雨続きでロードコンディションが悪く、
しばらく控えていたロードテストを、
今日は午後からまとめて実施。
抜群の好天に恵まれ、
気分良く10キロずつ4台、
延べ40キロを走行した。
当社の中古車は基本的に全て整備して、
テストドライブしたものしか展示しない。
コースはほぼ決まっており、
ニュルブルクリンクなみの高低差と、
スプーンコーナーまで存在する。
今日実施した4台は、
インプレッサWRXのSTiが2台と、
ステップワゴンのFF、
サンバートラック4WDだ。

最初にテストしたGC8は、
隠れた名車インプレッサWRX STI RAだ。
知る人ぞ知る、
STIが初めて本格的に造ったスペシャルマシン。
ドライバーズコントロールセンターデフや、
ルーフベンチレーション、
クイックステアリングギヤボックスなど、
このクルマには数々のスペシャルパーツが装着され、
静かにデビューを飾った。
性能面も素晴らしかった。
「このクルマを上回ったのはS202が初めてだ」と断言できるほど、
優れた性能を持っていた。
とにかく味の良いクルマであることは間違いない。
12万キロ乗っていても、
しっかり整備さえすれば、
まだまだ現役バリバリの個体だ。

この赤いクルマはSTIのバージョン2だ。
ユニークな個性のクルマだった。

サンバーはRR方式で、
4独サスペンションが魅力だ。
ポルシェみたいな構造がユニーク。
久し振りにGC8を全開にしながら走行テストして、
結果は何も問題無しだった。
自信を持って売る事が出来る。
それにしてもすごいクルマだ。
しみじみと感じた。
乗れば乗るほど楽しくて、
ずっと走っていたくなる。

それに対して、
ステップワゴンは対照的だ。
このクルマは、
運転する事が大好きな人の、
相棒には到底なれない。

全開からフルブレーキで、
車体へストレスを掛ける。
フルブレーキもきっちりテスト。
このクルマには、
当社のオリジナルブレーキが装着されている。
それを開発するためのテスト車両だ。
ABSが無いため、
タイヤスモークが凄い
このあと、
3速から2速にシフトダウンしコーナーに進入する。

たとえ軽トラでも、
同じように走り状況を調べる。
もちろん煙は出ないけどね。