「風のように走る」新型レガシィGT DIT
2012年 05月 14日
それからWRXを連想すると「矢のように走る」になる。
大好きなBRZを更に重ね合わせると「風と友達になる」がふさわしい。
レガシィは予想を遥かに超えた高性能車だった。
早朝からサービススタッフも含め全員集まり、
資料を整え勉強会を開いた。
最後に試験もやる。成績が悪いと、罰ゲームがあるのでいつもより更に真剣に取り組んだ。
事前準備で試験問題を考えるのは大変だが、
先日のセントレア空港で開かれた研修会が大いに役立った。
FHIのスタッフの皆さんに改めて御礼申し上げます。
試験の結果の一つ。
模範解答とは言えない60点である。
しかし本人には、「まあこんなもんでしょ」と反省の気持ちが全くない。
試験中も妙に余裕をかまして落書きしたりして、
心臓に毛が生えている。
営業スタッフの大宮は100点満点を獲得。
流石に良く勉強している。
レガシィの直噴ターボはモンスターの横顔を持つ、
きわめてジェントルなグランドツーリングカーに成長した。
2.0GT DITと命名されたツーリングワゴンを今日から北海道までロングツーリングする前に、
ちょっとひとっ走りして慣らし運転した。
今、新しいレガシィと古いレガシィを比較するのに、
ちょうど良い相手がいる。
こうして並べてみると良く解るが、
スバルのリデザイン技術は相変わらず進歩の速度を緩めない。
ノーズの先端を15ミリ延長するという、
相変わらず神業に近い手法でキリリと引き締めた。
tSが少しかわいそうに思えるほど、顔が良くなった。
ヘッドライトを改めて良く見ると、
スバルもずいぶん頑張って大きく回り込んだ立派なヘッドライトを造るようになったものだと感心する。
DITの新しいヘッドライトには、
デザイン上、新たな意匠を組み込んだだけで、
内容的には全く変化がない。
これはインプレッサのようにフルモデルチェンジではないし、
BRZのようにニューモデルではないのでいたしかたないところだが、
期待はずれだったことは否めない。
でもアウディのように灯火器をがらりと変えて、ニューモデルを謳うより、
中身に大きな改良を施し、他社ならばフルモデルチェンジと言わしめるような変貌を遂げる方が、
純粋だし素晴らしいと思う。
化粧直しは少しなのに、全体から感じる風格は一段高くなった、
そう感じさせるニューレガシィのステアリングを握り、
国道19号線を東に向かった。
木曽福島の手前から左に折れ御嶽山に向かって北上すると三岳に入る。
春霞の柔らかい日差しの下を走っていたら、面白そうな場所があったので、
さっそく足を踏み入れてみた。
すると、いきなりこんな看板が目に飛び込んできた。
実は道に迷って偶然ここに迷い込んだ。
前を走る遅い車をパスするために、脇道に逸れショートカットしようとした時、
入るべき道を一つ間違えたのだ。
えっ!
この池にこんなものが生息しているのか!!!
とよく見たら
モニュメントだった。
更に目を凝らすと、
何か面白そうなものがたくさんある。
地球の存在と、生物の進化を、
極々シンプルに紹介しているだけだ。
しかしながら、ここでこうしたものを眺めていると、
クルマには進化という言葉が不釣り合いなことに改めて気が付く。
二つのレガシィを並べてみる。
右から左へ進化したのではない。
進化という言葉には自然の摂理による淘汰の意味も含まれると思う。
自動車の場合、
経済的な淘汰はあるかもしれないが、
進化というものには当てはまらない。
生まれた結果のほぼすべてが、改善と工夫による努力の結晶だ。
レガシィtSに搭載されている2.5リットルターボも併売されるが、
それはDITにアイサイトが出るまでの繋ぎ役だろう。
これまでの走りの改善を受け継ぎながら、
全く新しく誕生したスバル初の直噴ターボエンジン。
これはスバルオリジナルの技術で、
エンジン型式は同じでもBRZに用いられているエンジンとは
中身が全く異なる。
たとえばNA専用として限りなく軽量設計を追求したD-4Sのピストンと、
DIT用の違いを見てほしい。
こちらはGTの能力を極めるためのピストン。
400ニュートンを発揮させるために素材も頭の形も全く新しく考え出した。
そそてこちらのピストンは軽さを極めた。
ライトウエイトスポーツカーのためだけに与えられるものだ。
百聞は一見にしかず、とは良く言ったもので、
こうして触れると軽さ、逞しさ、緻密さ、美しさとあらゆる点で、
双方の魅力が匂い立つ。
使い分け、作り分けを自由自在にできるスバルの底力を良く見て、
スバリストらしい正確な知識を身に着けてほしい。
これは進化ではない。
シリンダーヘッドはもちろん
クランクケースも、シャフトもコネクティングロッドも、
NAとして軽さを極めるものと、
ターボとして安全快適な高出力を目指すものでは「根」が違う。
公園の池に目を移すと、
他にもまだ色々な生き物がいるようだ(笑)
脚の無い生き物(たとえば蛇)はそれほど嫌いではないが、
ムカデやサソリと聞くと
背中に冷たいものが走る。
タイムマシンがあっても、デボン紀だけにはいきたくないね。
過去と現実と自然と人工物が不思議に混ざり合った
のどかな自然空間。
ここは太陽の丘公園と名付けられた異空間。
この日に初めて気が付いた。
木陰を見たら、こんな連中も待っていた。
川に降りて
魚たちと一勝負するのも面白いだろう。
さて公園を後にして、
8速のドライブフィールを味わうために西野川沿いを走る。
ここでDITに初めて搭載された高トルク対応の新型リニアトロニックに触れておこう。
これは、今までレガシィに搭載されていたリニアトロニックを全面的に見直したものだ。
430ニュートンまで耐えるか、と質問すると、
大丈夫でしょう、と答えが返ってきた。
DITは400ニュートンだが、今ヨーロッパで注目されているBMWの2リットルのディーゼルターボは、
430ニュートンを発揮する。
ということは、日本にはまだ導入されていないが、
欧州市場で評判の良いBOXERディーゼルを日本に導入するお膳立ては、
一応整った。一応という理由はコストだ。
マツダのように安売りできるエンジンではない。
なので、
軽未使用車を一台をオプションで付けるくらい、
買い手側にディーゼルにするメリットと度量が生まれないうちは、
日本市場に導入は難しいだろう。
熊谷PGMにディーゼル化すると単純にいくら高くなるかと質問したら、
70万円くらいになりそうだということだった。
BMWに匹敵する430ニュートンを実現してくれれば安い買い物だ。
宿題にしてほしい。
ここで大事なことがもう一つある。
2.5リットルもパワートレーンが一新された。
エンジンは既に北米向けのフォレスターに搭載されているFB25だが、
まさか新リニアトロニックを搭載するとは・・・本当に驚いた。
そういう手抜きをしないところが凄い。
2.5リットルまで余裕で対応するとは思っていなかったが、
良く考えればこのCVTも実に奥が深い。
過去のブログをしっかり読んでいる読者なら、すでに気が付いているだろうが、
このCVTの構造が特殊なのは、
「あるモノ」を入れるために考えられているからに他ならない。
上下の写真を見比べると、
メカ好きにはすぐわかるだろう。
コントロールバルブの位置が全く逆だ。
それを考えると、2.5リッターの自然吸気エンジンが発生するトルクなど、
問題なくデバイスできるということだ。
そして新リニアトロニックに採用した、
ショートピッチのチェーンバリエーターを、
これまでのリニアトロニックに採用した。
こうして高トルク対応リニアトロニックという、
限りない潜在能力を秘めた新型兵器が誕生した。
兵器などと言って申し訳ないが、
ある期待を込めての発言だと許してほしい。
これを研ぎ澄ませ、余分な機能を捨て、20キロ軽量化を目指す。
そして戦うために改良してほしい。
話を戻そう。
真ん中のチェーンバリエーターが高トルク対応で、
左がこれまでのもの。
右側が新リニアトロニックのものだ。
ただし、真ん中のモノは模型として造られているので、
ショートピッチではない。念のため付け加えておく。
トランスミッションの内部も大幅に見直し、
8速のクロスレシオのステップ比を持つ、
きわめてスポーティーな最新の無段変速機を開発した。
5代目レガシィでは6速マニュアルが全く売れなかった。
その理由はいくつかあるが、
車格に対してMTが似つかわしくなくなったのが
最も大きな理由だ。
当社もこれまで一台も売った事が無い。
クロス8速の多段式ATが誕生したことで、
レガシィは一つ上の車格に整合するスポーティーさをようやく身に着けた。
旧型のリニアトロニックは、これでエクシーガだけになった。
徐々に統合されるだろう。
やまゆり荘まで一気に駆け上がった。
パドルシフトで操るより、
オオカミスイッチを活用したほうが遥かに楽しい。
オオカミスイッチというものは、カタログには載っていない。
BP/BLレガシィが平成18年にビッグマイナーチェンジをした時、
ステアリングホイールの右側に#と記された小さなスイッチがあったのを覚えているだろうか。
実はあれを勝手にオオカミスイッチと名付けて楽しく活用した。
「羊の皮をかぶったオオカミ」というキャッチコピーは
他社の某車が得意にしたものだが、
そのボタンを押すと、インテリジェントモードから、
いきなり#モードをステアリングから手を離さずに選択できて便利だった。
今回はステアリングホイールの右クラスターに、
SIドライブの操作系を統合して組み込んだので、
オオカミスイッチが復活したというわけだ。
レガシィにはレガシィの韻があるようで、
PGMからPGMに引き継がれる独特の何かを感じる。
メーターにグラフ表示も復活した。
ここには映っていないが、
中央に新たに加わった液晶ディスプレィに美しく表示される。
ここはまだ桜が満開で
蜂たちが忙しそうに蜜と花粉を集めていた。
#モードにすると自動的に8速モードになるが、
これはダイレクトな加速フィーリングを演出するためだ。
欧州車ではこの頃オートマチックトランスミッションの多段化が進んでいる。
効率で考えれば無段変速の方が良くても、
「走る」という事の気持ちよさに関しては、多段化の方が一歩先を行く。
そこで遂にクロスレシオのステップ比を持つ変速モードを設定して、
#モードの存在意義を高めている。
これで、万全だ。
面白いのは8速変速するのはこのモードだけで、
もしパドルシフトを使うマニュアルモードをセレクトしても、
SIドライブのインテリジェントとSモードに関しては、
従来通りの6速変速に限られる。
駆け上るのも楽しいが
下りも素晴らしく気持ちよい。
パドルシフトを操作しなくても、変速制御がずば抜けて優れているので、
SIドライブのインテリジェントモードで十分。
これ程の仕上がりだとは、想像だにしていなかった。
いつもの場所で記念撮影。
すると
「コナラの木に何かでかい生き物が載ってるぞ!」
っと驚き、近寄ってみた。
話には聞いていたが、いよいよ本格的に治療が始まった。
しかし偶然とは恐ろしいもので、
この日が今回の治療の最終日だった。
この資材を供給しているのは、
松本微生物研究所の猿田さんだ。
既に30年以上に渡り微生物資材の研究開発を続けておられる。
それは主に光合成細菌をはじめとした有用微生物を、
農業、環境、畜産、水産、緑化の各分野で資材として用いるために加工することが目的だ。
この人は樹木医さんだ。
穴を掘ってこの中の根を調べている。
横にある黒い土は掘り出したものだが、
向こう側にかすかに見える土は赤茶けている。
これも実は大問題だった。
指をさしてい部分だけがコナラの根。
実はここで壮絶な戦いが繰り広げられていた。
周りにある根は全て芝の根で、
綺麗にめくっても、こびりついている。
芝の根に取り囲まれ養分の摂れなくなった根はこういう風に弱る。
あまり良くない根と
この良い根を比較してほしい。
絨毛のように白くて細かい根が出ているのがわかる。
これを見た時、人間なら小腸の中にある「ひだ」と同じだなと思った。
このようにたくさんの表面積を持つ根が
養分を吸収しないと、樹木は十分なミネラルを得ることができない。
穴を掘って、根を調べ悪ければ思い切って切断する。
その判定をするのが樹木医だ。
今回は12か所の穴を掘り、その中にある良くない根から小指の太さ以下のものを切断し、
新しい根に生まれ変わらせる。
それが今回の治療の骨格部分だ。
その治療に欠かせないのが菌根菌だ。
それぞれの植物に特定の菌根菌が宿生することで、植物に欠かすことのできない
リン酸を供給する。
他の例を出すと、大豆はヨーロッパでは産出されない。
ドイツと世界大戦中に同盟を結んでいたころ、
ヒトラーが大豆の持つ植物性たんぱく質の素晴らしさに目をつけ、
密かにUボートで自国に運び込んだ。
ところが彼らは大豆を実らせることができなかった。
これはヨーロッパの土壌には根粒菌が居ないため窒素を根から取り込むことができないからだ。
それほど、共生菌類の果たす役割は大きい。
先ほどの発根促進剤に加え、
菌根菌がしっかりと根に付くと、
土壌中に菌糸のネットワークを張り巡らせ、
根だけでは吸収できない養分や水分を樹木に行き渡らせる。
その結果、樹勢が回復する。
DITの大切な養分であるガソリンも
適切に行き渡らせねばならない。
これが新開発の燃料供給システムだ。
高圧の燃料を送り込むため、
それなりの作動音を出す。
しっかりした吸音材がセットされレガシィらしい高品質な静粛性を実現した。
これがコンパクトな燃料ポンプ。
そしてここにインジェクターが取り付けられる。
そしてこれがDIT専用のインジェクターだ。
ピストン一つとっても
NAのD-4SとターボのDITでは全くの別物だが、
インジェクターも全く異なる。
D-4Sのインジェクターは傘の形に燃料を噴射するが、
こちらは全く違う。
こちらのインジェクターは多孔式だ。
ターボエンジンでは過給圧が高まって、シリンダー内部の温度が急上昇すると、
ノッキングを防ぐために、燃料を増量し気化熱を奪うように制御する。
直噴による均質燃焼の追求だけでなく、
燃焼室の温度コントロールに対しても、
ポート噴射より直噴の方が効果的だ。
この6つの穴から
ピストンがどのように動くときに
どんな形とタイミングで分割噴射されるのか、
考えれば考えるほどロマンがある。
たまに、こういう所を「変態」と称されるときがあるけれど、
実に本望である(笑)
こうした様々な効果が相乗的に発揮されることで、
異次元の加速を実現し「風のように走る」ことが可能になった。
さて、
今回のコナラの治療には、外科的処置も伴った。
スパイダーマンのように、
自由自在に動き回る人物は、
腐朽菌に侵され、枯れ果てた枝だけでなく、
生きている枝もバサバサ落とす。
その理由は寄生木(やどりぎ)があるからだ。
良く見ると寄生木は色が違う。
芽吹いているのは、コナラの枝ではなく寄生木だが、
何らかの理由で、これが剥離するとその部分から腐朽菌が入り込む。
したがってむしり取るわけにいかないので
惜しいけれども、枝ごと切り落とす。
まさしく選択と集中だ。
また、どういう獣か知らないが、
あちこち齧(かじ)る奴がいるようだ。
至近距離からの調査で、また新たな事実が判明した。
南側の地面は盛り上がった場所に見せるため、良くない土が客土されていた。
これも大きな問題なので可能な限り削り取った。
そして排水溝も作った。
西側にはびこっていた問題の芝を、枝の広がる範囲まで、ようやく綺麗に剥ぎ取れた。
仕事の邪魔をしてはいけないので
見学を切り上げて一旦中津川に戻った。
溜まった仕事を片付け、高速道路に乗る前に給油した。
高速道路を使わずに走行した400キロの燃費をチェック。
決しておとなしく走っていないし、御嶽周辺はアップダウンもすごい。
それでも、
11.4km/lという好燃費をたたき出した。
東京に到着して丸の内の地下駐車場にクルマを置き、客観的に眺めた。
レガシィが一段上の風格を手に入れたことが良く解るシーンで、
隣の車とのバランスも悪くない。
さて、会議ではいつも弁当が出る。
自分の根に養分を与えるには、もってこいの食事だ。
体に負担をかけないので眠くならないから、こういう弁当が本当に嬉しい。
自分の体を大切に労わるには根を良く考えて養分を摂取すると良いと
この頃実感している。
何度も言うが人間の根は、
小腸にあるとコナラが教えてくれた。
眼下には、リニューアルされた、
東京ステーションが全貌を現した。
「捨ててはいけないモノ」を大切に残すと美しさが際立つ。
東京から戻ると走行距離は1000キロを超した。
トータル燃費にも大満足。
-完-
これは高トルクとCVTの御蔭ですかね。
次の試乗感想を楽しみしております。
明日まではコツコツ内容を肉付けするのでお楽しみに。ロードテストの後で落ち着いたら次のブログをアップします。
このところの開田は寒い日が続き、今夜もこたつだけでは寒くって
薪ストーブに火を入れました。
コナラの治療の詳細な解説、ありがとうございました!
私には、とてもじゃないけど書けません。
明日、『ほろ酔い気分』で紹介させていただきます。
北海道へはBRZかと思ってたんですが、とんでもないモンスターが出現したんですね。
気をつけて、楽しんできてください ♪
帰ってこられる頃は、コナラの新緑・ブルーベリーの花が待っています。
では また
300馬力の出力や400ニュートンというトルクなどが示す数値以上に、
このクルマは「何か」を持っています。
これまでに感じたことのない加速フィーリングは、
まさに「風のように走る」に尽きます。
あまりの忙しさに目が回るようですが、少し落ち着いたら開田にゆっくり行きます。
ほろ酔い気分を毎日楽しみにしながら北海道まで行ってきます。
最近のスバルについては選択と集中の成果でしょうか
明らかに動きが早くなったなと感じて居ります。
ディーゼルや「ある物」もかなり早い時期に実現する予感です。
道中はくれぐれもお気をつけください。
後○レー○ーにも(苦笑)
現地でお会い出来ます事を楽しみに致して居ります!
翌日は函館ですか!いいですね。
以前秋に行った事がありますが今の季節も良いでしょうね。
羨ましい限りです。
私の方、結局火曜日は4時起きで空港へ向かい水曜日も8時半にホテルを出発してと結局は強行スケジュールです。
もう少しフェリーの便に融通が利くのならBRZを走らせた方が気持ちの上でも絶対にラクでした。
4日も私が留守にしたら会社が大変な事になりますから(苦笑)
話は全然変わります。
夕方に同級生が店長を勤めるカローラ店に行ったのですが
なんとこの土日に4人のスタッフで20台の受注を取ったそうです。
いい刺激を受けました。
マイペースで楽しみながら長距離テストします。当方コドライバー2名体制のため楽チンです。昨年の四国訪問以来の珍道中になりそうです。
さて、帰って支度しなくちゃ!