菰田潔さんからGC8インプレッサWRXクーペのバックスピンターンを猛特訓!
2011年 02月 25日

まるで浮かんでいるような美しい御嶽山の雄姿に別れを告げ、
WRXクーペで女神湖に向かった。

乗れば乗るほどしなやかさを感じる。

何事だ?
早速湖面に降りてみたら、
とてもチャーミングな女性に出会った。
その女性をこの施設の従業員と勘違いした。
その人がスッテンとこけた。
これは大変だと手を差し伸べる。
「私、ドラシューだから滑っちゃったー」と、
その口からとても単なる女性とは思えぬセリフが飛び出した。
これはタダモノではない予感がする。
そして次にブルーのアウディTTを、
今日は何の集まりなんですか?
と言う問いに対して、
「菰田潔さんのドライビングレッスンです」と答えが返った。
何と言う偶然、また何と言う幸運だろう。
以前からFHIの関係者から、
菰田さんのクルマに対する評価は極めて信頼性が高いと知らされていた。
また、
その理由は、
どんな悪い癖かと言うと、
自分では気が付かないだけで、
まるで女の体をまさぐるようなイヤラしいステアリング捌きらしい。


得意気に御嶽山のテストコースを

鋭い指摘を伊藤さんから受けた。
動画を改めて良く見ると、
最新のビルシュタインサスを組み、
目を覆いたくなるような厭らしい扱い方をしていた。

その指の使い方や、
確かに客観的に見るとかなり恥ずかしい。
よーし!
途中から飛び入り参加させて下さいとお願いしたら、
快く参加を認めていただけた。

他の皆さんにも暖かく迎え入れて戴けた。
菰田さんに初めてお会いしたが、
プロフェッサーと呼ばれるだけあり、
素晴らしい人柄だ。
参加されている皆さんも紳士淑女ばかりだった。
この月の初めに訪れた八千穂レイクで、
GTカーに乗るプロレーサーの走りを眺めた。
クルマを横に向ける素晴らしさに目覚め、
だからステアリングの切り方なども以前よリ丁寧になった。

その時まさに目から鱗が落ちた。
そのハンドリングやアクセラレーションは、


たとえば、時代劇などで、
「ニジリニジリ」と和服の美女が膝を崩し、
裾を広げながら殿方に擦り寄るような走りなのだ。
どうしてこのような走りが出来るのか、
タイヤはスタッドレスではなく、
しかも駆動方式はFRだ。
後でわかったのだが、
クルマはアルピナのD3ツーリングだった。
このクルマがディーゼルだと横に乗っていても解らなかった。
フロントミッドシップの特長は、
今スバルが開発中のFRスポーツと類似点が多いはずだ。
いずれこの氷上をスバル版FRスポーツで思う存分走り回り、
クルマを支配下に置く野望を持っている。
インプレッサクーペを女神湖内に持ち込む前に、

湖の氷に悪影響を及ぼす融雪剤を洗い流してもらえる。

溜まっていた走る欲望を炸裂させた。


WRCなどでスピンした後などに、
後ろを向いて狙いを定め、
全開加速して速度が乗ったら、

軽くフェイントをかけステアリングをいっぱいに切る。



見ている菰田さんも大爆笑しながら「今のターンIQ(知能指数)5!」
厳しいお言葉が飛んだ。(笑)
練習会の最後に催された反省会でも、
その話が出たのでウケを狙った。
「これまで前向きな人生ばかり歩んできたものですから
後ろ向きの生(行)き方はとっても苦手なんです」
何とか形になるまでに2時間半を要した。
これは結構な運動量で、

終了まで残り30分となる頃には、
コース幅をフルに使って思う存分自由気ままに走ることが出来た。

水がピューピュー出ることもある。

車内からはこんな感じに見えるぞ!

まさに軽量でハイパワーなインプレッサの独壇場となる。
少しも恐怖感はないし、
最後の走りを通じて左足ブレーキなどと言う技は、
決して使うべきではない事も理解できた。
ほんの少しだが、

そして再びフォレスターtSとの生活を送っている。

また違った味わいがある。
ところでWRXに話を移そう。
遂にインプレッサからWRXは卒業することになった。
このクルマは相変わらず男性的であるが、
それなのに芯の強さと洗練された魅力を持ち合わせている。
まだ本格的に走らせていないので
このクルマの本性を知らないが、
概ね想像通りだろう。

ただし正直なところ、
少し霞んでしまった感は否めない。
WRCを捨ててしまった損失は思いの外大きいからだ。
ニュルチャレンジも期待できそうだが、
やはり一番見たいのはフィンランドにおける勇士だろう。
素晴らしい自然に包まれ、
WRCの世界を髣髴させる、
そうすると困った事に、
大好きだったWRCが懐かしくてたまらなくなる。
それはいつも日常の暮らしの近くにあったのに、
遥か彼方に去ってしまった。
せめてもの救いは、
永遠に我が家の中では輝き続ける事だ。
家族4人でその場に立ち会ったからね。
あれに勝る勲章は無い。
SUBARUが輝きを取り戻すのにはかなりの忍耐と努力が必要だろう。
実はこの緑のフリースジャケットは、

これを着ていると色々な「ツキ」が集まってくる。
勝負服かもしれない。
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必然だったんでしょうね~。
次のも、大切にして行けそうです。
新井選手のハンドルさばきも凄いと思いましたが、菰田さんのハンドルさばき、同じように凄い~!と。手足のように、ってのはコレか!と思いました。全然怖くないですよね、上手い方の運転は。今シーズンは凄い方の運転が間近で、連続で見られて、勉強になりました。
写真、撮った甲斐がありました。
いい感じで使っていただいて、ありがとうございます。

だから僕はS402をどうしても手放せなかったんでしょうね。
乗れば解る神の領域に近いクルマです。
かわら版147号をお楽しみに。
おかげさまで凄く良い出来栄えになりました。
ありがとうございました。

写真を撮影された方の腕も相当な物だと思いながら、文章を読ませていただきました。
自分も社長様のようにドライビングテクニックを上達したいものです。
やはり先生が良いと上達は早いんですね。私は、後ろばかり見ていたので、これからは前を向いて生きていこうと思いました(笑)。頑張って、インプレッサのtSが買えるようにします!目標は高い方が良いですから(笑)。

信念を貫いて下さい。
次のかわら版の表題も「フィギュアスケーター」にしました(笑)
山もっちゃんは凄く撮影が上手いですね。
カメラが体の一部のようになってます。
クルマも手足のように操ります。「味の解る男」ですね。

実際に見るのがイチバンでしょうが、この走りを動画で見てみたいものだと写真からも感じられました。
今後、FHIはジュネーブモーターショーで発表されているFRスポーツのシャシーも鍛えていくと思われますし・・・ホント楽しみでなりません(^_^)v
みんなが手に届くお値段で、可能な限りの高性能。これは他のプレミアムメーカーが絶対に不可能なことですから☆
