進行中のプロジェクト3.生誕20周年を記念したSVX軽量化計画

激流のようだった9月を、
良き友との再会で締めくくることができた。
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中津川を故郷と呼んでくれる名知さんが、
久しぶりに岐阜から遊びに来た。

早速、杯を酌み交わし、
久しぶりに記憶が無くなるほど呑んだ。
良い酒を良い相手と呑むと、
悪酔いしないが、
暫し行過ぎてしまうこともある。

無我夢中で舵を取り続けた半年間を、
お互いに労い合いながら振り返った。

平成23年度上半期も無事幕を下ろした。

名知さん、
楽しい時間をありがとうございました。

さて「六地蔵川水生植物園化」とは何か
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望桜荘の傍らを流れる川に、
意外なほど綺麗な水が流れている。
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ところが、ここは土石流の巣だ。
いつ氾濫しても不思議ではない恐ろしい側面を持っている。

このあたり一帯を掘り返すと、
太古の昔から、この川が怒り狂った形跡が嫌と言うほど出るのだが、
その代わり、肥沃な土地が生まれ、
集落が縄文のころからできていたようだ。

たくさんの遺跡がゴロゴロと眠っている。
その名残が中山道でJR中央線も通り、
中央自動車道も通れば近い将来リニア中央新幹線も通る。

9月20日の大雨。
久しぶりに荒れ狂う事が予想された川を見ておくように社員に命じた。

あの勢いの雨が2日続いたら危なかったであろうが、
21日の台風が僅かにそれたおかげで、
氾濫という難は逃れた。

社員はかなり驚いたようだ。

今まで気にも留めていなかった
単なる小川が大激流に様変わりしていたからだ。

これを見せた理由は
そこに生えた植物の強さを実感させるためだった。

大激流が収まると
川の形が変わる時があるが、
このように護岸されていると
さほど変化は無い。
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しかし、上辺だけに生えていたものや、
ごみや枯れ草は綺麗さっぱりと流失した。

このチャンス
かねてから計画していたことを実行に移した。

区長さんにも許可を得て、
川の中に入り
増えすぎたツルヨシを根こそぎ取り除き
これまで周辺環境の改善でも活かしてきた
「抜いてはいけない植物」を明確に定め、
我々の手を少しだけ加えた上で、
ここにもともと生まれついた植物たちを
増殖させようという試みだ。

上にある1週間ほど前に反対側から撮影した画像を
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今日、橋の上から撮影したこの画像と比較すると、
変化がわかるだろう。

この川が一冬越した時に、
どのような変化を遂げるのか、
大いに楽しみである。

これは、我々の仕事にも、
大きく役立つ。

なぜなら、
世の中には老舗といわれるようなお店もあれば、
付け焼刃で始めたような仕事もある。

出店構成で日本中に広がる「ナショナルブランド」のような、
今のトレンドを最大限に汲み取った仕事も素敵だが、
大激流の後に、
しぶとく生き残った
この草花たちのように
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いよいよ終焉を迎えつつある、
複雑になりすぎた現代資本主義の呻き声の中で、
生き残れるかどうか・・・・・・・。
まさに今、その真価が問われているような気がしてならない。

自然の摂理は数々の正しい知識を
我々に教えてくれると感じたからだ。

初めにこの川に、すばらしい息吹を感じたのは
自然に発芽したツユクサだった。
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石のベンチを
桜の根から離してやり、
旅人が一息つき易い位置に綺麗に置くと、
いつの間にか近くに美しい花が咲いていた。
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昨年から、
それを間違って抜いたり、刈ったりしないよう大事に残した。

昨秋、
ツユクサの周りにあまりにも雑草がはびこって、
息苦しそうだったので、
廃アルミホイールをおいて
断熱して、
桜の落ち葉を燃やした。

するとそこに明らかに、それまでの雑草と違う、
肉厚で柔毛のある植物が芽を出した。

最初に見つけた妻が、
「これは抜かないほうが良いんじゃないの」と言うので、
大切に育てたら、
こんな綺麗な花を咲かせた。
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この夏、毎朝午前中に綺麗な花を咲かせ、
夕方、そっと閉じる。

そのなんとも律儀な姿に惚れ惚れし、
名前を調べようと思ったが
心当たりが無かった。

そこでマジマジと、
息がかかるくらい近くで見てみると、
種の様子などから
タンポポの一種のように思われた。

それで、インターネットの登場だ。
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オレンジのタンポポと入力すると、
予想通り一発で見つかった。

コウリンタンポポと言うのだそうだ。
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石のベンチの周りを整え、
細かな草を抜いてやると、
よく見ればベイビーたちがちらほら生まれてきた。

そういうで観察を続けると、
川の中にも綺麗な花がたくさんある。

妻が特に今後増えることを楽しみにしているのが、
コンペイトウのような花だ。
きっと、清清しくて、
通る人たちに潤いを与える場所になるに違いない。
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今日は安曇野からKさんご家族がご来店された。
待ちに待ったレガシィB4の納車式だ。
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美しい自然の安曇野に負けないくらい、
周りの環境を大切にしたい。
さあ、
このオレンジの綺麗な花を見てほしい。
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SVXにはがある。
これだけ贅沢な開発手法を執った車は、
もう2度と現れないだろう。

このクルマを名車と位置づけ、
二十歳の記念日に向け、
飛び切りの軽量化を進めている。

記念日に発行される予定の記念誌には
今から話題が集まり
車検で関市からご来店いただいた小森さんなど
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2冊ほしいから、夫婦揃って参加すると
今から鼻息も荒い。

そんな重要な記念誌に
寄稿させていただけるチャンスを
主催者の皆さんにいただいた。

自分の思いを迸らせて
筆を走らせたので、
ぜひ楽しみにしてほしい。

記念誌を入手できない皆さんも、
SABに一足早く
この寄稿した部分だけ飾らせてもらっているので、
参加できない方は、遠慮なくご覧になってほしい。

SVXはとんでもない開発費を掛けたのに、
全く売れなかったと言ってよい。

当時の環境を考えると、
プラザ合意後
潤沢な資金調達環境で、
思う存分腕をふるって作り上げたものだ。

その当時のSVX開発担当者は、
後に今で言うコストカッターとして、
富士重工に乗り込んできた、
当時の川合社長にこっぴどく叱られたに違いない。

その事をなんとなく匂わせるのが、
現在のSVXの立ち居地だ。

同じように、
トヨタ自動車が驚愕したほどの非常識な開発費を掛けて、
世の中に出てきたのが
先代のレガシィである。

SVXが名車で、
BP/BL系レガシィが名車になりえないのは、
いくらで売ろうとしたのか、と言う部分にある。

結果的に売れなかったが、
SVXは400万円オーバーで売ることを前提とし、
本気で開発した。

レガシィにも驚くほどのコストを掛け、情熱も注ぎ込まれているが、
安売りした

ここに両者の決定的な違いがある。

クルマのパフォーマンスも大切だが、
それに対していくらの対価を払わせるのか。

この関係を
分子を支払う対価、
分母を性能としたら、
過分数
になればなるほど絶対的な価値は高まる。

コストパフォーマンスだけ考えたクルマ作りは、
名車とはいえない。
なぜならば、分母に対して分子がどんどん小さくなることを意味する。
もちろん限度はあるが。

その立ち居地で競争を繰り返すと、
限りなく家畜ではなくツール化していく。

すなわち便利な道具でしか無くなるのだ。

その典型的なものが「軽自動車」である。
スバルが販売を継続しても、
生産から撤退すると発表した当時、
もろ手を挙げて賛成したが、
それはやっぱり正解だったと、
このごろ強く思う

パフォーマンスはもちろん大事だが、
そのパフォーマンス以上に
買い手に金を払わせてしまう
背景や歴史や魅力を重ね持つこと

それが大きければ大きい程、
プレミアムな領域に踏み込んでいく。

モノの価値とはそういうもので、
何かと比較したバリューでは無く、
絶対値として限りなく大きい価値観をスバルにはもう一度創出してほしい。

そのためのベンチマークが、
SVXなのだ。
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Commented by 名知 at 2011-10-03 05:39 x
こんな写真撮りましたっけ?
この時点で全く記憶がありません(^^)
お会いできて嬉しかったです。ありがとうございました。
追:「栗おはぎ」は絶品でした。また買いに行かねば!

Commented by b-faction at 2011-10-03 06:17
おはようございます。この後、更に呑みましたね。
翌朝普通の顔して会議ができたのが奇跡です。
昼飯の蕎麦を完食できなかったのが、体力の差ですね。
今回は完敗です(笑)
裏技「栗ごへい」もあるんですよ。また来てくださいね。
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by b-faction | 2011-10-02 18:15 | Trackback | Comments(2)

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