Tで始まるスバルの小型車

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TRAVIQは個人的に好きなスバル車のひとつで、
特にこれはお気に入りの一台だ。
なるべく展示場に欠かすこと無く並べている。

トラビックが発表になった時、
即座に白のSパッケージを注文した。

届くのを待ちきれず、
配車センターまで取りに行った事を覚えている。

キーをひねって始動させた瞬間の感動は
未だに脳裏から離れない。
瞬時に硬質感のある、
ドイツ車の鼓動が伝わってきた。

走らせると非常にキビキビと切れの良い走りで、
レガシィのRSKなどに通じる味のよさを持っていた。
そっけないけれど、
座ったとたんに体が馴染む硬いシートも気に入った。
それもそのはずで、
トラビックの造り込みを担当したのはポルシェだった。

タイで作られる日本仕様がスバルのトラビック。
他にも4種類の仕様があった。
このクルマには、
世界中に溢れさせるという、
GMの野望が込められていた。

ラインを流れる車の形は一緒でも、
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5種類のバッジが存在し、
オペルやスバルはもちろん、
シボレーなど聞きなれたブランドだけでなく、
ボクソールやホールデンも作られた。

スバル仕様はFHIによる足回りの開発が行なわれ、
独自のチューニングを施された。

なかなか痛快なサスに仕上げられていた。
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平成14年頃、
製造工程を見学するため、
タイにあるGMの製造基地を訪問した。
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そこはGMの工場でありながら、
生産ラインには日本の会社名が高々と掲げられていた。
生産管理を担っていたようだ。

その時、FHIの鈴木一成課長(当時)と知り合いい、
楽しい時を過ごした。
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彼は飛ぶ鳥を落す勢いだ。
中国の現地法人の社長を務めている。
彼ならではの仕事振りで、
激動の中国で見事な成績を上げ続けている。
トラビックを見ると、
いつも元気で明るい彼の顔を思い出す。

だだ意欲的なクルマであったものの、
コドモのスバリストにはあまり想いが伝わらなかった。
販売実績は決して良いとは言えず、
最後まで苦労した。
ただし何度か繰返したOEMの中で、
画期的なクルマだった事も確かだ。
例えば、リバッチの典型はスバル・ビッグホーンだ。
ほとんど何も変わらず、
オーナメントとシールくらいが差別できる要素だった。
それでも5台売った。
それに比べたらサスチューンの差は大きい。

トレジアを語ろう。
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「T」の付く車が久し振りに登場した。
まるで韻を踏むように命名された。

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トレジアのパワーユニットは2種類ある。
1.5ℓの1NZと1.3ℓの1NRを搭載し、
それぞれの車種に応じたグレードが用意されている。

1NZはキャパシティが大きいから、
4WDやパノラマルーフにはそちらのほうが良いだろう。
発表の前に僅かな乗り比べを与えられた。

1.3ℓを搭載した車に強い魅力を感じた。
先ずスペックを見ると排気量に魅力がある。

通常なら1300ccを少し切る1298ccなど、
微妙な数値に抑えるが、
1329ccとなっている。

1.5ℓの1NZはトヨタですっかりおなじみのエンジンだ。
この新型エンジンは初代ラクティスからキャリーオーバーしたモノではない。

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1NRからは、ヨーロッパの匂いがプンプンするので、
真っ赤な1.3i-Lを導入した。
今年ドイツでレンタカーを借りたが
返す時に排気量を確認して驚いた。
チェコにあるシュコダと言うメーカーによって造られていた。
シュコダはチェコで最もシェアを占めるメーカーで、
フォルクスワーゲンの子会社だ。
だからVWとプラットフォームを共有する車が多い。
歴史は古く、その起源は1895年ごろだという。

以前フィンランドでラリー観戦した時、
シュコダのオクタビアを借りた。

そのクルマの印象は
当時のホンダのワゴン(名前は忘れたがインプレッサクラスの地味なワゴン)
に似ていた。
今年借りた1.4リットルのファビオは久しぶりのシュコダだったが、
アウトバーンで限界まで試し、
改めて本場のエンジンの奥深さに感動した。

トレジアのエンジンも、
1NRのに興味をそそられた。
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トレジアは全く新しい試みで造り上げられた。
トラビックのように出来上がった料理を温め直すのではなく、
最初から調理場に入り練り上げた。
スバルからトヨタに100人規模の技術者を派遣し、
設計の段階からスバルのスタッフが関与した。
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そしてトヨタ本体ではなく、
関東自動車工場で生産され、
国内だけで無くヨーロッパに輸出する。

したがって、
トヨタからOEMされているとは、
決して言えない成り立ちだ。

トヨタと関東自動車工業の関係で捉えると面白い因縁も浮かぶ。
レビン・トレノ、いわゆるハチロクは関東自動車工業で生産された。

トレジアで最も秀逸なのは、CVTとのマッチングで、
低速から中速にかけての滑らかで気持ちの良い走りは、
本当に感心する。

しかも、CVTは1.5ℓ用をキャリーオーバーせず、
1.3ℓ専用のCVTを開発して搭載した。

世界で初めて
CVTをこの世に送り出したのはスバル。

トヨタは、いつの間にかアイシンと手を組みCVTのトップメーカーになりあがった。
そのトヨタと組んで、
フィットを迎撃すると思うと本当に痛快だ。

CVTは自由自在に変速比を決められるので、
トルク重視のエンジンチューニングでCVTにふさわしい設定にしてやれば、
街乗りが楽しいだけでなく、
高速領域でも意外な動力性能を誇示する。

早速、サーキットで試してみたが
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このようにDレンジで時速140キロを3300回転程度でクルージングできるだけでなく、
踏み込んで加速すると
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瞬時に5000回転以上に跳ね上がり、
グイグイ加速し160キロに到達する。

そのまま踏み続ければまだまだ加速していくが、
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今回はこの辺で止めておく。

トヨタ基準のサスペンションではあるが、
このように画像を撮影する余裕があるくらいで
高速道路のスタビリティは特に問題は無い。
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時速160キロを約4000回転でラクラクとクルージングが可能だ。
気持ちの良いクルマで、両手を離して120キロで写真撮影が出来るくらい安定している。
ホラこの通り。
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スバルらしさは随所にあり
専用のテールレンズも奢られたし、
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ホイールも5穴の100ピッチとスバルらしくなっている。
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広い室内はとても快適で
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フロントシートを自分ピッタリにあわせ、
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助手席を目一杯下げても

後席にはこのように驚くほど余裕があり

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快適性はぴか一だ。
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センターコンソールのカップホルダーが面白い。
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変幻自在と言う奴だ。
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スーツケースが3つ楽に入る大きなラゲッジ。
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アルシオーネ以来、
久し振りのワンアームワイパーや
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兄貴譲りのグランパスアイもカッコイイ。
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ところで今回のかわら版は、
ちょっと装いを変えた。
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おかげさまで、好評だった。
このかわら版をお持ちになったお客様に、
ルクラをご購入いただいた。

チラシとしても折り込むと、
朝一番でお客様が来店された。
クルマでは無く桜が目的の来場だった。
隣町に御住まいの樋口さん。
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近くの観光名所「恵那峡」の、
桜が弱っているのだそうだ。
とても心を痛めていらっしゃった。

植物が我々に与えてくれるパワーを、
もっと見直す時期に来ている気がしてならない。

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Commented by Willy jr at 2010-12-14 22:25 x
先日はお世話になりました。夏タイヤに履き替えて走りたい衝動にかられています。(笑
トレジアがヨーロッパに輸出されるという事は、アウトバーンもターゲットに置いての開発?、だから加速性能や足回りもプロドライバーに良いと評価されるんですね。
写真で見ると燃費も良いですね!

植物がパワーを与えてくれる事を見直す時期には同感です。子供が育つには花や木がある自然環境が、成人してからは癒されたり愛でたりする四季を感じられる自然環境が必要だと思います。
環境整備は色々な意味でのトレジャーだと思います。綺麗な花が咲くのを楽しみにしています。
Commented by b-faction at 2010-12-15 19:36
Willy jr さん、先日はありがとうございました。たった今、関東方面から戻ってまいりました。
開田高原に寄り道しましたが、強風の中で唐松がビュンビュン音を立てて揺れているのが、楽器の演奏のようで素晴らしかった。

トレジアは良いクルマですよ。
1,5リットル以下の激戦区で、
このように知恵を使った開発が出来るのは、
スバルとトヨタの相性が良い証拠だと思うし、
こういう危機的社会情勢のなかで、ステレオタイプから離れた商品開発の出来る今の環境は凄く良いと思います。

これだけ褒める車である以上、
僕が次に何をやるか、Willy jr さんならピタリと当てるのではないかな?
Commented by くにゃオール at 2015-12-12 10:41 x
社長おはようございます。
実は、この記事を書かれた日、ウチの娘が生まれたのです。
今日で5歳、あっという間です。

Commented by b-faction at 2015-12-12 11:47
くにゃオールさん、細く長く売ってます。
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by b-faction | 2010-12-12 23:25 | 新型車 | Trackback | Comments(4)

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