これから快適な海の旅が始まるのだ。 ![]() 窓から外を見ると、 ![]() 先ほどまで居た、乗船待ちの車が良くわかる。 後で聞いたら、このころは意外にも孤独感にさいなまれたのだそうだ。 そんな事は露知らず、呑兵衛の妻と誘いあい、 ![]() 船内の食堂へまっしぐらだ。 ![]() 二人ともまだ呑む気はバンバンで、 ビールとつまみをオーダー。 ![]() 暫くすると娘が使命を無事終え合流した。 ![]() が、 その時はすでに酩酊しており、証拠写真を撮られてしまった。 ![]() 海の旅は極めて快適で、 北海道の旅の期待はさらに高まる。 ![]() しかし、それだけでは終わらない。 用心深いところは誰に似たのか、 ![]() まさかの時の逃げる手段の確認も怠らないのであった。 6時に苫小牧に着いた。 乗船した時と反対側のハッチが開くので、 あっけないほど簡単に下船できてしまう。 ![]() 早朝の苫小牧は人影も少なく、 さっそく高速道路に乗ることにした。 クルマでの旅はやはり楽しくて余裕がある。 ![]() 下船の時は時間に余裕がなかった。 だがすっかりマイペースで札幌に向かう。 そしてサービスエリアで朝の身支度を整え直し、余裕を活かして急遽積丹半島に向かう事にした。 高速道路で行けば、小樽まで僅かな時間だ。 ![]() 小樽で坂本竜馬の作った会社の支店を見た。 なかなか風情がありレガシィと良く似合う。 海岸をドライブして、こんな看板を見ると ![]() 最果ての地であることをさらに強く認識した。 せっかく楽しい場所を見つけたのだが、残念ながら休館日だった。 ![]() ラッセル車を近くで見たかったが、次の楽しみとして残しておこう。 ![]() その時はこのレストランで食事をしたい。 ![]() こういうモノに妻も娘も興味がないらしくレガシィから降りようともしない。 今は喰う場所よりも、現物至上主義なのだろう。 ああ、ひもじいのか、と気が付いて、 小樽の名物を味わわせることにした。 ![]() ご機嫌である。 三人それぞれの丼をオーダーし、 交換して味わいながら楽しい時間を過ごした。 ![]() あら汁もおいしかった。 ![]() My丼は「おまかせ丼」で、 観光地のど真ん中の店だが味も値段も納得できる、 ![]() 良い店だった。 朝昼兼用の豪華な丼でお腹も満たされて大満足。 午後2時から札幌で式典がある。 オフィシャルな場なのでスーツに着替えなければならない。 午前中に札幌のホテルにクルマを滑り込ませ、 お色直しをすることにした。 続く・・・・・・・
比較的、時間に余裕のある往路と言えども
油断は禁物で朝6時に出発し18時に到着を目指す計画を立てた。 ルートは大筋で中央自動車道から長野道に入り関越道から東北道を走る。 先日、山形から平方さんがご来店されたときに 北海道に渡るフェリーの選択を尋ねると 八戸から川崎近海汽船を利用するルートがあることを告げられた。 ![]() 北海道へ渡るには青森が良いと思い込んでいたが、 八戸は未踏の地でもあり、 そのルートだとゆっくり船の上で眠ることができるから胸がトキメク。 22時の出発便を選ぶと早朝6時に苫小牧に入港する。 今回の旅の目的は、グランドツーリングを極めることだ。 美味しいものを食べて珍しいものを探しながら、 全く新しいパワートレーンを持つレガシィの全性能を一気にテストできるのが嬉しい。 北海道で最初に苫小牧を目指せば、そこから札幌は目と鼻の先。 フェリーの1等船室を予約して余裕を持って眠ることにした。 14日の朝を迎えた。晴天のの中、ほぼ予定通りに中津川をスタートした。 中央道から長野道に入って美しい北アルプスの景色を見ながら、 更埴ジャンクションを関越道に向かうはずだったが、 不思議なことにその分岐点を見落としてしまった。 ナビから案内が出なかったせいもあり、 片側一車線になって、極端に車が少なくなったと思ったら、 そこは上信越道だった。 ![]() このように道路は全くの貸切状態だ。 気持ちを切り替えそのまま北陸道を通って日本海東北道に入る最短ルートを選んだ。 クルマの旅は、そのような偶然を味方にすると、楽しさが倍増する。 だから、GTというグレードは自分にとって必需品なのだ。 往路は慎重にレガシィを走らせる。 既に1000キロを超し、慣らし運転も終盤に差し掛かった。 大きく様変わりしたSIドライブのスイッチを操作して、 インテリジェントモードだけに固定して八戸を目指す。 きっちり2時間走行してはドライバーチェンジ。 レガシィの新しい直噴ターボエンジンは、更に静かになり、 アクセルレスポンスが良いだけでなく、トルクが全域で大きいので、 加速感は風と一体になるような印象だ。 だから「風のように走る」と表現したが、 妻にはキザに映るようで評判がよくない(笑) ![]() 日本海東北道の荒川胎内インターから先は建設中で、 無料区間がまだ続くが、 そこから蔵王に向かうため国道113号線に降りた。 そこで一回目の給油をして、 ![]() 同時にドライバーチェンジ。 スタンドの横には今来た道を逆に示した案内看板が立っていた。 ![]() 中津川をスタートしたのが6時20分頃なので ここまでの所要時間は約4時間30分。 ![]() 走行距離は400キロを超した。 ![]() ここからしばらく一般路を走ることになるが、 レガシィDIT専用に設定されたサスペンションは、 腰が強くて超高速性能に優れるだけでなく、 このようなシチュエーションで角がなく懐の深い非常に余裕を感じるのりごっこちを提供してくれる。 したがって、国道113号線のように交通量が少なくて、 しかもワインディングもある、 自分の庭のような道を走るのにもってこいだ。 まだ桜が綺麗なのどかな道路を走ると、 その向こうに何となく線路のようなものが見えた。 ![]() 同乗している2人に、 線路があると言っても、全く信用しない。 それもそのはずで 電化もされていなければ単線という、 ローカル線の極地のような鉄道だから目立たないのだ。 しかし、これも庭のようなものだ。 中津川には明智鉄道という更にレアな鉄道がある。 それを見慣れた目は、 鉄道の存在を絶対に見落とさない。 すると全くの偶然に、 こんなキュートな列車が目の前に現れた。 ![]() 新緑に溶け込んだカラーとキュービックな感じがたまらなく愛おしく、 心の扉をガツンガツンとノックしてきた。 こんな鉄道の駅はどんなものだろうと、 目を凝らしながらしばらく走ると、 ローカルの喫茶店でたまに目にするようなログハウスがポツンと立っていた。 「あれが駅に違いない」というと、 「えー、違うよ」、「すぐそうやって決めつける」とふたりがかりで非常に否定的な事を言う。 思い切ってえいっとばかりに左折して、踏切をまたいで戻ると、 「本気なの」、「やめてよ」とうるさい。 しかし、こんなかわいい駅が現れ、ご機嫌になった。 ![]() 速くても3時間おき、1日に上下でたったの12本の列車しか走らないが、 とてもしゃれている。 ![]() 駅舎に入ると ![]() 時刻表があり、ここが米坂線の伊佐領駅であることが解った。 フラワー線などという面白そうな路線もあり、乗ってみたい衝動に駆られる。 ここはどこにでもあるような風景だけど ピンポイントだけ見ると、 ![]() とてもメルヘンチックなイメージの素敵な場所だった。 山形は農産物の魅力にあふれた地域だ。 国道113号を左に折れ13号線に合流すると それを象徴するかのように面白い景色に出会う。 ![]() 山肌にまるでシートを被せたように、 ビニールハウスが這いつくばっている。 ![]() 日本中で有名なサクランボはこうして生まれるのだ。 山形蔵王から再び高速道路に乗る。 ![]() 山形自動車道から村田JCTで東北自動車道に合流して、八戸を目指す。 時刻は13時を少し回ったところだった。 ![]() 時速100キロの世界に戻ると、 またレガシィDITは水を得た魚の様にのびのびと走り始める。 ![]() 全行程の60%を消化しても疲れは微塵も感じない。 GTというものはそうでなければいけない。 ドライバーがもっともっと走りたくなるようなクルマこそグランドツーリングにふさわしい。 新しいレガシィは初代レガシィからずっと続く「走りの味」をはっきりと伝承者として受け継ぎ先へ進めている。 時速80キロだとエンジンの回転数は1700rpmだ。 ![]() この領域ですでに新型ターボエンジンは300ニュートン以上のトルクを発揮しており、 そっと数ミリアクセルペダルを押し下げるだけでピークトルクの400ニュートンを発生する。 この感覚はこれまでのスバルのターボエンジンに一切感じたことのない異次元のものだ。 安代JCTで東北自動車道に別れを告げ、 八戸自動車道をさらに北上する。 忘れていけないことは、非常に厳しい速度取締が行われているという事だ。 状況を良く見て安全に走行することが大切だ。 そして、いよいよ八戸ジャンクションを直進する。 目的地はもうすぐだ。 ![]() 左に行くと建設中の無料区間がしばらく繋がっている。 この先はもう僅かの距離だが、 自制心を強く保つべき、超魅力的な区間が現れる。 NBRのノルドシェライフェにある素敵なシチュエーションだ。 レガシィDITはアクセル全開でこのシーンを駆け抜ける能力を確実に有している。 ![]() こうして目的地に到着した。 ![]() 今回の走行距離は900キロを超えた。 ![]() インテリジェントモードだけで走った燃費は1リットル当たり11.3キロとなり 先日東京まで往復した時より更に伸びるようになった。 ![]() 乗船に備え先にフェリーターミナルを下見する。 何しろ、出航までの5時間を大切に使わないといけない。 ![]() なっちーさんから指示された 蕪島もどこにあるのかまだわからない。 また、温泉も豊富にあるようだし食事処で旨い魚を楽しまなければここにクルマで来た意味が無い。 とりあえずターミナルに入り予約が間違いないことを確認した。 お金もまだ払っていないが7時半までは受付できないという。 隣を見ると綺麗な売店がある。 ![]() が、 その左上の看板を見てギョッとした。 ![]() 自分の背より高いところまで津波が押し寄せている。 さて、 この後の短い時間に八戸で得た経験は忘れることのできないことばかりだった。 人との触れ合いをはじめ、 ヒッチコックの世界を骨身にしみるほど味わった。 次のブログ「レガシィDITで楽しむ八戸の夜」をお楽しみに。
無事北海道から戻りました。
昨日は朝7時に函館のフェリーターミナルに到着し、そこから延べ14時間で帰ることができました。 ![]() 一日で900キロ以上走れたのは新型レガシィの性能向上のおかげです。 函館のホテルを出た時刻は5月17日の午前7時少し前。 出航は午前7時30分。 青森には午前11時10分と少し予定より早く到着。 そのまま青森インターから東北自動車道を経て 隣町の飯田市に着いたのが午後九時少し前。 ![]() その楽しくて長い旅は少しずつ報告します。 一羽の鳥がフロントガラスにぶつかったもののレガシィは無傷、我々もいたって元気です。
新型レガシィDITの第一印象は「風のように走る」だ。
それからWRXを連想すると「矢のように走る」になる。 大好きなBRZを更に重ね合わせると「風と友達になる」がふさわしい。 ![]() レガシィは予想を遥かに超えた高性能車だった。 早朝からサービススタッフも含め全員集まり、 資料を整え勉強会を開いた。 最後に試験もやる。成績が悪いと、罰ゲームがあるのでいつもより更に真剣に取り組んだ。 事前準備で試験問題を考えるのは大変だが、 先日のセントレア空港で開かれた研修会が大いに役立った。 FHIのスタッフの皆さんに改めて御礼申し上げます。 試験の結果の一つ。 ![]() 模範解答とは言えない60点である。 しかし本人には、「まあこんなもんでしょ」と反省の気持ちが全くない。 ![]() 試験中も妙に余裕をかまして落書きしたりして、 心臓に毛が生えている。 ![]() 営業スタッフの大宮は100点満点を獲得。 流石に良く勉強している。 レガシィの直噴ターボはモンスターの横顔を持つ、 きわめてジェントルなグランドツーリングカーに成長した。 ![]() 2.0GT DITと命名されたツーリングワゴンを今日から北海道までロングツーリングする前に、 ちょっとひとっ走りして慣らし運転した。 今、新しいレガシィと古いレガシィを比較するのに、 ちょうど良い相手がいる。 ![]() こうして並べてみると良く解るが、 スバルのリデザイン技術は相変わらず進歩の速度を緩めない。 ノーズの先端を15ミリ延長するという、 相変わらず神業に近い手法でキリリと引き締めた。 tSが少しかわいそうに思えるほど、顔が良くなった。 ヘッドライトを改めて良く見ると、 ![]() スバルもずいぶん頑張って大きく回り込んだ立派なヘッドライトを造るようになったものだと感心する。 ![]() DITの新しいヘッドライトには、 デザイン上、新たな意匠を組み込んだだけで、 内容的には全く変化がない。 これはインプレッサのようにフルモデルチェンジではないし、 BRZのようにニューモデルではないのでいたしかたないところだが、 期待はずれだったことは否めない。 でもアウディのように灯火器をがらりと変えて、ニューモデルを謳うより、 中身に大きな改良を施し、他社ならばフルモデルチェンジと言わしめるような変貌を遂げる方が、 純粋だし素晴らしいと思う。 化粧直しは少しなのに、全体から感じる風格は一段高くなった、 そう感じさせるニューレガシィのステアリングを握り、 国道19号線を東に向かった。 木曽福島の手前から左に折れ御嶽山に向かって北上すると三岳に入る。 春霞の柔らかい日差しの下を走っていたら、面白そうな場所があったので、 ![]() さっそく足を踏み入れてみた。 すると、いきなりこんな看板が目に飛び込んできた。 実は道に迷って偶然ここに迷い込んだ。 前を走る遅い車をパスするために、脇道に逸れショートカットしようとした時、 入るべき道を一つ間違えたのだ。 ![]() えっ! この池にこんなものが生息しているのか!!! ![]() とよく見たら ![]() モニュメントだった。 更に目を凝らすと、 ![]() 何か面白そうなものがたくさんある。 地球の存在と、生物の進化を、 極々シンプルに紹介しているだけだ。 しかしながら、ここでこうしたものを眺めていると、 クルマには進化という言葉が不釣り合いなことに改めて気が付く。 二つのレガシィを並べてみる。 ![]() 右から左へ進化したのではない。 進化という言葉には自然の摂理による淘汰の意味も含まれると思う。 自動車の場合、 経済的な淘汰はあるかもしれないが、 進化というものには当てはまらない。 生まれた結果のほぼすべてが、改善と工夫による努力の結晶だ。 レガシィtSに搭載されている2.5リットルターボも併売されるが、 それはDITにアイサイトが出るまでの繋ぎ役だろう。 ![]() これまでの走りの改善を受け継ぎながら、 全く新しく誕生したスバル初の直噴ターボエンジン。 ![]() これはスバルオリジナルの技術で、 エンジン型式は同じでもBRZに用いられているエンジンとは 中身が全く異なる。 たとえばNA専用として限りなく軽量設計を追求したD-4Sのピストンと、 DIT用の違いを見てほしい。 ![]() こちらはGTの能力を極めるためのピストン。 400ニュートンを発揮させるために素材も頭の形も全く新しく考え出した。 ![]() そそてこちらのピストンは軽さを極めた。 ライトウエイトスポーツカーのためだけに与えられるものだ。 ![]() 百聞は一見にしかず、とは良く言ったもので、 こうして触れると軽さ、逞しさ、緻密さ、美しさとあらゆる点で、 双方の魅力が匂い立つ。 使い分け、作り分けを自由自在にできるスバルの底力を良く見て、 スバリストらしい正確な知識を身に着けてほしい。 これは進化ではない。 シリンダーヘッドはもちろん クランクケースも、シャフトもコネクティングロッドも、 NAとして軽さを極めるものと、 ターボとして安全快適な高出力を目指すものでは「根」が違う。 ![]() 公園の池に目を移すと、 他にもまだ色々な生き物がいるようだ(笑) ![]() 脚の無い生き物(たとえば蛇)はそれほど嫌いではないが、 ムカデやサソリと聞くと 背中に冷たいものが走る。 ![]() タイムマシンがあっても、デボン紀だけにはいきたくないね。 過去と現実と自然と人工物が不思議に混ざり合った のどかな自然空間。 ここは太陽の丘公園と名付けられた異空間。 ![]() この日に初めて気が付いた。 木陰を見たら、こんな連中も待っていた。 ![]() 川に降りて ![]() 魚たちと一勝負するのも面白いだろう。 さて公園を後にして、 8速のドライブフィールを味わうために西野川沿いを走る。 ここでDITに初めて搭載された高トルク対応の新型リニアトロニックに触れておこう。 これは、今までレガシィに搭載されていたリニアトロニックを全面的に見直したものだ。 ![]() 430ニュートンまで耐えるか、と質問すると、 大丈夫でしょう、と答えが返ってきた。 DITは400ニュートンだが、今ヨーロッパで注目されているBMWの2リットルのディーゼルターボは、 430ニュートンを発揮する。 ということは、日本にはまだ導入されていないが、 欧州市場で評判の良いBOXERディーゼルを日本に導入するお膳立ては、 一応整った。一応という理由はコストだ。 マツダのように安売りできるエンジンではない。 なので、 軽未使用車を一台をオプションで付けるくらい、 買い手側にディーゼルにするメリットと度量が生まれないうちは、 日本市場に導入は難しいだろう。 熊谷PGMにディーゼル化すると単純にいくら高くなるかと質問したら、 70万円くらいになりそうだということだった。 BMWに匹敵する430ニュートンを実現してくれれば安い買い物だ。 宿題にしてほしい。 ここで大事なことがもう一つある。 2.5リットルもパワートレーンが一新された。 エンジンは既に北米向けのフォレスターに搭載されているFB25だが、 まさか新リニアトロニックを搭載するとは・・・本当に驚いた。 そういう手抜きをしないところが凄い。 2.5リットルまで余裕で対応するとは思っていなかったが、 ![]() 良く考えればこのCVTも実に奥が深い。 過去のブログをしっかり読んでいる読者なら、すでに気が付いているだろうが、 このCVTの構造が特殊なのは、 「あるモノ」を入れるために考えられているからに他ならない。 上下の写真を見比べると、 メカ好きにはすぐわかるだろう。 コントロールバルブの位置が全く逆だ。 それを考えると、2.5リッターの自然吸気エンジンが発生するトルクなど、 問題なくデバイスできるということだ。 そして新リニアトロニックに採用した、 ショートピッチのチェーンバリエーターを、 ![]() これまでのリニアトロニックに採用した。 こうして高トルク対応リニアトロニックという、 限りない潜在能力を秘めた新型兵器が誕生した。 兵器などと言って申し訳ないが、 ある期待を込めての発言だと許してほしい。 これを研ぎ澄ませ、余分な機能を捨て、20キロ軽量化を目指す。 そして戦うために改良してほしい。 話を戻そう。 真ん中のチェーンバリエーターが高トルク対応で、 左がこれまでのもの。 右側が新リニアトロニックのものだ。 ただし、真ん中のモノは模型として造られているので、 ショートピッチではない。念のため付け加えておく。 トランスミッションの内部も大幅に見直し、 8速のクロスレシオのステップ比を持つ、 きわめてスポーティーな最新の無段変速機を開発した。 5代目レガシィでは6速マニュアルが全く売れなかった。 その理由はいくつかあるが、 車格に対してMTが似つかわしくなくなったのが 最も大きな理由だ。 当社もこれまで一台も売った事が無い。 クロス8速の多段式ATが誕生したことで、 レガシィは一つ上の車格に整合するスポーティーさをようやく身に着けた。 旧型のリニアトロニックは、これでエクシーガだけになった。 徐々に統合されるだろう。 やまゆり荘まで一気に駆け上がった。 ![]() パドルシフトで操るより、 オオカミスイッチを活用したほうが遥かに楽しい。 オオカミスイッチというものは、カタログには載っていない。 BP/BLレガシィが平成18年にビッグマイナーチェンジをした時、 ステアリングホイールの右側に#と記された小さなスイッチがあったのを覚えているだろうか。 実はあれを勝手にオオカミスイッチと名付けて楽しく活用した。 「羊の皮をかぶったオオカミ」というキャッチコピーは 他社の某車が得意にしたものだが、 そのボタンを押すと、インテリジェントモードから、 いきなり#モードをステアリングから手を離さずに選択できて便利だった。 今回はステアリングホイールの右クラスターに、 SIドライブの操作系を統合して組み込んだので、 オオカミスイッチが復活したというわけだ。 レガシィにはレガシィの韻があるようで、 PGMからPGMに引き継がれる独特の何かを感じる。 ![]() メーターにグラフ表示も復活した。 ここには映っていないが、 中央に新たに加わった液晶ディスプレィに美しく表示される。 ![]() ここはまだ桜が満開で ![]() 蜂たちが忙しそうに蜜と花粉を集めていた。 ![]() #モードにすると自動的に8速モードになるが、 これはダイレクトな加速フィーリングを演出するためだ。 欧州車ではこの頃オートマチックトランスミッションの多段化が進んでいる。 効率で考えれば無段変速の方が良くても、 「走る」という事の気持ちよさに関しては、多段化の方が一歩先を行く。 そこで遂にクロスレシオのステップ比を持つ変速モードを設定して、 #モードの存在意義を高めている。 これで、万全だ。 面白いのは8速変速するのはこのモードだけで、 もしパドルシフトを使うマニュアルモードをセレクトしても、 SIドライブのインテリジェントとSモードに関しては、 従来通りの6速変速に限られる。 駆け上るのも楽しいが 下りも素晴らしく気持ちよい。 パドルシフトを操作しなくても、変速制御がずば抜けて優れているので、 SIドライブのインテリジェントモードで十分。 これ程の仕上がりだとは、想像だにしていなかった。 ![]() いつもの場所で記念撮影。 すると 「コナラの木に何かでかい生き物が載ってるぞ!」 っと驚き、近寄ってみた。 話には聞いていたが、いよいよ本格的に治療が始まった。 ![]() しかし偶然とは恐ろしいもので、 この日が今回の治療の最終日だった。 ![]() この資材を供給しているのは、 松本微生物研究所の猿田さんだ。 既に30年以上に渡り微生物資材の研究開発を続けておられる。 それは主に光合成細菌をはじめとした有用微生物を、 農業、環境、畜産、水産、緑化の各分野で資材として用いるために加工することが目的だ。 ![]() この人は樹木医さんだ。 穴を掘ってこの中の根を調べている。 横にある黒い土は掘り出したものだが、 向こう側にかすかに見える土は赤茶けている。 これも実は大問題だった。 ![]() 指をさしてい部分だけがコナラの根。 実はここで壮絶な戦いが繰り広げられていた。 周りにある根は全て芝の根で、 綺麗にめくっても、こびりついている。 ![]() 芝の根に取り囲まれ養分の摂れなくなった根はこういう風に弱る。 あまり良くない根と ![]() この良い根を比較してほしい。 ![]() 絨毛のように白くて細かい根が出ているのがわかる。 これを見た時、人間なら小腸の中にある「ひだ」と同じだなと思った。 このようにたくさんの表面積を持つ根が 養分を吸収しないと、樹木は十分なミネラルを得ることができない。 穴を掘って、根を調べ悪ければ思い切って切断する。 その判定をするのが樹木医だ。 今回は12か所の穴を掘り、その中にある良くない根から小指の太さ以下のものを切断し、 新しい根に生まれ変わらせる。 それが今回の治療の骨格部分だ。 その治療に欠かせないのが菌根菌だ。 それぞれの植物に特定の菌根菌が宿生することで、植物に欠かすことのできない リン酸を供給する。 他の例を出すと、大豆はヨーロッパでは産出されない。 ドイツと世界大戦中に同盟を結んでいたころ、 ヒトラーが大豆の持つ植物性たんぱく質の素晴らしさに目をつけ、 密かにUボートで自国に運び込んだ。 ところが彼らは大豆を実らせることができなかった。 これはヨーロッパの土壌には根粒菌が居ないため窒素を根から取り込むことができないからだ。 それほど、共生菌類の果たす役割は大きい。 先ほどの発根促進剤に加え、 菌根菌がしっかりと根に付くと、 土壌中に菌糸のネットワークを張り巡らせ、 根だけでは吸収できない養分や水分を樹木に行き渡らせる。 その結果、樹勢が回復する。 DITの大切な養分であるガソリンも 適切に行き渡らせねばならない。 ![]() これが新開発の燃料供給システムだ。 高圧の燃料を送り込むため、 それなりの作動音を出す。 しっかりした吸音材がセットされレガシィらしい高品質な静粛性を実現した。 これがコンパクトな燃料ポンプ。 ![]() そしてここにインジェクターが取り付けられる。 ![]() そしてこれがDIT専用のインジェクターだ。 ![]() ピストン一つとっても NAのD-4SとターボのDITでは全くの別物だが、 インジェクターも全く異なる。 D-4Sのインジェクターは傘の形に燃料を噴射するが、 こちらは全く違う。 こちらのインジェクターは多孔式だ。 ![]() ターボエンジンでは過給圧が高まって、シリンダー内部の温度が急上昇すると、 ノッキングを防ぐために、燃料を増量し気化熱を奪うように制御する。 直噴による均質燃焼の追求だけでなく、 燃焼室の温度コントロールに対しても、 ポート噴射より直噴の方が効果的だ。 この6つの穴から ピストンがどのように動くときに どんな形とタイミングで分割噴射されるのか、 考えれば考えるほどロマンがある。 たまに、こういう所を「変態」と称されるときがあるけれど、 実に本望である(笑) こうした様々な効果が相乗的に発揮されることで、 異次元の加速を実現し「風のように走る」ことが可能になった。 さて、 今回のコナラの治療には、外科的処置も伴った。 スパイダーマンのように、 自由自在に動き回る人物は、 ![]() 腐朽菌に侵され、枯れ果てた枝だけでなく、 生きている枝もバサバサ落とす。 ![]() その理由は寄生木(やどりぎ)があるからだ。 良く見ると寄生木は色が違う。 芽吹いているのは、コナラの枝ではなく寄生木だが、 何らかの理由で、これが剥離するとその部分から腐朽菌が入り込む。 したがってむしり取るわけにいかないので 惜しいけれども、枝ごと切り落とす。 まさしく選択と集中だ。 また、どういう獣か知らないが、 あちこち齧(かじ)る奴がいるようだ。 至近距離からの調査で、また新たな事実が判明した。 ![]() 南側の地面は盛り上がった場所に見せるため、良くない土が客土されていた。 これも大きな問題なので可能な限り削り取った。 ![]() そして排水溝も作った。 ![]() 西側にはびこっていた問題の芝を、枝の広がる範囲まで、ようやく綺麗に剥ぎ取れた。 ![]() 仕事の邪魔をしてはいけないので 見学を切り上げて一旦中津川に戻った。 溜まった仕事を片付け、高速道路に乗る前に給油した。 ![]() 高速道路を使わずに走行した400キロの燃費をチェック。 決しておとなしく走っていないし、御嶽周辺はアップダウンもすごい。 それでも、 ![]() 11.4km/lという好燃費をたたき出した。 ![]() 東京に到着して丸の内の地下駐車場にクルマを置き、客観的に眺めた。 レガシィが一段上の風格を手に入れたことが良く解るシーンで、 隣の車とのバランスも悪くない。 さて、会議ではいつも弁当が出る。 ![]() 自分の根に養分を与えるには、もってこいの食事だ。 体に負担をかけないので眠くならないから、こういう弁当が本当に嬉しい。 自分の体を大切に労わるには根を良く考えて養分を摂取すると良いと この頃実感している。 何度も言うが人間の根は、 小腸にあるとコナラが教えてくれた。 眼下には、リニューアルされた、 ![]() 東京ステーションが全貌を現した。 「捨ててはいけないモノ」を大切に残すと美しさが際立つ。 東京から戻ると走行距離は1000キロを超した。 ![]() トータル燃費にも大満足。 ![]() -完-
ようやく息を吹き返したスバル1000。
![]() 1966年に誕生したスバルのフラッグシップだ。 ばらばらに分解して外装修理を始める前に、 エンジンとブレーキだけは整備を終える。 ![]() このような姿によみがえらせる作業を、 本当に地道にコツコツ続けている。 以前のスバルはレガシィ誕生に合わせ、 数々の世界記録を塗り替えることに心血を注いだが、 今は全く違う。 富士重工の広報部長 副島さんの言葉を借りれば、 「安全への取り組みの重要性は完全に社内に定着しています」 ということなので、今後もスバルからデビューする車には、 十分な安全思想が盛り込まれることだろう。 したがって、今回のビッグマイナーチェンジに先だち ![]() このように安全面で表彰されるということは、 レガシィの着実な成長とともに、 現実社会におけるクルマの有用性に沿った改善が着実に続けられている証拠だ。 副島部長(向かって左端)の誇らしげな顔が素敵だ。 テレビのニュースでも流れたのでご覧になった方も多いと思う。 ここで注目したいのは、 今でこそ各社がこぞって衝突試験を繰り返し、 安全性をうたい文句にしているが、 スバルにとって、それは創業当時から当たり前の事であった。 というのも、スバル初の乗用車である、 「すばる1500」は20台以上作られたのにもかかわらず、 現存するのはわずか1台だ。 その理由はスバル360を開発する中で、 衝突実験の相手方として使い切ってしまった。 スバル360やサンバーでコツコツ力を蓄え ようやくスバル1000を世の中に出したとき、 富士重工の中にそうした安全性能を極める考え方や、 サスペンションの基礎実験など、 ほかの自動車メーカーより遥か先を行く思想が既に浸透していた。 さて、発表されたばかりの新しいレガシィを見てみよう。 ![]() まずアウトバックだ。 ラインナップはほぼ同じだが、 このようなお洒落カラーが仲間に加わった。 フロントマスクに手が加えられ ![]() ヘッドライトも小変更されている。 こちらのブラックベゼルの仕様の方が変化が大きくわかる。 ![]() グリルも変わり顔つき自体が端正になった。 ![]() それに対して、リヤビューには全く手が入っていない。 フロントセクションも期待したほどのお色直しではなかったが、 それを吹き飛ばすほどの内容の濃さを持っている。 他社ならフルモデルチェンジと言わしめるような、 大きなマイナーチェンジはスバルの素晴らしい伝統だ。 クレードル構造のシャシー改善をはじめとする、 胸を張れる熟成を進めているが、 かなりお金がかかっているにも関わらず、サラリと当たり前程度の仕事に見せている。 その上でパワーユニットをほぼ全面刷新した。 2.5リットルエンジンを新型に置き換えることは予想していたが、 まさかダウンサイジングで2リットル直噴ターボを登場させるとは全く予想していなかった。 ![]() この情報管理はお見事の一言に尽きる。 その上、トランスミッションも全面刷新。 新リニアトロニックが2.5リットルまで対応することにも驚いたが、 これまでのリニアトロニックを全面的に作り直し、 高トルク対応リニアトロニックとして誕生させるということも、 全く予測していなかった。 3つになるかもしれないとは思ったこともあったが、 スバル技術本部は素晴らしい頭脳の持ち主が多いから、 あっと驚く優れたCVTを誕生させた。 ![]() テストコースで自由自在に乗って構わないとキーを渡された。 久しぶりにspecBが戻ってきた。 しかもDITという名前で。 ![]() 安全面も質感も良くなって 動力性能までしっかり磨いてきた。 そしてこのエンジンには驚愕の事実が数多く隠されている。 ![]() 前置きはこれくらいにして、 これからリアルワールドで、今度のレガシィの本当の実力を試そうと思う。 まず手始めにこれから一気に600キロ走るつもりだ。 その結果を楽しみにしていてほしい。 そして来週は北海道までロングツーリングに出かける。 中津川から青森県の八戸までドライブして、 真のGTがどういうものなのかじっくり語ろうと思う。 まず600キロのテストレポートを楽しみにしてほしい。 ![]()
ファンサービスの一日。
今回のイベントでは子供たちからも熱いまなざしを感じる。 ![]() 東京からマホとアミがやって来た。 BRZに乗りたくてたまらなかったらしい。 6ATのパドルシフトを操りアップダウンの効いたコースを走る。 最初から終わりまで、 楽しそうな笑い声の連続だった。 昨日は朝から試乗待ちのお客様で大賑わいだった。 そこまで混む事は無かったが、 今日はたくさんの子供たちにBRZの本当の性能を知ってもらった。 大切な将来のお得意様だ。 粗末にはできない。 ので、大人同様に非常に丁寧な説明をしながら、 楽しく体感試乗してもらった。 ![]() 試乗ポートに帰還すると、 みんなが出迎えてくれた。 ![]() 約10分間の夢の旅だ。 ![]() 後部座席のお客様も楽しかったようだが、 じゃんけんで勝利して栄光の助手席の座を仕留めた、 未来の正義の味方は、 ![]() 特にうれしかったようだ。 お父さんとお母さんのお出迎えを受け、無事下車して、 記念撮影。 君達も今日から世界に向かってデビューだ。 ![]() 他にもたくさんのお子様に乗車していただいた。 楽しんでいただけたことだろう。 ![]() 家族で遊びに来てくれた山田さんをはじめ、 クルマが大好きだという原さんの息子さんは、 BRZの体感走行で大興奮。 ![]() 結局、初日はお昼過ぎまで6MTと6ATの試乗担当を続けた。 そして、 他社とは少し違うポリシーの試乗会を楽しんでいただいた。 さっそく「ブログを読んだよ」と言って、 中島さんが駆けつけてくれた。 三重からは仙石さんが体感同乗に来てくれた。 ![]() 津のお土産をありがとうございました。 ![]() 非常に忙しく、仙石さんの姿を見失ったので、 敷地内を探して歩き回った。 ふとSABに展示しているSVXを見たら、 楽しい生き物がボンネットを歩いていた。 ![]() 毎年あらわれる、 綺麗な色の尺取虫だ。 ![]() きわめてロジカルな動きに、 何度も魅了される。 ![]() FRスポーツの走りを楽しむには、 ロジカルな手順を知っていただくことが重要だ。 ![]() したがって、 それをまずお客様にしっかり説明してから、 ステアリングを握っていただく。 おそらくトヨタもスバルも含め 岐阜県下の全ての取扱店で、 唯一無二の試乗会だと自負している。 このブログの愛読者には 北海道スバル、札幌西店の寺門係長のように 雪国のスバルチームの精鋭もいる。 彼はセントレア空港で開催された商品研修会の時、 ほんのわずかな出会いを見逃さず、 「社長!ブログを見ています!!」 とわざわざ挨拶に来てくれた。 ![]() あの時は嬉しかったぞ! 今月、秘密兵器で北海道上陸を目指しているので、 時間があれば札幌西店に突撃しぜひ再会したいと思っている。 このクルマは雪国でも強いぞ! 沢山売ってほしい。 だから、参考になると良いので、 ここに記しておきたい。 おかしいと思う人がいれば、 忌憚の無い意見を送ってほしい。 試乗に際して気を付けてほしいことは、 次の事だ。 特にBRZの場合、 キーをいきなり渡して、 「さー、乗ってください」では、 新世代FRスポーツがどういうものか、 お客様に正確に伝えることは難しいだろう。 特に BRZに4WDが欲しい、 ターボが付いたらもっとすごい・・・・などという、 まるで脳みそが膿んだような誤った解釈をする人が未だに居る。 きちんとした商品説明と、 楽しさの共有が息の長い商品を生む。 なので、 今回の試乗をどのように進めているか公開する。 それがスバルチームの役に立てばうれしい。 BRZを息の長い商品として、 温かく育てることの一助になればと思う。 尺取虫走法と命名し(笑)、地道に展開していきたい。 中津スバルでは、 贅沢なメニューを登録されているお客様に限って用意している。 マニュアルしかない希少車RAとSの6ATから、 希望の車を選んでまず同乗してもらう。 ![]() スポーツカーへのアクセスの説明から始める。 気を付けてほしい。 ![]() 乗り降りさえ正確にできないセールスが増えている。 次に6MT車を希望された方には、 発進時にストレスを感じないようにするためには、 どうしたらいいのか、 その妙案を説明する。 自分も含めWRXのユーザーには、ある種の癖が染みついている。 そこで、その経験を踏まえ、 エンジントルクだけで「ブンッ」と気持ちよく出る方法を説明し 直進安定性の良さを体験してもらう。 その上で、スムーズなブレーキとステアリング操作も体で感じてもらってから ドライバーチェンジだ。 ![]() そこで今度は 正しいドラポジがどういうものかを説明し、 ![]() きちんとステアリングを握れる位置に固定してもらう。 さあ、エンジンを始動してスタートだ。 ![]() 素直なお客様だけに、 ステアリングワークの肝をご説明する。 ![]() そして丁寧にブレーキをかけるようタイミングを説明する。 聞く耳を持たない人も当然いらっしゃるから 決して無理強いする訳ではない。 ただし絶対に説明が必要なことが、一つだけある。 それは、 デジタルスピードメーターをしっかり確認して、 時速40キロまで減速してもらい、 このクルマのスピード感というものを実感してもらうことだ。 ![]() 特に公園の横断歩道で徹底し、 安全に走らせることも忘れないようにしている。 このクルマのスピード感の無さは、 尋常ではない。 思った以上に速い速度で走っているので、 自覚させることは大切だ。 うるさいことを言う奴が、 隣にいてお気の毒だったが、 乗り終わると皆笑顔になる。 ![]() 撮影に協力してもらったのは S204オーナーの安藤さんだ。 ありがとうございました。 参考になるかどうか、 それは読む者の気持ち次第だが、 しっかり勉強し、納得いくまで研究して、 全く新しいクルマを、 積極的に売ろうじゃないか。 クーペを極めたBRZを最後に開田でテストしたとき、 昨年のインプレッサtypeRをテストした時が懐かしく思い出された。 ![]() 同じ場所なのに、春と夏ではこんなにも風景が異なる。 この夏の画像のように、今は晴れ晴れとした気持ちだ。 発売前のBRZを何となく想像していたころは、 上の方にある御嶽山とBRZの並んだ画像のようだった。 「良いに決まっている」と期待しているが、 少し春霞がかかったようだった。 しかし今は違う。 現実の世界でBRZを体で感じてから、 鮮やかな緑とWRXの上に広がる、 くっきりとした青空のようなビジョンができた。 クルマと緊密に付き合ったこの一か月と少しで、 まさに青く晴れ渡るような、澄んだ気持ちになった。 高性能なスバル車を、 ちょっと総括してみよう。 WRXを一言でいうと 矢のように走る。 それに対して新しく登場する予定のレガシィは、 風のように走る。 それじゃあBRZは簡潔に述べるとどんなイメージか。 その中には最もファンタジーな世界観が存在する。 BRZは風と友達になる。 楽しかった4月の終盤から、 ゴールデンウイークの前半を振り返る。 遠方から、多くのお客様が集まってくれた。 画像撮影のチャンスはなかったが、 安曇野から小松さんがご家族でご来店され、 ![]() 夕食を共にしたら、 ![]() なんと見事な双子が誕生。 おいしく卵かけごはんにしていただきました。 ![]() 翌朝、5時半に起きて 大先輩であり大切な友人の チコリ村の村長さんが話をされるということで さっそく出かけた。 チコリ村に行ったら、 ![]() 朝6時前にもかかわらず ものすごい熱気だった。 ![]() サラダコスモの中田社長と親しくお付き合いをさせていただき、 もう22年になる。 ![]() 中津川インターチェンジを出る時に、 誰もが気が付く大きな施設、それがチコリ村だ。 中津スバルに来たらついでに立ち寄られるといいだろう。 ラムネづくりに端を発し、中津川でたくさんのもやしを生産しながら、 カイワレ大根においては国内第二位の生産を誇る。 ブロッコリーのスプラウトは大ヒット商品だ。 その延長線上に「チコリ」がある。 夢とロマンを追い続ける中田さんの野望はまだまだ尽きる事は無い。 中津川らしい自然の摂理に沿った工場も見どころの一つだ。 なんなら、ガイド役も承る。 遠慮なく相談してほしい。 チコリだらけの施設内には、名産品も多くそろっていて楽しい。 前夜の卵と早朝の有意義な話で 強烈なパワーを蓄えることができた。 そのパワーを有効に生かし 再びご来店された小松さんに中津シェライフェでドライビングスキルを伝授すると、 ![]() お布施としてチョコレートのお土産を頂戴した。 きっとこれでS401を手足のように操って頂けることだろう。 社員にはおいしいアップルパイのお土産をありがとうございました。 ![]() 続いて京都の藤本さんのもとに嫁ぐ アウトバックEXと記念撮影。 初代のフォレスターから念願の乗り換え。 ![]() また良いご縁ができました。 横浜からアウトバックのXTを駆って 箕川さんが遊びに来てくれた。 ![]() 崎陽軒の月餅をお土産に頂いた。 シュウマイしか知らなかったので、 とっても驚いたが ![]() 大きさとも、桃のフレーバーの効き方と言い、 とてもすてきでした。 新潟から関根さんが久しぶりに奥さんと遊びに来てくれた。 驚かすために プジョーのようなデミオで登場。 ![]() 完全に一杯食わされたが、 クルマ好きならではの「営業車」。 おいしいお饅頭と、 飲んでみたかった焼酎をお土産に頂いた。 ![]() 皆さん、ありがとうございました。 ゴールデンウイークも佳境に入った。 そこでこれを購入した。 ![]() この中に ![]() 1等が三枚も入ってるんだぜ。 今日は当たりが続出。 ![]() かわら版と招待状を持って、 ![]() ぜひご来店を。 ゴールデンウイークの間も通常営業している。 ![]() ※まことに恐縮ですが抽選等には参加券が必要です。あらかじめご了承ください。 中津スバルの周りでは 今さまざまな植物が休眠打破し、 楽しい草花があちこちに咲き誇っている。 ここ数年、意識を変えて、その植物を観察し続けてきた。 ![]() イベントに備え、全員で周辺を清掃し、 同時に抜いてはいけない植物を決めて その周りを整え、優しく見守っている。 ![]() このヒバの根元には ドクダミやオドリコソウがたくさん生える。 ![]() それだけでなく、 遂にヤマザクラが自然発芽した。 望桜荘の桜の実を食べた鳥のおかげだろう。 ![]() 望桜荘の桜の古木の周りも すっかり落ち着き、美しさを増している。 ![]() ここも抜いてはいけない植物を決めて、 手入れを続けている。 今シーズン初めてコウリンタンポポが咲いた。 ![]() 自然に発芽して2年になるが、 美しいオレンジの花はどんどん増えている。 そして 今年は忘れな草もそこかしこから顔をのぞかせている。 ![]() 苔を上手に残し労わり続けたら、 ![]() とても気の満ち足りた空間になった。 あみちゃんは今日初めて忘れな草を知った。 ここからも何か発芽して育とうとしている。 ![]() 踏みつぶさないよう、 中津スバル周辺では、ぜひお足もとに十分注意の上 お楽しみいただきたい。 ![]()
晴れ渡った開田高原を
GWに先立ち楽しんできた。 ![]() 世の中にはまだ理屈では解き明かせないことがたくさんある。 たとえばクルマに「気」を入れるなどと、 バカげたことを言っていると思うかもしれない。 ところがクルマには心がある。 だから「気」を入れることは不可能ではない。 今日もそのためにここに来た。 もちろん、自分の体をリセットする目的もある。 言葉を変え「魂」でも良いだろう。 ただし、 この頃、クルマには「ツール」としての価値さえあれば他を求める事は無い、という人も増えたと思う。 長年、自動車整備や販売に関わりながら、 この頃特にそう感じるからだ。 「ツールであろうが何であろうがいいじゃないか、人の価値観はそれぞれだ」 という人も多いだろう。 それはそれで一向に構わない。 しかし残念だが、 そういうところに魂は宿りにくいだろう。 クルマが個人の生活のプライオリティの順序から、 徐々に下降したのは、 社会環境や経済環境の変化によるところが大きい。 こうした現在の風潮を、淋しく感じている。 その反面、そういう妥協をしたくない人も沢山居る。 そんな面々が中津スバルに集ってくれるので 我々は幸せだなと毎日感謝している。 レガシィを頂点とした現在のラインアップをはじめ、 歴代のスバルをこよなく愛する人たちは、 決してクルマを道具だと割り切っていない。 だから魂の存在について想いを分け合う事ができる。 ![]() 少し春の霞がかかっていいるが すっかり晴れ渡った開田高原でBRZを楽しませた。 オドメーターも3000キロを越したのでFA20を7000rpmオーバーまで回し、 思う存分空気を与えた。 ![]() 開田に来たら忘れてはならない事がある。 コナラに会わないと、 ここに来た意味がない。 さっそく少し新芽が出てきた春のコナラを観察した。 ![]() 根元はすっかり茶色から緑の絨毯になっていた。 そこに足を踏み入れ、そっと木肌に触れてみた。 ただし、くれぐれも真似をしないでほしい。 ロープの張ってある内側は立ち入り禁止だ。 この時、無断で撮影していたので、 木曽馬の里の中川さんに余計な心配をかけてしまった。 この日の中川さんは多忙だった。軽トラックで何度も往来していて、 不審者を見つけた。 それで思わず「そこに入らないでくださーーーい」と注意を与えた。 そんな事をさせてしまい、申し訳なかったと反省している。 ![]() 軽トラックの荷台に何やら茶色い物体が乗っている。 木曽馬たちの良質な馬糞は堆肥として有効活用できる。 だから近くの農家から購入希望が絶えない。 それでこの日の中川さんは、 その搬入に忙しかったのだ。 何しろ彼らは100%草だけ食べていて、配合飼料など無縁だから。 ロープの内側に無断で立ち入ると、 歩き回っても大丈夫だと勘違いする人が増える。 そうなると更に根の保護に悪影響が出る。 それで木曽馬の里のスタッフが心配するのだ。 彼らが仕事に没頭できるようにご協力をお願いする。 ![]() 話をもどそう。 何しろロープの内側は、悲惨な状況だ。 ![]() 無数のドングリに交じって、 腐朽菌に侵された枝が落下している。 こちら側(日の当たらない方向)はまだ比較的体裁を保っている。 ![]() それでも木肌にしみ込んだ苔の様子は とても良い状態だとは言えない。 反対側の根元を見ると、以前に増して惨状だ。 ![]() 手に取ると良く解る。 菌に侵された枝がどのようなものか良く見てほしい。 ![]() ただし勘違いしてはいけないのは、悪玉菌ではない事だ。 この菌は地球上で大切な働きをしている。 材木は家を作れるくらい丈夫な事から解ると思うが、 自然界で倒れた樹木が土にかえらなかったら大変なことになる。 腐朽菌のおかげで循環サイクルが成り立つのだ。 それがコナラの問題では、 樹木の抵抗力が落ちた事により、生き腐れの原因になってしまっている。 それが心を痛めている理由だ。 参考までに、 どれくらい病状が進んだのか。 まず2008年の12月に治療した直後の状態を見てほしい。 この時、ひどく腐った部分を削り取り黒く薬剤を塗布した。 ![]() 2008.12.10 小康状態を保つはずだったのに、そうはいかなかった。 さまざまな理由から、その後手を付けることができなかった。 その結果、 現在はこのようになっている。 ![]() 2012.04.25 キツツキか何かによって開けられた穴だろうか。 ![]() 右側の腐り方は相当激しく 浮き上がって固く風化した樹皮は軽くなぞるだけで ボロリと取れてしまう。 ![]() 上を見上げると枝が少なくなったように感じた。 ![]() 2012.04.25 ちなみにこの画像も、前回の治療直後だ。 ![]() 2008.12.10 こういう事業は、 息の長いプロジェクトとして継続してこそ効果が出る。 そして、本田さんや二宮さんが シンボルツリーの一本ぐらい何とか出来んのか!の想いで立ち上がったのが「コナラプロジェクト」だ。 こうして始まったプロジェクトに、徐々に賛同の輪が広がった。 治療再開の目途も付き、一安心だ。 福島さんからお預かりした募金を、 二宮さんにお渡しした。町の予算だけでは賄えない部分に活用させていただきます。 ![]() GWに遊びに行く場合、もし募金していただけるなら、 木曽馬牧場の受け付けやお土産お食事センターで問い合わせてほしい。 もちろん中津スバルでも大丈夫だ。 それと、もう一つお願いだ。 ぜひたくさんの皆さんに体験乗馬を楽しんでもらいたい。 わずかな勇気と、たった数百円のコストだけで、楽しい触れ合いが生まれる。 今年は芝の生育が遅いので 放牧は間に合わないかもしれないとのことだった その分、パカパカと乗馬して、もっと濃い触れ合いを楽しまないか。 熟女たちが皆さんを待っている。 ![]() こちらも参考にしてほしい。 http://www.katch.ne.jp/~ninomiya22/konara%20project.html ![]() この場所はピクニックの穴場だ。こんな良い天気の時はお弁当を持って遊びに行ってほしい。 プロカメラマンの二宮さんはBRZ撮影現場としてここを選んだ。 開田高原ならではのシチュエーションを活かして ![]() できた作品の一つだ。 ここで比較だ。 プロとアマでどれくらい差が出るか。 ![]() 上と下を見比べればすぐ明らかになる。 プロの技というものは、そう簡単に見よう見真似で盗めない。 やはり専門家は違う。 ドシロートがちょっとばかり頑張ったところですぐ馬脚を現す。 これがその証拠だろう。 閑話休題、 改めてBRZを大空の下で眺めると、 本当によくできた素晴らしいデザインだと思う。 コストを度外視してデザインされたSVXとの共通点を感じる。 ![]() ただしバブル期に設計開発されたSVXとは内容が異なる。 舐められないクルマを造るのだという点では、 共通しているが、 自前のコストを度外視して開発したSVXとは違い、 BRZは高度な戦略のもとで実現した。 商品企画とデザインをトヨタが担当し、 クルマの開発と生産をスバルが担当することで それぞれに欠ける事を補った。 両社が本気を出した上に、 開発資金も出し合った。 いくらかは全く知らないが、相当な金額のはずだ。 もしそうでなければ、これ程の完成度で発売できるはずがない。 この出来栄えなら沢山売れる目論見も立つ。 その自信があるからこそ、破格のお値段で売ることができた。 ここでは希少車RAだけに絞って話を進める。 ようやく密かに隠し持っていた純正ナビを取り付けた。 ほぼ一ヶ月間我慢していた。 ![]() スイッチを入れると六連星がお出迎えしてくれる、 演出の効いたディスプレイだ。 そしてインパネ上部のグリルの中に小さなスピーカーを押し込んだ。 このクルマはGTではないのでオーディオの音さえ出れば十分だ。 使ってみて気付いたが意外に便利なのが リモコンキーだ。 ![]() ちょっとした荷物はトランクに入れたいので、 遠くからリモコンオープナーでリッドが開閉できるのはとても嬉しい。 RAまで電磁ロックで開け閉めできるのは驚きだ。 こんな部分は共通化したほうが安上がりだったのだろう。 ところで、トレンドには逆行するが、 やはりクルマのエンジンはキーをひねって始動させるほうがしっくりくる。 サウンドクリエーターは、オーディオより素晴らしい。 全車標準装備されている、このパーツの出所をカタログで探ってほしい。 これを見た限り、 もしスバルのセンスだけだったのなら、 絶対に採用される事は無かっただろう。 これは豊田章男さんの嗜好だと勝手に想像している。 BRZの共同開発において、 スバル側はインテリジェントレガシィのPGMを担当した増田氏を総括責任者にした。 それに対して、 トヨタ側は多田氏が総括責任者となった。 これからの話は決して悪口では無い。 一度もお会いしたことはない。 多田さんのマスコミを通した言動から、ライトウエイトスポーツカーに対するこだわりが 正しく伝わってきたことはなかった。 また、彼自身が本当にクルマが心の底から好きなのかどうかさえ聞こえてきたことはなかった。 ということは、彼はまとめる才能に長けている人なのだろう。 真の開発総責任者が章男さんである以上、 それ以上の才能は必要ないからだ。 ドアに採用された、ウインドウのアップダウンや、 ステンレス製のエキマニなど、 これまでのスバルなら、良いことは知っていても、 いきなりデビューの時から与えたりしない。 言い方を変えればたとえ装着したくても、 できるような懐具合では無いのが常だからだ。 今回は余裕があるから BRZだけは「つけまつげ」」も上等なものを付けて、更にマスカラまで塗っている(笑)。 最新のインプレッサやレガシィがどのような灯火器か、 良く注目してほしい。 見ればその実態はすぐわかるだろう。 せいぜいマスカラで「つけまつげ」は無いぞ。 このような完成度を見せつけられると、 アライアンスの凄さを実感せずにはいられない。 冒頭の画像に戻ろう。 下の写真を比べてほしい。 プロの二宮さんとドシロートの画像だ。 ![]() 撮影:Kazu ![]() 撮影:Toshi この画像の差の様に、 スバルが一度も開発した事の無いライトウエイトスポーツカーに単独で挑戦しても、 確実に馬脚を現しただろう。 いくら良いものを作る会社の製品でも、 SVXの二の舞になる事は目に見えている。 スポーツカーは実用車とは違う世界を持つからだ。 それが、これほど見事な製品に仕上がったのは、 スポーツカーの販売に手慣れたトヨタの存在があったからに他ならない。 プロが仕上げると間違いの無いモノが生まれる。 しかしスポーツカーには不慣れでも、 スバルは実用車で高性能車を作る国内屈指の実力を持つ。 その才能をフルに発揮し、見事に共同プロジェクトを成功させたスバルは、 また一気に力を伸ばしたように感じる。 BRZは理屈抜きで美しい。 それに商品企画そのものも最高な仕上がりを見せていて、 購入をそそのかすオーラが満ち溢れている。 その上、走りの質も想像を超えた素晴らしさだ。 BRZはそれくらい手放しで力説できるクルマだ。 これまでスバルの開発する商品には、 必ずと言って良い程、 最初だけ何か一つストレスを感じさせるモノがあった。 デビューに付き物のそれをBRZに見ることは無い。 だから100点満点を与えたのだ。 ただし、止まっている姿だけで「理屈抜きで美しい」とか「カッコイイ」と言ってみたところで、 片手落ちだ。 そういった静的評価だけでなく、動く姿や生き生きと躍動する様子を外から見て美しく感じなければ、 クルマのスタイルとして考えた場合、良いとは言えない。 そこで、二宮さんに無理なお願いをして、 とっておきの場所で撮影を敢行した。 側溝に入らなければいけない劣悪な環境だが、 タイヤ4本の動きがわかる絶妙なポイントだ。 走る ![]() はしる・ハシル ![]() 曲がる ![]() まがる・マガル ![]() 止まる ![]() とまる・トマル ![]() 自由自在、思いのままだ。 この日、 初めてスポーツモードに切り替えた。 ![]() 今回の走行距離は340㎞弱だ。 ![]() その結果、感じたことは これまでのスバルの良さをそのまま身に着けている。 そしてGC8を超える軽快な運動性能をオーナーに味わわせる、 魅力的な身体能力を備えている。 手足の様に操れ、 掌に納まる操縦感覚が再来したのだ。 待ちに待った全く新しいクルマが誕生した。 このクルマを マツダのロードスターのように、 息の長い商品として世の中に存在させなければならない。 なぜなら、 このクルマはトヨタとスバルのシンボルだから。 シンボルツリーのコナラに、対して人々の行った過ちを思い出すと良い。 貼ってはいけない根元にびっしり芝を貼ったり、 元気がなくなっても放置した。 そういうことをしたので、腐朽菌がはびこった。 またコナラはコナラなのだ。 サクラのように花を咲かせようと思ってはいけない。 それではトヨタとスバルのシンボルには何が大切か。 今のコンセプトをまず大切に守り通すことだ。 あえて「Z」を名乗ったことを 絶対に忘れてはならない。 そしていつまでも変わらない「素の味」を磨き続けて、 お客様に提供を続ける。 その責任はメーカーだけでなく我々にもあると改めて実感した。 そのうえで、 STIにしかできないメモリアルを作る。 ストーリーをまず血の涙を流しながら描いてみろ。 そしてお膳立てを整えたら 価格は自信を持ってつけてみろ。 それが究極の仕事だ。 最後に大切なことを一つ報告したい。 スバル車に対する過去の経験をすべて振り返ってもこれほど驚いた事は無い。 どんなに過酷な走行条件を与えても変動が意外なほど少ない。 それは、 燃費だ。 新型インプレッサの1.6も良いが、変動の差は大きい。 この部分に対して、トヨタの血を感じざるを得ない。 山岳路、国道の等速走行、高速道路のフルコース。 全く燃費を意識しなかったのに、 凄いと思わないか。 ![]() 最後にイグニッションを切るときの、 正真正銘の燃費データだ。 さて、中津川に戻り岐阜トヨタ中津川店の店長、 各務健次さんのご厚意で86に試乗した。 iPhoneで撮影したので見づらいが、 ![]() 仲良く並んでいるのがわかるだろう。 86のグレードはGでRAにアルミを付けた愛機と比較すると、 本当に微妙な位置関係にある。 真後ろからはほぼ見分けがつかない。 操作性、視認性はRAの方が上回る。 それは多分、双方の顧客の特性が異なるからだろう。 きわめて理屈に合っている。 シフトノブやその周辺の作り込みは86の方が良いのに、 操縦するための重要な情報源である、 デジタルスピードメーターやシフトインジケーターはRAの方にだけ付いている。 このあたりの見える部分の質より、 本質的な機能を優先する所からは、スバルらしさが滲んでいる。 サスペンションの味わいは、少しの距離を走っただけで快適に感じる86に魅力を覚えた。 しかし、これがまさにトヨタマジックで、 下りの高速ターンで馬脚を現す。 リヤのアウト側のグリップがバンプすると抜けやすい。 しかし、この領域での差は、 トヨタには必要無いモノだろう。 助手席に座ると明らかに硬いけど、 ステアリングを握るものにはかえって快適な、 これまでのRAのツボをきちんと押さえた脚の方が、 手前味噌ではあるが 好ましかった。 それぞれ色々な意見があるだろうが、 率直な感想だ。 ![]() ぜひトヨタの好きな人は86を買って欲しい。 絶対に期待を裏切らない。 スバルが好きなら、中津スバルに乗り方について参考意見を聞きに来てほしい。 その上で、我社で必ず購入してほしい(笑)
昔から好きだ。
![]() しかし、これほど使う機会の少ないグッズを良く持ち続けていると思う。 失くすとまた買って、 また紛失しては手に入れる。 とにかく30年前から全く形が変わらないところが凄い。 ちょっとした力の加減で、 見事なさえずりを奏でる、魔法のグッズだ。 鳥の言葉がわかるようになった・・・というセリフを言うようになると ちょっと危ない奴らしいが(笑)、 誰もいない早朝の会社で、 シャッターを開ける時に、 頭上でさえずるスズメやツバメやセキレイの声を聴くと、 何となく、何を話しているのか解るときがある。 やっぱり危ない奴なのだろう。 逆に 持っていないと危なくてしょうがないのが、 ![]() この鈴だ。 開田高原では、すべての子供が身に着けている。 いまから思えば、この場所に良くも鈴もつけず、 うかつに足を踏み入れたなと思うが、 ![]() こちらにも強力な武器があるから、 うかつに近寄ってはこなかったようだ。 こういう穴にクマがいると思われるとき、 どうやって仕留めるのか。 強烈な臭いのする物を放り込み、 たまりかねて顔を出したところをズドン!といくらしい。 クマについては、色々と見解が分かれているところだが、 猛獣であることは事実なので、 薄っぺらいヒューマニズムで、 上っ面な論評は控えたほうが良い。 数年前、クマを救うプロジェクトというものに誘われたことがある。 「何も悪いことをしていないクマ」というのが曲者だ。 わざわざ探し出して狩りを楽しむのには全く賛同できないが、 山に入ってドングリをまいたり、 やみくもに保護を論ずるのもいかがなものかと距離を置いた。 開田に行くと、野生動物と人間の境界線で暮らすことの難しさと楽しさを同時に味わえるが、 ヒグマと違ってツキノワグマは草食動物だから、 人は襲わないと思ったら大間違いだ。 雑食動物の人間と同じで 腹が減ったら何でも食べる。 お互い極限状態で動物同士として出会ったならば、 弱肉強食の厳しい世界が現れるのだと、 覚悟すべきだろう。 さて、昨晩深夜までかかって かわら版163号の原稿を完成させた。 お手元に届くのを楽しみにしてほしい。 ![]() ものを書いたり、それを人に見せるために整えることは、 とても楽しく、 ひととき、趣味と実益の狭間で楽しませてもらっている。 ![]() すっかり散ってしまった桜だが、 周りには急に雑草が伸びてきた。 ![]() 今朝はそれを手入れしながら、 鳥たちの大切な憩いの場所になることを願う。 ![]() この桜の木に実る大量のサクランボは、 鳥の大事なミネラル源だ。 ![]() 中津スバルへの導入路を眺めてみる。 ここを所有していた大工さんの廃品置き場だったので、 ![]() 以前ならとてもお見せできる場所ではなかった。 しかし、毎日みんなで力を合わせて改善を続けた結果、 昔がどういう風だったのか、 忘れてしまった社員も多い。 良くないことが良くなったら 悪かったことなど忘れてしまえばよい。 もっと美しく清々しく健康的にすることだけ 前を見て進めよう。 次の楽しみは芝桜。 増やした株を昨年から周辺に広げている。 befor ![]() after ![]() befor ![]() after ![]() いつの間にか 雑草だと思っていた名も知らない草に美しい花が咲いた。 これも増やしてみたい。 ![]() 知っている人がいたら 教えてほしい。 開田高原が僕を呼んでいる。 二宮さんに福島さんから預かった コナラプロジェクトの募金を届けなければならない。 BRZの写真を撮影していただく約束も果たしていない。 昨日は次期主力戦闘機が秘密基地に格納された。 ![]() スーパーウエポンで北海道上陸を企てている。 ![]() 今年のスバルは本当に元気だ。 最強伝説を彩るコンプリートカーの中で S401も忘れられない存在だ。 ![]() 玄人好みのこのクルマは、 希少価値だけでなく、 開発担当だった桂田さんの最後の仕事として、 鬼気迫る執念さえ感じるメモリアルマシンだと思う。 ![]() ブレンボのオーバーホールは無事完了した。 苦労して押し込んだ6速ミッションを念入りにチェック。 エンジンルームの消耗品も細部まですべて交換し ![]() いよいよ喝を入れ、 クルマ全体に「気」を十分に行き渡らせなければならない。 その仕事も待ったなしだ。 さっそくテストコースに連れ出す。 ![]() この辺りには、まだ春は本格的に来ていない。 固い花桃の蕾を見ながら ![]() スペインのナカニシさんに今年も贈ろう。 ![]() この場所から眺める 河原を泳ぐ「こいのぼり」は実に見ごたえがある。 既にスタンバイだ。 ![]() クルマが元気になってきた。 S401はツインターボを極め尽くした 3代目レガシィの最も昇華したモデルだ。 4シリーズは2とは全く特性が違う。 サスペンションストロークも大きく、 GTとしての高速走行性能は2シリーズを凌駕する。 ワインディングでも クルマのノーズの巻き込み方が 2シリーズとは全く違うので タイヤの管理には気を使ってほしい。 2つ目のターボが働くときの味は、 吊るしのツインターボ搭載車とは格ではなく段違いのフィーリングを持つので、 楽々と時速200キロを超えていこうとする。 こういうクルマのオーナーは、 自制心をしっかり持たないといけない。 ![]() 一気に山から下り、 ワインディングを楽しんだ後、川の畔にクルマを停めた。 この辺りはまだ桜が満開だ。 ![]() この場所は、一応名所らしい。 あのふてぶてしいクソガキも、 こんなにあどけないころがあったのだと、 少しほっとした。 川の水はとても澄んでいる。 この水は清内路峠から流れてきたものだ。 ![]() 実は、この場所はホントに「落合」で、 ![]() 奥に見える水面は、 先ほどのこいのぼりが泳いでいた川とつながっている。 約80キロのテストを終え、 無事帰還した。 バードコールのように、 ちょっとした力加減で、 自由自在に姿勢を変えることができる。 変わらないSの味わい。 STIは4シリーズをさらに上のステージまで引っ張り上げることに力を注ぐべきだ。 その理由を、 一人でも多くのスバリストに理解してもらいたい。 次にリリースすべきクルマは S403だ。 脇目を振らずに邁進してほしい。 さくら祭りで楽しんでいただいた望桜荘。 ![]() GWフェアに向けて、 外壁にキシラデコールを塗り始めた。 毎朝少しずつ社員の皆さんががんばってくれている。 美しくよみがえる姿を眺めながら感謝感激の毎日だ。 忙しさはさらに加速。 ![]() 今後の中津スバルを楽しみにしていてほしい。
これなんだと思う?
![]() 望桜荘のヤマザクラもあっという間に盛りを過ぎた。 ![]() 桜吹雪が始まると ![]() それに合わせるように山形の平方さんがいらっしゃった。 12か月点検と同時に 北国の過酷な融雪剤から車体を守るため 錆止めパックを施工するのが今回のご来訪の目的だ。 ![]() いつも大好物をお土産に頂いているが ![]() 今回はとても面白いものを見つけたということで 何か聞いても教えてもらえず、 楽しい夕食でお披露目になった。 ![]() なんと「甕入りプリン」でした。 凄いボリュームですが とってもおいしいんです。 和風の甕に入ったプリンとフルーツの色合いが、 見事にお互いを引き立てあい とてもお洒落なスイーツでした。 ショールームに大切に飾っていた、 BEAMSのコーディネートしたお洒落なアウトバック。 ![]() 2.5i EyeSight EX Editionは500台の限定でリリースされたが、 すべて完売した。 素敵な内装の色合いは、 きわめてナチュラルで「あたたかみ」の溢れる大好きな組み合わせだ。 ![]() 京都のオーナーに見初められ嫁ぐことになった。 ![]() きっと末永く愛してもらえることだろう。 そこに鎮座することになったのが 届いたばかりの漆黒のBRZだ。 ![]() 以前から、 最も好みでクールなカラーはブラックだと確信している。 注文しておいた黒のSがやっと完成して手元に届いた。 何しろ蓋を開けたら受注の78%を占めたのが「S」だ。 それに比べ 愛機RAはわずか4%しか売れていない。 当然といえば当然で 価格差と装備を考えればSに予約が集中することは当たり前だろう。 センターパネルの ![]() 造り込みも全く違うし、 エンジンルームもお化粧されている。 ![]() その中間で売れそうなのは ブルーのRのマニュアルに17インチパフォーマンスパッケージを組み合わせたものだと思ったので、 こちらも注文した。 既にシアターの下でお客様に愛でていただいている。 ![]() 黒のSにはエアロパッケージを装着したので、 全てのグレードと、 レザー&アルカンターラパッケージを除く組み合わせを、 同時に比べていただけるようになった。 とにかくこのクルマには心酔しているので、 少々出費は膨らんだが、 嬉しくて仕方がない。 特にこのラインがたまらなく好きだ。 ![]() このフェンダーガーニッシュも涎が出るほど気に入っている。 ![]() 特にスバルのアイデンティティが際立つ、目鼻立ちとほっぺのふくらみは、 思わず口づけしそうなほど悩ましい。 ![]() 些細なことだが、 このパーツひとつとっても、質感が良い。 ![]() 少しもプラスチッキーではなく、 舐められないクルマ作りに没頭させてもらえた喜びが満ち溢れている。 トヨタから開発資金を供与され、 一心不乱に性能を極めたことが、この辺りからもプンプンと匂う。 実に気分が良い。 普段のスバルなら、マイナーチェンジまでお預けになりそうなことが、 このクルマには見当たらない。 インプレッサにも与えられずレガシィすらまだまだ遠い夢の、 素敵な前後の灯火器類も与えられた。 クルマの美しさは、やはり顔に出る。 しかしながら、ドイツのライバルたちに比べ、 優先順位が低いため ヘッドライトやテールランプなどに大きなお金をかけてもらえない。 ![]() Sのコックピットに座り、 エンジンをかけ ![]() ショールームに入れる時に 「こいつはRAとは全く違うクルマではないのか!」 ![]() と、思わず錯覚するほど質感の違いを感じた。 Sと名がつくだけあり、 SVXにより近いNVHを実現している。 しかしRAの軽さも相変わらず魅力であることは事実。 この黒いSの車体重量は、 1250㎏ 大人一人分の重量差は、 軽いクルマほど味の違いに大きく影響を与える。 当たり前のようにアルミボンネットを纏い、 フロントのエキゾーストパイプは、ステンレス製の4-2-1集合管だ。 見えないのが残念だが、 低重心化のために、オイルパンも専用設計されている。 万が一の損傷を予防するために、 アルミ製のアンダーガードまで標準装備だ。 この部品を見ると鳥肌が立つほど興奮する人は、 きっとレオーネエステートバン4WDの楽しさを味わった人に違いない。 ちなみに Sの下回りをフロントから覘くとこんな感じだ。 ![]() RAは良く見ないと違いが分からないが こんな感じだ。 ![]() お尻から覘いてみよう。 ![]() Sはマフラーカッターのせいでグラマラスだ。 力を良くするために ![]() 空アンダーカバーで覆われていることもわかる。 それに対してRAはスパルタンだ。 ![]() 細かい部分もずいぶん違う。 Sのステアリングは ![]() やはり握った瞬間に違いが判る上質なものだ。 ![]() 空調ダクトは ![]() Sの加飾されたものに対して RAのものはとても質素だ。 ![]() もちろん、機能の差は何も無い。 インパネの装飾も 実際に見るとカタログ以上に差がある。 ![]() 艶やかなスバルらしい色調に対して RAはスパルタンだ。 ![]() シートも形は同じだが、 マテリアルや縫製は全く異なる。 ![]() Sは昔から見慣れたスバルらしいクロス。 RAは決して質素ではないが ![]() トリコットなので格調高いファブリックのクロスには少し及ばない。 手の直接触れる部分も 良く見極めてほしい。 Sは ![]() 素材が一段上になり RAは質素だが、 ![]() スバルの現在のフラッグシップである、 レガシィより100万倍素晴らしい(笑) トランクは考え方だけだ。 Sのようにおさまりの良いトリミングは当たり前だ。 ![]() へそ曲がりな自分には、 剥き出しも決して悪くない。 ![]() とにかく、こうして真打が高座に何事もなく上がったので、 しばらくは至福の空間をお客様とともに楽しみたいと思う。 ![]()
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