とても丁寧に準備された催しだった。

もし、このイベントが無かったら
オレンジのSVX-NBRが誕生する事は無かっただろう。
開発を担当された伊賀滋さんとは生涯お会いする事も無かっただろう。

伊賀さんの後に挨拶させていただくチャンスを貰った。
軽量化の狙いをお話しして、
その結果などを伝えると、
爆笑の渦になった。
正面でスマホを向けている青年が撮影クルーだ。
この様子が世界中に発信された模様で(笑)
帰社するとみんなから「社長、見た、見た!出てたよ!!」と、
声を掛けられた。
実は、この時は「中継」を全く知らなかったので
言いたい放題に好きな事を、熱く語らせていただいた。
さて、今回のイベントを通じて、
また、
軽量化したSVXにじっくり乗ってみて、
改めて言いたい。
SVXはスバルの歴史に残る名車だ。
FHIも今一度、このクルマの残した功績を見直し、
扱いを改めるべきだろう。
誘っていただいたスタッフの皆さんに、
心から御礼を申し上げたい。

中津川から会場の裾野市をノントラブルで往復したSVX-NBRは、

大役を終え、汗を流した後、
暫しの眠りに就いた。
このクルマの最も良かった点は
乗り心地と操縦安定性の高い次元での調和だ。
クルマが軽くなったことで車体は3センチほど高くなった。
しかし、サストラベルが増えたためか
極めて素晴らしい乗り心地を提供してくれた。
これは、この数ヶ月、
何度も同じ場所をGC8型インプレッサでテスト走行しているため、
その素晴らしさが理解できたのだ。
GC8のtype-Rはダウンスプリングを採用しているため、
倒立式の硬めのショックと組み合わせると
脚のしなやかさのセッティングに極めて苦労する。
ようやくGC8も満足のいく仕上がりになったが、
久しぶりにSVXに精魂を傾けたダンパーを味わうと、
改めてグランドツーリングカーとしての素質の高さを実感する。
自分自身で完成させたB&Bサスペンションであるにも関わらず、
新たな驚きが感動と共にこみ上げてきた。
そして
イベントスタッフの小山さんも認めてくれた
内装材の軽量化が効果を倍増させた。

クルマはアクセルのツキがなぜだか凄く良い。
レスポンスそのものが元から違うように感じる。
軽く踏むと、車体の動きも実にリニアで、
軽量化の効果を最も感じる瞬間だ。
そしてB&Bマフラーの相乗効果もあって、
軽量化された車体に軽く共振するサウンドが
レーシーな雰囲気を思いっきり醸し出す。
そこに、動きのよさが伝わるのだから、
この快感は筆舌に尽くしがたい。
開発者の伊賀さんも認めてくれた、
この「思い切った発想」は、もし今もご自身がSVXの開発に関わるのなら、
最もやってみたい事の一つだそうだ。
伊賀さんに奥様同伴で、ぜひこのクルマのステアリングを一度握ってもらいたい。
望桜荘でまたミーティングが開かれるようなら
ぜひ一度おいでいただければと思う。
軽量化後のセッティングを一手に引き受けてくれた

北原課長を紹介したい。
彼はもう既に棚上げしていたプロジェクトを再開した。

ところで、
記念式典の挨拶でも話した事だが、
スバルはトヨタとは全く違うFRスポーツ路線に
徐々に「逆シナジー」を発揮して欲しい。
STIにはそのための「キーパーソン」が既に移籍した。
それはとても逞ししい事で、今後を期待している。
なぜなら彼はSVXという過去最高のクーペ作りにも深く関与したからだ。
SVXをBRZに重ね合わせたのは、
過去からなぞった自分の勝手な想像だが、
決してこれは荒唐無稽な事では無い。
きっと近い将来、新しい道がスバルの前に開けると思う。
だから我々は、他とは違う「スバリスト」に売るための
プレゼンテーションを続けたいと思う。
それが我々中津スバルのスタッフに
最も期待されている事だと自負している。
スバルが世界で確固たる地位を確立するために、
力を入れた4WD統一戦略は、
もうこの辺で卒業だ。
その胎動がコンフィデンス イン モーションだと捉えている。
いずれ近いうちに、そのプロジェクトに関することを、
纏め上げたいと思っている。
次に、シートについて考えてみた。

カラダを包み込むような標準のレザーシートも良いのだが、
やはりしっかりと体を支えてくれるスポーツシートは、
絶対に外せない必須アイテムだと言うことが良く解った。
シートの重量を測るのに苦労した時、

親切にも秘蔵のハカリを提供してくれたのが、この吉村だ。
全社員の力を結集して仕上げたSVXをこれからも大切に維持管理したい。
会場では、
平成8年に新車で販売したSVXと再開した。

しかも、最も距離が少ないSVXとしてお祝いを頂いた。
水谷さん、おめでとうございました。

とても嬉しい出来事だった。

きちんと整列した姿が見事だ。
講演も素晴らしい内容だった。
ここには書けない事も多いので、

また機会があるごとにお伝えしたい。
参加者の数も凄いが
マナーも凄い。
SVXを名車と認める同志たちの
熱い思いがひしひしと伝わってきた。

また、大食いだと思われがちなSVXだが、
軽量化の効果もあり
ワンタンクで会場のある裾野市まで往復できた。

ふらっと ぶらっとさんにもお会いできたし、
この時、
シャッターを押してくださいと
お願いした素敵なご婦人は

なんとK・STAFFの辻社長の奥方様でした!
こちらの男性にも声を掛けられ、
話を伺うと、
なんといつも車検をご用命いただく
三重の伊藤さんの愛機の前オーナーでした。
彼から、「よろしく伝えて欲しい」というメッセージを感じたので
ご紹介する。

この画像で、フロントガラスの前に
数点の配布物が置かれているのが解るだろうか。
最新のかわら版にはSVXの軽量化について、
経緯が記されている。
また、このところ評判の良かったバックナンバーと、

妻の作った会社概況
を並べておいた。
こういう場所で風で吹き飛ぶと困るので
ゴムで縛って並べておいた。
講演の後、小雨も降ってきて
もし散らかっていたりしたら大変だと
周囲を確認した。
一切綺麗に無くなっていた。
もし散乱したものを片付けて頂けたのなら
ありがとうございました。
また仮に、
もし沢山の人に持ち帰っていただき読んでもらえたのなら
どれほど嬉しいことだろうか。
この場を借りてお礼申し上げます。
感想などあれば、お気軽にコメントして欲しい。
また、大阪のOさんから、
「よろしゅう頼みます」とご紹介された、
山下さんにもお会いできた。
充実した一日だった。

皆さん、ありがとうございました。
本当に好青年でした。今はアルファのオーナーだそうですよ。
直接お話しができて良かったです。
わざわざハガキまでいただき、ありがとうございます。
中津スバルさんのユーザーへの心配りが感じられ、嬉しくなりました。
多くの人を惹きつける力は、こういうところにあるのでしょうね。
私もいつか中津スバルさんに伺いたいと思います。

それ以来、一度お会いしたいと願っておりました。
こういう時代だからこそ顔の見える付き合いは大切だと思います。
今日はセントレア空港で新型インプレッサの研修会があったんですが、そこで北海道スバルの札幌西店 寺門係長から「代田社長ですね」と声をかけていただきました。よく気が付いてもらえたものです。
嬉しい出会いがまた一つ増えました。
ふらっと☆ぶらっとさん、
またお会いしましょう。ぜひ遊びにいらっしゃってください。
NBRの仕上がりを見ることができ、感激しました。欲を言えば、私のSVXとのフィーリングの違いをいつか試させてもらえたら、と思いました。
記念誌への寄稿も、感謝しております。
おかげで、素晴らしい記念誌になったと自負しております。
またいつか、お会いできる日を楽しみにしています。
あの場に居た人で、
その瞬間がわかった人は相当の「通」です。
SVXと長い間付き合ってきて思うことは、
絶対に重くしないことです。軽くなればなるほど良い。
特に車体中央から前の部分です。
SVX-NBRはレンタルも前提で開発しました。今後、「そのような」プログラムをまた提供する予定です。
お楽しみに。