WRX STIの熟成された味と美しい紅葉
2012年 11月 08日
今日だからこそ撮影できたお気に入りの一枚だ。
久しぶりにWRXを真剣に味わった。
四国をtSで訪れて以来、一年ぶりだ。
ミドちゃんと一緒に秋になると酒を飲みたくなる。
良い友と酌み交わす酒の味は格別だ。
東京に着くと天気は荒れ模様。
まず丸の内で一つ目の会議に参加し、
舌を噛みそうな名前のホテルにチェックイン。
そして久しぶりに地下鉄東西線に乗った。
宿泊場所の東陽町から新宿に直行。
美味しいロシア料理を食べ、
ションベン横丁に向かった。
しかし、あのババアの店には絶対行かないぞと注意して入ったのが、
上の店だ。
韓国出身のイケメンのお兄ちゃんが焼いてくれた焼き鳥を食べて楽しく過ごし、
隣に座った紳士と何か重要な話をしたが、
どうも記憶を抜き取られてしまった。
この人は誰なんだろう。
話した内容を全く覚えていない。
謎の人物X氏と別れホテルに戻る。
抜き取られた後遺症で頭が痛い・・・・。あ、違う理由か(笑)
翌日は一年に一度の重要な会議があった。
今回は、今乗りに乗っている男、
執行役員
スバル国内営業本部長 飯田政巳さんとじっくり語り合うことが出来た。
今後のスバルを楽しみな方向に導いてくれるキーパーソンだ。
彼から不動明王のような素晴らしいオーラがでている。
ほら、感じないか。
彼のパワーがあればこの後も昇り龍のごとくスバルは元気よく躍動するだろう。
会議の内容はまたの機会にして、
一夜明けた今朝の東京は素晴らしい青空だった。
ホテルの窓から、スカイツリーがよく見える。
ふと思い出した。
そういえば先月のカートピアについて辛辣なことを言った。
彼等との間に感じる不思議な感覚。
「解った解った」という波長が記事になって届いた。
おお!そうなのか。
開田高原の特集に含まれるメッセージを確かに受け取った。
となると、
東京でのんびりしていられない。
早速WRXに鞭を入れ大都会を後にする。
写真撮影:二宮和年
二宮さんがこのブログを読んで、最高の一枚を送ってくれた。
良い撮影ポイントを熟知しておられるので、
効率よく開田で撮影したい時は力を借りると良いだろう。
上記のリンクのように、
撮影ガイドも時間が合えば引き受けてもらえる。
ところでWRXについて触れておきたい。
先に乗っていたクルマがtSなので、
最新型に乗ったところで大きな変化を感じ取ることは出来ない。
本来なら一番乗りたいのは
新登場のセダン型spec Cだ。
豪華版のWRXには電動シートなども付いていて、
快適性は抜群だが、
スパルタンでは無いのでM的な刺激が乏しい。
でも、このクルマの凄さや味の良さは、
トランスミッションのフィーリングだけでも全て語り尽くせるぐらいだ。
何しろ素晴らしい手応えだ。
どのギヤにも「サク」と「クチュッ」とを混ぜたような、
でも「ヌル」とした卑猥な感じでも無く、
さりとて「ピチャ」と下舌触りも感じるような、もう絶妙なフィーリングだ。
飛び変速も気楽に出来るので、
峠道や高速道路で適切なギヤ選択がラクラクできる。
BRZがカチっときっちりした手応えなのに対して、
まさに熟女の極みの手応えだ。
中央自動車道を走ると、
これがまた良くわかる。
更に味わいを楽しめる場所に向けてコースを変えた。
燃えるような山の姿を見ながら
中央アルプスを突き抜ける。
ここまでのトータル距離は
約600キロ。
時速100キロでエンジン回転数は2650rpm。
やっぱりスバルは4WD+ターボ+MTを商品のコアに置かないといけない。
このクルマがしっかりして初めて、
スバルの製品群は全てバランス良く成り立つ。
美しい紅葉を見ながら
木曽谷に向かう。
大きなコナラの木もすっかり色づいた。
きょうは人も多く、木曽馬達も楽しそうだ。
ところが3頭ほどやる気の無い奴が居る。
それでクルマを止めてちょっと話を聞いてみた。
特にこの道ばたの奴らは、二頭ともふてくされたように居眠っている。
まずこいつに
「どうしたんだ」というと
「別に・・・」と応える。
もう一頭に
「何くたばってるんだ」と声を掛けたら
木曽馬の熟女達の世界には派閥争いがあるらしい。
「もう何やっても上手くいかないから」とうんざりしたと言う。
おまえらまで民主党の議員の様なことをやっててどうするんだ。
と説教したら、
ふんと横を向いてしまった。
この種馬のように、
一頭一頭格別な扱いを受けていない。
今朝の新聞では
田中真紀子がそっくりな顔をしてふんぞり返っているじゃないか。
世の中、似たものはどこの世界にも居る。
わはははは!
開田高原の紅葉は終わりに近い。
フェロールームの皆さんに
今日のベストショットをプレゼントしよう。
この丸山農場(第一農場)から開田高原のブルーベリーが始まった。
長い長い道のりだったことだろう。
こういう地に足を付けた田中さんの苦労がにじむ。
俯瞰してみよう。
二宮さんからステキな画像が届いた。
30年以上駆けて作り上げた
素晴らしい農場だ。
そしてこの地域で絶対外せない、
とっておきの蕎麦を見て欲しい。
中西屋のレシピはひと味違うぞ。
何も付けずに、
麺だけをかみしめ新ソバの甘みと香りを堪能した。
御嶽山もいよいよ冬支度を始めたようだ