スバル1000の来訪と共に秋がやってきた
2011年 09月 04日

昨日、望桜荘の庭に居た赤トンボ。
ここのところ、ジャレル様にまとわり付く可愛い奴だ。
激しく吹き返す風と繰返す大雨で、疲れて眠っているようだ。
でも台風のおかげで

庭の樹木に付着した
虫たちの食べ残しが綺麗に掃除されて、
どの木も嬉々としているように思える。
初物だ!

栗きんとんが登場した。
七福さんの話では、
今年は栗の入荷が遅れ、
苦労されているご様子。
今シーズン初めて口にしたが、
とても良いお味で、
思わずホッペが落ちそうになった。
現在、中津スバルでは、楽しいことが目白押しだ。
そんな事を悟ったのか、

仙台から田口さんが遊びに来てくれた。
GT300の応援もかねてではあるが、
津波で流されてしまった愛機GDBの代わりに手に入れた、
ステキなR1で遠路はるばるご来店戴き、感謝感激だ。
美味しいお土産を戴いた。
洋菓子ではあるが、とても手の込んだ美味しいもので

味もさることながら、その細やかな商品説明は

かわら版作りと共通性を感じて、
とても嬉しくなった。

また、前回のブログで紹介したネタを元に
かわら版153号を発刊した。

このあと紹介するが、現在大きく分けて6つのプロジェクトが進行中だ。
その第6番目を次の日曜日まで継続する。
そのプロジェクトが、
どれくらい楽しいことか、
このブログの愛読者なら充分ご承知の事と思う。
質問などあれば気軽にコメントして欲しい。
ところで、
残暑の厳しかった東京で、
面白い集まりに参加した。
仏壇屋の若旦那を対象にした勉強会だ。

先日のコメントにある奈良の辻井さんは、
とてもセンスの良い仏壇屋を経営しておられる。
クルマ屋に命をかけて仕事しているせいか、
御菓子屋さんもそうだし、
仏壇屋さんもそうだが、
「らしさ」を極めるものには底知れない共感を覚える。
だから「くるま屋」の名を語り、
上っ面だけを利用した、金に執着する実業家には虫酸が走ることも多くなってきた。
決して仏壇屋を始めるわけではないので、
誤解して欲しくないが、
異業種の中にキラリと光るお店が多々ある。
奈良県の「辻井蓮華堂」をチョッとググって見て欲しい。
先日、大阪「天昇堂」のお線香を戴いてから、本物の持つ魅力に改めて感心した。
その後、不思議な事に、
仏教界の皆さんとなぜかご縁が続く。
この夏だけで、3回連続して

レガシィB4が次々と嫁ぐ事になった。

余りにも立て続けの事だった。

それで、よくよく振り返ってみると、
仏様の納まり処である仏壇だけはこれまで一回も凝視した事がなかった。
だから興味を持ったのが真相だ。
いずれにせよ様々なご縁を与えられた事に心から感謝している。
さてそれでは、
簡単に現在進行中のプログラムを紹介してみよう。
1.今後のガソリンエンジンの動向を第一世代 最終型水平対向エンジンEA82と、
不等トルク配分型4WDシステムACT-4から探る。
>始動可能な最終型EA82ターボと革新的な4WDシステム「ACT-4」のメモリアル展示を進めている。
既にフォレスターに搭載された新型エンジンFB20が、徐々にCVTと組み合わされたり、
直噴エンジン化されていくのに合わせ、当社に保管されていた最終型を綺麗に磨き上げて展示する事で
お客様へスバルのエンジン史を紹介すると共に、我々自身も更に理解を深める事を目的としている。
そして、将来もガソリンエンジンを含めた内燃機関には様々な夢や将来性が潜んでいる事をしっかり認知したい。
2.GC8型インプレッサクーペを更にリフレッシュ
> ビルシュタインの力を借りて魅惑のクーペをNBR仕様に。全力で5週走っても疲れない「味の追求」

現在2度目の試作が終わりテスト中だが、
どうしてもまだ満足できない部分があるのでレポートを作っている。
3.生誕20周年を記念したSVX軽量化計画
> 自社で保管していた手付かずのSVXを我々の力を振り絞りスパルタンに仕上げる
もうすでにご存知だと思うが
チョッと動かしたら、余りにも変貌して驚いた。
アルシオーネ版S202といえば解るだろうか。

アッと驚く姿を御眼に掛ける事の出来る日は近い。
4.機械仕掛けの原点を追ってA12復活大作戦
> 寄贈されたA12を復活させることで「機械仕掛け」の本質を振り返る
実はこれは非常に大変な事で、
普段ならお断りするところだが、立松さんの熱意にほだされた。

既に当社にはスバル1000が昔からある。
「引き取って命を与えて欲しい」という希望にお答えできかねるところではあるが
立松さんの息子さんの情熱と
この佇まいを見たときに

放って置く事の出来ない何かを感じた。
そう、生き物のようなのだ。
自動車家畜論として語ることがまた増えた。
今後の進行に合わせご紹介したい。
但し、レストアすることを仕事として引き受けたのではないのでご承知置きいただきたい。
立松さんからは、大好きな銘菓を社員へのお土産にと頂戴した。

香ばしくてとても美味しく戴きました。
ありがとうございました。

工房に一旦収納された後、
下回りにスチームをかけ

たわしで体中を洗ってやったらスッキリしたようだ。
暫くここで治療に専念する。
このクルマを見事ないでたちに蘇らせる。
5.MGBのレストアを通じてボクサーFRスポーツ「BRZ」をフォーカス
> ついに明らかになった新ネーム「BRZ」をMGBになぞらえ新時代のFRスポーツを考察する
当社に来られる人のほとんどが口にする
「どうしてあの車があるんですか」というセリフに、

いつも「ニヤリ」と答えてきたが、
それにしても、富士重工がこれほどまでにピタリと当てはまるネームを用意したとは驚きだ。

このあたりの琴線を、
キチンと読める人こそ真のスバリストだろう。
このアライアンスには、身内でも検討ハズレな事をいう人が多い。
ましてや自称スバリストほど、厄介な見解wo述べる存在は無い。
この頃つとにそう思う出来事が多いからでもあるが。
サブネームの無いアルファベットの羅列は、
スバルそのものが車名であった時代を除くと、
VIVIOなど愛称として定められたもの以外では初めてではないだろうか。
今後「コンフィデンス イン モーション」の中で、
このクルマが「どの立ち位置」で成長していくのか、
スバルの野望は計り知れない。
逆説的に論じれば
アルシオーネBRZの誕生すら期待できそうだ。
6.レガシィアイサイトの本質とその拡張性
>全く独立した機能で構築されたアイサイトVer.2の真髄とこれからのスバル新時代の幕開けを予言する

新型のアウトバックのSパケリミテッドを降ろして、
散々乗り回した結論は「文句のつけようが無い」と言うことだ。
アウトバックに関して、
これも熟成を極めつつあるが、
今年の4月に、その事を商品企画は素直に受け入れてくれなかった。
だが、大切な事を置き去りにして開発を続けると、
この先、行き詰まる事もあるかもしれない。

ようやく名前が決まりましたね!
まだ、デザインは分かりませんが今年一番の楽しみです(笑)
お一つお聞きしたいのですが、WRX tSはまだ展示されてますか?
最初にBRZと聞いた時は拍子抜けしたのですが、
噛めば噛むほど味が出てきました。
色々な角度から眺めると、これは凄いネーミングだと思います。
tSはたった250台しか世界に存在しない大切なお宝です(笑)
まだ大切に展示してあるので、是非ご覧下さい。

初めてコメントというかつっこませて頂きます、
>始動可能な最終型EA18ターボと革新的な4WDシステム「ACT-4」のメモリアル展示を進める
ACT4との組み合わせはEA82ですよね
AX7とAA7と、(当方が2年前まで所有していましたが)AL7と

ご指摘の通りです。A12と混同してしまいました。
早速修整させていただきます。。AL7ってデビューした時、本当にかっこよかったですよね。今後とも宜しくお願い申し上げます。