自動車開発と人間の造った自然環境の類似点
2011年 05月 10日

ゴールデンウイークも本当に「あっという間」に終った。
いつもの年に増してたくさんのお客様が遠方からいらっしゃった。
そしてここに居ては知ることの出来ない
有意義なお話を数多く聞く事が出来た。
連休前半に颯爽とご来場くださったのが、
東京のIさんだ。
XTの里帰りと言うことで
12ヶ月法定点検のご用命がてら、
息子さんのと遊びにいらっしゃった。
1年ぶりに見たVSターボは
とても可愛がられている様子が良く解った。

今回は
完成したばかりのXT-6に同乗していただき、
めったに味わえないフラット6(この頃の愛称)で楽しんでもらっただけでなく
「後席のフィーリング」をとても喜んでいただけた。
また、
BOXER6を愛して止まない
浜松の佐々木さんから、
こんな貴重なプレゼントをいただいた。

フォードに去って以来、
二度とスバルに乗ることは無かったが、
コリンは忘れられないドライバーだ。
そして今回の来場者で最も遠いナンバーは
こちらだ。

浦野さんはS203のオーナーで、
愛車に気になる症状があると言うことで、
12ヶ月法定点検をした後で
中津川リンクをテスト走行した。

伊那谷にご実家があるそうで
すぐに去って行かれたが
久し振りに「Sシリーズ」のオーラを
十分味わわせていただいた。
ゴールデンウイークは
やはりこの軍団によって締めくくられた。

この美味しい洋菓子は

藤田さんにいただいた。

りんご屋さんのリンゴジュース、

素晴らしいお味です。
そして、彼らと中京圏のサービスエリアで偶然出会い
鹿児島からの帰路を
急遽
中途変更しここまで来たツワモノがいる。

芋焼酎をありがとうございました。
言いつけを守り
必ずお湯割で飲みます。
さて、
水平対向6気筒エンジンについて。
今回のイベントの目玉であった、
新旧6気筒エンジンに比較試乗された皆さんは、
おそらく色々な事を感じながらお帰りになられたことだろう。
XT-6は24年も前のクルマなので、
無理は出来ないが、
6気筒にだけ存在する
なんともいえないサウンドと、
トルクの立ち上がり感は、
スバリストの心をギュッと鷲掴みにする。
1980年代の円高容認を強要した
プラザ合意以後、
急激に悪化した日本車の価格優位性を補うために、
急転直下で開発された
アルシオーネこと「XT」は、
まさにクーペ中のクーペであった。
クーペとはこうあるべきと言う、
今でも御手本のような存在だ。
登場から2年後、
このクルマに最もふさわしいパワーユニットが遂に誕生した。
XTはその搭載にあわせ、
大改修が施される。
密かに開発中だった
「44B」なる次期新型小型乗用車
のために用意された機構や素材も、
惜しげもなく用いられており
かなり贅沢に熟成度を高めたことが
時を経た今、改めて比較すると
随所に垣間見える。
たとえば
4気筒が4穴ホイールなのに対して

6気筒は
5穴になっている。

4気筒のフロントマスクも精悍だが

6気筒は少しロングノーズ化され、
彫りの深いバンパーが際立つ、
美しい顔になった。

普通のガラスで
真夏になると焼けるように熱い光が差し込むのは
当時では当たり前だった。

それに、塗装もソリッドかメタリックしかなかった。
それが、当時の最先端を行く
ブロンズガラスと

深みのあるパールホワイトマイカをスバル車で初めて採用した。
シートも素晴らしく変化した。
トリコットで安っぽい印象のシートだったが

新デザインのシートに変わっただけでなく、

上質なファブリックで仕上られた肌触りの良いものになった。
インパネも前衛的でとても面白いものであったが

時計を移動して更に扱い易いスイッチ配置にすると同時に
イコライザーの付いた最高級のオーディオが装着された。

そして6気筒を支えるメカニズムは、
まず世界初となる4輪駆動車に対するABSの統合制御に成功。
また、現在のパワステ電動化に先駆け
電動油圧ポンプ式パワーステアリング
サイブリットが搭載された。
動力損失の低減に一役買っていただけでなく
現在に脈々と伝わる「アクティブセイフティ」という信念の発端となったと思う。
更に、一番の目玉はトランスミッションだ。
セレクティブ方式にオート機能を追加した
過渡的なMP-T式4WDシステムを持つ
3速オートマチックトランスミッションから、

未だに現役で、
世界に誇る技術として活躍している
4速オートマチックACT-4に生まれ変った。

4気筒のリヤボディも非常に特徴的で
大好きなデザインだったが

6気筒には大きな変化が無いのにもかかわらず

独特のオーラを放っている。
このように
素晴らしく気合が入った6気筒エンジンのデビューを見れば見るほど、
ヒトにとってクルマとは一体何か、良く解るのである。
実は
ゴールデンウイークに先立ち、
かいだ高原のcafe kazeを訪れた。

実は開田高原で深刻な問題が起きているからだ。
その話は次のブログ
続・「自動車開発の環境と人の造った自然の類似点の考察」
で詳しく語るが、
端的に言うとコナラの巨木が弱って来ている事に対して
どう英知を集めるかという事だ。

本田さんも随分この事に胸を痛めている。

情熱だけではいかんともしがたい壁があるからだ。
その話をするために
開田に来た。
そうすると、こいつらの顔を見ないわけには行かない。
早速気配を感じたのか
懐かしそうにこちらを見ていた。

やはり、もう一度、ここに立ち返る。
自動車家畜論だ。

いつの時代も、
人にはその能力を高めるための相棒が必要になる。

そのひとつが
優れた家畜だ。

強い男の遺伝子の中には
優れた家畜を欲しがる本能がある。
いま、そう確信している。
今惚れ惚れしているのは
このクルマだ。

その気持ちをこの一週間
たくさんの人に伝えてきた。

人を健康にさせる車だと思う。
試乗を希望される「お客様に同乗した時、
たまにリヤシートに座ると、
余りの心地よさに
すぐ「ウトウト」してしまう。
ある時、お子様連れの4人家族と試乗すると、
その奥様はお子様と一緒にリヤシートに座ることを希望された。
走り終える間際に真っ先に言われたことは、
「なんて快適なの、なんか眠くなってきてしまったわ!」
まさに同感である。
運転する者はスムーズさと力強さに惚れ惚れしながら
走りを楽しみ、
同乗するものには最高のカンファタブルを与える。
昨年から言い続けている、
アウトバック3.6Rだけの持つ素晴らしい世界。
ところが、
レガシィのシリーズの中で
このクルマの扱いは一体何だろう。
4気筒と大差の無い足回り。

変わり映えのしないフロントマスク。

6気筒モデルとしてのセンスを感じないメッキモール処理

腹立たしいほど普通のシート。
しかも表面処理が御粗末なため乗り降りで痛み易い。

4気筒ターボと同じ5速オートマチック。
車の性格からすればリニアトロニックは不可欠だ。
更にセレクトレバーにも6気筒に対するプライドを感じさせる工夫も演出も無い。

インストルメントパネルも4気筒と全く同じ。
シンプルで好感の持てるデザインだがなぜここまで一緒なのか
涙が出そうになるほど寂しい。

結果的に
この後姿からは
6気筒の持つオーラを全く感じる事が出来ない。
したがって後ろに付いたドライバーに
何の羨望も感動も与える事はない。

こういう事を
飼い殺しという。
それでは、何が必要なのか。
コナラの件も含め次にじっくり述べてみたい。
本日、お昼頃お邪魔したものです。
パン屋さんのついでに寄ってしまい本当に邪魔をしに行っただけで申し訳ありませんでした。
今年の2月に初めてスバル車(レガシィ)を購入して以来、すっかりスバルの車や車作りの姿勢などに惚れ込んでいる真っ最中です(笑)
そんなスバルのことを愛してやまない社長さんにお会いできて、本当にうれしかったです。
実は、ここ10年ほどドイツ車に乗っており、それがベストだと思っておりましたが、レガシィに乗ってカルチャーショクを受けました。
もっと早くスバルの魅力に気づいていればと悔やまれます。
その分、これからレガシィと一杯出かけたいと思います。
最後になりますが、息子とtSの前で記念撮影をしていただきありがとうございました!
早速ブログにアップさせていただきますね。
今度はちゃんとメンテナンスでお邪魔させていただきますので、その際はよろしくお願いします。
長々と失礼しました。
今日はありがとうございました。またブログアップ、ありがとうございます。かわいい息子さんとのツーショット、とても綺麗に撮れてますね。
このゴールデンウイークは初めての方との出会いがたくさんあり、本当に楽しい1週間でした。
明日は最終日なので、気合が入ります。
今日は友人からたくさんの花の苗も戴きました。それを植え終わったのが夕方6時過ぎ。また、ゆうパパさんが帰られた後、懐かしいUSレガシィ(平成2年に当社で輸入を開始した米国仕様のレガシィ)が里帰りしました。オーナーからの寄贈品なのでまたゆっくり見に来て下さい。驚くような装備があります。メンテもいつでも歓迎いたします。またお会いしましょう。


AE86に乗っていた私だったと思いますがアルシオーネの先進性に羨望の眼差しを持っていました。水平対向6気筒は息子の「GT3」で味わった事がありますが荒々しくて嫌でしたね。スバルの6気筒は走り去るエンジン音からして別格ですね。車両価格からすれば購入は出来る範囲ですが其の後の維持費が・・・政府に税制改革でもして頂き維持費が軽減可能なら是非とも欲しいのですが・・・税制改革があればもっと売れる筈ですし。
古今東西の常識として容認しましょう。
逆に貧乏臭い事を考えて開発してるので
このような「飼い殺し」になるのです。
すみません、思い出したらまた腹が立ってきたので止めます。
開田の馬達は飼い殺しじゃないですよ。大事にされてますよ。そこに共通項があって、行きたくてたまらなくなるみたいですね。

経費扱いで所有は可能と言えば可能なのですが・・・(^^v
実は奥方が許してくれないのが一番?根底にあったりして(笑)
現車GH8では
「若いよねぇ~走りに目が付いて行く?」と言われました。
息子の道楽も困ったものですが子供の頃からの憧れらしくサンデードライバーで何とか会とかに入会してカーライフを満喫しているようです。
(当分、結婚はなしですね)
2回払えなかったローン私に早く返せよ!


確かに、外観からは排気量の差なんて分からないですね・・・。ひっくるめてレガシィということしかなく、3.6リッターをあえて欲しいかと言われると、?マークがつきます・・・。
燃費もいいんだし快適なら、下手に小さい排気量の車に乗るもんじゃないと、最近思います。税金面とかの維持費を考えても、排気量の大きい車がそれより小さい車を凌駕するなら、絶対大きい車が楽ですよ。
以前、バイパスでフィットごときにケツに着かれてから、なおさらそう思いました。前に車がいるから、これ以上スピードが出せない状況で、煽られるとアテンザを手放すんじゃなかったと思いました。
まあ、最後は窓を開けてどなってやりましたけど・・・。

煽られた時の気持ちを煽った側に解らせる事は簡単なようで難しいですね。
逆に
携帯電話片手にフラフラゆっくり前を走られたり、
片側2車線の追い越し車線を、
勝手に左側を抜いて行けと言わんばかりに占有されると、
ホントにムッと来ます。
でも、そういう事をされたときほど「人に優しく」を心掛けましょう(笑)
窓を開けて怒鳴るということと「キレ」る事は紙一重です。
ホントに血管が「切れ」たらエライ事です。
穏やかに人に優しくいきましょう。

ご助言、ありがとうございます。
普段は、とろーりと運転するのが好きなんです。
が、そのアホンダ・フィットはバイパスの入り口からずっとバックミラー一杯に写っていて、恐かったです。詳細は、伺ったときにでも話したいと思います。恐らく、15分ぐらい着かれていたのかな・・・。
いますよねー。自分のルールで運転する人。
例えば、ウインカーを出さない。貧しくて、ウインカーとか装備していないのかと思うことにしています。
携帯電話も運転中に話したいなら、それようのキットとかあるのを知っていても買わないんでしょう・・・。
自分は、恐くて走りながら電話できません・・・。いくらオートマ・パワステだとしても姿勢が崩れちゃうんで・・・。
しかし、追い越し車線で占有するのって、見たことない?いや、あるわ!
免許も10年ごとに実技教習とかすれば、いいのかな・・・。
本当ですよ。互譲の精神が基本だと思います。

15分とはしつこいですね。
でもいっそのこと「抜きたいサイン」 「抜かせたいサイン」をもっとはっきり決めれば良いと思うので、
そういう何か流れが出来るといいですよね。この頃、御年寄りなどは「抜きたそう」にしていると道を譲ってくれますね。

私は、選ぶ車の会社によって、運転手の性格が分かるという仮説を立てています。
私はホンダ車と福山ナンバーの車とは相性が悪いみたいです・・・。
Hに弱いんですね!福山は行ったことがあります。
僕の友人が「カチャロス」というバーをやってます。懐かしいですね。
是非「福山」へ行ったらまたカチャロスで飲みたいなぁ。