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プロジェクト4.機械仕掛けの原点を追う「A12復活大作戦」

厚い知識とは、こういうことを言うのだろう。
お客様から素晴らしい知恵を分けて頂いた。
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つが (栂)をご存知だろうか。 
学名  Tsuga sieboldii
マツ科の植物で別名をトガとかツガマツと言うそうだ。
英語名はJapanese hemlockなので、日本にとにかく深くかかわる植物のようだ。

森林のプロ
下林さんご夫妻だ。
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先日、「ブログ見たけど、凄く美味しそうな物を食べてるじゃない。
あげようと思ったけど、あれ見たら止めようかなぁ(笑)」と電話があった。

そんな事いわないでください。欲しい、欲しいと、
こちらも夫婦でねだると、
それじゃあ・・・といって、
わざわざ持ってきてくださったのが
これだっ!!↓
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まさに下林さんはギャップダイナミクスを語ることのできる、

フォレスター(森の番人)なのだ。
この中には、例のおいしそうなキノコが入っていた。
あらかじめ断っておくが、
決してマツタケでは無い!
そしてこのキノコの本当の名前と、生態を教えてもらった。
ヒントは冒頭の画像だ。
一般的にキノコをパックする時、
上の画像のように、中に一緒に樹木の葉を入れる。
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左はヒノキの葉で、右側のものが栂の木の葉だ。
栂の木のあるところに生えるのが、
ツガタケだ。
ツガタケを綺麗に整え、この前と同じように焼いて食べた。
美味い。
そしてマツタケとは、微妙に何かが違う。
これで納得ができた。
今年の7月に食べたのは、キシメジ科のキノコではあったが、
マツタケではなかったのだ。
http://bfaction.exblog.jp/16315921/
この種のキノコに毒性のあるものは一切確認されてないらしいので、
匂いを嗅いで、マツタケ風の香りがすれば安心して食べらる。
やはり、とっても有難いキノコなのだ。
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その自然豊かな日本が、今年、未曾有の災害に見舞われた。
この辺りなら、誰が採ったものか認識できて、
秋の山の幸にありつけるのだが、
気の毒なことに東日本の皆さんは、
この山の住人に許された特権をも破棄せざるを得ない。

テレビのニュースで、
放射性物質の特集をやっていた。
あのテレビ局
自然界に存在する放射性物質と
アクチノイド元素を区別しないでとりあげていた。
極めて幼稚な番組作りだと思う。

御影石に放射性物質が含まれていると
声高々と取材していたが
そんな事は先刻ご承知の人も多い。
岩盤浴の材料じゃないか。

以前から、有識者の間では常識だが、
日本の中でも
特に中津川一帯は、
有数のホットアトムスポットだ。

中津川市蛭川で出る
ラジウム鉱泉は日本で一番高い放射線を発する天然の湧き水だ。

このあたりは当然のことながら石の産地でもある。

中津川市が鉱物博物館を有しているのは
そういう理由からでもある。

第一回の22Bオーナーズミーティング
の会場は、
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昔、開拓住民が井戸を掘っている最中に、大きな石をどけたら、
そこからゴボゴボと水が湧き出てきて、
共同の井戸として使っていたが、

ある日、上水道を引くことになり、
権利交換で手放したものを、
簡保の宿として「ラジウム温泉」を前面に出して利用したのだ。

ここの湯は確かに効能がある。
お湯につかると、妙に温まり
汗も増える。

特に自分に相性が良いのか
ここだけは入る前と出た後できっちり体重が1キロ減る。

その事と、突然振って沸いた、
80京ベクレルもの放射性物質の飛散は、
全く別の次元の話で、
マスコミは実際に漏れた放射性物質がどれくらいの量なのかもあやふやにしている。

という桁外れな数値は
ピンとこないので
1億の人口でこの漏れた総数を割って、国民一人当たりとして捉えれば
深刻さが解りやすくなる。
80京割る1億=80億ベクレルとなる。

もっと解りやすいたとえは
広島に投下された原子爆弾500発分が既に放出されたということだ。

あのテレビはやらなくてよい事をやり、
本当に知らせなければならない事
知らせようとしていない。

大切な友から
一昨日、こんなメールが届いた。

「代田さん、お久しぶりです。
いよいよ秋も深まっており、紅葉のシーズンとなりましたね。
ところで、最近の新聞に掲載された放射能汚染マップを見ると、ここ数年毎年訪れていた
尾瀬周辺の山の放射能汚染度が相当高い事が明らかになり 暗い気持ちになっています。

やはり、3月12日~15日頃の水素爆発で飛び散った高濃度の放射物質が
風に乗り、北関東の山沿いに相当量運ばれ、雨により地上を汚染していたのですね。
それともその後も汚染が進んだんでしょうか?
これを見ると、ほぼ日光山系にも繋がる山に沿って降りてしまったと言う事ですから、
栃木、群馬の中部から北部に掛けて相当広い範囲が汚染されている様です。

都会の一部地域のことばかりニュースになっていますが、
実は、日本の東北から北関東に掛けて相当広範囲に滞留している事がようやく
段々と明確になってきましたね。

日本政府は混乱を避ける為と言う、人類にとって最低の言い訳で国民の多くの人に
「被爆をさせる」と言う最悪の選択をしてしまいました。
政府は『低レベル放射能の影響が如何に出るのか』を日本国民の体で人類最悪の大実験
をすることを企画したと言う事になりますね。

それも、情報を隠して、大丈夫だと国民をだまして国民を被爆させて実験する事
になりました。 この『憑け』は誰が払うのでしょうかね??
僕らは放射能の影響が出る頃には寿命が尽きますが、今の子供やその子供は
どうなるのでしょうか??

放射能に被爆しても大丈夫だと言う人がいますが、(現実に広島、長崎で被爆された方たちは
多数生きていらっしゃいますからね・・・)でも、セシウムやストロンチウムが遺伝子やその他
人体にどのくらい影響を与えるか未だ十分解明されてい無いんじゃないですか?
素人としては、直感的に悪い影響を与えると考えてしまいますよね。
実験の結果、どうなるのか?? 
結果は何年後に判るのか?
私の心配が杞憂に終わる事を切に願っています」

それに対して、返事を書いた。
「○○さん、こんにちは。
放射性物質は本当に取り返しの付かないことになってしまったと思っています。
被災地の方には申し訳ないのですが
いくら安全宣言を出そうが、
大丈夫だと食べて見せてくれようが、
論理的に考えると、これまで余りにも嘘で塗り固めたり、
秘密を貫いたことで信用できないことが余りにも増えすぎました。
それにも増して、少し言い方を間違うと、例え本当のことであっても、
大騒ぎして社会的に抹消されたり、干されてしまいます。
いよいよ一番困難な過程に入ってきましたね。
米も心配だと思っているし、大好きな純米酒の新酒も気がかりです。
秋刀魚のニュースも、いまさら何をと、茶番に感じます。

あわびを密猟したやくざが逮捕されましたが、どういうことか想像すると恐ろしくなります。
これが誰の責任なのか論じるよりも、
起こしてしまったことを冷静に受け止め、
一刻も早く原子力の利用から離れた社会を作りたいものです。
これらのことは、同じく、
神の領域を犯す行為は自重せよと、促されているのかもしれません。
どこからどこまでが、神の領域なのか。
それを論ずるには、まだまだ知識が厚いとはいえませんが、
取りあえず、
産業においては、原子の世界にこれ以上不用意に手を突っ込まず、根本から見直すことが大切でしょう。
医療においては、遺伝子操作や行き過ぎた人口受精ではないかと思います」

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昨年、「空と宇宙展」に行ってきた。
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このたゆまぬ努力、
日本人の英知は素晴らしいと思った。
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ハヤブサという宇宙往復の実験機が無事帰還して大喜びな半面、
ふと思った。
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そんな事をして、もしこれまで地球が持つバリヤが防御していたものを、
人の手で浸潤させ大きな問題を引き起こすとしたらどうなるのか。

もはやSF映画の世界ではなくなってきた。

世の中の全ての物事が複雑になりすぎた。
もっと簡単になろうよ、と自然が語りかけてくる。
「簡単」をこのブログの中だけで定義すると、
自然の摂理だ。

さて今回のブログのタイトルに、
機械仕掛けの原点と書いた。

実は、
愛用のパソコンがこの二ヶ月の間に2度壊れた。
10年以上使っているので止むを得ないと言うものの、
出張から帰って電源を入れるたびに連続して同じ部分が壊れた。
おそらく電源ユニットだろう。

この頃の電気仕掛けの壊れ方は共通性があるように思える。
また、逆に言えばその程度に作ってあるともいえる。

今年の夏、工業デザイナーの奥山清行氏の話を聞いた。
同い年でありながら、世界各国の自動車メーカーを渡り歩き、
フェラーリをデザインし、数ヶ国語を操るという凄い男である。
当然、知識も厚い。そしてタレント並みのマスクと抜群のセンスだ。
カッコいい男だった。
そして役立つ知識をたくさん分けてもらった。
その中で、一つだけちょっと引っかかることがあり、
解ってないな、と感じたことがあった。
面白いものである。
それは、ロレックス社の
機械仕掛けの時計が持つ
ブランド力についての見解だ。

ロレックスのブランド力に全く異論はないが、
その中で少々認識が「薄い」と感じたのは、
日本の液晶時計のことについてである。

これはブランド商品が何か、
コモディティ商品が何か、というたとえ話の中で
出た話題である。

「今の電気仕掛けの時計は10年間地中で保存したら、全く機能しなくなる。
ところがロレックスの時計なら
同じように保管しても出した瞬間に蘇る」
と、語られた。
それが強力なブランドを今日まで維持し
プレミアムな世界を作り出す最大の理由なのだそうだ。

それが機械仕掛けの時計の素晴らしさだということだ。
この話を通じて先ほどのパソコンをなぞらえれば、
全くその通りだと思う。
しかし、世の中にはそうでないこともあるんだなぁ、奥山さん・・・と思った。

これを見て欲しい。
21歳のときに身につけていた時計だ。
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スバルとのコラボレートだ。
こんなものがあることを知っているヒトはまずいないだろう。
傷が付いているのは、この時計をつけている時に、
バイクで思いっきりこけた。本当にもう少しで後続の車に轢かれ死ぬところだった。
別にGショックではないが、驚くべき耐衝撃性だ。
このとき東京で使っていたクルマはスバル1300Gだったが、
中津スバルに就職して結婚式を挙げると同時にA15を降りた。
それから25年間暗い地下工場の片隅で
クルマと共にこの時計は永い眠りに付いた。

数年前、塗装をやり直し展示用に蘇らせたときに、
忘れていたこの時計も簡単に眠りから覚めた。
電池を入れ替えるという単純な作業だけで。

カシオという会社を永く愛用し、
スバル並みに気に入っているのはそうした理由だ。
何しろ寝るときまで身に着けているから、ある意味クルマ以上に深い付き合いだ。
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今でもデザインに名残があるこの時計を見ると、
ブランドを作っていくのはこういうたゆまぬ努力なのだなと感慨深い。
電気仕掛けの究極だと思う。
したがって、ロレックスには全く興味がなく、
自分にとってGショックはそれ以上の存在なのだ。
ところがアナログ式の電子時計をカシオが出しても全く興味がない。

Gショックを愛用する自分の立ち居地を客観的に見ると
スバラーなんだな。

10年ほど前に1度だけSTIとのコラボが出た。
22B並みの速さで売り切れ、買い損なった。
もう2度と出ないのかもしれない。
その代わりSTIは良い相棒を仲間に加わえた。
オリエント時計だ。
オリエント時計はセイコー社の機械式時計部門を全て引き継いだといわれている。
本来なら素晴らしい時計を胸を張ってリリースするはずなのに、
いかんせんマイノリティだ。
スポンサーなので大事にしないといけない。
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しかし表彰式では誰も身に着けていない。
付け焼刃とはそういうものだ。
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オリエント時計にがんばって欲しいので、
注文をつけたい。
まだSTI限定の時計を自分用として1度も購入していない。
性能面では素晴らしいと思う。だが、残念ながら
支払う対価にふさわしい価値を感じないからだ。

逆に今もしSTIとコラボしたGショックが発売されたとする。
そうなると価格をいくら高額につけようとも、性能に不満さえなければ
支払うだろう。
プレミアムとはそういうものだ。
そう言い切る理由がある。
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数年前にSTIからリリースされたものだ。
裏側を見て欲しい。
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なぜこれほど良いものを作っていたのに、
妥協してしまうのか。

継続は「力」であると同時に、
ブランド商品になりえるために欠かすことのできない、
「信頼」と「脅威」を薫醸するものだ。

これをたゆまなく続けていくと、
スバリストの目で常にオリエントを評価するだろう。

スバリストとスバラーの使い分けの話を続けよう。
スバリストには明確な定義があるといわれる人がいる。
それはそれで別にかまわないし、否定もしない。
但し、自分にとってはそんな事はどうでも良い事に過ぎない。
何十年も前にカートピアにどこかの大学教授が書いたことが、
暗黙の了解になっているらしい。
素晴らしい読み物であるカートピアは、
まさにスバリストによって支えられて来た!と言っても過言ではなかろう。
愛読者の一人としてそう断言できるし、
独りよがりだと妻は笑うが、
編集室にもこのブログの愛好者がいてニヤニヤ笑いながら読んでいるかもしれない。

結構この頃、トレースした話題が出るので、本当に嬉しく思っている。

しかしながらカートピアはバイブルではない。
したがって、暗黙の了解は決して定義ではない。
そこのところをまずハッキリさせたい。
でないと、この後もボタンの掛け違えによる、
不毛な論戦をしなければいけないので、
スタンスを明らかにしておく。

暗黙の了解ができあがると、それを乱すことに対して批判が出る。
そして叱られる。

妻が朝礼で面白いことを言った。
暗黙の了解を知らずにヤンキースでバッターボックスに立った松井が、
次の打席で危険球を投げられ警告を受けた。
という話だった。
スバラーという言葉を
スバルを愛好する人に対して侮蔑を与える表現だとは全く思っていない。
だから、危険球は投げないで欲しい(笑)

埼玉の友からはこんなメールが来た。

「スバリストという昔ながらの(古い)表現に拘りがあるのでしょうね。
スバラーも同意で、明るさや朗らかさがある表現だと思いますよ!
お年を召した方(考え方が古い方)はスバリスト、若い方はスバラー
という表現を、年齢で使い分ければ良いかもしれません。
私はスバラーかしら(笑)」

以前、年代で分けるのには抵抗があるというご意見を頂いた。
しかも全身全霊を掛けて否定するという強いものだった。
その人とは、やり取りの上で十分ご理解いただいたと思う。

その問題になったブログで、
年代を分けたのには、冒頭の話にも繋がるが「知識の厚み」というものも関連する。

薄いからだめだ、と言ってるんじゃないので誤解しないように。

スバリストやスバルサインの登場は、
誰かが画策したものではなく自然発生した。
なぜか。
それはメカニズムに端を発する。

レガシィやインプレッサが登場して浸透するまでは、
スバルの小型車というものは超マイノリティな存在だった。

しかも日本各地の売る人たちの末端すなわち「整備工場」から、
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こうした優れたメカニズムを絶賛するよりむしろ「楽に整備できない」という理由で、
排除される傾向にあった。
上を見れば解るだろう。
だってフロントタイヤを外してもブレーキがどこにも見当たらないんだ。(笑)
そうしたことが解っていながら、このヒコーキ屋の匂いがプンプンする事を愛してやまないスバル好きは多く、
リヤのドラムブレーキに、こんな細工があるのを見つけて
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ゾクゾクしたオトナたちがいっぱい居たのだ。
そして、
技術面や精神論を含めて、車を語る人物像が「スバリスト」として形成されていったと思う。
社員全員で工房の奥にあるSTIギャラリーの掃除に取り組みながら
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この機会にスバル1000に搭載されていたEA型1.8リットルの最終型と
現在もアスリート達の心臓として活躍している第二世代のEJ型を並べ記念にツーショットを撮った。
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スバリストとスバラーが並んでいる(笑)
冗談はさておき、
このクルマの心臓に、いよいよ火が入る。
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なぜ
スバル1000にこれほど情熱を注ぐのか。
それは何度も言うようだが驚異的なメカニズムがあるからだ。
そして
そこにスバリストの原点がある。
シートを取るとフロアトンネルのない床が現れる。
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この時代にこんなクルマは誰も見たことがなく、脅威を与えた。
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どの車にも似ていなかった独特のスタイルに広い室内と深いトランクを併せ持つ。

このクルマの持つメカニズムは、
機械仕掛けの原点から捕らえると、
非常に面白く自然だった。

自然の摂理から考えると
前足で駆動するのはどうかという意見もあるだろうが、
コンパクトカーとして見れば、
直進安定性やスペース効率の点で、
決して不自然ではない。

複雑なクルマから簡単なクルマになり、
軽くなった。

この機械仕掛けの原点をスバル1000に感じ取る。

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外された外装パーツは丁寧に掃除され
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メッキの順番を待っている。
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ホイールキャップも何とか4枚ある。
左側の二枚はとても見るに耐える状態ではなかった。
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ここに北原政文の執念が垣間見える。
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手作業でここまで回復したホイールキャップ。
立松さんの驚く顔が見たい。

現在並行している各種のプロジェクトは
木に囲まれ光に包まれ、風が薫るクルマとの
「共存空間創り」に取り組むための大切なソースだ。
中津スバル集う人々と、
絆を大切にしたい。

この事を今、深く考えている。

クルマを日常の大切な脚として愛用され、
日ごろからご愛顧いただいているお客様に加え、
泊りがけで、遠方から整備や購入にいらっしゃるお客様も多い。

ゲストをお迎えし、
「スバルとは何か」を確かめてもらう空間も必要だ。
それが「木に囲まれ、光に包まれ、風が薫るプロジェクト」だ。
現在製作中のスバル1000やUSレガシィを見れば、
スバルの変遷が良く解る。
そしてスバルに望みたいのは、
更に自然の摂理に沿った、
機械仕掛けの逸品を提供することだ。

終わり

Commented by 福島 at 2011-10-19 20:44 x
社長様 前回のブログの内容から先日聞かせて頂いたプロジェクトの事かなと想像してワクワクしていました。今の愛車がくたびれてきたときには是非リフレッシュに行きたいと思います。「木に囲まれ、光に包まれ風が薫る」のキーワードにどんな空間が誕生するのか?すごく心惹かれます。そしてホイールキャップの姿にも。想像ですが、跡に「匠」を感じます。そんな方に自分の愛車を預けてみたいなと。
Commented by b-faction at 2011-10-20 06:54 x
福島さん、おはようございます。北原課長は根っからの職人ですね。器用ですが話すのが苦手で(笑) でも、このごろずいぶん滑らかに話すようになりました。工房から二階の事務所に「コンコンコンコン」と音が聞こえてくるので、やってるなぁ・・とは思っていたのですが、彼の休みに現物の状態を見て綺麗になったなぁと嬉しくなりました。
MGBはほぼ彼が独占して取り組んでいる仕事なので、
仕上がりが楽しみです。後はマフラーステーを自作するだけだといってました。
Commented by イッセイ at 2011-10-22 14:25 x
お久しぶりです。
今回の記事、拝見させていただきました。自分が長らく葛藤している、スバリストとスバラーのお話。自分も社長さんのように両側面からスバルを愛せる人になりたいと思いました。
そして何よりも、自分のスバル・バイブルはこのブログなんだな、と確信しました。
これからも宗教的(笑)な濃い情報、楽しみにしています。
Commented by b-faction at 2011-10-22 19:41
イッセイさん、こんばんは。
お元気でしたか?どうされたのかなぁ・・と少し気に掛かっていました。久しぶりのコメント嬉しく思います。今回は色々と意見が分かれることは承知の上で述べました。
人それぞれ想いには違いがるので、一人一人に異なる解釈があって当然だと思います。その中で同意もあれば疑問もある。
今日は感謝ディを開催いたしました。事前に雨だとわかっていましたので対策は考えるものの、降る事は自然の摂理です。
朝礼で「この雨は恵みの雨です。雨が降るとクルマ屋は忙しい。これまで雨の日のイベントで失敗したことは一度もないからガンバロー」と言ってお迎えする体制を整えました。
すると9時の開店前からお客様がお見えになり、おかげさまでとっても忙しい日になりました。
切り口を変えると今まで見えなかった事がまるで扉を開けるように、ドラマティックに目に写る時があります。
そんな瞬間をこれからもご紹介したいと思っています。ありがとうございました。
Commented by マツダパンダ at 2011-10-24 19:26 x
実は、私はオリエントの腕時計を使っています。クオーツですが・・・。だって、メイドインジャパンなのに1万円で手に入るんですよ。中身はセイコーのクオーツで5年電池ですが、安いし正確だからいいじゃんで買いました。
昔、Gショックやtudorの自動巻きも持っていましたが、Gショックはウレタンベルトが切れて交換する代金がたかいのと、自動巻きはメンテナンス代が半端無いことに嫌気がおき、普通のクオーツを探していました。
そしたら、オリエントの腕時計が目に入ったというわけです。
で、まさかSTIのスポンサーになっているとは思わなかったので、ちょっとびっくりしました。
そうすると、私の時計はトレジアと境遇がいっしょなのか・・・、なんて思ったりしています。
ほんと、オリエントには頑張ってほしいです。スイスの時計なんか自動車のOEMと比にならないくらいオリジナルのムーブメントなんか持ってませんからね。一方、オリエントは確か振るオリジナルだったはず。だけど、スイス時計の10分の一とか100分の一の値段で勝負していますから。大和魂ここにあり、ってかんじで有名にならないかな・・・。
Commented by b-faction at 2011-10-25 06:50
マツダパンダさん、おはようございます。STIの唐松社長にあるお願いをしました。NBR優勝記念車は150台で良いので、本気でカーボンルーフの凄いクルマを作って欲しいというお願いです。今年の東京モーターショーではその答えが出そうですから、オリエントさんにもそれにふさわしいモデルとして、希少価値のあるものを出して欲しいですね。
同時に期待したいのは
Commented by イッセイ at 2011-10-25 23:30 x
社長さん、お返事ありがとうございます。
お気遣いいただいていたこともとても嬉しいです。
実は受験生でして・・・無事終わりましたら必ず訪問させて頂きますね!

さて、再びスバラー・スバリスト論になりますが、先日から次期インプレッサの概要が少しずつ見えてきましたね。自分にとって”インプレッサ”の生きる意味とは、常に走りに挑戦し続ける為ではないかと考えております。(特にモータースポーツにおいてです。)
最近(時代背景なのでしょう)、そのインプレッサの味がこの20年弱の間に薄れてしまったような、なにか取り残されているような寂しい気持ちを感じてしまうのです。
そんな中で、僕は次期インプレッサに少し前のスバルがそうしたように、元気印として誕生してもらいたい!と願っているのですが、この意見を社長さんにとっては、スバラー、スバリスト両方の立場からみてどのように思われますか?是非是非お考えをお聞かせ下さい。
こんなにスバルを語れる場所ってそうそうないですから・・・。
Commented by b-faction at 2011-10-26 18:16
イッセイ さん、受験がんばってくださいね。
インプレッサは戦うクルマの象徴ですが、後にWRXが付いていることをお忘れなく。
このクルマは春先に、一足早く切り離されました。というより
A-lineが登場した頃から、その方向に行きました。
もともと、現行型がデビューしたときから、提案した私ですから、この事は大歓迎です。
スバラーとして期待したいことは、WRXが今後どのような成長を遂げるのか大いに興味があるし、
戦うクルマがどうしてもWRXじゃなければいけないとも限らないので将来出るコンパクトカーでWRCを戦って欲しいという夢があります。
そして、スバリストとして次のインプレッサを見ると、新開発のリニアトロニックと新しいエンジンのマッチングがとても楽しみです。
Commented by イッセイ at 2011-10-27 01:13 x
ありがとうございます。必ず受かってきます。
そうですね、WRXが前提ですね。ディバイドすることでより価値あるクルマが出来る・・・まさに逆シナジーですね!
やはりスバラーとしてはWR関係の文字がチラホラしてしまいますよね!
僕個人としては”インプレッサWRX”としてWRCへ復帰し、スバルにもっと活力を。と願っています。
スバリストからの視点は・・それらしく自分の五感で感じてからまたお話ししたいです。(笑)

毎回明確なお答えありがとうございます。まさにバイブル!
またしばらくしたら書き込ませていただきます。
何度もコメントお付き合いいただき、ありがとうございました。

Commented by b-faction at 2011-10-27 10:06 x
必勝祈願!
一点集中で難関突破を期待してます。
イッセイさんに勝利の女神からも「喝」を送らせます。
Commented by ふらっと☆ぶらっと at 2011-10-27 19:41 x
ご無沙汰しております。
以前のblogでスバラーを強く否定したスバリストです。(^^;)
その節は大変失礼いたしました。そして、やり取りにお付き合いいただき、ありがとうございました。
いろいろお話しをうかがった今なら、社長のおっしゃりたいことが理解できます。

週末のSVXの20周年記念ミーティングには私も参加させていただきます。
できればご挨拶に伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。
Commented by b-faction at 2011-10-27 20:51
ふらっと☆ぶらっと さん、こんばんは。 会場でぜひお会いしましょう。楽しみです。100台くらい集まると聞いていますのでゾクゾクしますね。ミーティングに向け準備を着々と進めています。会場でもし希望される方があれば配ろうと思って、
会社の施設を案内するパンフを妻が熱心に先ほどまで考えていました。彼女は留守番ですが・・・(汗)
もしよろしければ差し上げますね。お会いするのがとっても楽しみです。
Commented by マツダパンダ at 2011-10-28 22:52 x
あの。続きが気になるんですが・・・。
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by b-faction | 2011-10-19 13:47 | Comments(13)

毎日の活動やスバルについてご紹介します


by b-faction