インプレッサ1.5iとともに超多忙な1月を振り返る。
2010年 02月 07日
インパクトが下がるのでこのあたりで公開は終了。
困った事と言えば
電話がぶっ壊れた。
だましだまし使っていたが、
この後不手際で上下を繋ぐロールコネクターが断裂!
ご臨終となった。
DOCOMOと御付き合いして、
22年ほどとなるが、
子供までが電話を持ち歩くようになり、
随分ショップの対応が変わってきた。
それで、お別れすることにした。
そのあたりの経緯はまた後日。
先週は2月らしい強烈な寒さを経験した。
2010年を迎えてからというもの、
周りに集まる情報の多彩さと、出張などが重なり、
社内の資料整理や、
かわら版の発行に明け暮れ、
気が付いたら、もう2月も1週間が過ぎようとしている。
大晦日に発行した、
かわら版130号は、内容がマニアックでない(笑)
と、イマイチの評判ではあったものの、
お正月から多くのお客様にお集まり戴いた。
その後、1月末にかわら版131号を発行!
今月は号外を土曜日に連続発行する。
準備は完了した。
おかげさまで、本当に忙しい。
また、
最新のB4 2.5iのテストや、
こんな秘密のクルマのテストや、
これを縦横無尽に走らせ、
定期点検したり、
雪の合間を縫って、
本当に駆け巡っていた。
今年は元旦から雪に見舞われ、大変なスタートだった。
お正月の三賀日がずっと荒れ模様だった事は、
はっきりって記憶に無い。
それでも、「中津スバルで初詣!」の合言葉が浸透し、
福袋が飛ぶように出た。
今年は、R1/R2が役目を終える年でもあり、
その案内状も同封させていただいた。
この件については、またじっくり語りたいと思っている。
4日には天候も回復し、お正月らしい陽気の中で、
正月フェアを、原さんの笑顔で締めくくる事ができた。
その上、多くの方々からお土産を戴き、
改めて感謝申し上げます。
隣町の飯田で
リンゴ農園を営まれているの大角さんから、
こんなに蜜の一杯入った、
素晴らしい「ふじ」を戴いた。
「朝のリンゴ一個は長寿の秘訣」と聞いた事がある。
大角さんは、
ニコニコしながら、
「社長、長生きしてくだっさい!」
と自分の作ったりんごをプレゼントしてくれた。
いや、本当に嬉しかった。
このリンゴは、家族で食べるために取っておいたものを、
急遽、箱に詰めて届けていただいたに違いない。
そういう、愛を感じるリンゴだった。
そんな仕事の合間を縫って、
体を癒すのは
決まって温泉だ。
そこで、ユックリ湯に浸かるだけではなく、
V字腹筋500カウントを継続している。
この時の露天風呂は、
外気温が氷点下7℃と大変寒く、
頭に載せたタオルがカチカチになった。
それに怖じ気ず、背にした岩に乗り、
V字腹筋を維持したまま500数えるのだ。
画像があるので載せたいところだが、
風紀上問題があるので差し控える。
すると、不思議な事に、全く寒くなくなって、
体の表面もサラリと乾いてくる。
みんなギョッとした顔をして、
見なかったふりをするので、驚かせて申し訳ないが、
おかげで一度も風邪を引くことも無く、
健康に過ごしている。
健康面で役に立っている事がもうひとつある。
1000メートルの平泳ぎだ。
9月に始めた頃は、
48分もかかった事があるが、
今では安定して35分前後で泳ぎ終える。
歩くより自分には合っていて、
止められそうに無い。
どうしてかというと、
とっても気持ちがいいからだ。
空を飛んでいるような気分になるばかりでなく、
今の愛車、
インプレッサ1.5iのドライビングフィールに、
とても良く似ていて、
クルマそのものになった気がするからだ。
平泳ぎの2ストロークごとに、一回呼吸をするのが、
自分の泳ぎ方だ。
口ですって鼻から出しながら、
もてる肺活量の全てを使い果たす。
この考え方を
今の愛車である、ドノーマル1.5LのFFインプレッサにあてはめると、
このクルマに、全く飽きない理由が解ってきた。
1.5iの持つ、その伸びやかなエンジン回転特性と、
実にリニアな、運動性能だ。
ところで、以前から、
自分自身で味を決めオリジナルブランドとしてリリースしている、
ビルシュタイン社の協力で生まれたB&Bサスペンション。
B&BはビルシュタインとB-factionの頭文字をとったものだ。
数年前、
S202のサスペンション設定を、
ビルシュタインテクニカルセンター(BTC)の、
上野部長や
新野さんと煮詰めた事がご縁の始まりだ。
プレオRSを皮切りに
R1/R2、SVX、アルシオーネ、1300Gなど、
他の誰もがやりたがらない車種に挑戦してきた。
最近では、S203のリフレッシュメンテナンスで、手がけたので、
また改めて報告したい。
B&Bの基本的なイメージは、リニアな運動性能の追求だ。
その開発に着手した頃は、
デビューしたばかりのBE5型レガシィB4 RSKが参考になった。
ビルシュタインの良さは、
スッとステアリングを切り足した時にも、
良くわかる。
剛性感があって、
気持ちよくステアリングに応答しながら
コーナーをトレースする。
硬いのだけれども、
ドライバーにとって決して乗り心地は悪くない。
ただ、
ビルシュタイン自体が、
もともと苦手とする、一定のギャップなどを拾った時のショックも、
見事に受継いではいるが(笑)。
これまでは、
自分の愛車を、ことごとくB&B化してきた。
ところが、今度のGH2のCタイプでは、全くやる気がしない。
楽しくて安全なクルマと云うものは、
ある程度ロールして、
危険予測をしながら、
気持ちよく走れなければいけないと思う。
そのためにはロールの仕方が非常に重要で、
これらが「リニア」にバランスする事を理想としている。
うまく説明できなくて申し訳ないが、
そのバランスする要素は、
量と速度と前後の動きの差だ。
どちらかというと、スポーツタイプには、ディグレッシブな足回りを好む人も多いが、
やはり、
何といっても、気持ちが良いのはリニアな設定の脚だ。
過去に、
GC8インプレッサのガチガチに固めたラリー仕様も乗った。
そういう数々の経験や、限界での挙動を多々味わうと、
品の無い危険なサスペンションには食指が向かなくなってきた。
先日、シビックタイプRの
後ろに付いて走った。
その時にケツからのぞくリアサスの動きを見て感じたのは、
過去のインプレッサと同レベルの範疇にドップリ浸かったままだというこう。
ホンダはそこから全く進歩していないと思った。
スバルは、
ホンダやトヨタと比べ、
シャシーの考え方において、数段以上次元が違う。
今のSIシャシーは、はるかに彼らを凌駕してる。
実は今、
気持ちよく泳ぎながら、それを実証している。
たとえば、開いた両足を水を蹴った後に閉じると、
スタビライザーの効果を感じる。
もちろん、
大きな推進力は、両腕が水を掻く事で得られるが、
微妙な筋肉の緊張や、弛緩や傾き等、
飛行機で言うところの、エルロンや、フラップやラダーの効果を、
自分自身の肉体で、自由自在に作り出している。
思い切り、力を入れて、
ぐんぐん泳ぐほうが、短時間で泳げると思ったが、
肩や背筋の力を緩め、
腹部の深層筋に力を入れて泳いだら、
かえってタイムが短縮したし、楽しい。
まさしく、SIシャシーの理論を、
そのまま当てはめる事ができる。
これに気が付いた時、どれぐらいビックリしたか想像してほしい。
また、
真理を究明したような、そんな嬉しさが「ドー」とこみ上げた。
それに気が付いてからと言うもの、泳ぐのが楽しくてしょうがない。
それと同時に、
いつも全開で走り回り、
このクルマの持つ能力を、
楽しみながら、引き出し続けている。
大げさな改造やパーツの装着は一切していない。
先月は金曜日のオートサロンから帰って、
すぐ翌週の月曜日、
東京の丸の内で行なわれた会議に向かった。
東京駅の真向かいにあるオアゾの21階に行くために、
愛機に乗り込んだ。
一気に中津川から東京へ。
全く疲れることなく、13時からの会議に余裕で間に合った。
会社から発進したのは午前9時32分だった。
高速道路を使えばドア・ツー・ドアで繋がる立地条件とはいえ、
この車の潜在能力を語るのに、
ふさわしいシュチエーションだった。
こういう気持ちに浸れるクルマを、
スバル1300Gを降りてから、
随分長い間探していたのだと、わが身を振り返る。
唯一チューニングしているのは、
潤滑油だ。
このエンジンオイルにめぐり合ったのは、
ベントレーのマンソリーをテストした時にさかのぼる。
http://bfaction.exblog.jp/m2006-11-01/
630馬力のこのクルマにふさわしいオイルという事で入手し、
当社のターボ車をご愛用されるお客様に販売を続けてきた。
NAの1,5にはオーバースペックだし、
とても高価なオイルなので、
脚代わりのクルマにはもったいない、と思っていたが、
3時間、
高回転域を維持しても、
極めて素晴らしいサウンドを奏で続けてくれる。
最高のエンジンフィールを維持するためには、
素晴らしい効果があった。
そういえば、
このクルマの評価を、きちんとしている人間が、
自分以外にどれだけ居るだろうかと、
ふと気になった。
雪に染まったインプレサを見ていたら、
急にマリオを思い出した。
彼は昨秋、この車の存在を知り、
試乗を希望してきた。
何故かというと、非常に興味があるにもかかわらず、
FHIの広報にも試乗車が無く、
関東一円のディーラーに問合せたが、
どこにも無かったためだという。
可愛い愛車を、
思う存分、玩ばれたが、悔いは無い(笑)
かれは、稀有なジャーナリストだと思う。
文体も特長があって素晴らしいし、
スバルの事を良く知ろうと努力するだけでなく、
非常に熟成したものの見方をする。
「熟成と醗酵」を好む、自分と価値観が符合するのかもしれない。
虫の知らせ、とは
こういうことだろう。
マリオからこのような新年の挨拶が届いた。
カートップの企画で取材を受けたので、
その結果報告とともに、
彼の書いた記事が掲載された自動車専門誌が同封されていた。
非常に良い記事なので、
書店にまだ残っていたら、ご覧になってほしい。
19ページのホンダ電動自立一輪車と、
「ドンマイ、クルマ不況」なオーナーたち
という特集に彼の記事がある。
この本は、こうして改めて読むと、
女性ファッション雑誌のシステムを、
非常に「男らしく」アレンジしたもので、
買う価値のある、とても面白い情報媒体だと感じた。
クルマを中心に、時計やチョコレート、
僕の大好きな、荒木経惟が登場していた。
そして更に驚いた事に、
マリオがラリーに初挑戦した。
そして、あのGC8型インプレッサで、
完走しただけでなく、敢闘賞まで獲得した。
その様子は
ここで紹介されている。
http://www.youtube.com/watch?v=hsv8FzfI__s
以前、当社の整備工房で足回りをリフレッシュしたが、
それが少しでも役に立ったなら、こんなうれしい事は無い。
満面の笑みをたたえる彼を紹介しておこう。
インプレッサの1.5iについては、どこぞの紙媒体にてそのすばらしさをアピールしたいと思い、売り込んでおりますが、どこも反応はイマイチで残念無念・・・。
今のGC8が全損などで逝った場合、次の愛車は15i(5MT/AWD)の新車が最有力候補として挙がります!
あの気持ち良さを、もっと多くの人に伝えねば!
マリオさん、コメントありがとう。
今日はこれから3.6Rの長距離テストです。
全く味のしないクルマも、面白いと思って借りました(笑)
一気に800キロほど走り回ろうと思ってます。
詳細は的アップしますね。
本日は突然の見学にもかかわらず、コーヒーまでご馳走になり、
ありがとうございました。
やっと念願の聖地に訪れることができて感激しています(笑)
HPの写真ではいつも拝見していましたが、実際に往年の名車達を
この目で見ると、圧巻の一言です!
中古パーツの品揃えも凄いですね。
「売約済み マリオ高野様」の札には笑ってしまいました。(^^;
次回は是非、何かとお世話になりたいと思います。
またお伺いします!
※半年分のかわら版をありがとうございました。読み応えありますね(笑)
コーヒー美味しかったですか。
睦美のセレクションですので、
もし気に入っていただけたなら、幸いです。
売約済みのパーツは知りませんでした(笑)
いつの間に何が売れたのか・・・
かわら版、読んでいただいてありがとうございます。
またお待ちしています。
気持ち良く走れると良いですね。
ありがとうございます。それからステアリングラックのブッシュも一緒に変えたかったんですが、今ポリウレタンの強化品を使ってて、感触は良いのですが耐久性が不安でノーマルに戻そうかと思ってます。
純正部品が何よりです。
本日ステアリングラックブッシュと社外品の
ステアリングラックのステーに交換しました。この部分も交換すると効きますね!この間のロアアームブッシュの交換との相乗効果もあり、滑らかに車が動きます。
消耗品の交換で車が蘇ってくのが嬉しいです。
いたずらに社外品を織り交ぜない方が良いと思います。