衣替えの季節にSTIのアルファベット戦略を推察する
2010年 06月 04日
STIの誇る最新のコンプリートカー。
5日と6日の体感試乗会に向け、
現在最終調整中だ。
このクルマ、
何が凄いといって、
そりゃ、今更言うまでも無いだろうが、
ニュルを戦った、
この車のベースだという事。
ニュルブルクリンク24時間耐久レースの
参戦車両は、
更に
軽量化に徹しており、
ガラスは全て
ポリカーボネートに交換され、
ボルトの一本一本まで、
余分なところは
切り取るほど
拘ったらしい。
このように、
ドアの内側はフルカーボンパネルに交換され、
当然、ウインドウレギュレーターなど、
存在すらしない。
スパルタンとは、
こういうものだ。
4人のドライバーの
仕事場の風景は
こんな風になっていて、
なかなか美しい。
そのロードゴーイングカー、
R205の
体感試乗会における、
ドライバーを勤めさせていただくので、
このところ体力維持にも気を使い、
自分自身のも軽量化にも努力している。
冬を抜け出し、春に溺れ、
若干緩んでいた体は、
ドイツで、
ストイックに暮らしたことで減量に成功した。
せっかく63キログラムを切ったので、
何とか保ち続けたい。
そして
1キロ泳ぐ事も、
可能な限り継続し、
筋力を維持し6速マニュアルを手足のように乗りこなす体力を温存する。
継続は力ということか・・・
昨年の10月頃は泳ぎきるのに43分ほどかかったが
30分を切るのに
後6秒まで迫った。
気合を入れて、御もてなししたい。
既に
「やまもっちゃん」が、
味見にいらっしゃった。
彼のドーピングした22Bの御披露目をかねて。
あの22Bは彼の分身のようなものだ。
かなりの予算をかけて、
エンジンをオーバーホールされた。
信頼できるテクニシャンに手術を任されたようだが
無事終わり、
素晴らしい「性格美人」の22Bになった。
R205の試乗後、
4000rpm以下を厳守と言うことで、
光栄な事に、
味見させていただいたが、
バランス取りされたエンジン共通の、
500rpm刻みでピタリと回転をあわせられるような、
良いフィーリングであった。
これならば、
Sシリーズの一派に
ふさわしい、
エンジンフィールを手に入れたと言っても過言ではない。
本当に良かった。
今年も、
22Bオーナーズ ミーティング開催に備え、
楽しみな予感がイッパイだ。
この話題でまた盛り上がることだろう。
本当に素晴らしい仕上がりだった。
ところで、
彼もR205の完成度の高さには、
たいそう驚いたようで、
ステアリングを握って、
随分喜んでくれた。
シャイな彼らしい、
控えめなコメントではあったが、
美味しい「コク」と
サックリした「歯ごたえ」には、
さぞかし、
ご満悦された事だろう。
運転する姿を見て、
とっておきの「S」は、
やはり彼のためにと決めた。
さて、
6月に入り
会社の大事な行事も欠かす事はできない。
まず、
ちょっと遅ればせながら、
新入社員歓迎会。
もうひとつの重要な行事は、
月初の戦略会議だ。
会議に先立ち、
場内のお宝コーナーを眺めると、
偶然にもこの3台が整然と並んでいた。
これらに共通する特徴は、
エンジンがシルキースムーズであるという事。
まさに
Sの根っこはスバル1000に遡るのだ。
これを証明出来る男がただ一人居る。
自称
「下流自動車評論家」
マリオ高野だ。
http://www.hobidas.com/blog/rosso/mjb/
彼はここ数年間で、
これらを乗り比べた、
日本で唯一無二の男だと思う。
SがSらしからんとするためには、
この源流を辿る必要がある。
そのことも含め、
全社員に戦略会議で語った内容が
以下のホワイトボードに明記された内容だ。
詳しくは割愛するが
何を言いたいのか、
スバリストならば、
瞬時に脳髄の奥まで、
染み渡るように理解できると思う。
もう半年前になるが
昨年の暮れに、R205という企画名称を知ったときに、
スルスルと頭の中に出てきたことなのだが
そのアルファベットの位置付けと
これまでの製品群と、
誕生した年号を整合させ、
Sを根と捉えれば、
こういうストーリーが浮かび上がる。
これこそ、
STIをプレミアムブランドとして定着させるための
壮大な道筋ではないだろうか。
いつも友人共々お世話になります♪ KISAKUマスターです。
こっそり社長のブログを楽しんでおりましたが、ご紹介頂いたので、初めてコメントさせて頂きました。
末松くんにまかせましたかぁ~ ほほう~
心配が尽きませんねぇ ご苦労様です(笑)
任せられている末松君は、それなりに責任感を感じているようで
頼もしくも感じます。
長~く、温かな目で見守ってあげて下さいませ♪
こっそり社長のブログを楽しんでおりましたが、ご紹介頂いたので、初めてコメントさせて頂きました。
末松くんにまかせましたかぁ~ ほほう~
心配が尽きませんねぇ ご苦労様です(笑)
任せられている末松君は、それなりに責任感を感じているようで
頼もしくも感じます。
長~く、温かな目で見守ってあげて下さいませ♪
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b-faction
at 2010-06-06 15:43
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at 2010-06-07 00:58
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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b-faction at 2010-06-07 06:14
伊頭さん、おはようございます。
S203以降がよりSTIらしくなってきた、・・・そんな風に僕は思っています。
実はオーナーズボイスって
僕はろくに読んだ事が無いんです。
ヒョウロンカの話も含め
ネットで得る情報は吟味してます。
読みたくない匂いのするものは
読まないようにしてますよ。
おっしゃる事はわかるような気がしますが
もっと違う事で「はらわたにえくりかえしましょう」
今後ともよろしく。
またコメント待ってますね。
S203以降がよりSTIらしくなってきた、・・・そんな風に僕は思っています。
実はオーナーズボイスって
僕はろくに読んだ事が無いんです。
ヒョウロンカの話も含め
ネットで得る情報は吟味してます。
読みたくない匂いのするものは
読まないようにしてますよ。
おっしゃる事はわかるような気がしますが
もっと違う事で「はらわたにえくりかえしましょう」
今後ともよろしく。
またコメント待ってますね。
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b-faction at 2010-06-07 06:16
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at 2010-06-07 19:50
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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sige
at 2010-06-08 00:25
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社長様からの直々のコメントに、ただただ恐れ入ります。
R205はカートピアの1月号で辰己さんが解説していた実車
そのままのものでしたので、見れただけでも満足でした。
いまだに僕の部屋にあって、時々眺めています^^)
フレキシブルタワーバーはじめフレキシブルシリーズが車にどうゆう作用をもたらしているのか、興味があった次第です。環境性能だけでなく、今後の日本車の進むべき道のヒントがこの車にはあると思います。わがまま言って申し訳ありませんでした、また機会があれば寄らせていただきます。
R205はカートピアの1月号で辰己さんが解説していた実車
そのままのものでしたので、見れただけでも満足でした。
いまだに僕の部屋にあって、時々眺めています^^)
フレキシブルタワーバーはじめフレキシブルシリーズが車にどうゆう作用をもたらしているのか、興味があった次第です。環境性能だけでなく、今後の日本車の進むべき道のヒントがこの車にはあると思います。わがまま言って申し訳ありませんでした、また機会があれば寄らせていただきます。
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yuta@実S
at 2010-06-08 13:54
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先日はお世話になりました。
ホワイトボードのメモ興味深く読ませていただきました。
Sが他の方に与えるイメージはさまざまですが、オーナーさんは道楽だけじゃなくSシリーズのこだわりに本当にほれ込んでいる人も多いと思います。STIの今後の戦略に期待してます。
ホワイトボードのメモ興味深く読ませていただきました。
Sが他の方に与えるイメージはさまざまですが、オーナーさんは道楽だけじゃなくSシリーズのこだわりに本当にほれ込んでいる人も多いと思います。STIの今後の戦略に期待してます。
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b-faction at 2010-06-09 18:29
田辺さん、「AT不可!」は
Sシリーズです。
この根っこの部分を、大切にして欲しいという願いです。
売れるからと「ふらふら」せず、
根をしっかりと。
すると当然のことながら、伊頭さんのおっしゃるように、
Rシリーズは、よりストイックでレーシーになり、
存在意義を増します。
そして、ATはtシリーズでやりたいように作らせる。
そういうことですよね。
XVのラインアップ、愉快ですね。
僕もますます掟破りの方向に走ってます(笑)
1.5のFWDの黒のXV
買っちゃいましたよ。
Sシリーズです。
この根っこの部分を、大切にして欲しいという願いです。
売れるからと「ふらふら」せず、
根をしっかりと。
すると当然のことながら、伊頭さんのおっしゃるように、
Rシリーズは、よりストイックでレーシーになり、
存在意義を増します。
そして、ATはtシリーズでやりたいように作らせる。
そういうことですよね。
XVのラインアップ、愉快ですね。
僕もますます掟破りの方向に走ってます(笑)
1.5のFWDの黒のXV
買っちゃいましたよ。
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b-faction at 2010-06-09 18:32
sigeさん、こんにちは。
緩めるところは緩めるという考え、
達観しないと出てきません。これを辰己さんとFHIが一緒になって特許取得をしたところに意義がありますね。
とにかく、アンジュレーションを拾わないし、
サスペンションの伸び縮みの抑揚に素晴らしい効果があります。
また遊びに来てください。コメントもまってます。
緩めるところは緩めるという考え、
達観しないと出てきません。これを辰己さんとFHIが一緒になって特許取得をしたところに意義がありますね。
とにかく、アンジュレーションを拾わないし、
サスペンションの伸び縮みの抑揚に素晴らしい効果があります。
また遊びに来てください。コメントもまってます。
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b-faction at 2010-06-09 18:34
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b-faction at 2010-06-09 18:40
伊頭さん、他所のオーナーのことは別にして、
非常に的を得たご意見です。
しかし、
GC8で最初のコンプリートが成功した直後、
FHIが本気でラインで製造する事を考えなければ、ここまでSTIが強くなる事もなかったでしょう。
非常に簡単な話で、
良いものを作れば売れるのですが、
需要と供給のバランスも大切です。
STIはまだ成長過程で
栄養の取り方もアンバランスな元気な仔馬のような状態です。
それを、FHIもそうですが、
我々も含め、ファンがちゃんと理解して
一台でも多く売れるように応援したいですね。
それと、
価格については、安いものでは造る意味がありません。
ちょっと手を伸ばせば届く高さで、
意味の解らないお客様には、
敷居が高いぐらいで、
ちょうど良いのではないでしょうか。
今の値付けは、
間違っていないと思います。
600万円のSを期待しています。
非常に的を得たご意見です。
しかし、
GC8で最初のコンプリートが成功した直後、
FHIが本気でラインで製造する事を考えなければ、ここまでSTIが強くなる事もなかったでしょう。
非常に簡単な話で、
良いものを作れば売れるのですが、
需要と供給のバランスも大切です。
STIはまだ成長過程で
栄養の取り方もアンバランスな元気な仔馬のような状態です。
それを、FHIもそうですが、
我々も含め、ファンがちゃんと理解して
一台でも多く売れるように応援したいですね。
それと、
価格については、安いものでは造る意味がありません。
ちょっと手を伸ばせば届く高さで、
意味の解らないお客様には、
敷居が高いぐらいで、
ちょうど良いのではないでしょうか。
今の値付けは、
間違っていないと思います。
600万円のSを期待しています。
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田辺自動車販売 田辺
at 2010-06-09 20:50
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b-faction at 2010-06-10 15:04
XV楽しみですね、田辺さん。これにディーゼルが載る日ももっと楽しみですね
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cam
at 2010-08-13 20:29
x
はじめまして、いつもブログ楽しみに読ませていただいてます。
別のブログですが、ここで褒められる国産車はそう無いですが、レガシィが褒められていて、ちょっと興味が湧いてきました。
http://www.04u.jp/blog07100805.html
別のブログですが、ここで褒められる国産車はそう無いですが、レガシィが褒められていて、ちょっと興味が湧いてきました。
http://www.04u.jp/blog07100805.html
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b-faction at 2010-08-14 12:17
camさん、こんにちは。
おススメのブログを拝見しました。
なかなか専門的で面白そうですね。
zeroを見るとどうしても仕事柄、陸送会社を連想してしまいますが(笑)
レガシィは解る人には、ちゃんと解ってもらえます。
僕の場合は
最初ッから痺れっぱなしですけど。
またコメントお待ちしてます。
おススメのブログを拝見しました。
なかなか専門的で面白そうですね。
zeroを見るとどうしても仕事柄、陸送会社を連想してしまいますが(笑)
レガシィは解る人には、ちゃんと解ってもらえます。
僕の場合は
最初ッから痺れっぱなしですけど。
またコメントお待ちしてます。
by b-faction
| 2010-06-04 21:49
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