驚愕のベンツミュージアム
2010年 05月 21日
馬が一頭だけと言うのも意味深だが、
近づいて足元を見れば、一目瞭然。
非常に解り易いロジックだ。
ここシュツッドガルドは古くから馬の産地としても名の知れた場所だったらしい。
そこから世界で始めて自動車が産声を上げた。
非常に納得の行くストーリーだと思う。
次の部屋では
本当に「心底」鳥肌が立つ、
凄味のある展示物が我々を待ち受けていた。
その周辺を、
当時を具体的に再現するジオラマが飾っている。
時代の変遷を感じ取って欲しい。
そして、これが世界初の単気筒ガソリンエンジンだ。
その特徴的な姿から、
通称「大時計」と呼ばれている。
ダイムラーによって発明されたのは1885年だが、
此処に展示されているものは1886年の若干パワフルになったモデルで、
感動的なのは
このエンジン音を再現して聞かせてもらえることだ。
ポン ポン ポンポンポンポンポンポン・・・・と
非常に懐かしい味のある作動音で、
遠い昔にタイムスリップできる。
凄いのはこればかりではなく、
このフロアだけで、
もう此処に来た価値の80%ぐらいは満足できる場所だ。
言いようの無い、ゾクゾク感が、
足の裏から下半身にこみ上げてくる。
そして
背中を伝って脳髄に浸透していくような感動が漲ってくるのだ。
こんな感覚は初めてのことだった。
右の奥に見えるのが、
世界初のエンジンを裏から見たもので、
中央にあるのが、このエンジンを使った初めての乗り物。
記念すべき「自動車」の原型だ。
ただし
まだステアリングという理論が誕生していない。
そして左の奥に見えるのが
世界初の4輪乗用車。
妻の誕生日のために購入すると、
偽って入手した馬車を、
極秘裏に乗用車に改造して特許を取得している。
近づいて細部を見る。
ステアリングらしきものが登場するが、
まだ相当未熟で、
驚いた事に右ハンドルである。
此処は見逃せないポイントだ。
なんと車体後部にはラジエターもある。
しかし、
何よりも駆動系が気になり、
覗き込んで画像を撮影していると、
娘が、
「此処がやっぱり良いよね。萌えるわー」
血はは争えないという事か。
続く・・・・・
エンジンの音がポンポンという表現から、途中まで蒸気自動車と思って見ていたらラジエター?
ガソリンエンジンと分かりビックリ!
「燃える魔法の水」・「荷馬車」という歴史あって、「自動車の原型」が作られたのですね。資源が少ない日本の歴史からは創造できない産物。
自動車の歴史、勉強になりました。
「...萌えるわ-」は、「燃えるわ-」にかけたのかナ。。。(笑)
続編も楽しみにしております!
個人的に実体験からウケました!
そのシュコダのワゴン、ポロベースでしょうね。
画像からその様な雰囲気がします。
是非ともいつの日にか欧州でインプレッサ1.5Lモデルを走らせて頂けませんでしょうか?
期待してます!(無責任な発言スイマセン・・)
「萌え」には、今だに理解できない「謎」が多いですね(笑)
1,5リットル国内仕様の水平対向エンジンで欧州を縦断するのも楽しいでしょうね。
しかし国内の都合だけで造られたエンジンなので荷物も背負っています。
だから、ジュネーブショーで発表されたサードジェネレーションの水平対向エンジンはそのあたりも見越して造られているのでは無いかと想定できますね。
それが走り始める日も目前に迫ってきましたね。
来月楽しみにしています。
ポルシェにも行きたかったのですが、
ベンツだけでも時間が足りないくらいでした。清水和夫さんにも、シュツッドガルドまで行ったのならポルシェにも行かなきゃ、とたしなめられました(笑)
ベンツミュージアムを出て翌日はミュンヘンのBMWを訪問しました。
此処だけが被ってますね。
次回、情報交換しましょう。
BMWはミュージアムよりショールームが凄かった。
商売上手な会社ですね。
あれほど田舎臭かった会社が、此処までお洒落になるとは想像できませんでした。