開田から本田さんが来てくれた
2009年 02月 22日
今日の午後、思いがけない嬉しい来客があった。
開田高原で建設業を営んでおられる本田稔さん。

僕の大好きなアイスクリーム工房の取締役でもある。
この不景気の源流を語りながら、
あっという間に2時間半。
とても楽しい時間を過ごせた。

本田さんはS・A・Bを見ることも楽しみだったようだが、
桜の古木をご覧になったあと、

道路の向こうにある桜並木に移動して、そこで疲れ果てている、かわいそうな桜たちを観察した。
その姿を見ながら、
さすが、見所が違うと感心した。

桜の様子を見て、皮の下の痛み具合も観察し、
この枝は切断しないといけないでしょう、と言われたが、
川面に張り出した枝は、来月末には綺麗な花を咲かせる。

何とかしてやりたいと感じた。
望桜荘の中で、談笑しながら、
やはり、プロの眼力で思わぬことを教えていただいた。

敷石を基礎にして丁寧に作られた木造家屋だそうで、

この部分などノミの跡が残っているそうだ。

「よい物を見せていただいた」と言っていただけた。
残してよかったと、改めて思った。
御互いに、今の景気は自分達の業界にとって最悪の状態だ。
しかし、自分はこれを「自然治癒力」だと思っている。
景気回復に何年かかるかという話題に良くなるが、
もう以前のようにはならないだろうし、
そう期待すべきではない
と思う。
これは、ちょうど今から10年前にフィンランドラリーを、
家族で見に行ったときの写真だ。

応援に駆けつけた、当時のFHI田中社長と偶然サービスパークで出合って、
ミッションを乗せ換えている最中の、
ラリーカーの横に入れていただいたときの、
思い出の写真だ。
デビッド リチャーズはナイスガイで、
「日本から応援に来ている」という、我々家族の話を聞き、
「カモン」と一言で招き入れ、一緒に写真に納まってくれた。
このとき感激したのが、ひょうきんなうちの娘で、
「シャチョーと一緒に写真に写れた」と、
満面の笑みを浮かべている。
この直前に、カンクネンからサインをもらえずに、
ご機嫌斜めだったのだが、
この一枚の写真のおかげで、
帰りの飛行機の中でもずっと嬉しそうだった。
で、フィンランドで何を得たかというと、
これらの思い出や、カンクネンとバーンズがワンツーフィニッシュを決めた、などという事より
もっと重要な何かを無意識のうちに掴み取った。
フィンランドラリーは以前1000湖ラリーと呼ばれていたほど、
湖が多い。
なのに、橋は少ないし、道路も不必要に舗装されていない。
硬く締まった砂がメインの地盤だからかもしれないが、
むやみやたらにアスファルトを敷き詰めない。
とんでもない山奥まで舗装しようとするこの国とは事情が違うようだ。
滞在中、御世話になったホテルの女性シェフのオクサネンさんの愛車は、
BF5型のレガシィだった。
内装コーディネートも手がけている彼女は、
豪華客船の内装を監修する仕事で、日本に滞在した事もある、
親日家だった。
彼女のレガシィは、10万キロ以上走っていたが、
充分メンテナンスされ、愛着を感じながら使われていて、
日本にはまだ少ないが、これがクルマとの付き合い方だな、と実感した。
振り返ると、なるほど、と思うことが沢山ある、
素晴らしい旅だった。
今日、本田さんと2時間半話した後で、
望桜荘の梅ノ木に眼をやると、
ほころんでいた。

この樹も、結構痛んでいる。

桜の次は、この梅や隣の花梨に社員といっしょに愛情を注いでやろう。
人の生活に本当に必要な土木工事は、
これからも必ず残る。歴史的にも価値が生まれる。
生活の必需品である自動車は、
人々から愛され、育まれ更に進歩する。
そうでないものが、自然の中で淘汰される。
無理にこれまでの時代に戻る必要は無く、
我々が理想として求めなければいけないのは、
資本主義/社会主義という概念を超越した、
次の時代だろう。
開田高原で建設業を営んでおられる本田稔さん。

僕の大好きなアイスクリーム工房の取締役でもある。
この不景気の源流を語りながら、
あっという間に2時間半。
とても楽しい時間を過ごせた。

本田さんはS・A・Bを見ることも楽しみだったようだが、
桜の古木をご覧になったあと、

道路の向こうにある桜並木に移動して、そこで疲れ果てている、かわいそうな桜たちを観察した。
その姿を見ながら、
さすが、見所が違うと感心した。

桜の様子を見て、皮の下の痛み具合も観察し、
この枝は切断しないといけないでしょう、と言われたが、
川面に張り出した枝は、来月末には綺麗な花を咲かせる。

何とかしてやりたいと感じた。
望桜荘の中で、談笑しながら、
やはり、プロの眼力で思わぬことを教えていただいた。

敷石を基礎にして丁寧に作られた木造家屋だそうで、

この部分などノミの跡が残っているそうだ。

「よい物を見せていただいた」と言っていただけた。
残してよかったと、改めて思った。
御互いに、今の景気は自分達の業界にとって最悪の状態だ。
しかし、自分はこれを「自然治癒力」だと思っている。
景気回復に何年かかるかという話題に良くなるが、
もう以前のようにはならないだろうし、
そう期待すべきではない
と思う。
これは、ちょうど今から10年前にフィンランドラリーを、
家族で見に行ったときの写真だ。

応援に駆けつけた、当時のFHI田中社長と偶然サービスパークで出合って、
ミッションを乗せ換えている最中の、
ラリーカーの横に入れていただいたときの、
思い出の写真だ。
デビッド リチャーズはナイスガイで、
「日本から応援に来ている」という、我々家族の話を聞き、
「カモン」と一言で招き入れ、一緒に写真に納まってくれた。
このとき感激したのが、ひょうきんなうちの娘で、
「シャチョーと一緒に写真に写れた」と、
満面の笑みを浮かべている。
この直前に、カンクネンからサインをもらえずに、
ご機嫌斜めだったのだが、
この一枚の写真のおかげで、
帰りの飛行機の中でもずっと嬉しそうだった。
で、フィンランドで何を得たかというと、
これらの思い出や、カンクネンとバーンズがワンツーフィニッシュを決めた、などという事より
もっと重要な何かを無意識のうちに掴み取った。
フィンランドラリーは以前1000湖ラリーと呼ばれていたほど、
湖が多い。
なのに、橋は少ないし、道路も不必要に舗装されていない。
硬く締まった砂がメインの地盤だからかもしれないが、
むやみやたらにアスファルトを敷き詰めない。
とんでもない山奥まで舗装しようとするこの国とは事情が違うようだ。
滞在中、御世話になったホテルの女性シェフのオクサネンさんの愛車は、
BF5型のレガシィだった。
内装コーディネートも手がけている彼女は、
豪華客船の内装を監修する仕事で、日本に滞在した事もある、
親日家だった。
彼女のレガシィは、10万キロ以上走っていたが、
充分メンテナンスされ、愛着を感じながら使われていて、
日本にはまだ少ないが、これがクルマとの付き合い方だな、と実感した。
振り返ると、なるほど、と思うことが沢山ある、
素晴らしい旅だった。
今日、本田さんと2時間半話した後で、
望桜荘の梅ノ木に眼をやると、
ほころんでいた。

この樹も、結構痛んでいる。

桜の次は、この梅や隣の花梨に社員といっしょに愛情を注いでやろう。
人の生活に本当に必要な土木工事は、
これからも必ず残る。歴史的にも価値が生まれる。
生活の必需品である自動車は、
人々から愛され、育まれ更に進歩する。
そうでないものが、自然の中で淘汰される。
無理にこれまでの時代に戻る必要は無く、
我々が理想として求めなければいけないのは、
資本主義/社会主義という概念を超越した、
次の時代だろう。
バーンズとカンクネンの走りの違いを間近で見て、優勝する時の気魄を感じました。2位とはいえバーンズの実力もなかなかでしたが、クレバーすぎるゆえ、スーパースペシャルステージで観衆からブーイングを浴びていたのは意外でした。暖冬もここまで凄いのは久し振りですね。
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実は生で見たレースは、昔のF3000しかないんです。笑
新婚旅行のときにWRCを見に行きたいなという思いはありましたが、おもいきり却下されました。苦笑
旅行先のスイスでは、レガシィ、インプレッサをたくさん見かけました。雪国ではスバル、というのが定説(?)なんでしょうね。
社長さんのおっしゃるとおり、必要な土木工事は必ず残ります。必要とされる絶対数が減るだけですはないでしょうか。それによって始まるのが淘汰だと思いますが、既存の構造物の維持および補修の需要が今後、高まると思います。ひとつのものを長く使い続けるという思想が根付くチャンスかも・・・、と思います。
僕も、金銭に代わる価値基準のようなものが必要な時代になってくれると嬉しいと思います。またお伺いします~(^^)
新婚旅行のときにWRCを見に行きたいなという思いはありましたが、おもいきり却下されました。苦笑
旅行先のスイスでは、レガシィ、インプレッサをたくさん見かけました。雪国ではスバル、というのが定説(?)なんでしょうね。
社長さんのおっしゃるとおり、必要な土木工事は必ず残ります。必要とされる絶対数が減るだけですはないでしょうか。それによって始まるのが淘汰だと思いますが、既存の構造物の維持および補修の需要が今後、高まると思います。ひとつのものを長く使い続けるという思想が根付くチャンスかも・・・、と思います。
僕も、金銭に代わる価値基準のようなものが必要な時代になってくれると嬉しいと思います。またお伺いします~(^^)
日曜からかわら版の準備や会議に出張と「締め切り」に追われる仕事に没頭したら「えっ?今日は木曜日??」という感じです。Mr.subaruさんとわかお@尾張旭のコメントを見て我に帰った(笑)ような気持ちです。
プロドライブが売り出しましたね。世界中には色々なコレクターが居ますから垂涎の的でしょう。
ただし
ちょっと僕の価値観からは離れたところにあります。
プロドライブには阪神大震災の年に訪れましたが、凄い会社でしたね。
また機会があったら思い出を語ろうと思います。
ナマのWRCは3回見ました。最初はマクレーとエリクソンがリタイヤしましたがあとの2回は見事総合優勝です。今年は何とか新井さんにチャンピオンを獲ってもらいたいですね。
プロドライブが売り出しましたね。世界中には色々なコレクターが居ますから垂涎の的でしょう。
ただし
ちょっと僕の価値観からは離れたところにあります。
プロドライブには阪神大震災の年に訪れましたが、凄い会社でしたね。
また機会があったら思い出を語ろうと思います。
ナマのWRCは3回見ました。最初はマクレーとエリクソンがリタイヤしましたがあとの2回は見事総合優勝です。今年は何とか新井さんにチャンピオンを獲ってもらいたいですね。
by b-faction
| 2009-02-22 18:24
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Comments(4)