予想していたとはいえ、この一週間の忙しさは自分自身の想像していた範囲を超えた。

形に出来たものもあれば、そうでないものもある。
今月は誕生日の月のせいもあり、一年で最も自分自身が活性化するチャンスだ。
楽しくてワクワクして次から次へと色々なアイディアがを沸き起こってくる重要な時なのだ。
今年は驚くほど早く梅雨が空けた。
昨年の梅雨明けは7月18日だったので、
約三週間も余分に真夏が楽しめると思うと
なおさら嬉しくてしょうがない。

植物も大変だろうが、環境に対応しながら頑張っている。
そこで、チョッと増えすぎた植物を使って
周りの環境をさらに良くしようと、みんなで頑張った。

昨年結実させず体力を温存させたブルーベリーは、
見事に沢山の実をつけた。
最低でもこれくらいの量を採って、

一気に頬張る。
開田高原で教えてもらった最高に美味しい食べ方だ。
三河から呉さんが美しいブリッツェンに乗って整備にご来店された。

早速、ご家族をブルーベリー狩りに案内する。
洗いもせずにいきなり食べても大丈夫・・・と言われても

チョッと心配だったようで(笑)
及び腰ではあったが、甘い!と喜んでいただけた。

ここの崩落防止に望桜荘の庭から昨年移植した竜舌蘭。
この勢いの素晴らしさには驚いた。

昨年以上に美しい花を咲かせてくれた。
そして、時期が少し悪いと

心配しながらの作業ではあったが、
望桜荘の裏にある駐車場の入口を
一部石畳化して花壇を作った。

樹木の周りに増え続ける芝桜をここで綺麗に増やすよう、
土壌改良と花壇整備を完了させた。

余りの暑さなので、有機肥料を与えた後で
水を霧状に噴霧し温度を下げるように工夫した。

また、望桜荘の裏から
桜の古木に通じる路地に

庭で増えすぎた玉竜を移植して雨水の跳ね防止を兼ねた緑化に取り組んだ。
というのも、

これが何かわかるだろうか。
もの凄い量の
松の葉を徹底的に食い尽くす、丸々と太った毛虫だ。

昨年来、こいつらが異常発生している。
昨年はこの松と

この松にたかった。

何とか新芽も出て復活したように見えるが、まだ心配だ。
そして今年はこの松が食い荒らされた。
しまった!
気付いたのが少し遅かったか・・・・・

枯れて死にそうになっている。
恐るべき奴らだ。
そしてついに五葉松にまで「たかり」始めた。

妙に茶色いものが増え「おかしいな」と思い、
良く見れば
このようにウジャウジャ居る。

まるで異常繁殖したプリウスのようだ(笑)
不格好だけど妙に元気が良くて、気味が悪いほど静かだ。
消毒したら他の生き物も死ぬかもしれないので
毎日採り続け数を減らしてやっとこさ、枯れずに乗り切ったようだ。

高いところの奴は
このように剪定ばさみで掴むが
掴み損ねるとびゅんと跳ねて飛んでくる迷惑な奴だ。
取りながら、4本の松の内
一本だけがなぜ枯れかけているか、改めて考えてみた。
良く見たら、この松の根の周りにビッシリと玉竜が繁殖していた。
望桜荘の庭は
まさにマザープラントとして最高の土壌を持っている。
そこで、増えてしまった玉竜を
根こそぎ取り出して移植する計画を立てた。
以前から雨水の跳ね返りが気になっていた、
望桜荘とSABの間の小道を緑化して環境整備するのにもってこいだ。
先ず

植える場所をしっかりと決めた。
次に幅をはかり、水糸を引き
丁寧に30cm掘って天然のプランターを作る。
なるべく土ごと植えたら培養土を被せた。
SABの入口側から見ると、今までより雰囲気が和んだ。

昴整備工房に眼を移すと
仲良く並んだ新旧の水平対向6気筒が、
気持ち良さそうにメンテナンスを受けている。

手前のXT-6は、岡山から車検でご来店された岡田さんの愛機だ。
WRXの優勝を祝ってお土産も頂戴した。

こちらが、みんなで食べる様にいただいた美味しい和菓子。
中の羽二重餅が甘すぎず、

絶妙なハーモニーを奏でる。
もうひとつ、とっても珍しいものをいただいた。
この祝い菓子だ。

食べるのがもったいなくて、

そのまま取っておいてある。

奥に並んだ白いSVXは三河の加地さんの愛機だ。
いつも社員一人に数個ずつもの地元産の美味しい豆腐を
お土産に戴いている。
また、山形の平方さんから

社員全員へ暑気払いの心を込めて
サクランボが届いた。

眼が飛び出るほど美味しい。
このなんとも儚く純粋な甘さは、
日本ならではの味だと実感できる。
生田さんにも夏ばて防止のソーセージやチーズに特製つけ麺が届いた。

元気がうんと付きました。
皆様、本当にお心遣いをありがとうございます。
中津スバルの全社員は夏の暑さ乗り切っています。
それは、このようなお土産やアンケートに添えられた暖かいご声援によるところが大きいと実感しております。
重ねて感謝申し上げます。
そうそう、
忙しかった理由がまだあった。
NBR優勝を記念してかわら版を作った。
下手なドラフトだが紹介させていただく。

七福の水饅頭を食べながら作業を進めると
ツルツルと効率よくこなせてパワーも全開!(笑)
かわら版に載せるために

月に一度の大掃除にあわせショールームからtSを出した。
改めて外の光の下で舐め回すように観察する。

優勝したクルマと同じ物がここにある、
と思うだけで感無量だ。

これがカーボンだと思うだけで
痺れてしまいそうだ。
この角度のリヤスタイルが一番好きだ。

躍動的なコックピットにはおなじみの
STI専用ステッチ入りシート。

また、見やすく
ブラインドタッチがやりやすい

WRXらしい躍動感にが溢れる。

トランクが広いので実用性も抜群だ。
ボディの下回りに眼をやると、凝ったサスペンションが眼に飛び込む。

ただし空力を考えれば
整流するためのカバーがもっと必要だろう。
かわら版のホンモノが
そろそろ愛読者の手元に届く頃だ。
発行日から少し遅れたのにはわけがある。
せっかくドイツで優勝したのに、
取り上げ方の差は何なのだろう。

この頃、日本の女性はホントに強いね。
連日「なでしこ」が新聞のトップを飾る。
それに引き換え、
どうも富士重工はWRXの優勝をパブリックリレーションする気が無いようだ。
元気の良いニュースだから
どんどん前に出せば良いのに。
左の田口さんは宮城にお住まいだ。
震災後、数日のあいだ周囲と連絡が取れなかったそうで
皆、心配したらしい。
彼とは去年も一緒に応援した仲だ。
彼の愛車、インプレッサWRXスペCは何とこの前の震災で津波でさらわれてしまった。
ご自宅の中もめちゃくちゃだったそうだ。
それにも関わらず、
はるばるドイツまでスバルの応援に駆けつけた。

また右に並んで東北魂のTシャツを見せているのは、STI社員の渋谷さんだ。
普段はシャシー設計課で特装車やグループNパーツの設計を担当しておられる。
彼も福島県の出身で、
着ているTシャツに故郷を思う熱いを感じる。
何も話さなくても分かり合える。
彼らにはスバル愛が溢れているのだ。
そんな熱さに、心が昂ぶる。
優勝記念イベントを
メーカーがやらないなら、
我々が出来る事を何でもやろうじゃないか・・・という
大義名分が出来たので、
なにか記念になる事を一発ぶち上げようと考えた。

普通なら大目玉を食らうが
最新型のアイドリングストップ付ステラL-Limitedを使い
土曜日から優勝イベントを開催する。
ただし、特典はかわら版愛読者限定とさせて戴く。

クーポンが届いたら是非お使いいただきたい。
さて、慌しく過ごす中で3連休が直前に迫ったので、
早急に届いたばかりのアウトバックをテストする必要が生じ
そのために時間を作った。
くれぐれも言っておきたいが、決して避暑に行ったのではない。
仕事なのだ(笑)
妻は避暑と決め付け少しご機嫌が悪かったが、
水曜日の当直を夕方から交替してくれた。
まず高速道路を皮切りに
チェンジレスチェンジを受けた新型レガシィ「アウトバック」を、
初めてリアルワールドで試した。

いつものインターを降り、右手に伊那谷を眺める。
左側が中央アルプスの南斜面だ。
ここをまっすぐ駆け上る。

すると、リニアトロニックの優れた変速特性が容易に体感できる。
とにかく、アクセルの「ツキ」が良い。
このスグレモノは世界最高水準のトランスミッションと言っても良いだろう。

アイサイトのロジックもより精密にチューニングされ、頼もしい限りだ。
はっきり行って今後のSシリーズには標準装備するべきシステムだと思った。
車線逸脱に関しても、以前より緻密に判断するので、
邪魔ではなく、
むしろ「教官、済みません」という気持ちにさせてくれる。
ところで今回のマイナーチェンジで外観上、最も変化したのがアウトバックに新設されたS。

グリルも格好良いしフォグランプ周りにメッキリングが付いてお洒落だ。
走りはとっても気持ちが良い。
18インチの専用ホイールは見た目も良いし、サマータイヤが付いたのでグリップも上がった。

とにかく、乗った最初のステアリング操作で、ビルシュタインを実感できる。
切込んだ時の確かで滑らかフィーリングは
脳髄に染み込んだ味だからだ。
ボディカラーの選択にあたっては、
ホワイトパールを望む意見もあった。
なぜ、あえて変化の差がわかりにくい黒いボディを選択したのか説明しよう。
この頃、毎週のように木曽馬と付き合い初めた。
今回は丁度放牧された瞬間に立ち会えた。

ホワイトパールの馬体もあるが、黒も居る。
厩舎に行くと

格別の扱いで今日もお出ましになられた。
木曽馬界のマリオだ。

なんとも黒い鬣が似合う、いい感じの種馬だ。
こいつを見たり触ったりしていると、

黒いボディのアウトバックに

ブラックレザーシートが妙に欲しくなる(笑)
それに雨に濡れた車体がこれほど美しいクルマは

これしかない。

スコールのような雨が降る開田高原で
いつもの店に立ち寄り翌日まで過ごさせてもらう。

ビヤガーデンを楽しみに行ったのだが、雨上がりの開田は「爽やか過ぎる」(笑)
長袖を持ってきて丁度よかった。

早朝から起きて撮影に向かうが
今日はチョッと雲が多く、御嶽山も見えない。

しかし、刻一刻と変化する開田の情景に魅せられると、
時間があっという間に過ぎてしまう。

数分毎に色が変わる景色が解ってもらえるだろうか。

こういう美しく
自然の情景が溢れた場所には

やはりアウトバックが一番ふさわしい。
この瞬間を最後に山を降りたが

あと30分粘ればと少し後悔した。
と言うのも
大桑村を走る頃には空いっぱいの青空が広がったからだ。