XV「徒然草」
2013年 04月 03日
今年に入り
XVが爆発的に売れ始めた。
偶然、やまゆり荘で全く同じ色のXVに出会った。
タンジェリンオレンジパールの似合う自分より少し先輩と思えるご夫婦は、
スノーボードの帰りに寄られたそうだ。
雨なので少し早く切り上げたのだろう。
思わず窓を開け「イイネ」マークを出す(笑)。
すると相手も停車され、にこやかに微笑まれた。
昔、流行った「スバルサイン」を思い出させるほのぼのとした瞬間だった。
タイトルを徒然草とした理由。
いよいよ春も真っ盛り。
「ようよう白くなりゆく山際、すこし明かりて、紫立ちたる雲が細くたなびきたる」時間から、
たっぷりとXVを使い倒した様子を事を追ってご覧戴こう。
そしてつれづれなるままに想いを記す。
それが、
「欲しいなあ」と思っている愛読者の背中を押すきっかけになれば嬉しい。
XVをラフロードで使って改めて感じたのは、
フォレスターとは明らかに違う世界観を持つクルマだと言う事。
一言で表現してみよう。
「柔らかいスニーカーのようなトレッキングシューズ」
こいつは良いぞ!
しばらく徒然草XV編にお付き合い戴こう。
雨の開田高原も何ともステキだった。
ここがネイチャーワールドへの分岐点だ。
これまでこの場所は、
国道19号線から別れてから一番の難所だった。
改良工事も佳境に入ったようだ。
完成に向けて最後の仕上げの真っ最中だ。
ここは、深夜ならジャンピングスポットとして格好のテストコース(笑)
だが、
まもなくそれも解消され安全な道になるだろう。
しっとり濡れた肌寒い雨の水曜日。
タンジェリンオレンジパールの美しさが際立つ。
スバルがこの色をXV専用のメインカラーにしたのは大正解だった。
その昔、レオーネスイングバック1.8ℓ4WDで商品化し、
インプレッサBEAMSエディションで蘇った使い慣れたボディカラーだ。
ところで、既に輸出用のWRXにこの色が塗られている。
そして遂にオートメッセでSTIからRAコンセプトが披露された。
3年ほど前、BMWのM3にもオレンジが誕生しているから、
昨年までハイパフォーマンスカーに塗るのも良いと思った。
実際、スバルに対してWRXを試乗車にするので、
オレンジに塗って欲しいとお願いしたぐらいだ(あっさり断られたが)。
もしSTIから限定車として販売したら人気沸騰だろう。
ただ、初めて野山をXVで駆け回り、
ちょっと考え直した。
STIには申し訳ないが、
こいつはXV専用にして大切に育てた方が良いと思った。
なぜなら、オレンジは環境カラーだ。
ネイチャーワールドに親しむクルマだけの特別な色にした方が良いだろう。
ボディカラーに関して他社の数段先を行くスバルだからこそ、
使い分けを明確にしないと、
WRブルーの二の舞になると危惧した。
STIの特別感を出すならやはり「黄色」だろう。
戦闘力を誇示し、世界で戦うクルマに、
オレンジは似合わない。
自然の中で一人佇み、そう感じた。
つれづれなるままそれを語ろう。
誰にも、
戦う武器には不似合いだとわかるだろう(笑)
道の駅にある「グルメ工房」もネイチャーワールドへの入り口だ。
このブログでドライブコースを決める愛読者も多いと聞く。
ピクニックも楽しみたいなら、ここでの食料調達を薦めたい。
家で弁当など作らなくても大丈夫。
くれぐれも国道沿いのコンビニなど立ち寄らないよう。
これ、美味しいよ。
味噌を塗った「握り飯」は、想像以上に美味しい。
煮物のハーモニーも手作りならでは。
三種類もある「おこわ」もステキだ。
9時から開店。
全て地元のおばさん達の手作りだ。
暖かいのがジャンジャン出てくる。
特に面白いのが
この梅入りだ。
ほのかな酸味があるという。
次は餅だ。
本当に柔らかくてモチモチなんだ。
大福餅もあるけど、
あんころ餅の方が「食べた気がする。
レジで割り箸を付けてくれるから、
思い切り齧り付くんだ。
ほどよく甘い「きな粉」も最高だ。
これは娘の大好物。
お土産に買って帰ろう。
すぐ先には「御岳教」の神殿がある。
その傍らの神社を詣でた。
そして御岳の神様に無事を祈った。
今年は海外研修の年にあたる。
再びドイツを訪れ様々な体験学習を繰り広げる。
その中の目玉は、社員全員をニュルブルクリンクで実際に走らせる。
自分の今の知力と体力をもってすれば可能だと思った。
だから有無を言わせず引き連れていく(笑)。
妻はそれより24hレースを見て、
STIチャレンジチームを応援したいと言う。
が、
レースを見ただけでは解らない何かを掴ませたい。
決して神頼みをするわけでは無い。
心構えを研ぎ澄ますのだ。
ノルドシェライフェでは一年間で平均60人もヒトが死ぬ。
なぜそんな場所に社員を連れて行くのか。
それは、簡単だ。
自分の夢を具現化したら、次には仲間にも味わわせたい。
ニュルに限らず、
昔からアウトバーンをスバルでぶっ飛ばす事も夢だった。
それを実現させたら、
次はその喜びを社員に味わわる。
そう考え前に進めたら、
多くの協力者が後押しをしてくれた。
その恩に報いたい。
このミッションを何が何でも成功させる。
それには強い自分との約束が必要だ。
これまで一つだけ自分と約束した。
「酒を一切断つ」
ドイツで全員揃って乾杯するまで。
その想いも含め神様に挨拶した。
さて、ここからいよいよ戯れが始まる。
どんな走り方でも比較的燃費が安定している所がXVの良さだ。
この後の燃費の変化を注目して欲しい。
気温は5℃。
本来ならウインタータイヤが必要な気温だ。
ここはノルドシェライフェを思い出すような美しい場所だ。
もちをん油断は禁物。
以前、
眼前にカモシカが山から飛び降りて来た場所だ。
「飛び出した」のでは無い。
舗装路へ「飛び降りて」驚くほど跳躍した。
その瞬間、目と目が合った。
右側の谷へそのまま消えた。
なんとも神々しいカモシカだった。
そんな生き物とヒトとのインターフェイスが存在する場所だ。
白川の氷柱群の名残がある。
冷たい西野川に沿って御岳に近づいていく。
今年は記録的な降雪だったらしい。
その名残が現れ始めた。
肌寒いと思ったら、真冬に近い環境だ。
「イキイキ」と鼓動を感じさながら、XVはさも嬉しそうに、
「もっと行こうよ」とせがみ始める。
素敵なラフロードを飛ぶように走る。
スニーカーのようなトレッキングシューズの真骨頂だ!
その様子を、
連続写真で想像して欲しい。
念のため付け加える。
下界は夏に近い日もある。
だから既にサマータイヤに戻した。
さあ、
大好きな路面だよ。
しっかりグリップするじゃ無いか。
楽しくてうきうきするだろ。
だから乗り心地もフラットそのものなんだね。
クルマとの対話が楽しい。
XVは軽いんだ。
そして路面の感触も手のひらへダイレクトに伝わる。
素敵な女の子とデートしてるみたいで操作が楽しい。
おっと失言かな。
こんなクルマは他に無い。
スニーカーのようなトレッキングシューズ、
解ってもらえたかな。
解らないって。
それじゃあ、
この楽しい体験を通じて約束しよう。
迷っているなら、背中を押してあげよう。
是非一度、XVの軽快でありながら、タフな走りを経験して欲しい。
Commented
by
TA45
at 2013-04-07 23:46
x
ヤバい!美味そうぅぅ!
木曽牛コロッケ300円!すごい気になる!
きなこ餅!ごま餅!大好物だぁぁぁぁ!
御嶽御赤飯!ん??赤飯なのに白いのもあるの?そりゃぁ「おこわ」でしょう!
てか、食いたい物ばかり、おそるべし「みたけグルメ工房」!
しか~し、先日お医者さんに「炭水化物を一食分減らしなさい!」って
怒られたばかりなんだよねぇぇ(TT)
木曽牛コロッケ300円!すごい気になる!
きなこ餅!ごま餅!大好物だぁぁぁぁ!
御嶽御赤飯!ん??赤飯なのに白いのもあるの?そりゃぁ「おこわ」でしょう!
てか、食いたい物ばかり、おそるべし「みたけグルメ工房」!
しか~し、先日お医者さんに「炭水化物を一食分減らしなさい!」って
怒られたばかりなんだよねぇぇ(TT)
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by b-faction
| 2013-04-03 21:58
| インプレッサ
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Comments(1)