実に嬉しかった。
山形の平方さんから、
美味しい贈り物が届いた。
これを食べたら、
味にうるさくなる。
たっぷり楽しませて頂きました。
病みつきになるほど美味い。
これを食べると舌が肥える。
ビッグマイナーチェンジを受けた、
最新のレヴォーグが届いた。
但しSTI SPORTは、
昨年の実質的なマイナーチェンジだった事もあり、今回の改善でさほど外観上に変化は無い。先のブログで触れた、TBS「トリップbySVX」を開発するため、急遽レヴォーグでドライブに出掛けた。
まず新しく誕生した「くりくりの里」を訪問した。
昔からお付き合いのある、たんぽぽ作業所が、10年先まで視野に入れた渾身の施設だ。
ここ数年、
中津川と栗を結び付け、
観光化しようとする試みが目立つ。
冒頭の「くりくりの里」も、
ある意味でそこに含まれる。
そこにかつて栗園があった。
そこを買い取り
社会福祉法人が凄い施設を作って、
障害者が働く場所にした。
素晴らしい試みだ。
施設のクオリティも高く、
置いてある商品も良い。
価格も非常に割安感がある。
レヴォーグは価格に対してとても高機能な装備を持つ。ルームミラーの後ろにある、
これまでなら昼夜切り替えのノブを引くと、
カメラの映像に切り替わる。
荷物を満載した時に役立つ機能だ。
ただし取扱説明書が手放せないのも事実だ。
カメラに切り替え、スイッチを押すといくつか調整機能が現れる。
まず明るさの調整だ。5段階に切り替えられる。次に上下の調整をしてみた。
クルマの位置の違いが分かる。 ASPも改良され項目が増えた。
リヤオートブレーキ(RAB)も目玉の一つだ。
ASPの画面からスイッチを押せばすぐ切り替わる。
そしてMFDの切り替えボタンを押せば、
自動ブレーキや警報の解除が簡単に出来る。
ドンドン自動化が進む。
RABだけでなくAVHという聞きなれない文字も増えた。
居眠りしそうな時に便利だが、
クルマの乗り味が良いものではない。
この機能は、
舌の肥えた人にとって、
決して美味しくないはずだ。
動力性能にはそれほど大きな向上は無い。
サスペンションも緩められたので、
一般的なドライバーには好評だろう。
伸び側の速度コントロールが甘いが、
不通の乗り方なら問題ない。
但し、
もしアウトバーンで乗ったなら、
130km/h以上の領域で危ない。
クルマが動き過ぎるから、
はっきり言って駄目だ。
でもこれからスバルに移ろうという人にとって、
実によくできたクルマだ。
外車に浮気したスバリストにとって、
迷うことなく受け入れられるクルマでもある。
そしてはっきり言える事がある。
すでにレヴォーグを買った人たちも安心してほしい。
今持っているレヴォーグから、
ドンドン乗り換えるクルマでもない。
動力性能に変化はないし、
プレミアムなスポーツツアラーとして門戸を広げただけで、
重量は重くなる一方だ。
でも熊谷PGMが付きっぱなしで育てているので、
味に狂いの無い素敵なクルマだ。
ただ逆説的には、
現在のスバルに居る「役員」と呼ばれる人たちが、
どの人もみなクルマ音痴だと証明されてしまった。
静かで便利でギミックを満載した、
本当に幅の広い客層に受け入れられるクルマだ。
おめでとうございます。
まだまだ当分安泰でしょう。
繰り返すが、
STI SPORTを名乗るほどスポーツでは無い。
走りは変り映えしない。
あくまでも質の高いプレミアムカーの位置づけだ。