脈々と続く「水平対向6気筒エンジン」に昂る。
2011年 04月 21日
とっても良い響きだ。
その話の前に
散り行く桜を西側から眺めてみた。
すっかり葉桜の様相に変わりつつある。
今年の満開はまたしても日曜日だったそうで
出張のため今年の桜を満喫する事はできなかった。
だが
桜吹雪の瞬間に立ち会えたことは幸運だった。
満開2日後の強風で
本当に雪が舞うように花びらが散った。
それはそれは見事で、
あたり一面が真っ白になったほどだ。
元気良く咲いてくれて「ありがとう」
六地蔵川の石垣も
みんなの努力で綺麗に整った。
自然石だけ使った素人の仕事だが味が出ていると思う。
ところで望桜荘ばかりに目が行きがちのこの頃だが、
桜の樹の前にはSABがある。
この写真は
まだ看板も付かない完成したばかりの2007年10月29日の様子だ。
そしてゴールデンウイークフェアにあわせ
望桜荘も含め一帯がすべて完成したのが2008年4月15日
ここに至るまでには
長い道のりがあった。
しかしその元を改めて正してみると、
「水平対向6気筒エンジンが大好きだ」
と言うことに他ならない事がわかった。
特にこれまで最高の出来だと信じているのが
SVXだ。
したがって、このクルマには普通では想像出来ないくらいの愛情を注いだ。
リフレッシュメンテナンスのショーケース代わりに
手をかけ始めたのが最初で
足回りに関する消耗品をすべて交換するだけでは飽き足らず
「B&Bサス」と名付けた当社オリジナルの
ビルシュタインサスペンションを開発した。
エンジンルームに色気が無いので
化粧を施し
もっと艶のある良い声で鳴かせるために
でかくて不恰好なマフラーを取除き
試作を重ねた上で
遂に全くオリジナルのツインマフラーを完成させ装着した。
このように
もはや執念とも思えるような愛で方をしていると
単なるクルマではなく
生き物を飼っているような感覚に陥る。
だからS・A・Bがごく自然に誕生したのだろう。
アルシオーネが住むための家として・・・・。
住む家が出来たら
アルシオーネが大好きな同志たちが沢山集まるようになった。
嫁に欲しいという申し出もあった。
とっておきのFWDのXTクーペは熱烈な恋に落ちた、
東京のIさんの所へ嫁いだ。
別れもあれば出会いもある。
その直後、
東京の濱崎さんから、XT-6を寄贈された。
オーナーの愛情は感じるものの
長年の疲れが溜まり
やつれきっていたので、しばらく休ませてよみがえらせようとした所、
このエンジンの出すオーラに
子孫が呼び寄せられ
ある日、偶然全てのバリエーションが一堂に集まった。
これには非常に驚いた。
かわら版の記事を書くため試乗用に借りたアウトバックに、
遠方からリフレッシュメンテナンスに来店された、
SVXと
ランカスター6、
それに展示場に、下取したばかりのアウトバック3.0Rが並んでいる。
この車に搭載されているエンジンは
上と同じEZ30型とはいうものの
スバルで初めて可変バルブリフトが採用されエンジンフィーリングが驚くほど変化した。
事実上新しいエンジンだといって良いだろう。
そして、3.6リッターに育った水平対向6気筒エンジンを搭載する
アウトバックをあらためて味見すると、
静かで低振動だがコクがあり、
極めて良いエンジンだと実感した。
しかも実用燃費が抜群に良い。
これが証拠だ。
ごく普通に使って
この燃費をたたき出す。
しかもレギュラー仕様に整えられている。
そして、
遂にXT-6が蘇った。
今日はいよいよ最終テストだ。
こうしてフラット6の歴史を振り返ると、
「EZ36」にとって、
アウトバックのボディでは「役不足」だといわざるを得ない。
レギュラー仕様にする必要もないだろう。
しかし現実には
あのポルシェさえ
一番売れているのは「カイエン」だという。
世の趨勢はSUVが握っているかのようだ。
しかしながら、
クルマの味をもっと奥深く味わおうとすると、
嵩上げボディでは満足な結論は得られないだろう。
重心の低い水平対向エンジンは、
車高の高いSUVにおいても
段違いの効果をもたらす。
フォレスターtSでこの冬は思う存分楽しい思いをした。
しかし
この高級な6発を
一番活かす事が出来るのは
何といってもクーペボディに違いない。
インプレッサWRXで
氷上を走った時に
その身体能力の違いに気がついた。
それに元々、クーペが最も好きだ。
せっかくポルシェと遜色のない排気量になった
この素晴らしいエンジンを、
STIが中心となり「ギンギン」にチューニングして
クーペボディに積んでほしい。
アルシオーネの再来を願って止まない。
スバルからはカーボンルーフも遂に誕生した。
WRXにそれを纏い颯爽と登場したが
「カーボンルーフ」にとって
既存のWRXでは完全に役不足だった。
顧客が待ち望んでいた
次のSにたいして、
付け焼刃的な「tS」では「程遠い代物」だったのだろう。
これから
登場する数々のクルマの中で、
待ち構えるスバリスト達が
ギョットするような裏切り方をされるクルマ造りをしないと
明日は無い様に思う。
バリューで安全なクルマ造りは
大きな実績を残し
スバルの地位をより確かなものにしたが
ここからは正念場だ。
FRスポーツもいよいよ全貌を現しつつある。
ドリキンなどと言う
小僧をあらわす表現が昔流行ったが、
そういう一般受けするクルマはトヨタに任せて、
スバルは違う道を歩くべきだ。
スバルに特に言っておきたい事は
「自動車ヒョウロンカ」との付き合いも
一線を画して欲しい。
誰でもヒョウロンカになれるこの時代に、
付き合う相手を選ばないと大変なことになる。
自動車ジャーナリストという言葉もある。
これらの線引きは非常に難しく、
この頃雑誌を読むたびに
悲しくなるほど
落胆させてくれる「ヒョウロンカ」が如何に多いことか。
本当にわかる人間だけから
高い評価をもらえば良い。
スバリストの求める
上質なクーペを
アルシオーネとして復活させるべきであろう。
そして、そのときに
カーボンルーフも
フラット6も
お互いが役不足に陥ることは無くなる。
決して4WDに拘る必要も無い。
その代わり
決して妥協してはならない
最優先課題は
前後重量配分50:50だ。
6500ユーロで売っていました。隅にそっと置いてあり、コレクションのようでした。円高の今、左ハンドルのSVX、いかがですか。
お待ちしています。
いままで大変興味深い話題が何度もありましたが、今回特に共感を覚える記事だったのでコメントさせていただきます。
「SUBARUはSUBARUの道を歩けばいい。」まさにその通りだと思います。
とことでウチではGF8D・GDBEに乗っているのですが、2台ともどちらも噛めば噛むほどいい味が出る、スルメのようなクルマだと認識しています。それがスバル車。僕はスバルの魅力をそう解釈しています。
記事でも仰っていた、「本当に分かる人間」になりたいものです・・・。それではこれからも読ませていただきます。宜しくお願いいたします。
コメントをありがとうございます。これからも気軽にどんどんご意見を下さいね。
免許を取るのが楽しみですね。
先ず免許を取ったら、いきなりターボには乗らないほうが良いでしょう。
運転が雑で下手になります。
GH2の5速のようにエンジンの回転を上手く使うことと、
どのタイヤがどのようにグリップするか、
軽量なFF車に乗って体で覚える事が大切です。
初心者の頃、
ボクはサニーのFRに乗って運転を覚えた時期がありますが、
当時の軽いFRはトラクションの掛かり方も滅茶苦茶で
ペランペランの安っぽいクルマでした。
でも手足のように操れて楽しかった思い出があります。
が、・・・・次に乗ったスバル1300Gに痺れてしまいました。
独特の癖があり
誰にもそう簡単に乗りこなせるものではないんですが、
今のインプレッサのような車でした。
だから
いまだに手から離せないんですよ。
マリオに乗ってもらったら、彼も感動してくれました。
そういうクルマが今もスバルからリリースされているので、
是非それに乗って腕を磨いて下さい。
前にR1/R2が絶版になったという話の時に一度書き込ませていただきました。
というのも今日、私が鈴鹿市内をバイク(スーパーカブ)で走ってる時に、22Bを見たので、社長さんと中津スバルを急に思い出したので(^_^;)
日記の内容とずれてしまってますが、22Bを見ると必ず中津スバルを思い出すのです。
思わず見まくってしまいましたね。かっこよすぎました。
それから最高のボクサーサウンド。久しぶりに聴くとやはり刺激的でたまらんですね♪
ところで、あと8日でやっと18歳になります。自分が助手席でなく、自らの手でスバルを愉しめる日がゆっくりと近づいてきました。
免許取得した挙句には、自分の手でスバル車を運転して中津スバルさんに"聖地巡礼"しに行こうと思っています。その際はよろしくお願いします。
こんなに素晴らしい相棒になぜみんな興味が無いのか不思議でしょうがないんです。自動車の運転が上手くてもあまり褒められない事も在るんでしょうが、正しく楽しく早く安全に運転する技術を教える人がいないからということもあるんでしょうね。今後は、中津スバルでクルマを買ってくださった方に、より楽しくて安全なドライブスキルも提案できるようになりたいなと思うようになりました。そのためには自分自信の運転にもしっかり厳しい目を向けなければと、気持ちを引き締めています。
ところで、そんなにカッコイイ22Bにであったんですか。
それはプレネスさんの愛機かもしれませんね。
3.3リッターのエンジンでしたっけ?税制を無視したエンジン設定に天晴れとか思いました。
実は、初代アルシオーネはプラモデルで作ったり、大学時代に先輩と共同購入しようとしたこともありました・・・。私にとっては、なぜかアルシオーネは、RX-7と同じぐらい気になる存在でした。
そうですよ、次期クーペは3.6リッターエンジンを載せるフラッグシップぐらいあっても良いと思います。だけど、50:50は難しくなりますかね・・・。追伸;B&Bサスペンションがビルシュタイン製ということを初めて知りました。勉強不足ですいません。あと、次期インプレッサにも5MT・FF仕様があったら、良いんですけどね・・・。
この「水平対抗6気筒」のブログを拝見し、思わずコメントしたくなりお邪魔した次第です。ガス喰らいの奴でしたが、二速ホールドで時々ブン回すととても気持ちいいフィーリングが忘れられません。昨今の燃費偏重ではない、素晴らしく凝った名機だと自分では思ってます。
代田社長もお体や事故に気をつけ、お仕事頑張って下さい。
自分もこのブログ、今後も楽しみにしております。
マルチシリンダーらしくジェントルながらも
高回転まで回せば豹変するフィーリングに痺れていまして
4台所有したBLの内2台が3.0Rでした。
私がそんなですから、当社のユーザーさんはGTよりも3Lモデルの方が多いです。
あのエンジン何故に無くなってしまったのでしょうか・・・
(まあ、理由は理解して居りますが)
BMWのMみたいにエボリューションモデルでもいいから
FRスポーツに載って復活してくれたら個人的には嬉しいのですが・・
>イッセイ様へのコメント
大賛成!です。
ウチの長男もあと2年で免許が取れる歳になりまして
本人はAE86に乗りたいと申して居ります。
しかし、私はGG2かGH2を与えるつもりです。あえてATを与えるのも良いかと考えて居ります。
追伸
本年もお会い出来ません様で・・・
頑張ったのに~残念。。。
おはようございます。SVXは惚れ惚れするほどカッコ良いですね。
展示車も古くなってきて細かいところは少し痛んできましたが、
お客様の素晴らしいクルマが入庫するたびに「ハッ」と息を呑むことが良くあります。これに刺激されSABのクルマにも愛情を注いでいます。
時期インプレッサ楽しみです。
隠し技がいっぱいあるでしょうね。
まだ現役バリバリで引退するGHについて、少し寂しい想いがあるのですが、
元々オーバークオリティな「ザパ・デザイン」のクルマだからこそ
WRXに花道を譲るんでしょうね。
このクルマがデビューした時は、本当にガツンときました。
ニューヨークまで追いかけたくらいですから。
SVXの次にスタイリッシュな車だと思います。
これをベースにクーペを造って欲しいですね。
お気遣い戴き本当に嬉しい限りです。
ありがとうございます。
事故は残念な結果でしたが、怪我が無くて本当に何よりです。
シュンと回るあのエンジンは傑作でした。
低速トルクが無いのでトライベッカにはちょっと無理があったようで
その事がEZ36の開発につながり
結局その技術がFB20に生きているので
スバルのエンジン開発は本当にスリリングかつ
ドラマティックですね。
6発の魅力は乗った人間にしかわからない不思議な味があります。
今日から明日にかけてまた味を確かめようと思います。
国内では6発は冷や飯食わされてますから可愛そうですが、
結局その程度しか味の解る人間がいないということなのでしょう。
国内営業に関わる人たちがもっとこのエンジンの歴史やフィーリング、そして苦難の出生までを知る必要があります。
幻の水平対向OHV6気筒も「時期尚早」と、この世に出ることなく三鷹の地に埋葬されたと聞いています。
なので、XT-6が生まれ出たときは小躍りするくらい嬉しかったですね。
遠い思い出です。
今年は震災の影響でセレモニーがキャンセルされてしまいましたね。
こればかりは仕方ないですね。来年を楽しみにまた頑張りましょう。
いつも拝見しているのですが、書き込みは久々です。
6発の話題でつい出て参りました。
自分はどうしても6発に乗りたくて、40代はBPEで!と宣言(?)し奮発しました。
6月で7年、順調に7万キロを超えましたが、全く飽きません。
スムーズさが、やみつきです。
ガソリンが調達できなくなるまで乗れたらいいなと真剣に思っています。
そういえば、氷上のインプレッサクーペの回も、コメントを入れようと思っていたら、桜の時期になってしまいました。(もう桜も終わりましたが(笑))
白のクーペ&氷上に、ガンメタのブリツェンホイール!見とれちゃいますねえ。ニヤニヤ。
おっと、長くなってしまいました。
GWに顔を出せるよう、もう一踏ん張りします。
6パツノ味は乗ったものにしか解りませんね。3.6リッターもなかなか面白いエンジンです。乗りに来て下さいね。お待ちしてます。
いずれは水平対向を・・・と思いGH8を購入しましたが
本当は水平6を購入したかったのです。
でも3.0や3.6では庶民には何とも高根の花です。(ーー”
せめて2.5の水平6を発売して頂ければ頑張りようも
あるのですが・・・
庶民云々より、水平対向6気筒にするなら
それ相応の排気量があります。
そしてその素晴らしいパワーを「味わえる事」に意味があります。
最も、今ではそのような小さな排気量にするような
「ベースエンジン」そのものがありませんが。
年間の自動車税はともかくとして、
現在発売中のアウトバックは庶民にも手が届く価格です。
ただし安すぎる事が逆に災いとなってます。
次のSシリーズにはこのエンジンを
思いっきり磨いてぜひ搭載してもらいたいものです。
このエンジンがあれば4シリーズも抜群に魅力的になります。
2ならともかく、ターボでは上質感と言う点で限界です。
そう言えばホンダ車に乗っていた頃に適切な排気量があると
聞いたのを思い出しました。
それでホンダは2.7だったり3.2になっていると・・・
他メーカーさんは維持費面でユーザー寄り思考なのでしょうが
クルマ本来の事から考察すると3.0よりも3.6と言う事でしょうか。
3.6設定はもしかして?欧米思考と捉えてしまいがちですが
実はクルマ本来の性能面から考えるとそうではないと言う事ですね。
コメント返し大変嬉しいです。ありがとうございます。
最初は軽量なFFから、ですか!確かにFFはクルマの挙動の基本ですものね。ですが・・・実は両親がそれぞれGDBEとGF8Dを所持しており、僕自身もこの時代に幸せな事にレーシングカートをやっていまして、クルマの経験と言う意味では感覚を養ってきました。しかし裏を返せば既にカートの動きだけでなくターボ車の動き、AWDの動きを知ってしまったということでもあります・・・。(もちろんにインプレッサ達は"公道"ではないですが)
それでもFF車からもう1度経験すべきでしょうか。
それはともかく、受験が終わったらすぐにでも中津スバルさんを訪問させていただきたいです!!自宅は関東なのでなかなか機会がないですが、その時はさまざまな感動をいただけると期待しております!!
さてさて、長文失礼しました。
それではまたコメントさせていただきます。
おやすみなさい。
排気量が小さいのに多気筒にするとエンジン自身の出す摩擦損失も増えます。
EZ型エンジンは3.6リットルになって凄味を増しました。欧米思考と言う表現が妥当かどうかわかりませんが、日本人は本物の味を楽しめないから解らないのでしょう。
交通規則を含めたクルマ文化とその環境の下で
そのような解釈にならざるをえませんね。
思いっきり走らせると、理解できます(笑)
カートで鍛えているなら、もう、まったく心配ないですよ。どんどんハイパフォーマンスカーで初心者のうちからバッチリ、運転を楽しみましょう。
・・・・・といいたいところですが(笑)
リアルワールドで自動車の運転はそんなに甘くなくて、
歩行者もあれば一方通行もあり、
様々な路面をたったハガキ1枚ほどの接地面4つのタイヤで走ります。
クルマの重量配分はカートの様に理想的でも無く
タイヤの限界を知り、4輪のグリップをいつもしっかり出せるような運転を考える必要があります。
それにはフロントヘビーなローパワー車で、しばらくキチンと走るほうが良いと思います。
また、そういうクルマでターボ車を凌駕するような華麗な走りを覚えたほうがあなたにとっては、きっと快感がより一層深まる事でしょう。
ポート噴射を併用するD-4Sを採用するとかで D-4S採用の水平対向エンジンとしては世界で唯一となるらしいです。
名前もサイオン・FR-Sになるとか。 それが市場に出るのは米国で来年の話で国内は更に1年後くらいじゃないか?との話でしたが確かな情報なのでしょうか・・・
まあ、本人も最初は僕はスバルで一番のガスケット材料専門家です、やれますよ、と大見えを切ってしまったそうですが。
あれは廃棄処理の系として考えるとNOx分解に使うエネルギーを下げる触媒開発が正解だったそうです。
一番ボッシュ、二番タッチの差でトヨタ。
CVCCはSEEK-Tと全く一緒の駄目機構だそうです。
SEEK-Tは、ライン改修にウン十億だか掛けて、全部また元に戻して、で、大赤字だったそうです。
まあ、速く走りたいからターボ。
ありえない話ではないと、これまでずっと思っていました。
また
FRに関してですが、これが古いシステムだとスバル信者の一人として数年前までは僕自身も思っていましたが、今は全くそうは思っていません。
フロントドライブシャフトの有無はもちろんですが、
前後の重量配分を無視して車を造り続けてきたスバルにとって、
今回の開発は「いいクスリ」になると思っています。
決して重心が低いことだけが重要ではありません。そればかりに眼を奪われると、ホンモノのクルマ造りから遠ざかってしまうでしょう。 続く・・
ターボエンジンですが、将来性はまだまだ無限大でしょう。
「燃焼」と言うことについて、全て研究し尽くしたとはとても思えないからです。
去年から今年にかけて、ベンツとBMWとポルシェの博物館を隅々まで眺めた結果、そのように思っています。
SEEC-Tが何を持って失敗なのかはさておき、後処理装置を用いずに「冷え性」な水平対向エンジンの利点を生かした排ガス処理として、
面白い功績を残したと思います。
あの、苦しかった時代に
今なら、騙してるだろ!と叱られるぐらい金欠モデルチェンジをしたレオーネは本当にかわいそうでした。
が、この奥の手で堂々とCMを打てる車に仕立てました。
「二次空気導入装置」は大した仕掛けだと思います。
こういう所が、クルマは妥協の産物だと、ある意味許せる部分なんです。
僕にとっては・・・・。
グランダムと言うサブネームのレオーネに乗っていましたがなかなか良いクルマでした。回転落ちが悪くてヒールアンドトゥの練習には不向きでしたが(笑)