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真冬の訪れとインプレッサWRX

いよいよ冬将軍がやってきた。
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薪ストーブの赤々とした炎が美しく暖かい。
ここは開田高原だ。

実は長期入院中のGC8を、
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リハビリで癒してやろうと一念発起してやってきた。
今朝から中津川も雪がちらつき、
このGC8はノーマルタイヤを装着しているため、
もう自由になる時間は今日しかないと思った。
それで、急に決めて来たのだが、





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どうも我々はどこかで繋がっているらしい。
お互いにだけ通じるテレパシーがあるのか、
特に連絡を取り合わないのに、
会いたい時に会える。
それも何不自由無く。

今日も、まるで約束したかのように
木曽馬の里でばったりと出会う。

前回、
オレンジのSVXを連れて行った時もそうだったが、
今日も、あの時と同じように自然に現れた。


ところで、
長期入院中のGC8は、
まさに心臓疾患そのものだ。

息も絶え絶えの状態で滋賀県から運び込まれた。
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念入りな治療を続け、
ようやくここまで出かけられる体になった。

オーナーにテストする許可をもらい、
丁寧に慣らし運転した。

せっかく会えたので
二宮さんと打ち合わせた。
今度、作ることになったオリジナルの卓上カレンダーについて。

この夏に開催した写真展に使用した画像に
カレンダーを印刷する。
とりあえず商談テーブルに置くために
10個ほど作ることになった。

もし希望があればメールして欲しい。
最初にご希望を頂くものについて
二宮さんが作成してくれる原価だけでお分けしたい。

話が弾み、6時を過ぎて真っ暗になると
もうインプレッサのウインドウはガチガチに凍りついた。
冒頭の赤々とした炎は
二宮さんの部屋にある薪ストーブ。
中は天国だが、外はちょっと言いようのない寒さの中に、
すっぽりとはまり込んだようだ。

氷点下の世界で始動したり
エンジン音を確認して、
異常も無く全て順調だと判断した。
それで、
一気に標高1500メートルの世界から、
400メートルまで駆け降りた。

もうこれで大丈夫。

後はオーナーの下に早く返すよう
最終チェックを待つばかりだ。
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中瀬さん、もうしばらくお待ちください。
きっと元気になります。
その時は、また迎えに来てあげて欲しい。

この頃のWRXは車体の重さが1240kgしかなかった。
車体の中心に出来るだけ重量を集めようとしたパッケージは、
素晴らしい身体能力に姿を変え、インプレッサを長い間栄光の座に置く原動力となった。

軽さは性能なのだ。

WRXのそのような原点も、
ずいぶん変化した。
安全性能の向上や
高出力化の流れの中で、
4WDと言うどうしても重量では不利になる構造もあり、
とうとう1500キロを僅かに下回るところまで、
重くなってしまった。
これはこれで、安定感に寄与する。

しかし手足のように操れるクルマにもう一度還って欲しいと願う気持ちもある。

その古き良きWRXを髣髴させ、
スバルをもう一度原点回帰す使命を帯びているのが、
実は、
BRZだ。

徹底的に余計な肉を削ぎ、
採用するパーツも軽さ最優先で協議を繰り返した。

その結果、初代のWRXを下回る、
1220kgと言う重量に抑える効果をもたらした。

プロペラシャフトがあるので
FWDより不利だが、現行のインプレッサの1260kgより更に軽い。

今日、WRXをドライブして、
ますますBRZが楽しみになった。

このクルマの競技用ベースは1200kgを下回るかもしれない。

なんせエアコンレスだから。
スバルから出るかどうかは不明だが。
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しかし、
このことも忘れてはならない。

22Bのベースでもある
リトナと言う車があった。

このクルマの重量は
FWDで1020kgしかない。
もう一度言う。
軽さは性能だ。
BRZにターボも4WDも醜いほど不釣合いで、
絶対に誕生しないと断言する理由はここにある。

そして、最もふさわしい更なる低重心化は、
オープンカー
にしてしまうことだ。

早くカーボンルーフを出そうと、
今年のオートサロンで、
スバルで今一番元気な男、
飯田国内販売本部長に提案した。
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クローズドボディで
そこを極めるのも面白い。

しかしもっと手っ取り早いのは
ルーフを切ってしまうことだろう。

胸を張ってオープンカーをショールームに並べたい。
その時初めて、
我々販売に携わる者も、
クルマの世界でオトナの仲間入りが出来る気がする。
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by b-faction | 2011-12-09 21:59 | Comments(0)

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