フラットシックスの価値を改めて検証する
2013年 08月 16日
このブログで紹介したことがある。
その理由は、
優れた走行性能に惚れているのは勿論の事、
もう一つのストーリーが堪らないからだ。
蝶の飛び方を見ていると、
いつも不思議でしょうが無い。
この蝶は相当喉が渇いていたらしく、
とうとう一滴も雨が降らなかった。
指を差し出すと自然によじ登り、
手の表面を「チュウチュウ」と吸い始めた。
昨年も同じように、
オレンジ色を前面に押し出していて、
それが「やる気」にさせてくれる。
本来は酷暑に現れる蝶では無いらしい。
暫く指先で喉を潤すと、
ひらりと舞い上がり、
風と共に去って行った。
隣を流れる六地蔵川に異変が起きた。
川底の様子はがんだか変だ。
その泡がびっしりと川底を被っている。
見れば見るほど何とも異様な感じがする。
アベノミクスという仮面舞踏会が開かれている。(笑)
そこで躍らせれると、
泡が「ぴちぷち」と弾けてくる。
強く太陽光線に晒されて、
茶色く色褪せぐったりした植物もあるし、
松葉菊のように、
国道も含め大規模な道路整備が進んだとき、
時々雨水が溜まり、
雨が降らないと干上がる。
苔が水分を含み周辺の環境が蘇った。
飲用には不適切でも、
苔や昆虫や爬虫類には優しい。
澄んだ水がたまった池の周りに、
プラズマグリーンのストライプを持つ、
彼等も奇麗な水がお気に入りだ。
空から狙われないように、
擬態しているのが良く解る。
先日紹介した、
それにに目をやると、
何となく様子が違う。
心の優しい杉本君は、
その通りだった。
細かい蟻のように見えるが違う。
恐ろしい速度で一列に移動する。
逆光で撮影したから触角が見えるだろう。
植物が弱ると気持ちの悪い昆虫が寄生する。
この柊も自然の摂理に逆らえない。
兵庫県の美方郡から、
素敵なお土産を頂いた。
とても嬉しい。
神奈川県から手塚さんも来訪された。
何事も解り易く説明すると、
東京から岩久さんが来訪された。
東京駅がリニューアルしてから、
名店街ではガチンコの真剣勝負で味の戦いが繰り広げられている。
ゆっくり味わおう。
ありがとうございました。
どんな商品にも、
価値がかなり異なってくる。
クルマにも当然当てはまる。
平成23年8月17日に性能を確認した。
ずっとお蔵入りしていた。
クルマ全体のコンディションは良い。
飛行機を製造するスバルを連想させる。
ところが残念な事に、
このクルマには全く「ストーリー性」が無い。
この当時のスバルには、
気付く人が少なかった。
一方的に航空機を連想させようとしても、
当時はその開発から一歩引いた構えだった。
なぜ空のスポーツカーと言われた、
エアロスバルが生まれたのか。
航空自衛隊のジェット練習機の主契約を獲得できず、
当時の経営陣は航空機開発から徐々に遠ざかった。
モータースポーツにおいても、
囓りかけたラリーぐらいしか無く、
XTクーペのイメージも散々たる状態だった。
でも、
心を掴み離れ難くさせた。
動いている時の姿勢も大切だ。
このエレクトロニューマチックサスペンションは、
非線形スプリング特性を持つエアバネと、
減衰力可変式ダンパーを備えたスグレモノだ。
小股の切れ上がった女のように、
わずか数十秒で二段階の姿勢制御もこなす。
その効果は抜群で、
今でもこの技術を温存していれば、
XVに役だったのでは無かろうか。
スイッチを押すだけで、
上質な乗り心地を実現している。
ハイトコントロールを機能させ、
自動的かつ緩やかに下降しノーマル車高に戻る。
当時から既にこれらの統合制御は完璧で、
乗る者を楽しませた。
現代なら考えられないようなデザインも、
当時なら許された。
ステアリングの応答性も抜群だ。
このクルマの先進性がここにも光る。
4気筒に比べ、
今でこそ電動パワステは当たり前で、
ダイレクトドライブシステムがほぼ全ての新車に備え付けられている。
30年も前にこうした息吹を感じさせるメカニズムが、
しっかり装着され先進性と独自性を強くアピールしていた。
この辺りがスバリスト達を痺れさせるキモだろう。
エアコンもしっかり効く。
当時の小型乗用車にはほぼ全て、
日立製のコンプレッサーが採用されていた。
こうして現在でも良く冷える製品を目の辺りにすると、
日立という会社の物作りの確かさも検証できる。
エアコンでは付き合いが無くなったが、
今でも彼等とは切っても切れない縁で繋がっている。
EyeSightのステレオカメラは日立製で、
話を戻そう。
本来ならエアコンコントロール系がセットされる場所も、
凝りに凝った作りになっていて、
ユニバーサルデザインなど微塵も意識していない。
独創性をとことん追求できる、
豊かな遊び心を消し潰していった。
ユニバーサルデザインは憲法であり、
その結果どのメーカーのクルマも、
とはいうものの、
初めて触れると見当が付かないかと言えば、
当時の勘の良いドライバーは、
クルマのあちこちをまさぐるだけで、
「ははーん」と理解出来たはずだ。
フロアコンソールの中央に、
室温と風量のスライドスイッチがある。
これはその当時、
航空機の離陸操作をイメージさせた。
将来登場するレガシィ用の素材を前倒しさせた。
コックピットは広く、
クーペとして考えれば
リヤシートの居住性も悪くなかった。
意識してコントロールすれば楽しく走れる。
エクステリアにも航空機を意識したデザインが目立つが、
このパワーユニットを見るとさらにそれが良く解る。
航空機用のレシプロエンジンに転用できそうだ。
これだけ素晴らしいクルマが、
クルマの実力と、
スバルのブランドイメージが、
当時、
一機でも作ってさえいたら面白いストーリーを描けたはずだ。
ただ飛ぶことの実証さえ出きればよかった。
それが出来ない会社じゃないからな。
国民一般のスバルに対する企業イメージと、
それは多くの人の目に、
現在のブランド力ならば、
ただし一筋縄ではいかない。
まず右にある4気筒シリーズを、
そちらのブランドで売る必要がある。
6気筒エンジンを本気で磨くことに情熱を注ぐべきだ。
軸足をラリーや草レースとは違う次元に移し、
マルチシリンダーエンジンや、
意識して姿勢を変えるということなのだ。
大切な「意識改革」だ。
今の年老いたSTIにはそれが出来ない。
「変わろう」とか、
「変わるぞ」では無い。
「変えて見せろ」と言っているのだ。
水平対向6気筒3リッターエンジンを、
人が乗れるレベルの飛行機に搭載して飛ばす。
そのストーリーが見えるように開発を進め、
同じエンジンを搭載したスポーツカーを、
1000万円でリリースしたらどうなるか。
笑う人は放っておけばよい。
プレミアムカーは、
確立したブランド力と、
それを裏打ちするストーリーが有りさえすれば成り立つ。
大切なSTIというブランドの、
以前からこのブログを読ませていただいており、GPインプレッサ発売当時の記事を参考にしつつ、自分の好みや用途も併せて検討し、2Lの2WDモデルを最近購入しました。スバル車を自分で購入するのは初めてですが、結果的に満足度の高い乗換ができたと思っております。
さて、そのインプレッサは各部の操作系もかなり洗練されていて、特に説明書を読まなくても、よく使うような部分は誰でも直感的に操作を理解できるような作りになっており、非常に使いやすくなっています。が、今回の記事を読んでおりますと、アルシオーネのように、人によっては何がなんだかわからないかもしれないけれど、遊び心と挑戦を詰め込んだような操作系もまた魅力的に感じます。
今だと色々な制約があるかと思いますが、こういう面白いデザインの車がまた出て欲しいなと思います。
リバッチの軽自動車で遊ぶ日が楽しみです。
ブランド力さえ一流になれば、何でも自由に出来ます。見たことのないスイッチや装備やデザインを持つ軽を、3000台限定で出せば面白い。売り切る力が整えば、そういうクルマを出すと楽しいですね。
アルシオーネは本当に美しく、心から欲しいなぁと思う一台です。
開発当時とは違い、今のスバルのブランドイメージは高まってると思うので、STIのプレミアムな車はすごく魅力的です。真のコンプリートカーを出して欲しいですね!STIもAMGとかMと本気で勝負しにかかれる気がするのですが…
個人的に、最近のベンツは買いたい衝動にさせられます。
スバルも本格的なマシンをビジターセンターに於いてToshi Araiと同化できるようにすると良いと思うこの頃です。