アイサイトを改めて考える。
2012年 11月 05日
深い深い秘密をずっと隠していた。
ドイツを往復する楽しみの一つが機内で放映される映画の数々だ。
リストを見たら
「キツツキと雨」というタイトルを見つけた。
主演が役所さんと小栗さん、
半主役が軽トラックだ。
まだ実際に見て無かったので、
楽しく観賞した。
撮影の準備段階で「キツツキと雨」制作の中心になっている
オフィス シロウズのスタッフの方が訪れた。
「主役の役所が乗るクルマを何とかして欲しい」
と頼まれた。
「なるべく古い軽トラが良いんです。
その軽トラックをお借りしたい」
「ただし条件があるんです」
「何ですか」
と尋ねたら
「オートマチックしか乗れないんです」
「おお!だんな、
ピッタリなのがごぜいやすぜ!!むふふふ」
用意したのがこのクルマだ。
が、幻に終わった。
流石にこれでは主役を食ってしまうだろう。
それにしても、
田舎で芸能人が日常的に出没する時、
主婦パワーというのは、
改めて物凄いと思った。
撮影が始まったことは薄々知っていた。
人より先に機密を知った以上、
良識として一切公言しなかった。
だが、
おそらくこの地域の女性の携帯メールにより、
一時回線はパンクしそうになったのでは無いだろうか(笑)。
どこからか常に情報が漏れる。
「いま××で撮影中」だとか、「〇〇で食事中」情報が氾濫した。
ずっとひた隠しにしていたのが、馬鹿みたいに思えた。
そんな話がふと思い出された。
隠そうとすればするほど暴かれる。
素早くオープンに出来ないこともあろうが、
隠すと逆に無理矢理暴かれる。
昔から自動車の世界では、
新型車スクープに世間の耳目が集まった。
クルマ離れが激しいと言われる、今日この頃では、
自動車雑誌のスクープも以前ほどもてはやされなくなった。
スバルは、明確に今後の道筋を我々に述べている。
過去の自動車開発で、何度も痛い目に会ったスバルだから、
こういう風に意識を変える事が出来たのだが、
他社ではなかなか変えることは難しいのかもしれない。
ダイハツさんや豊田さんと深くつきあうようになって、
それぞれの社風という物が以前より良くわかるようになってきた。
さて映画の話に戻ろう。
他にも重要なシーンがあるが、
そこに登場するのが
富士重工の作ったレールバスだ。
冒頭のリンクで紹介した岩村駅も登場した。
近くの鈴木モータースも写るかと楽しみにしたが登場しなかった。
ロケの時にはまだ存在したのであろうが、
今はこの建物も既に無い。
店主の鈴木さんが亡くなった。
それで残念ながら6月にはとうとう壊すことになった。
忍びないので看板だけでも頂いてきた。
何か記念にしたいと思っている。
先ほどの軽トラックは、
現在整備課長の北原が愛車として使っているが、
もともと自分用に制作した面白いクルマだ。
RRの軽量なスーパーチャージャー車のCVTなのだ。
実際、以前からサンバーはRRの方が面白いと思っていた。
だから愛用するクルマを選ぶときはRRを優先した。
普通の顔なら役者として採用されただろうが、
整形顔はお呼びでは無いということだ。
何事も「素」が大切と実感した。
さて、
アイサイトが大好評だが、
一つだけ気に入らないことは「4WD」だけにしか装着しないことだ。
4WDだけが安全だというような言い方はいい加減止めるべきだろう。
以前から言うように駆動方式は使い分ける時代に来た。
何しろ新世代FRスポーツを手に入れた会社なのだから、
国内営業本部はいい加減そのド硬い頭を揉みほぐすべきだろう。
FWDと組み合わせて何がいけないのか。
VDCを標準装備した以上、
今後は他の駆動方式にも自信を持ってリリースすべきだ。
というのも、
ニュルブルクリンクをBRZ(86)で攻めたとき、
カルーセルで素晴らしいVDCの制御を感じた。
BMWのM3を走らせているときも安定装置を絶対に切るなと言われた。
日本でBRZを乗るときも、今では切ることは全くない。
カルーセルにはコンクリート舗装の3枚目を狙って飛び込むのだが、
ブレーキのタイミングが少し遅れた。
物の見事にVDCが作動し車体姿勢は微塵も崩れなかった。
スバルはせっかくこういう高いレベルまでクルマの素地を磨き上げたのだから、
出し惜しみはいけない。
今日からまた恒例の関東地方への出張だ。
足はこいつだ。
しばらくBRZやインプレッサに夢中になって、
最も愛するクルマに見向きもしなかった。
これからの時代を考えると、
アウトバックやフォレスターを除いて、
本当に4輪駆動という高性能なシステムが求められるのは、
スーパースポーツカー以外に無い。
STIの冠の付いた、最もスバルらしいクルマを、
久しぶりに味わうつもりだ。
このクルマに力を入れてこそ、
スバルも成長するし、STIに存在価値が出る。
3日の結婚記念日を振り返る。
いつものなじみの店「七りん」に行くと、
ただならぬ雰囲気。
店中オレンジ色だ。
嬉しいね、なんかやる気になる。
巨人と日ハムの決戦の真っ最中だった。
優勝して、親子でこの笑顔。
原監督はレオーネのキャラクターを務めてくれたし、
内海選手も大好きなので、
それほど野球に詳しくないが「この場」はジャイアンツファンでもいいやと思った。
でも日ハムもたいしたもんだ。
この両球団、元々は後楽園球場を本拠地としていたので、
水道橋に長く身を置いた関係で親しみがある。
一夜明けると、
ステキな「柿色」が届いた。
甲府の後藤さんがご夫婦でいらっしゃった。
精魂込めてGC8を新車のような性能に蘇らせた。
お二人の笑顔がその結果を表している。
とても嬉しい。
今月も怒濤のような毎日だ。
BG型レガシィのオフ会を開きたいと正式に申し込みがあった。
当社にもふんだんにBG/BDは存在するので、
ちょうど良い機会だから3台ある奇麗なクルマを整えよう。
オリビエブーレーを招聘して、
土屋さんが仕上げた力作だ。
心を込めてお迎えしたい。
NBRで入手したお土産も揃っているので、
遠方のお客様も是非ご来店されたらいかがだろうか。
夕方になると、新潟から関根さんが奥様と一緒に遊びに来てくれた。
ショールームの中にある白いBRZが彼を呼ぶのだそうだ。
とても美味しい梨を頂いた。
見るからに手間暇掛けた作品だが、
大きさも凄い。
皆さんからの栄養でこの出張を乗り切ろう。
明日は神奈川から東京へ移動する。
丸の内で会議の後、
久しぶりに東京の夜を楽しむ。
翌日は戦略会議だ。
新しく出来た「オークラホテルズ&リゾート ホテルイースト21東京」
という舌を噛みそうな場所だ。
さらに時代が複雑になっている事を如実に表している。
あーっ、シンプルに生きたいね。
木曜は福島県から20社もの経営者の方々がこの地方に来ら親睦を深める。
そして金曜日に中津スバルを視察したいと申し入れがあった。
東京から戻るとすぐその準備だ。
土曜日になると大宮の一生一度の晴れ舞台がある。
気を引き締めてダッシュだ!
先日は下見の為にお店に伺わせていただき、大変助かりました。
この度は、こちらのブログにて私共が企画した『BGレガシィオーナー オフ会』の事も記述していただきありがとうございます。
幹事役としても、尚一層張り切りたいと思う所存です。
置かれていたBG、BDをわざわざこの日の為に整えられるとの事ですが、場所を提供してもらう上、そこまでしていただけるとは、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
幹事としてこの場を借りてお礼を申し上げさせていただきます。
差し障りが無ければ、今回の社長様のブログ記事を私のみんカラのページにリンクさせて紹介したいと思うのですが、如何でしょうか?