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恒例「春の軽トラ祭り」が始まります。サンバートラックの季節だ。

中津スバルの環境対応型ショールーム「望桜荘」
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ここは限りなく少ない照明だけを電気でまかなう。

あとはイベントの時、
パソコンとプロジェクターを使うくらいだ。

夏は自然の風、
秋は囲炉裏だけ。
我々は「サンバー」を愛している。

中に置かれている2代目のサンバートラックをコアにしたテーマ館だ。
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自然との対話が楽しめる場所でもある。

冬の間は霜柱の力で地面がデトックスし、
地中にある異物を持ち上げる。
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いよいよ暖かくなり、
ちょっと見回ってみた。


こんなに沢山のゴミが出てくる。
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長く放置された傷跡はまだまだ深い。

梅はまだ満開ではないが、
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奇麗な花が見つかるようになり
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水仙の芽もにょきにょき出てきた。
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工房の奥を覗いてみた。
納車を待つステラカスタムがBRZと並んでいた。
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2つのクルマのデザインに共通性があり、
とてもワクワクする。

BRZは100点を狙いに行ったクルマだ。

本気でそう思う。

ステラも中々の出来だ。
アライアンスで製造されているとはいえ、
れっきとしたスバル車だ。

もし単独でこのクルマが作れるかと言えば無理だろう。
このクルマは軽自動車と言えども、
100点とは言わないがかなりの高得点を狙って開発している。

左右で真逆の存在がとても頼もしい。

軽自動車を伸びやかに売る例えようのない楽しみを感じる。


今、オークションの世界では、
旧型サンバーの未使用車に実態とはかけ離れた値が付いている。
今更、
サンバートラックが100万円以上で落札されると聞いて、
「愚かな」無い物ねだりのように感じる。

とあるサンバーのお客様からアンケートを戴いた。

新しいサンバーについて、
リヤエンジンの方が良かったと嘆かれていた。
軽自動車のOEMが始まってから、こういう話はいつも付きまとう。
お客様の本音だから否定はしないが、
サンバーの新規開発から手を引いたことは「正しかった」。
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アンケートに、気になるフレーズがあった。
軽トラック「は」スバル「と」決めていた。

有り難い話だ。
それに対して真摯な気持ちをハガキに綴った。
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過去の歴史の中で、
スバル360を除くと軽自動車で100点を狙った開発は「R2・R1」のただ一度だ。
サンバーはお世辞で付けても80点迄だ。

でも、実はそれも凄い

道楽で軽トラ造りを続けているうちは良かったが、
色々難しい局面にぶつかるようになった。

じつは、軽トラックは平均点を狙うだけでも良い物が出来る。
その平均点は50点でも十分だ。

それを単独で作ることにこだわり続けると、
かえって逆効果を出す。

祭りの企画を考えるために、
サンバートラック4WD TBを春の野山に連れだした。
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今回はMT車だけで無く、
AT車も用意してお買い得価格にしている。

春の風が辺り一面を覆い尽くす。
猫柳が花を付けると、こんなに奇麗になるとは・・・・・・・。
今日まで知らなかった。
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サンバーはこういう景色に美しく溶け込む。

サンバー4WDシリーズが誕生したのは、
昭和55年11月4日の事だ。
この前の年にThe New レオーネが誕生し、
サンバーバンにも軽自動車初の「ハイルーフ」が追加された。
黄色いボディが可愛くて、この時から新たな軽自動車の目が育ち始めた。

サンバー4WDシリーズは、
車高を少し上げただけで、極めて素直に4輪駆動化された。

トランスミッション内部にベベルギヤを使ったトランスファーを増設し、
スッキリと仕上げられていた。

タイヤは割ホイールこそ卒業したが、
10インチのままだった。

これが後々大きく響いて、
後出しジャンケンに負けるという悔しさを味わった。

更に副変速機を持たなかった。
不必要なことは解っても、他メーカーにつけいる隙を与えた。

長い目で見れば、
走行中にレバー操作だけでスムーズに切り替えられることや、
独立サスペンションの方が良いに決まっている。

しかしながら、そのようなクオリティを重視する傾向を、
軽トラックの世界に見いだすことは難しく、
数多くの購買層を他社に奪われた。

軽トラックにふんだんなコストを掛けることは、
スバルの歴史上ただ一度も無かったと行って過言ではない。

それを知恵でカバーした。
その努力で他車より魅力のあるメカニズムや、
高い耐久性がファンを作り続けた。

リヤエンジンだからこそ際立つクオリティや、
空車時でも抜群の踏破能力を持つ重量配分など、
他車を凌駕する優位性が数多くあった。



しかし、こうして新しいサンバーに乗ると感じる。
「これまでの苦労は何だったのか」

昭和から平成に至る50余年。
それぞれの時代で「スバルサンバー」に求められた性能は何か。

時には現実と大きくかけ離れた「幻」を追い続けたこともあっただろう。

シビアな見方をすると「無駄の積み重ね」も目立った。

単純に比較するとリヤエンジンの方が静かだが、
トランスミッションはどうか。
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オートマチックは圧倒的にこの方が使いやすい。
小物入れの量も半端ではない。

MTもミッションまでの距離が短いので得節度感がある。

使いやすさを極めると、
かゆいところに手が届くという形になって現れる。
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カップホルダーも良い場所にある。

しかも電話なども簡単に置くことが出来るよう工夫されている。
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こうした利便性を、これまでのサンバーに全く期待することが出来なかった。

また、年を追って厳しくなる燃費基準を4気筒エンジンでクリアすることは難しい。

理想と現実の空虚な差を、
最も喉元の奥深くまで差し込まれるのが軽自動車の世界だ。
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濡れたジャンパーを引っかけたり、
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タオルを掛けたりするのも良い。

いずれにしても、この様な野山を軽トラらしく走るなら、
新型サンバーの方が良い。

日本の農村を豊かにし、
風景まで変えるほど軽トラックを普及させた功績はスバルにある。
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今日は、もう「農道のポルシェ」等というキモイ台詞から決別だと思った。
軽トラには軽トラの歩みがあり、それは登録車とは隔絶された世界。
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メーターの視認性も良いし、
使い勝手は良い。
サンバーのアンケートを受け取った翌日、
偶然BRZのお客様からアンケートが届いた。
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こういう本音も嬉しい。

新型サンバーの魅力を改めて実感した一日だった。
サンバーの本格的なシーズンが到来する。
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by b-faction | 2013-03-21 19:59 | Comments(0)

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