レガシィツーリングワゴンDITで札幌の街を楽しむ
2020年 04月 27日
初めて渡ったのは17歳の時だった。
地下鉄に乗ったのをおぼろげながら覚えている。
行動範囲は鉄道とバスと自分の足だけに頼った
狭いものだった。
時が移り、
自由にクルマで移動できると
面白いものにたくさん出会える。
事前にあれこれ調べなくても、
それはレオーネセダンの1400ccで、
好きなように好きな所へと縦横無尽に走り回った。
4WDのエステートバンが欲しくてたまらなかったが、
まだ高嶺の花だった事を覚えている。
面白いオーストラリア人と出会た。
彼らを東京まで一車に乗せて来た。
朗らかな人柄の二人と過ごした3日間は、
その出会いがきっかけで、
何しろプラザ合意の直前だったからね。
オーストラリアについて、
あそこは広い。
見つけたホテルにチェックインしたら、
雄大な国だとその時に再認識した。
その後も、
ブランドステートメントの成功事例を、
このように、
彼らには彼らなりの苦労や、
FHIからの強いコントロールによる悩みは持っていて、
北海道を走ると、
オーストラリアでの出来事が、
レガシィの高性能さが際立つのは、
時間調整し会場の「ロイトン札幌」を目指した。
一昨年はニュルの24時間レースと重なり、
全国大会を妻に任せた。
3年前の博多開催の時、
レガシィの持つ潜在能力を十分味わった。
大地を高速で長距離移動するのにふさわしい、
新たなレガシィを取り入れた。
レガシィの求める道はグランドツーリングの世界だ。
ツーリングワゴンのDITは、
フェリーで一晩休み、
アクセルやブレーキの微妙なコントロールに対して、
クルマが意のままに反応するように変化した。
まるでクルマが生きているようだ。
レガシィと対話するような気持ちで操作が出来る。
DITの印象は、
シリンダーの中で、
エネルギーが無駄なく生まれるような感覚がある。
だから錯覚に陥る。
渋滞も全くなく午前中に札幌市内に入れた。
北海道スバルの寺門係長と再会を目指した。
日本有数の大規模なお店を見る事が出来た。
ロケーションも最高で、
店内には憧れの設備がある。
素敵な納車室だ。
共通する強い「絆」を感じた。
素晴らしい納車室に、
本来の目的から逸れてしまっている。
ブランドステータスの浸透は難しい。
S206から軽自動車迄品揃えがあると、
全国均一なコントロールは難しい。
Sシリーズは「キワモノ」だから、
語らずともわかるだろう。
今のバリューなクルマは確かに売り易い。
けれども、
それが果たしてブランドステータスの向上に繋がるのか・・・。
オーストラリアは違った。
それらの内容と手法に加え、
ドックランドにあるメガディラーの納車室では、
通常は何が入っているのか見えない。
エンターテイメントが始まる。
マネージャーの合図でブラインドが上がると、
オーナーはターンテーブル上の輝く愛車と対面だ。
乳白色の大きなガラス扉が開き、
オーナーがテイクオフさせる。
さらに2年前の2003年頃から、
ニュージーランドなどで、
スバル本社のコントロール下に置かれるようになる。
日本でバラバラだったロゴマークの色なども、
徐々に統一されてきた。
そして、
ブランドステータスもBMWを凌ぐようになった。
もともと中古車の需要が多いオシアニアでは、
自動車メーカーによるブランドコントロールがやりにくい。
subaru interractive @docklands
ここでの成功事例が日本におけるリニューアルに活かされている。
日本とオーストラリアでは、
日本における傾向と、
ショールームにテントを演出すると、
札幌と、
アウトドアで使う、
ここではSTIが、
気風そのものが無い。
それではイメージが台無しだ。
勿体ないブランドの安売りを、
不用意に繰り返す理由は、
だからこの看板のように、
何様のつもりなのだろう。
SUBARUは何故STIをオムニバスに扱うのか。
寄せ集めではシナジー効果を発揮せず、
イギリスで、
FHIに本気で文句を言ったが、
スバルUKをコントロールできないらしい。
末永くスポーツカーを売るためには、
ライフスタイルの提案も必要だ。
だからBRZをSTIブランドから引き離したい。
STIは既に出来上がっている「WRX」を,
なかなか簡単にできることではない。
トヨタのエリア86さえヨチヨチ歩きだ。
だからこそ、
スバルはこれまでも、
BEAMS、
短距離で強い瞬発力を生む「結果至上主義」だけが、
商品力で絶好調でも、
人生「山あり谷あり」だが、
モーターショーのお下がりのような、
オーストラリアにお手本がある。
北海道らしく大きな展示物を入れると良い。
言いたいことは二つ。
サンバーの塗色やSTIの韻を安い特別仕様に乱用する、
もう一つは、
クルマとは関係ないが、
今回の旅行で、
北海道だろうが青森だろうが埼玉だろうが岐阜だろうが、
大きな人口を抱える都市では、
大規模なショッピングモールが軒を並べている。
残すべきものが残らず、
そろそろ、
寺門係長に見送られながら、
ホテルに向かった。
構内にはミニチュアの線路があって列車が走っている。
まるでテーマパークだ。
お客様を楽しませる工夫が随所にあり、
集中して魅力を追求する姿勢を見た。
エンタテイメント性を強化したブランドは、
辛いこともあったようだが、
そして、
とぼけたスーツケースを引いてるな。
一番記憶にあるのは、
トラビックの生産現場に立ち会った時、
タイまで日本から駆けつけて、
参加者一人一人にメッセージカードを直筆で書き、
そのプロらしさに感動した。
岩田社長は大ファンだ。
彼と会うたびに、
吉永社長と酒を酌み交わし、
漂うオーラを感じた。
ここが何処なのか良く解らなくなり、
時間と空間を超越した。
吉永さんはこの直後、
NBR優勝の第一報をアメリカで聞いたそうだ。
STIもこれで予算獲得に弾みがついただろう。
「スバル全国販売店大会」は30年以上続く公式行事だ。
運営スタッフの皆さんに、
心から感謝したい。