もし大雨が降ると土石流が来るかもしれない。この地域に住む以上危険と背中合わせだ。
災害は忘れた頃にやってくる。
普段はおとなしい川だが、
100年位前まで荒れに荒れた川だった。
雨が降り川が暴れると、
ゴロンゴロンと地響きが鳴り響き布団にもぐって震えたと、
お向かいの吉村さんから語り継いだ。
望桜荘の裏にある大展示場を掘り返した時、
過去の痕跡を見た。
中央自動車道が出来て、絶対に壊れない橋脚が出来た。
その下に4車線化でさらに強固な橋脚が出来た。
上流には何か所も砂防ダムがある。
けれども「絶対」は無い。
昨晩も激しい雷雨があり、久しぶりに大雨が降った。
それでも瑞浪ほどではなかった。
今年の雨は特徴的で、会社にいると豪雨なのに、僅か数キロ先のインプレッサハウスには雨が降らないなど、「超局地的」な様相を見せる。
その川縁にあるブルーベリー畑が、
ちょっと目を放したら草だらけになった。
イモ虫嫌いの妻が、
ダースベイダーのような怖い顔で、
「あの樹にちっちゃなミノムシがたくさんついてる」と指差した。
面白いもので、
「嫌いなもの」ほど目に留まる。
蛇が嫌いだと、
蛇を見つける。
芋虫が嫌いだと、
芋虫を見つける。
それらはあまり苦手ではないので、
見落とすことが多い。
ところが、
ムカデは大嫌いなので、
良くムカデを見つける。
おもしろいね。
よく観察すると確かに葉が食い荒らされている。
でもそもそも植物はもじゃもじゃ自然に生える。
人間の都合で畑にしただけだ。
自然にしておくと人間に都合が悪い。
だから整え良い空間を作る。
そうすると人が集まる。
「風水」はそれを上手く統計化して、
スピリチュアルにしただけだ。
だからフィジカルに草取りすると、
スピリチュアルな面も育成できる。
だから朝の環境改善に意義がある。
仕事だと思うと身に付かない。
こういうことが当たり前のことだと思わず、
常に時間を金に換えることを考えると、
何かギクシャクしておかしな世の中になっていく気がする。
働く時間を「ブラック」か「ホワイト」か、
縛られるのか縛りたいのか、、、、、、
若い人たちも、
そろそろ考え方を改めないか。
葉の裏にミノムシがついている。
何に育つのか興味深々だ。
このブルーベリーは今シーズンの盛りを過ぎた。
葉を食べることで命が育まれる。
自然節理の中で、
葉を食べられても構わないから食べさせる。
このブルーベリーの境地だ。
その証拠に、
すぐ隣に今が盛りの他品種がある。
青々とした葉は、
実が熟成しするまで光合成を最大限に続けるのだろう。
だから虫を寄せ付けない防御力を発揮し、
ガスを出して葉を守る。
これを応用した食べ物が「朴葉ずし」だ。
慣熟した実をつまんで食べた。
物凄く甘い。
ジャムにするのがもったいないので、
娘に摘み取らせ二人で食べた。
大きな実より小さな実が美味しい。
驚いたね。
今年はまだまだ食べられそうだ。
自然のままに放っておいても、
食べられるものは育つ。
出来れば大根やキュウリや白菜も、
この場所で自然に生える物を喰いたいね。
中津川市は平成の合併で大きくなった。日本のあちこちで過疎化に歯止めがかからない。中津川はどうか。どうもこれ以上衰退する心配はなさそうだ。
確かに周縁部の旧加子母村など、林業主体で成り立つ地域もある。
だが、いわゆる「恵那雑巾」の地域性があるから、根強く個性を発揮し続けるだろう。
典型的な河岸段丘に存在する、当社の地理的要件を簡単に説明したい。
大きな宿場町から発展した、中津川市の中心は旧恵那郡中津町だ。
そこから西へ外れた恵那郡千旦林村に相当する地域に、中津スバルは存在する。
大昔、千旦林村は茄子川村と合併し、坂本村になった。
その後中津町に周辺地域一帯が編入し、中津川市が誕生した。
既に大分に中津市が存在し、同名が付けられないため市内を流れる「川」の名を付けた。
当社が中津川スバルではなく、「中津スバル」なのは、そのような理由から命名されたと聞いている。
その後3年遅れて西にある8町村が合併して恵那市が誕生した。恵那郡の派生として「恵那市」になったわけだ。他にも恵那郡の町村は残り、衛星町村として両市を境に、南北に分かれて存在した。
それが平成の大合併で、南部は恵那市と合併し、北部は中津川市に編入した。
江戸時代に話を移す。恵那市に吸収された岩村町は、かつての岩村藩として城下町を形成した。
また木曽川を挟んだ北部に苗木藩が城を構えていた。今まさに苗木城址が、天空の城として観光資源化しつつある。
中津川は中山道の宿場町なので、もともと天領だった。それも中津川の特徴として色濃く残る。
江戸時代は中津川宿、
それが明治になると中津川村になり、中津川町、中津町、そして中津川市と目まぐるしく時代の波に翻弄され続けた。
だから「中津」と言う名に、恵那以上の思い入れを持つ人々が多い。
恵那山に象徴される「恵那」は、元々広範囲にわたる地名だ。
こうした歴史的背景が、この地域独特の打たれ強さを構築し、戦時中この地域出身者を「恵那雑巾」と呼んだ端緒となった。
そういう血筋なので、雑巾がけが止められない。質素倹約、山紫水明・・・、でもって美食爛漫。
恵那雑巾でググれば、特質がいっぱいでてきて面白いぞ。
独自の文化がこうして出来上がり、毎日楽しく暮らしている。藤沢市の中原さんから嬉しいプレゼントが届いた。
LAVを送って下さるとは嬉しい配慮だ。
これはデスクサイドに置いておこう。
以前いただいた2号と両方並べて、
ミニカーが抜けた穴を埋めている。
トミカも限定商法が上手くなった。
タカラトミーにはトミカを作る委員会があると聞いたことがある。
嘘かほんとか知らないが、
かなり吟味して特別仕様など作るらしい。
○○バージョンなど、
型さえあればいくらでも作れそうだが、
結構ハードルが高そうだ。
どういう理由でXVではなく、
SPORT商品化したのか解らない。
本来ならメインストリームはXVだと思う。
初回特別は何か思惑があっての事だろう。
トミカにインプレッサSPORTが誕生し、
インプレッサハウスに奉納する事が出来た。
中原さん、
ありがとうございました。
おそらく恵那雑巾の一人だと思うのは、
見た目を全く気にしない事だ。
出来損ないの建物を、
とても面白いと思う。
半年間頑張ったポリバスを、
丁寧に降ろしてお役御免だ。
仮設の枠を取り払い、
大まかな位置決めをやり直した。
ある意味、
なるようにしかならない。
この空間をどのように演出するのか、
図面を作らず進めている。
慌てなくてよい。
ゆっくり熟成させ良い味に調える。
上手く排水するよう勾配を考え、
防水する下準備も整った。
次は出入り口をどうするかが課題だ。
単管パイプの仮設階段もそろそろ解体しなければならない。
露天風呂が出来たら、
こじゃれた赤ワインでも飲みながら、
ゆっくり湯船に浸かるのも良いね。
吉村ソムリエに薦められたワインが良い。
露天風呂で飲むにふさわしい味だった。
サルディニアにある、
カンティナ トレザンタと言うワイナリーの赤だ。
中々美味しくて気に入った。
また買いたいな。
爽やかな風味が良くて、
のど越しも気持ち良い。
もう少し渋くても面白いが、
誰にも好まれる味だ。
ゴイマヨールか、
覚えておこう。
この味はインプレッサハウス全体の味に似ているぞ。