
ようやくA-Lineが手元に届いた。
岐阜スバルの岩田社長に感謝申し上げたい。

岐阜県で1台だけの試乗車
「鎌倉幕府(1192)」号
を早速貸していただけることになった。
「一緒に走りに行きましょう」と無理やり誘って、
元気よくテストドライブに出かけた。

走りだしてすぐわかった。
やはりこのクルマはタダモノではない。
サイドターンも軽々とできる。

この軽快さ、まさにインプレッサの正統派スタイルだ。
夢中になって、走っていると助手席の岩田社長も、
このクルマのシフトダウンの素早さに驚いたようだ。

もうちょっと走りましょうよ、と顔色をうかがうと、
もういい・・・・・と少し唇が乾いていた。
なので、一人で一気に300キロほど、
充分納得できるまで走り込む事にした。
とにかく面白くて仕方ないのだ。
こんなに面白いと思ったのは
久し振りだ。
始めに率直な感想を。
とにかく驚いた。
さすがだ。森PGMが胸を張ってリリースするわけだ。
初めての300馬力2ペタルは予想以上に鋭い。
トピックス1
軽い
トピックス2
鋭く素早いシフトダウン
トピックス3
硬いのに体に優しい不思議な乗り心地
偶然29日の日曜日に
BMW 530xi Touring
をテストする幸運を得た。
このクルマの味
が意外なほど
A-Lineに似ているのだ。
スペックは
N52B30A・直列6気筒DOHC
トランスミッション 電子油圧制御式6速AT
最高出力 200kW〔272ps〕/6,650rpm
最大トルク 315Nm〔32.1kgm〕/2,750rpm
車両重量 1,860kg
ホイールベース 2885mm
全長 4855mm
全幅 1845mm
全高 1490mm
価格は
800万円
対する
インプレッサのスペックは
EJ25・水平対向4気筒DOHCターボ
トランスミッション 電子油圧制御式5速AT
最高出力 221kW〔300ps〕/6,200rpm
最大トルク 350Nm〔35.7kgm〕/2.800-6.000rpm
車両重量 1.480kg
ホイールベース 2625mm
全長 4415mm
全幅 1795mm
全高 1475mm
価格は
320万円

BMWはフロントセクションにアルミを多用しているため
その重い重量を微塵とも感じさせない。
このような軽快な走行フィールが楽しめる事は凄い事だと思う。
本当に素晴らしいクルマだ。
ステアリングインフォメーションも
的確な応答性と
路面の印象を確かに伝える
好みの味わいだ。
硬くて歯切れの良いサスペンション設定は
スバルがよくベンチマークにするだけのことはある。
ところがインプレッサは
半額以下なのに
性能面でも質感においても
いくつかの場面で
BMWを上回った。

先ず、WRXは硬いサスだが
跳ねるような印象は無い。
BMWは上質な硬さを持つのだが
中低速での走行時に
時として路面の入力に対して
軽く跳ねるような挙動を感じる。

同じシチュエーションで
WRXは平然といなしてしまう。
次に高速道路におけるハンドリングに相違がある。
両車共にレガシィS402に比べると若干ナ-バス。
S402のように時速200キロを軽く超えようとする
シャシー全体の包容力は無い。
ところがBMWの高速コーナリングの挙動より
WRXのほうが懐が深い。
たぶんリヤサスの特性の違いからだと思う。

高速ワインディングは
雲泥の差だ。
WRXの
SI-DRIVEをS#
に入れ、パドルシフトで操ると
ペターソルベルグが演じる
オンボードカメラ映像のような走りを体験できる。

嘘ではない。

テストでよく使うコースに漆黒の闇が訪れるのを待つ。
4月の晴天なのに
外は2度。
御嶽山を背景に夕日が沈む絶好の瞬間を得た。

5分おきに景色が変わる。

いよいよ闇が訪れた。

さあ楽しもう。

まるでコルシカのような崖っぷちのターマックを

ひょいひょいクリアするその姿は

WRCで
鍛えられただけの事はある!と実感できるのだ。

遂に外気温は氷点下。
標高は2000メートルに近い。
強力なフラットトルク
を発生するエンジンから
バシューン
と素早く減速するスポーツシフトを駆使し、
性能を100%引き出す。
そうして駆け回ると
針の穴を通す
コーナリングがいかに愉しいか
実感できる。
是非試して欲しい。
BMWに比べ
価格が半額以下で
この性能差。
どう捉えるべきか。
もちろん、BMWには素晴らしいプレステージ性があり
WRXを上回る部分もたくさんある。
しかし走りの愉しさにおいては、WRXはいかんともしがたい明快な差を見せ付けた。
この点では国内においてもWRXのライバルは、もはや居ないと断言できる。
次はGT-Rとの違いを
吟じます(笑)

A-line試乗の社長さんの書き込みを楽しみに待っていました。
また、直にお話を聞きたいです。
「吟じる」、あると思います!笑
あと、SWRTのメモリアルコレクション、速めに買わないと、
なくなりそうが気がしていて不安です。。。
ヘソクリをやりくりして買いに行こうかな・・・。笑
(ちょっと軍資金が足りないのが残念!)
「モデルが悪い!」と社員からホームページの紹介画像は評判が悪いです。
ところで、
A-Lineのエンジンとトランスミッションは、
以前涙目のインプレッサがデビューした時のように、新型レガシィの前倒し採用なのかな、と思っていたのですが、
それどころじゃない代物でした。
同じ2.5リッターでもS402をも凌駕する300馬力を叩き出し、
瞬発力はもの凄いです。
森PGMに1月に会った時、
満面の笑みをたたえられていたのは「こういう事ことだったのだ!」と納得した次第です。

おはようございます。突き上げると言う印象はないのですが、
どういうクルマと比較しているのかで印象と言うものは異なります。購入を躊躇するようなガツンと言う印象は全くありません。
ただし、WRXのサス設定は基本的に硬いので高速道路を延々と飛ばすような使用環境だとピョンと跳ねるような感じがするのは否めません。なぜならばGTではないからです。あえて言うなら日本のワインディングならばとても面白いけど、ニュルブルクリンクに持ち込んだら決して愉しい車ではありません。同様に高速道路主体だと、これまでで一番素晴らしかった車はS402です。

足のある程度の硬さは街乗りの試乗で体験済みですが、際立って硬いというわけでもない(というかマイルドといった方が合っている?)ので、高速でガツン、というインプレッションを読んだときにちょっと信じられなかったわけです。
特段、高速を乗るわけでもなく、半ば病気と化したターボ加速を感じながら運転したいという程度の(しかし、ゆずれない)願望です。b-factionさんのご回答でだいぶ安心できましたが、今度ディーラーにムリを言って、高速で試乗してみたいと思います。
どうもありがとうございました。


教えてください。