富士自動車工業㈱の技術者だった、
百瀬晋六は純国産乗用車の開発をゼロから始めた。
そして1年4ヵ月後、
1954年の2月の事だ。
直列4気筒エンジンを搭載した、

Photo by KAZU Ninomiya
その後、紆余曲折を経て遂に乗用車を誕生させた。
そして遂に、
後輪重視の駆動力配分を持つ、
まるで動物のようなVTD型4輪駆動システムが生まれた。
4つの車輪を高精度に制御する技術を育んだスバルは、
それを活かし面白いクルマを完成させた。
新世代と定義する理由はいくつもある。
まず「ピュア ハンドリング ディライト」は何を意味するのか、
BRZは前後の重量配分が、
後ろ脚だけで歩行すると、
四輪駆動から後輪駆動へ進化すると、
ほ乳類から霊長類が分派したように、
全国スバル販売店の有能な同志達は、
意識改革を忘れず、
「4WD至上主義」では無い、
絶対に
「やっぱり4WD」だとか、
「ターボはいつ出るのか」など、
BRZの素晴らしさは、
そこで改めてFWDのパイオニアとしての側面から、
スバルの持つ力を見直そう。
冒頭のインプレッサは、
本格的な積雪路を攻める1.6i-LのFWDだ。

NAのインプレッサを購入するときは
ほぼ100%前輪駆動車を選ぶ。

厳冬期の開田高原で走らせると、

新しい1.6リットルエンジンは、
世界レベルでクルマの先駆者たちとガップリ四つに組む。
彼らの得意とする技を受け止め、
これからも熟練を重ねる必要がある。
小手投げでは駄目なんだ。
新型インプレッサは、
シャキッと切れ味の効いた、
この傾向は既に先代でも感じた。
インプレッサXVが派生した時に、
その時、スバルは重要な走りのキャラクターを創り上げた。
密かに沈黙を続けているが、
おそらく時期フォレスターは同じ開発者が担当するはずだ。
恐らく周りを驚愕させるような、
そして、更に新たな要素が加わり、
かねてから語るように、
BRZとインプレッサは、
だから彼らには、
インプレッサSPORTに新鮮な魅力を感じる理由は、
この真横からのフォルムは実にスタイリッシュだ。

これは絶対にツーリングワゴンでは無い。
それでいて、先代GH系の持つ「こじつけ」も感じない。
なぜ「こじつけ」と言うか。
旧型をワゴンと言い切ったからだ。
本来ならば、
車検証上に「ステーションワゴン」と入れざるを得なかった。



今度のインプレッサSPORTは、
お世辞抜きで格好良い。
1.6のFWDはこのような滑りやすい路面でも、動きがとても良い。
スバルほど雪景色の似合うクルマは無いが、
これはインプレッサ「スポーツワゴン」の歴史上、
最もスタイリッシュ&スポーティーだ。
インプレッサだけに許される、
「スポーツワゴン」の称号。
それを纏うのにふさわしい姿へ生まれ変わった。
まず先代のXVを彷彿させる1.6リットルエンジン搭載車は、
ヨーロッパ戦線を互角に戦える、
そして、2リットル搭載車には、
旧型のレガシィユーザーをごっそり引き受ける資質がある。
アイサイトも装備した2リットル搭載車から、
どのインプレッサに決めるか、
色もそうだがエンジンとボディの組み合わせ、

オプシディアンブラック・パールに比べても引けを取らない。
さて、
実はもう一つ重要な目的があった。

お世話になった中川剛さんは、
財団法人 開田高原振興公社 木曽馬の里・乗馬センターで
飼育と調教を総括されている。
パナソニックの開発したジョーバにも、
係わりを持たれたそうだ。
まず乗る前に体にセンサーを取り付け、
お相手は可愛い熟女の木曽馬だ。


この中は暖かそうに見えるが、
厳冬期の開田高原は、
あとで解ったが、

馬のお尻に久しぶりに触ったが、

普段使わない骨格を開いたり、
筋肉の緊張をほぐせるそうだ。

横向きに乗ったり、
後ろ向きに乗ったり、

後ろ向きに乗ると、
不思議なことに心拍数が一気に下がる。
そして最後のプログラムは、

しかも頭を馬のお尻の下へグッと下げる。
写真を見て初めて知った(笑)


木曽馬の熟女「たからふじ」、
通称「たから」の任務は終わった。
とても眠そうだ。

首のところが一番気持ち良いらしい。
ここにブラシを当てると、

こうして、初めてのホースセラピーは終了した。
ローマ時代のギリシャで始まった、
癒やしのプログラムだ。

けれども、

また一つ大きな経験を書き添えることが出来た。
クルマは家畜の延長線だ。
乗ることで癒される。
クルマにはドキドキワクワクする瞬間もあるし、
気持ちよくてうっとりする癒やし効果もある。
運転中に思わず眠くなるのも、
馬のカラダをブラッシングすると、
そういう時は医者に見せ薬を与えるだろう。
クルマの医者が我々の仕事だ。
スバルだけに存在する、
きっとその事が良く解っているに違いない。
これから始まる、
エピローグを、暖かく見守ろう。

開田にペター・ソルベルグ来た~!
FFのVDC、走りますね~。
それでいて、
けっこう早く走れるようになりました。
このクルマは、とにかく軽く走ります。
VDCも絶妙に作動し楽しめます。
絶対スピードは4WDの方がもちろん速いのですが、
今回のテストでヒヤリとしたり、困ったことは一切ありませんでした。
2リットル車とは、クルマの仕上げ方が全く異なることが良く解り勉強になりました。
無論、この走りには理論を学ぶ必要があるので、
新世代FRスポーツの誕生に備えまだまだ学習は続きます。

こりゃ、FF・CVTで十分な気がしてきました。一方、5MTも選択肢としては捨てがたいか・・・。買えないのに、勝手に想像しています。
新型のFFと5mtの車両重量って変わらないんですか?カタログをざっと見て、気づいたんですが。ただし、時速100キロのエンジン回転数はどうなんだろうと疑問もわいています。一概に回転数が低いからと言って燃費が良いと言えるのかどうかも分からないのですが、低回転の方がやはりガソリンを使わないと考えています。完全な素人考えです。すいません。
しかし、新型のフォルムは好きだった初代のフォルムですね。これはいい。
蛇足ですが、ホースセラピーは受けたいです。牛に乗ったことはありますが、馬にはありませんから。

「牛は、じいちゃんが、以前、和牛を育てていました。まだ幼稚園に行くか行かないときです。調子に乗った母親が無理矢理乗せたのを覚えています。つうか、背中が四角くてまともに座れなかった気がします。
つうか、ドライブの楽しさは、BRZに役割チェンジというところですよね。6MTが乗るんでしたっけ?どうも、貧乏性なのでクーペは高嶺の花という先入観から、自然と自分の対象から外れちゃうんですよね・・・。でも、2リッターだしな・・・。射程範囲かも(笑)」
というコメントですね。
牛は乗るには不向きです。乗るのを見たことがあるのはラクダかゾウくらいですよね。これらは外国や動物園やサーカスの世界であまり身近ではありません。そうすると、やはり馬に近親感を覚えます。だからクルマはこちらに近い。牛はどちらかというとトラクターですね。そういう意味では子供のころすぐ近くで飼われていました。玄関の横で家族同様に暮らしていました。

牛は、確かに家族の一員だったのかも。自分は記憶がないですが、母に言わせると「爺さん(母の父)に牛が甘えて大変だったのよ。私の言うことは聞かないけど、爺さんが近づくと甘い声をだしていた。」とのことです。犬と同じで、牛の中にも家族の順位が決まっていたようです。
さらに、私のひい爺さん(爺さんの義父)は「村一番の牛使い」の評判だったとか・・・。「牛使いの政」と呼ばれていたとかいないとか・・・。


雪道の新インプレッサの姿は初めて見ましたがなかなか良いですね。スバルと雪は本当にマッチします。ところで非常に素朴な疑問なのですが、最低地上高145ミリと前モデルよりも低めになりましたが、雪道にはちょっと不利になったような気がしますがいかがでしょうか。
また、アイドリングストップを多用するとバッテリーの負荷が増えるような気がしますが、考えすぎでしょうね。
しかし、AWDとパワーに対する信仰の厚さに自分自身でも驚いていますが、年令と伴に転向は案外と容易になりつつあります(笑)。
馬の背中は温かいのでしょうねえ。おもわずほおずりしたくなります。

今日は最後のTT1型サンバーを納車しました。2WDの素晴らしさに感動で涙が出そうになりました(笑)何事も使い分けだと思います。
馬の背中は素晴らしいですよ。開田高原をご案内しますからぜひ遊びにいらっしゃってはいかがでしょうか。