てんとう虫から54年、今日の誕生日を祝おう!
2012年 03月 03日
丸の内のオアゾに行列が出来ていた
ある洋菓子店が入れ替わったからだ。
以前ここにあったお店は、苺を主体とした御菓子を販売し、
ピンクや赤でファンシーな店だったが、
視覚と味覚にギャップがあり、一度購入したが2度と買うことはなかった。
ところが、今回は違った。
インプレッサの助手席において、中津川に帰るまでの間、
我慢を続けるのは、
まるで拷問に近いものだった。
この甘い香りが車内に充満し、
思わず手を伸ばしそうになる。
行列が出来る要素として、
店の周囲に甘い香りを振りまく事は、
最も重要だと思う。
他にも、
花の都「東京」には美味いものが沢山ある。
いつも楽しみにしているものの一つに、
会議の合間に出るお弁当がある。
揚げ物が苦手な自分にとって、
こういうシンプルかつヘルシーなお昼ご飯は
何よりも魅力的だ。
3月に入り一転して暖かい陽気になったので、
今回の会議に参加するため冬タイヤを脱ぎ、
エコタイヤを装着したインプレッサSPORTで
東京までの往復600キロを一気に走破した。
実は出かける前の日に昨年の12月に注文したG4がやっと届いた。
本来ならこちらも紹介せねばならないが、
これだけ良いクルマをもっと売るためには、
きちんとショールームに入れておかねばならない。
それでショールームの中にあった、
アウトバック2.5i EyeSight EX Editionを、
地下のギャラリーに移動した。
スバルはこれを恐る恐る500台限定で販売したが、
S206ほどの速さではないが既に完売してしまった。
ビームスとコラボするレガシィは、
日月さんがPGMとして5代目レガシィ開発に関わっていた時から構想の中に在ったので、
そのデビューを心待ちにしていた。
それで発売と同時に迷わず購入してショールームに並べた。
限定車で色もこのクルマだけに用意されたブラウンだ。
お宝車である。
当社の会長が早く乗りたくて乗りたくてウズウズしているが、
まだ、我慢してもらう。
お客様優先なので、今日からレガシィディの数日後まで展示する。
このクルマは多機能なカーゴルームが最も大きな売りだが、
一番の魅力は、
スバル単独では決してここまで思い切れ無い、
カラーコーディネートだ。
ビームスとスバルというように、
異なる業界のコラボレートは珍しいことではない。
しかし特に今回の組み合わせは、
ぜひ息の長いものにして欲しい。
生長させ続ける事で、
スバルは得をする事はあっても、絶対に損はしない。
どちらかと言うと、
BMWであればアルピナに位置する香りを漂わせるのだ。
高級仕立てでありながらカジュアルな仕様をリリースするのに、
このブランドは最適だと思う。
もちろん、
BMWとアルピナのような超高級路線を維持するほど、
まだスバルには神格化されたプレミアムブランドの要素は少ないが、
可能性が無いわけではない。
特に上手く成長させれば、
オーストラリアの富裕層は結構食い付くはずだ。
したがって、
これからの10年を視野に入れると、
SUBARU × BEAMSは、
恐る恐るでも良いので、
徐々に高価でも「おっ」と言わせる力を持たせよう。
そしてインテリアを彩る部分は素材まで深く吟味した、
パシッと型にはまったお洒落なクルマを作り続けるのだ。
折角のチャンスだから、スバルの中で
光るブランドの一つに育てて行かないと駄目だ。
あまりに着易くて、すっかり惚れ込んだジャケット。
そろそろ必要なくなってきたので丸めて
バックに放り込んだ。
軽量でコンパクト。
実は、
スバルは軽量コンパクトに特化したクルマから作り始めた。
スペースユーティリティは抜群で性能も良い。
しかも物真似ではなくパイオニア精神に溢れたモノ。
こういうクルマを元来スバルは得意としている。
ところで、
3月3日はスバルにとって忘れることの出来ない特別な日だ。
なぜなら昭和33年3月3日にサブロク(てんとう虫)が誕生したからだ。
この日を祝う目的でかわら版161号を発行した。
既に愛読者の手許には届いたし、地元の新聞にも折り込んだので、
ここにも公開させていただく。
初めて、オモテからウラまでストーリー仕立てで作ったので、
ご覧になっていただきたい。
サブロクについては田島社長の時代に、復活させる計画もあったが、
夢のままで終わった。
今回のかわら版を作るにあたり
スペックを調べるのにちょっと手間取った。
ところが傍らに非常に素晴らしい参考書があり大いに役立った。
芸文社が2009年10月に発刊した
スバル360大全だ。
良書なのでぜひ一度読んでいただきたい。
編集に関わられた高山佳巳さんは、
まるで「パンドラの箱」を開けたような仕事だったとおっしゃっていた。
しかし、こうして読み返すと
この後も楽しみになってくる。
190ページから先は
次回作に対する目次のように思えてならない。
残りの17モデルもぜひ詳しい本として発行して欲しい。
待っている読者は多いと思う。
ところで、サブロクの後継とも思えた新しい時代の軽自動車「R1」はずば抜けて良いクルマにも関わらず、大衆には迎え入れられなかった。
その理由を分析すると、軽自動車のエンジンを4気筒にした事がもっとも大きな原因だと思われる。
前にも述べたことがあるので、ここでは詳しく触れないが、
R1のようなクルマはコンパクトカーで出さないといけない。
折角のスタイルが軽自動車と言う保護主義の規格によって台無しにされてしまった。
もちろん、R1には軽のメリットも十分あり決して失敗作ではない。
でも、例えばBEAMSとコラボレーションするためには黄色いナンバーでは駄目だ。
世界を舞台に戦えるクルマとしての基本性能が、プレミアムカーには必要だ。
スバルの中期計画の中にはコンパクトカーも含まれているので、
ぜひスバルらしい商品にして堂々とBEAMS Editionを出してもらいたいものだ。
エンジンはトヨタから調達すればよい。
抜群の安全性能や環境性能にはふんだんに電子制御を用いるのはかまわない。
その代わりに、手で触れる部分を思いっきりアナログにして欲しい。
温かみのあるクルマにして欲しいのだ。
ホースセラピーで木曽馬の背中に乗りながら、
新時代のサブロクが、そのような姿のコンパクトカーで蘇る夢を見た。
更に次の夢は、
そのコンパクトカーに1.6リッターの直噴ターボを無理やり押し込んで、
また胸を張ってWRCに復帰する事だ。
その戦うクルマが紅白で揃った。
S206
NBR Challenge Package
秒速完売したこのクルマの「ライトニングレッド」はこの世にたった7台しか存在しない。
しかもカーボンルーフを持つのは日本ではまだ少ない。
量産工場で作ることが出来るのはスバルのWRXだけだ。
STIのデモ車を除けば、
今のところ、この世にたった361台在るだけだ。
偶然と言えども、そのうちの3台が今この場所にある。
tSも嫁ぎ先が決まったので、
新車のR1が少し寂しげに寄り添っている。
その代わりにショールームは一気に華やいだ。
この3台で総額1500万円ほどになる訳で
スバルもここまで育ったのだと言う想いがヒシヒシと胸に広がる。
このように誕生日を祝うために演出したショールームで、
素晴らしいことにR1の納車式も執り行う事ができた。
このお二人の愛車は今日からルビーレッドのR1。
良き日の納車を心からお祝いした。
やっと「銀メダル」が確定しそうなレベルになりました(苦笑)
今年は登録車のポイントで御社の様な実力ある販売店さんは
凄い事になりそうですね!
ところでBRZのタイヤの件、非常に興味深く思います。
これまでの経験上多くの車がタイヤによって性能が形成されている様でリプレイスタイヤの選択にとても気を使って来ました。
おかげで当社なりのレシピも出来上がったのですが・・
特に専用タイヤではない事、驚くほど減っていないと言う事は
重量バランスが良いのでしょうか。
元々この色は標準色です。3万円のソリッドカラー唯一の有料色です。ブリッツェンのレッドはプレミアムカラーで限定車だけにしか塗られていません。
今後、また登場するかも知れませよ。
ボクも今日は新しいタイヤで680キロ以上走りました。
また次回のレポートを楽しみにしてください。