GC型インプレッサと純米無濾過生原酒
2011年 02月 06日

彼女のシャシー関連は全てリフレッシュされ準備が整った。
なかたさんの大好きなインプレッサを、
たぶん彼が一番やりたいであろう「愛で方」をして、
イキイキと喜ぶ場所に連れて行ってやった。
その結果がこれだ!

彼女はそれはもう、嬉しがって嬉しがって、
歓喜のポーズを取りっ放しであった。
これを読んだら
きっとなかたさんも燃えてしまうくらい
興奮することだろう。
まずリフレッシュメンテナンスの結果だが、
このクルマの場合
メンテ希望者に対する「ショーケース」的要素もあるので、
ブッシュ関係は全てSTIの新品を使う。
このチェックシートをご覧になっていただくとわかるように

シャシーで分解できる所は全てパーツを可能な限り交換する。
新品のSTI製強化パーツだけで
エンジンマウント左右
ミッションマウント
クロスメンバーブッシュ
ピッチングストッパー
トレーリングリンクブッシュ
トランスバースリンクブッシュ
ボールジョイント
リヤデフマウント
スタビライザーブッシュ
トレーリングリンクセット
ラテラルリンクセット
強化ストラットマウント
これに独自で用意したパーツも投入。
この後クラッチも交換する予定で
その様子は当社のHPで「愛で方」を詳しくご覧いただけるようにするつもりだ。
更新情報でお知らせするので
楽しみにしていて欲しい。
イキイキと喜ぶ場所は、
妻曰く「クルンクルンする所」で、
友人のナビゲートで、
我が人生初体験の「氷上走行」するために訪れた、
八千穂レイクだ。

彼の2号機と「つがい」で走るわけだが、
意識しているわけではないが、気がつくといつもこの構図で車が並ぶ。
ちなみに
彼の本妻は専用ガレージにデンと納まった22Bで、
オフィシャルな行事など大切な場所には一緒に出向く。
そして、興奮する場所へは愛人を連れ出すという、
極めてゴージャスなカーライフを送っている。
彼の凄いところは、どのクルマにも本気で愛情を注ぐ事だ。
ところで、この白いクーペは、見事に当社のショーケースの座に収まった。
久し振りに、リフレッシュメンテナンスを
思う存分施したクルマの
ステアリングを握ったが、
目の前にあるガソリンスタンドに滑り込んだ瞬間に、
その桁外れの変身を両手両足と「オシリ」に感じた。
スッと曲がるシャープな感覚と、狙いどうりに動く操縦性が全て蘇った。
このクルマは、
当社に新車のまま保存されている「22B」から、
僅か1927台前に造られた個体で、
ほとんど姉妹同然だ。
したがって性能面でも磨けばほぼ同等の性能が出るので、
いつまでも初代インプレッサを大切にしたい人のためのモデルケースとして手を加えることにした。
S・A・Bならぬ「S・I・B」も20年後には誕生するかもしれない(笑)
そして、最も効果的に「蘇った走り」を試す場所を見つけることができた。
それが、
ここである。
到着した時にオドメーターは10万キロを超えた。
良いタイミングかもしれない。

会場時間の9時に滑り込み受付を済ませる。
既にギャランのVR-4で到着した方を交え3台の貸切状態だ。
待ちきれないように他の2台は走り始めたが、
何しろ凍りついたとはいえ水の上を走るわけである。
慣熟をかねて自分の足でまずコースを歩く。
太陽の熱で氷上が刺激され、「ミシーン」とアチコチから囁き声が聞こえる。
車が走り去った後のコースを見ると、

氷の中には気泡が閉じ込められとても美しいが、
その奥には漆黒の闇が控えていそうだ。
何となく怖い(笑)
一周歩き終えたので
9時15分頃から走り始めた。
30分ぐらい走った時に、トリップメーターをゼロにした。
あまりの面白さに時間を忘れるが
走行距離を良く見ていないとガス欠する恐れがある。
そして
こういうスポーツドライブのときには

愛用のアロマを焚く。
オイルはプレジャー・タイムがピッタリだ。
そしてずっとスピッツをかけ流して走る。

特に「聞かせてよ」のリズムがバッチリなのでBGMでリピートする。

こうすればもう疲れ知らずになれる。
気分良く走るが、想いどうりにならない。
向きの変え方のコツを掴むのが難しい。
サイドブレーキを引いたり、強引にフェイントを掛けるようなやり方では、
言う事を聞かない。
優しく、舐めるようにリードしなければならない・・と言う部分が、
女性を扱うようにデリケートで難しい。
何となく解るけど、想いどうりにならないから、
そこが面白くて夢中になる。
2度のトイレ休憩をしただけで2時過ぎまで走り続けた。

その時のトリップメーターは100キロ弱。
滑っているのでこの数値どうりではないが、リセットする前に走っているし
この後、休憩してまだしばらく走ったからほぼこれに近い距離は走行したと思う。
グローブはボロボロになったが

マシンは全くノントラブルで、快調そのもの。
午後からテレビの取材があると聞いていたが、
全く偶然にも世界の「トシ」が登場した。

こうして並ぶと「Wトシヒロ」だが、
新井ファンの妻曰
く、
「同じトシヒロでも大違いで新井さんがイイッ!」そうだ(怒)
せっかくの機会なので
どうすれば上手く走れるか教えてもらおう。
後輪の滑り始めるきっかけ作りが謎だったからだ。
さすが一言で抜群のアドバイスをいただけた。
「ロールを残したまま、その延長線上にリヤの流れを誘発させる。また自分が思うより手前に思い切ってステアリングを切る事」
このアドバイスの後、

どうしても、
最初から最後までドリフト姿勢を保ったまま走り抜けることの出来なかった、
第一コーナーのスプーンを「思い通り」の姿勢でクリアできた。
このときばかりは、あまりの嬉しさに
両手を挙げて
「やたっぞー、ワハハハハ」と思わず大声を出してしまった。
しかし、初心者にとってこの遊びは、
美しい姿勢を見事なまでに維持する芸術性を磨くのか、
あるいは、
脱兎の如く氷上を猛進し雪の壁で車を押さえつけながら、
激しく雪煙を巻き上げる豪快さを堪能するか
いずれかしかないだろう。
もちろんプロは両方を併せ持つ。
友人が写真を撮影して送ってくれた。
心から感謝申し上げる。
ここに見るように

初体験の今回、
一番気持ちが良かったのは、
信じられないくらい滑るこの最終コーナーを、

丁寧にクリアして

わざと雪のある部分を狙って出口でグリップしたら、
ストレートで
狂ったように加速した時だ。

そして、いつも第一コーナーに突っ込みすぎてドアンダーになる(笑)。
でも、エスケープゾーンの雪に救われ
雪煙を巻き上げながらグリップが戻ると
ドリフトを誘発させながら
コースに戻れる。
とても気持ちが良い。
大して「刺さる」事も無く、
終日走る事が出来たのだが、
残念な事に
WRバンパーがFRPで作られていた事を知らなくて、
亀裂を与えてしまった。
さて、
最も成功したSTIコンプリートである「22B」の
姉妹といえる白いWRX STI typeR

この関係を実際に走って味わうと、
今更ながらこれまで問いかけ続けてきたSTIやFHIに対する、
自分の主張が間違っていなかった事に自信が持てる。
偶然にも新井さんと共にSTIの広報車が来ていた。

R205の持つ限定車としての魅力が何なのか、
STI自身がもう一度良く振り返り学び直して欲しい。
そうしないとsigeさんのような勘違いが日本全国に渦巻くだろう。
今の時代、
ヒョウロンカの太鼓持ちの記事や、
知ったかぶりの、
エンスージャストの論評などどうでもいいのだ。
ましてや試乗車などを用意して確かめてから買ってもらうなどと、
馬鹿げたセールスマネージメントも不要である。
R205は最後にサーキットでセールスイベントを打った。
本来、「Sの系譜」にそんな必要性は無い。
確実にホンモノで、
2度と同じ物は出ないと、
顧客が直感すれば、
無理しなくても売り切れる。
そこには、ブランドに対する、
「信頼」と
「脅威」がある。
信頼を裏切らなければ「顧客」は必ず買う。
また「脅威」的な特質や性能を世界の頂点で磨かないと「ブランド」はすぐ傾く。
その評価が売れ残るという事だ。
信頼と言う側面で「モノ」を考えるなら、
これまではSTI本体のリリースするコンプリートと聞いた時、
自分自身でさえ
試乗する必要性は微塵も感じなかった。
S201を除いて全て直感で購入した。
これからもそうあるべきで居てほしい。
そして、試乗車を用意すべきクルマは、
typeRのような吊るしのクルマだ。
悪戯に煽った「限定車」など造らない。
そういう小ざかしい真似を繰り返すと、
信頼は遠のくだろう。
八千穂からの帰り、
伊那谷から木曽谷に迂回し
中善酒造に立ち寄る。
お願いしておいた
出来立ての
純米無濾過生原酒を受け取りトランクに詰めた。

このブランドにも信頼と脅威を感じている。
だから、
試飲もせず、
疑うことなく2ケース購入した。
売り切れることは間違いなく、
体にも相性が良い。
1年分買っておくことに何のためらいも無い。

この2ケースは、
おそらく南専務が
相手の顔を思い出しながら瓶詰めしてくれたことだろう。

これこそが
STIの巧の技と繋がる部分であり、
そのようなクルマをリリースし続けて欲しい。
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いや~たまらんですわ、こんなの見せられて。
欲しくてたまらんですわ~・・・中乗りさん原酒!(違
口惜しいので“あの番組”制作で知り合った長野・飯山の仲間に「雪中酒」を頼みましたわさ。
さて、GCですが、やっぱ走ってナンボのクルマ。
基本がシンプルなんで弄っただけの効果も分かりやすい、弄り甲斐のあるクルマでしたね。
***と同じでプレゼントあげれば喜ぶし、放っておけばすぐにスネる。あの手この手を駆使してイカせてあげれば悦楽の世界に!(はぁと)
あっはっは。
ミニサーキットで遊んでいた頃を思い出させていただきました。
氷上の写真、さずがですね。
滑りまくってるはずなのに必要以上に舵角を与えるでなく。
・・・にしても100kmとは。そりゃグローブも破れますわ。(笑
燃えるような快感が・・・欲しいと思う今日この頃です。(w

前回のブログで「WRX tS」と表記してみえるのは過去のブログにもあったブランドへの拘りと理解してます。
大体、いつからWRXはすべてSTIになってしまったんですかね。
「STI」の安売りはファンとしても勘弁願いたい。
大体、おかしくないですかね?「WRX-STI tS」??
「tS」にどういう意味があるのか考えるとどうにも理解しがたいネーミングです。
「ブランディング」とは何なのか、今私の仕事先でも業界の生き残りを懸けて盛んにこの言葉が行き交ってます。
結局はその名が与える「安心」「信用」であり社長の仰る「信頼」なんですね。
加えるなら「期待」といったところでしょうか。
限定車に試乗車は要りません。同感です。
ベース車さえきちんと試乗できればクルマの素性は知れます。
STIブランドを「信頼」し、STIの味付けを「期待」して買うのが限定車の醍醐味です。
あと、加えるなら“優秀な”セールスマンといったところでしょうか。
社長みたいな。(ヨイショ!)

良い時に行って来ました。昨日からの暖かさで今日はもう大変みたいです。ブランドの重要さはSTI誕生以来、より身近なところで意識するようになりました。これからも育てていきたいと願っています。(護るでは無く育てる)

無事お酒も入手されたようで、安心いたしました。
写真も使っていただき、ありがとうございます。
もっといっぱい撮れば良かったですね。
(走るのに夢中で、それ所じゃありませんでしたが。)
わたしも100キロほど走ったようです。
思い通り、とは行きませんが、なんとなく解ってきたような?
今週、また参加予定です。
ブッシュ類の交換、効きますね~。
前のSTi ver.Ⅱで、お願いしましたが、シャッキリ走って、とっても気持ち良かったのを覚えています。
11日は12ヶ月点検お願いしま~す。
それにしても、御社のGC8はコンディションが良さそうですね!
先日、八千穂で山もっちゃん様のF型に少し乗らせていただき、後期型GC8の甘美な味を垣間みさせていただきました。おかげで、ますますGC8から先へ進めなくなってしまいました!w
クーペはセダンと動きが違います。今日は思いっきりジャンプして確かめました。着地の姿勢もそうですが、ギュンと加速してギャップを飛んだとき、これまで感じた事の無い舞い上がり方をしました。素晴らしかったぜ!

お話よくわかります。かつて富士重工がWRCに参戦していた時は、ワークスチームがチューンした車両を所有するという喜びがあったと思います。S204ぐらいまではまさに限定車の試乗の必要など当時は考えもしませんでした。しかし、モータースポーツから距離を置いた現在。限定車に対する一般人への情報量は乏しく、主にHPと車雑誌(と社長さんのブログ)といったところです。出力も凡庸で、車雑誌の限定車に対する評価も、限定車らしく特徴的な味付けが施されているというよりは、車として普遍的に追求すべき要素を、現時点の技術で集大成した車との評価が多いです。もし限定車が吊るしの車の正常進化版であれば「二度と手に入らない車」というよりは「数年後の車のクオリティを先行購入する」というイメージになり、限定車といえども費用対効果で選ぶという発想になってしまいます(私の場合は)

出張続きでレスが遅れました。申し訳ありません。i-phoneからだと面倒で(笑)
別に怒ってなんかいませんのでご安心くださいませ。
S203の試乗を全国行脚でやったことは知りませんが、少ないながら広報用のクルマはあるので、それを上手く活用してイベントをしたのかもしれませんね。それにしても、こうした論議はとても大切だし、真面目な意見は必ず開発する人の耳には届くと思いますから楽しみにしようじゃありませんか。発売当時はパッとしなかったGC8のクーペもこうして改めて使ってみると驚くような発見がたくさんあります。当時、試乗車にしようなんて考えもしなかったのですが。

インプレッサの新車と先代レガシィの中古で迷っている旨を営業さんにお話したのですが、冷やかしだと思われたのか口数の少ない方なのかあまり接客して頂けず同伴した祖父も残念がっておりました。。
また機会があればお邪魔したいと思いますが、社長さんでお願いしたいな!と…

春になったら教えて頂いた花桃の里と穴場の温泉に行ってみようと思います。またお話聞かせてください。
今月は毎週かわら版を来るという人生初の暴挙(笑)を企てており、夕方は画像撮影に勤しんでおりました。また遊びに来て下さいね。
往復800キロのコクのあるドライブ(笑)羨ましい限りです。
どの温泉をチョイスされましたか。
間違いの無いところでゆったりーな昼神かな?
花桃は昨年5月の過去ログを除いてみて下さい。
遠くスペインからもコメントいただけて嬉しかった。
そういえば、鯉のぼりを見たがってたボクは御元気かな・・・
これからますます忙しくなると思いますが、風邪など引かないようにガッツで頑張って下さい。

昨日、開田高原にスキーに行った帰りに中善酒造さんに初めて立ち寄りました。
中津スバルさんには時間が遅くて間に合わず。(^^;
で、早速飲んでみましたが、さすがに旨いしちょっとクセになる味がありますね。
木曽の酒と言えば「七笑」が好みで飲み続けてましたが、嬉しい驚きでした。
御礼代わりに私おススメの酒蔵を紹介します。
http://www.hakurou.com/
「白老」というお酒をつくる澤田酒造さん。
愛知県で唯一昔ながらの手作りによる醸造方法を守り続けている老舗です。

1.5i-Sのリミテッドの5MT、AWDと、一旦は決まったのですが、昨年4月の記事を読むと2WDもいいのかなと迷ってます^^;
出資元が不機嫌なため車体購入は叶いませんが、後のメンテやアフターパーツでお世話になれたらなと思っています。
情報ありがとうございました。
そそりますね。
一度必ず行きます(笑)
これは史上初の暴挙(笑)
いまいま完成してほっとしてますが大雪になりました。
これからプールに行って1km泳ぐぞ!
明日はブログアップの予定なのでお楽しみに。話題満載です。

いろいろ情報収集する過程でお邪魔させていただきました。
個人的には折角のSTIブランドが投売りされようとしている
印象を持っています。
ともあれ愛車となったフォレスターはこれから愛しみながら
楽しみたいと思っています。
一点、御専門家である社長様にお教えいただきたいのですが
所謂、「慣らし運転」は実行した方は良いのでしょうか?
丁寧に扱うに越したことはないでしょうが、どの程度の内容が
理想的なのか、御教示いただけたらと思います。
今後ともよろしくお願いします。
ご契約おめでとうございます。可愛がってあげて下さいね。
本当に乗りやすい良いクルマです。
何色にされたのでしょうか。WRブルーなら、投売りされた印象を受けたとき、心底怒りを表現するといいでしょうね。
誰も何も言わないから、軽自動車やレンタカーに平気で塗るんです。
慣らし運転ですが
非常に大切です。
必要ないという人が居るかもしれませんが
やはり等速運転をして、急ハンドル、急ブレーキ、急発進を一切しないほうがいいでしょう。
メーカーから出荷する時に、結構元気良く台上で試験するのですが、
リアルワールドの動きとは違います。
1000キロ程度はおとなしく乗れば理想だと思いますよ。

慣らし運転についても参考にさせていただき、大事に乗っていきたいと思います。
まさにWRブルーのtsを購入しました。もちろん好きな色でありますが、カタログモデルでは選べない専用色であったことが大きな理由です。WRブルーの安売りはやめてもらいたいと切に思います。
ts専用パーツと謳っていた各架装品も単品発売されて所謂、なんちゃってtsが出来上がるなど、個人的には残念というか複雑な思いです。コンプリートカーとして量販モデルとは差別化して限定発売する意味を見失わないでほしいと願います。
度々の長文、大変失礼しました。

オーナーだからこそ言える意見がたくさんあると思います。
気に入らない事があったら
購入したディーラーの社長に直接キチッと言ったほうがいい事もあります。
メーカーにお客様の声がちゃんと届く事は重要な事ですが、
身近なところに届く事でより取り上げられ易くなる事もあります。
ちょうど僕は前日の13日に行っており、プロフェッサー菰田のレッスン、来季は受講させてくださいと直訴してきました!
もう暖かくなってしまって、女神湖はもう終わりっぽいのが残念です。また寒気が来ればいいのに!w
社長の女神湖リポート、楽しみです!

偶然とはいえ、菰田さんに女神湖でお会いできるとは!正直に言って、このときはご縁を感じました。集まっていた皆さんも紳士淑女がばかりで初対面なのに違和感無く(クルマは見かけも音も違和感の塊ですが)楽しく過ごせました。
まとめてレポートします。