先日ドライブエクスペリエから戻ると、机の上に紙袋があった。お土産を届けて下さったのに、お目に掛かれず申し訳ありませんでした。
岩村町で繰り広げられたウイメンズラリーの観戦時に、
インプレッサを応援してくれた石川さんと名乗られる男性だった。
又聞きのお名前なので、もし間違いがあったらお許しいただきたい。乾パンは2号車のドライバーに渡して欲しいと言われたそうだ。
なんでも「疲れたー」を連発していたらしい。
娘が言うには「SS毎に言ってたから口癖よ」と言う事らしいが、
それを気遣って届けて戴いたようだ。
嫁に今日会ったので渡しました。
クルマの中に非常食として完備させます。
炭水化物が大好きなので、
間違いなく喜ぶだろう。
ありがとうございました。
ところで、鶴の恩返しなら知っているが、ウサギも恩を返すんだ。
そう言えば今年山陰地方を訪れて、「因幡の白兎」を久しぶりに思い出した。なかなか奥深い神話だが、本当のところ何が言いたい神話なのかよく知らない。兎にも色々居る。
この眼を見ると、かなり「したたか」な奴だな。ちゃんと恩を返したのだろうか。
お土産の封を切った。可愛らしいお饅頭だ。
この兎の眼は純朴だ。
石でできた兎の顔より礼儀正しそうに見える。
味も礼儀正しい。
美味しくいただきました。
そんな訳で、
開催からほぼ半月経った今もウイメンズラリーの余韻は続いている。
恵那市役所の秘書課から連絡があり、
市長が来訪されると聞いたので、
首を長くしてお待ちしていた。
是非一度ゆっくりお目に掛かりたいと願っていた。
恵那市にはケーブルテレビが敷設され、
岩村の景観条例や明智の大正村など、
地方ならではの面白い戦略が次々と進む。
なかなかお見事だと思っていた。
生粋の恵那人である小坂市長の郷土愛も素晴らしいものがある。
ラリー会場でお話しする機会があったが、
ゆっくり話す時間など採れる訳も無い。
市長の小坂さんと、
街づくり企画部長の服部さんが中津スバルを初めて見学された。
恵那市民は幸せだね。
クルマ好きの市長を担げるとは羨ましい。
自動車文化は大きな価値が十分あり、
日本把支えている基幹産業なのに、
なぜか日本人は真正面から文化を意識しない。
そこが解る人は懐が深いので、
恵那市民は幸せだと思うわけだ。
訪問して戴けて実に嬉しかった。
来年もまたやりましょうと誘ったが、
それだけは確約が出来ないそうだ。
そりゃあ当たり前だ。
まず地域住民、
そして警察など統括する行政、
またバローの様な大きなスポンサーがまた支えてくれるか、
今の時点では全く分からない。
しかし女性を切り口にしたラリーを育て続け、
次に世界的な文化として認められているWRCを中部地方に招致したい。
このサンバーはまさにアンバサダーだった。
岩村町の古い街並みを形成する一軒のお宅から託されたクルマだ。
カビだらけで腐りかけていたが、
おじいさんの捨てきれなかった遺物を丁寧に蘇らせ、
望桜荘の主として余生を送っている。
中津スバルにはそのようなご神体が沢山ある。
小坂市長と服部部長の眼には、
どのご神体も新鮮に映ったようだ。
クルマには魂がある。
それを知る数少ない首長だろう。
ご来訪有難うございました。