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オレンジのXVが奏でる幸せのセレナーデ

朝、恒例の環境整備をしていたら、
小さなに噛まれた。
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「チクリ」とした所を見たら、
数ミリの良く見る茶色い蟻が軍手と素肌の間に居た。

かゆくてたまらなくなり、
まるで蚊に刺されたように腫れてきた。
それが、日増しに悪化する。
蚊より始末が悪いのは、噛まれた部分の皮膚がいつの間にか欠損し、
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リンパ液がにじみ出てくる。

これまでもこういう目に遭ったことがあるが、
まさか蟻の仕業とは思わなかった。
それで、ふと思い出したのがこいつらの存在だった。
人間の皮膚さえ破壊してしまうほどの、
蟻酸をぶっかけるような、
蟻を、
ぐいと挟んで体液を吸い尽くし、
外に放り投げる。
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この頃、都会では
滅多に見なくなったらしい。

ヒヒヒヒ!
カタルシスを感じる。
それは「蟻地獄」

そろそろまるまると太っているんじゃ無いかと覗いてみた。

最初は小さな草の葉を使って、
こちょこちょすると、「バスッ!」と咥えられる。
蟻の身になって想像して欲しい。これは本当に恐怖だ。

しばらく綱引きを楽しむと、
そのうち疲れて放すので、
今度はピンセットでそっとつまむ。
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蟻に刺されてこんなに腫れるのだから、
もしこの「マサカリ」のような牙で皮膚を挟まれたら、
いったいどないなってまうのかと、
流石に素手で掴むのはためらった。

蟻地獄と戯れたら、
痛痒い思いも少し癒やされたので、
そっと巣に戻した。

前回のブログで「カテゴリーキラー」の話をしたが、
自然界には基本的に「キラー」など存在しない。
結果的に「キラー」であっても、あくまでも連鎖だ。

ところが、人間は十分「キラー」としての本質を備えている。
自然の摂理に逆らう行為は、
全て「カテゴリーキラー」としての要素を孕む。

iPS細胞の研究がノーベル賞を受賞した。
素晴らしい。

山中博士はちょっと容貌が吉永社長に似ていて親しみを覚える。
しかし夢のような発見だと言うことと、
人間の飽くなき欲望とはまた別の事だ。

カラダにこの様なモノをいれるには度胸も必要だ。

どんどん増殖して
勝手に暴走するがん細胞。

あれは人間の免疫力の及ばない、
ある意味「高性能」な自己増殖細胞。

見方を変えれば、
人体が自ら作る「バンドエイド」のようなモノで、
分裂する能力を失った健常な細胞に取って代わり、
短期的に補修する仕事を請け負わされるのかもしれない。

目先しか考えない、
現在の政治のあり方も、
歴史上の「がん細胞」かもしれない。


あっという間に、
10月も半分過ぎ去った。

新潟から徳山さんが遊びに来てくれた。
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以前からブログにコメントを頂いたり、
妻の不勉強を指摘され、
彼女に「Z機計画」に関する沢山の書籍を貸して頂いている、
スバリストの一人だ。
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美味しいお土産をありがとうございました。
食欲の秋をますます満喫できそうだ。

とても美味しそうな展示場がますます華やいできた。
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色々なことがあった10月の前半。
相変わらずオレンジカラーは幸福を運んでくる。
この二人、めでたく結婚いたします。
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大宮がとてもステキな女性を見つけてきた。
来月の挙式に先駆け
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会社の仲間とお祝い会を開いた。
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北原課長から花が渡され、
次はおきまりのカラオケ。
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久しぶりに山本部長とミセス大鶴も弾けた。
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部長の絶唱する踊るポンポコリンは、
22Bオーナーズにおける「ミカン」のように
カラオケセンター「ジャパレン」の伝説の一つになるだろう。
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翌る日、
安曇野から小松さんが、
点検でお預かりしていた愛車受け取りにいらっしゃった。
ステキな彼らしい御利益のあるお土産を頂戴した。
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この言葉は、リンゴのことでは無く、
中身を指しているらしい。

また、「ヘボが食べたい」と、
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かねてからリクエストを受けていた
中田さんがやってきた。
「へぼ」とは地蜂の事である。
このあたりの伝統的な「滋養強壮食」だ。
蟻も蜂族だからお互い「やるかやられるか」の関係なのかもしれない(笑)
居酒屋七りんにお願いして
用意してもらった佃煮はまさに絶品だった。

あっという間に完食!
そして、
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乾杯!

中田さんは、東京に単身乗り込み、
新しい事業に挑戦する。
オレンジのXVから御利益を授かるように、
ホテルまでお迎えに上がった(笑)。

人には思わぬ芸がある。
あまりの唐突さに驚いたが、
いきなり彼は「俺は宇宙戦艦ヤマトをあっという間に描いてみせるぞ!」
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とY氏に向かって宣言した。
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そして、鞄からペンと紙切れを取り出すと、
一気に筆を走らせた。
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隣で見ている奥様は少しあきれ顔であったが、
なるほど自慢するはずだ。
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なかなかの腕前である。僅か数分で書き上げるとは、
なかなかたいしたものだ。

すると、それを見ていた妻が、
いきなり訳のわからないことを言い始めた。
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ご覧のように酔っていた。
「ワタシはケムンパスが描ける!」

「はぁ~???」
「なんじゃー、それはぁ」

ぼけっ!、カス、アホゥとまでは誰も言わないが、
あからさまに馬鹿にされ、
妻は同じようにペンを取ると、
鬼気迫る勢いで奇妙なモノを描き始めた。
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確かに速いことは速いが、
この女は「空気を読む」ということを知らない。
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この様なへんてこりんな組み合わせになった。
楽しく語らいながらあっという間に夜は更け、
それぞれの寝場所へと帰路についた。

一夜明け、
車庫を覗くと二卵性双生児が仲良く並んでいる。

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めっきり秋らしくなり、
この時の気温は摂氏13度だった。

このクルマ達がデビューした昨年の秋以降から、
スバルは劇的に変化を始めた。

XVにSI-DRIVEは装備されていないが、
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このスイッチをなぜもっと自分たちの得意なやり方にコーディネートできないのか、
摩訶不思議だ。

「S」と「S#」とまでは言えなくても、
「I」と「S]だと胸を張らないといけない。

実際、そういう仕上げになっている。
また、明らかにXVはインプレッサSPORTより燃費指向の走行マネージメントになっている。

アクセルワークに対して、
以前乗っていた1.6i-Lよりアクセルのツキが悪い。
でもこれは、全車エコカー減税適応!という
ウルトラCを実現させるためだから許せる。
素早い反応を求めるためにはSを使えば良い。

全面投影面積も大きくなったので、
高速領域でハンディがある。

だから、それに対して細かい配慮も行き届いている。
実はとても感動した部分が
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ルーフレールスポイラーだ。
勝手に命名させてもらったが
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こういうクルマにはルーフレールは必需品だと思うので、
空力をよく考えたことは素晴らしいと思う。

とにかく一目見てカッコイイ。
だから、次の3点だけ見直して欲しい。
まず、国内も220ミリの地上高があった方が、
恐らくもっとステキだろう。
もっと言うなら封印した技術である、
EPS(エレクトロニューマチックサスペンション)を復活させて欲しい。

高速領域では
抑えたと言えどもピッチングとヨーイングが複雑に絡み合うので、
この頃のスバルには珍しいことだが、
クルマで東京に行くまでの間に、
腰が痛くなった。

インプレッサでは初めてのことだ。
シートもG4とSPORTなら、十分な形状と柔らかさだが、
XVには少し座面が柔らかすぎる

そして内装をもう少しお洒落にして、
前後の灯火器をXV専用に変えるべきだろう。

そこで数年前に話を戻し、
XVと言う存在を改めて見直したい。

華やかな展示場に目を戻そう。
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XVの手前にあるのは、
先代のインプレッサのごくごく初期のモデルだ。
赤は人気が無くてほとんど売れなかったが、
今見るとなかなかステキだ。

そしてセンス良くインテリアがカラーコーディネートされている。
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こちらはXVだ。
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遠目に見ると、なおさら「芋臭い」のが良くわかる。

繰り返すが、
「素朴でありきたりだけど喜ばれる」という総称だと思って欲しい。

センスの良い内装だが、

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クオリティが乏しすぎた。
近くで見ると良くわかるが、
プラスチッキーでのっぺりしている。
誕生直後の平成19年から、
富士重工のデザインの皆さんに辛辣な意見を言い続けた。
なので、
その事を良く理解してくれている人も多い。
それで新型はとても良くなった。
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素晴らしい質感で、
レガシィを上回る部分もあるから、
インプレッサが大ヒットしたのは妥当なことだ。

しかし、
あちらを立てれば
こちらが立たずになってしまった。

だから上質な芋焼酎のように、
体に良くて美味しいが、
シングルカスクウイスキーのような、
エレガントな芳香は漂ってこない。

カラーコーディネートは旧型に対して、
残念ではあるが相当劣っていると言わざるを得ない。

想像するに
原価低減意識も行くところまで行き着いた。

内装色を2種類用意するのは、
このセグメントでは御法度なのだろう。

だから「鉄板車」ばかりを作ろうとする。

確かにXVは素晴らしいが、
ファッションセンスを謳う割には
コーディネートが少し弱い。

どうもこれには深い訳がありそうだ。


そこでいよいよ話を佳境に移そう。
まず、このクルマから見てみたい。
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以前にも少し触れたが
15万7562km走行したR2だ。
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R2を絶対に馬鹿にしてはいけない。
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VIVIO RX-Rを名車だという人は多い。
実際、あの動力性は凄い。
カタログデータ以上の出力を公然と出すなんて、
今では絶対考えられない。

コリン・マクレーがRX-Rをサファリで走らせた。
その時近くで立ち会ったシムスレーシングの遠山さんと話したときに、
「彼は狂っている」とポツリとこぼした事があった。

狂気を孕んだマクレーが、
上位集団に割って入るほどの実力を、
たとえ僅かな時間でも見せたことは凄い。
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しかし、R2はクルマの総合力で遙かに上を行く。
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フロントのロアアームや、
ブレーキ周りの仕上がり感は、
現行レガシィさえ青ざめるのでは無いかと思うくらいの造り込みだ。
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これは、とてもでは無いが15万キロ以上走行したクルマには見えない。
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オイルを全て交換し、
ブレーキを丁寧にメンテナンス。
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フロントが終わったら
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リヤを組み付ける。
標準で
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15インチのホイールを装着し、
エンジンもダイレクトイグニッションの4気筒DOHCだ。
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ホイールから覗く、
ブレーキキャリパーも質の高いものになっている
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しかし、
この様に見えないところに過大なコストを掛けるのは、
メーカーの自己満足だと、メーカー自身が思うようになった。
寂しいことだが、
良いクルマが、
必ずしも売れるクルマでは無い。
従って、きれい事を言っていたら飯は食えない。
やはり売れるクルマを作らないことには生き残れないだ。

そう言うことは簡単だが、難しい。
もし、
売れ無ければ責任を取るのが筋だ。

そうすると、
出来るだけ失敗しないモノを造ろうとする。

これは極々自然ななりゆきで、
たとえ芋臭くなっても誰も攻めることは出来ない。
だからこそ、実は一番見てもらいたいところは

ここだ!
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2003年12月8日に発売されたこのクルマは、
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約3年半も後に発売されたインプレッサより先進的で上質だった。
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しびれるほどステキなインテリアだと思わないか。

ブラックインテリアも用意されていて、
それぞれ好きな外装色と組み合わす事が出来た。

更に付け加えたいのが
リヤコンビネーションランプだ。
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この時代のクルマには、コストがかかっていた。
とても軽自動車のために造られたランプでは無い。

このクルマを開発した人たちは
決して軽自動車を造りたくて造っていたのでは無いという事実が、
随所から匂ってくる。

恐らく軽自動車の開発を担当するのにはもったいないような人材が、
カテゴリーキラーをもくろんで造ったに違いない。

当時アロマエッセンスとディフーザーを資生堂と開発したり、
あり得ないほどの多彩な配色を試みた。


解り易いたとえをしよう。
ここにあるのは、
栗おはぎだ。
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通常のおはぎは、
ツブ餡やきな粉をまぶして造られる。
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これを見ると解るように、この頃イオンなどでは、
ダイナミックにきな粉をまぶしている。

この様な実演販売を見ると美味しそうで
思わず買ってしまう。

しかし栗おはぎの凄さはそんな目先をちょろまかすモノでは無く
遙かに凄い。
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甘みのある餅米にまぶしてあるのは、
栗きんとんの材料そのものだ。

茶巾で絞ってあの独特の形にする前の種を、
微妙な握り加減でおはぎにしてある。

和菓子と食品の区分けを覆す、
カテゴリーキラーになれないのはその価格だろう。

和菓子の価格だから
和菓子屋で売れるが、
絶対にスーパーマーケットで大量に売れない

実はR2が読みを誤ったのはこの部分だ。

栗おはぎのようなクオリティのクルマを、
軽自動車のマーケットで売ろうとした。

軽自動車のマーケットは、
イオンで売っているようなおはぎを求める顧客がそのほとんどを占める。

だから同時にデビューしたタントが大成功したのに、
R2の素晴らしさを正当に評価する人は少なかった。

もしあの品質とデザインで
テントウムシの匂いがあちこちから迸る
ニュージェネレーションのスバル1000を造っていたならば、
随分違った商売をしただろう。

そして特に注目して欲しいのが、
R2のドアトリムだ。
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ここには実に大きな歴史的変遷がある。

あまりにも凄い軽自動車を造った事で、
逆に世界戦略車のクオリティを引っ張るという悪影響が出た。
ここを次のブログでしっかり語りたい。
by b-faction | 2012-10-14 21:12

毎日の活動やスバルについてご紹介します


by b-faction