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甘露なスバルXVハイブリッドをアウトバック3.6Rと重ねる

レガシィに搭載されているフラット6は、
過去に何度か大きく改善された。

現在の3.6リットルエンジンは、
トライベッカへの搭載を前提に、
排気量が増えた。
レガシイよりかなり大きなクルマだから、
必要とされるトルクも大きい。
それでエンジンに求められる性能も変わった。
それに対する解が、排気量のアップだった。

その前に誕生した、
四代目レガシィは、
3代目より少し大きくなったが、
ボディは軽くなった。
得意の軽量化技術にモノを言わせ、
最大で100kgも軽くなったクルマも存在した。
エンジンに可変バルブリフト機構が追加され、
気持ちよく吹け上がる良いエンジンになった。

このエンジンのデビューは、
3代目レガシィに遡る。

デビューした当時の6気筒エンジンを、
もし軽く作られた4代目に積んだらどうなるか。
おそらくHXハイブリッドと良く似た走りの印象になるだろう。

XVハイブリッドは、
インプレッサシリーズのフラッグシップと位置付けられた。

だから静かで滑らかな味わいを、
意識して醸し出したのだろう。
加速感やNVHの到達点が6気筒と同じところに収まった。
NVH他は何か、
後ほど詳しく説明したい。

山形の平方さんから、
素敵な宝石が届いた。
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佐藤錦は繊細な芳香を漂わせている。
とろけるような甘みが口中に広がるのも特徴だ。
その味わいが
XVハイブリッドに当てはまる。
この味覚は日本人にぴったりだろう。

ハイブリッドの味を2つの動画で伝えたい。

梅雨も終わりに近づいた。
時折思いがけないほど激しい雨が降る。
まるでツールドコルスを彷彿させる、
ワインディングでハイブリッドを試した。
コルシカ島のターマックを連想させる、
崖っぷちの山岳道路はとても危ない。
けれど、注意して走りさえすれば、
とても面白くて病み付きになる。

動画を見る前に、
クルマを語る上で忘れてはいけない3要素を説明する。
「NVH」という。

N:ノイズ
V:バイブレーション
H:ハーシュネス
三要素を指す略語だ。

XVを甘美だと感じる理由が、
そこに隠されている。
ガソリン車に対して、ハイブリッドは以上の三要素を、
さらにしっかりと押さえ込んだ。
そのため上質感が更に向上した。

ここは全面開通したばかりの恵那山トンネル下り線だ。
天井板の取り外し作業が終わり、全体的に埃っぽい。
久しぶりにガラガラの恵那山トンネルを見た。
空いていて走りやすいが、
工事のためか路面がは荒れていた。
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XVハイブリッドで走ってみたら、
NVHのレベルが普通のXVに比べ遙かに高いことが解った。
こういう場所に来ると質感の差が良く解る。
NVHに優れたクルマは、
静かで「立て付け」もしっかりしている。
決して隔絶されたような静寂さ誇る訳では無い。
余分なノイズが入らぬよう適切な遮音が施された。

クルマとの対話は、とても大切な仕事のひとつだ。
対話するように走ると、
「振動の少ないボディ」
「優れた遮音性」
「音の発生を抑制」

良い音だけが残る、
気持ちの良いクルマが生まれた。

笹子トンネルの事故は剥がれ落ちた天井板が原因だ。
恵那山トンネルも同じ構造なので、
工事の後、高い天井が現れた。
天井から、まるで雨が降るように水が漏れていた。
それも消え安心して走れるようになった。
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じっとりした梅雨空が続いたが、
ようやく梅雨明け宣言が出た。
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いよいよ大好きな夏が来た。
この動画を見ると、
真のボクサーサウンドは、
不協和音ではない事が良く解る。
レガシィ誕生以来、
多くの人々に誤解を与えた、偽りのスバルサウンド。
それが濁った不協和音だ。
ハイブリッドになって、
更にアクセルのツキが良くなった。
伸びやかなスバルサウンドも奏でる。
坂を登り切ったら次に折り返す
同乗者の首の動きを観察できるので、
カメラを正面に向けフリーハンドで撮影した。
違和感の無いブレーキはXVハイブリッドの美点だ。
制動力がリニアに発生すると気持ち良いブレーキ操作ができる。
車体の重量バランスも良いので、
ウエットな路面でも、
走行安定性が素晴らしい。
元々XVはサスペンションの評価が高かった。
開発陣は更に気合を入れ、
このクルマを完成させた。

電池を搭載したことを、
不利な要素にするのでは無く、
有利な方向に振った。
ここに執念を感じた。

ところで、
今のスバルに不協和音は無い。
BP/BLレガシイ以降、排気効率の悪いクルマは消えた。
またブレーキに不満の残るクルマも消えた。
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BRZに付いて少し触れたい。
このクルマにブレンボは無用だ。
そんなチューニングをしても、
バネ下重量を増やすだけ。
費用対効果はそれほど生まれない。
XVハイブリッドはBRZと比較して遜色の無いブレーキを持つ。
今、店内にはレガシィが全て揃っている。
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EXエディションが届いた。
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ツーリングワゴンのDITも素晴らしい。
B4も忘れてはいけない。
好評なB-sportを展示するにあたりホワイトパールを選んだ。
とても似合う。
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レガシィをXVハイブリッドの比較対象にすると、
面白いことが言える。
ターマックのワインディングをXVハイブリッドで走ると、
アウトバックのフラット6搭載車に近い味がする。
ストレスの無い走り、
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この坂道を悠然と昇る感覚、
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ステアリングを切りながら登ると、
4気筒だと必ずこの辺りで低いギヤを選ぶ。
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その時にいくらかのストレスを感じるが、
フラット6を搭載したアウトバックはリニアに走るので、
全くストレスを感じない。
変速せずエンジントルクで登りきる。
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パッセンジャーシートに座る人は、とても快適に感じるずだ。
3・6リットルエンジンはカスタードクリームの味がする。
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コクのある3.6リットル。
それに対して3.0リットルは繊細な甘さだ。
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特にBHE/BEEに搭載された6気筒エンジンが、
XVハイブリッドに近い味を持つ。
改めて6気筒エンジンの搭載車は素晴らしいと思った。
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EZ30型水平対向エンジンは、
21世紀を迎えた日本で、
あらゆるメーカーの先陣を切った。

当時は新開発のパワーユニットが珍しく、
既存のエンジンを焼き直すケースが多かった。
特にハイブリッドはその典型だ。
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レガシィに搭載され21世紀に颯爽と登場した、
初代EZ30型6気筒エンジンのスペックを紹介しよう。
3.0L DOHC 24バルブ可変吸気システム
内径×行程(mm):89.2×80.0
圧縮比:10.7
最高出力 162kw/6000rpm
最大トルク289N・m/4400rpm

次に車両重量に付いて考える。
XVハイブリッド EyeSightは1510kgだ。
これに近いクルマは無いか。
見つけた。

4代目レガシィの6気筒エンジン搭載車だ。

スバル レガシィ アウトバック 3.0R
アプライドモデルBPEC5WU QGHは
全長×全幅×全高(mm):4730×1770×1545
ホイールベース(mm):2670
トレッド前/後(mm):1495/1585
車両重量(kg):1510

XVはモーターアシストを使い、
レガシィの6気筒を演じている。

新入社員の梅田君に感想を聞いた。
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隣りに載せていつものコースを走ると、
「社長、本当に音までそっくりですね」
と嬉しそうに言った。

エンジンのぐっと回るフィーリングや、
素敵なスバルサウンドなど、
ふたつのクルマは似ている。

上り坂でスロットルを軽く開けると、
エンジン回転が僅かに高まり、
クルマがグッと前に出る。
独特の低振動で心地よいボクサーサウンドもかすかに聞こえる。
水平対向6気筒の贅沢な食感を、
4気筒に十数万円加えれば毎日味わえる。

「うーん、良い時代になった」と、
思わず呟いてしまった。


10日は誕生日だった。
まるでそれを知っているかのごとく、
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各務原から永島さんが遊びに来てくれた。

スバリストの悦びを実感する時も近いようだ。

美味しいお土産をありがとう。
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冷たい「わらび餅」を食べながら、
次はいよいよクライマックスだ。
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ドイツでディーゼルの軽快な走りに酔いしれた。
そして再びフォレスターのディーゼルに感銘を受けた。
新型フォレスターの深い完成度にも脱帽している。
これらの体験を通じて今スバルが何を考え、
フォレスターとインプレッサをどのように位置づけしたのか、
更に解り易く伝えようと思う。

Commented by 永島 達也 at 2013-07-10 21:55 x
代田社長様

誕生日おめでとうございます。びっくりしました。
また、お忙しい中お邪魔しすいませんでした。

今日は、社長に描いていただいた地図を片手に迷わず・ナビ使わずで、こちらも素敵な1日を過ごせました。ありがとうございました。
帰りたくなくなりました。
あれから、一気にやまゆり荘まで掛け上がり14時半を超え、時間の都合上そば大盛りと温泉でした。
入浴後は、CAFE KAZEさんで身体を休め、木曽馬の里・コナラの木を記念撮影、アイスクリームを食べまったり高原の空気をエナジーにし、現地を17時半に出発。20時に地元一宮市に着きました。
エアコン使わず三岳エリアまで標高上げたら、やはり空気のひんやり感が感じ取れましたよ。
これからも、よろしくお願いいたします。
Commented by b-faction at 2013-07-11 07:16
永島 達也さん、高原の休日を楽しめたようですね。リフレッシュ後は仕事一本槍で↓頑張ってくださいね。
Commented by kao at 2013-07-12 09:35 x
販売予定550台に対して5,600台近い受注数。これなら四ヶ月待ちも納得です。購入に心が大きく動きましたが一息飲んでHVのメリット、デメリットを確認するべきと思い欲する心に渇を入れ見送りました。特にミッションに組み込んだモーターの耐久性や不具合が生じた際の対応や費用・・・電池の寿命(試乗した時に10万kmと聞きましたが)。

欧州勢がHVにあまり固執せずガソリンエンジンの効率を見直し(上げ)販売台数を伸ばしている模様。(要因はそれだけではないでしょうが)

スバルでは全車直噴エンジン化&直噴HV化などと言う隠された構想も先にあるような気がしています。燃費優先ではない走って楽しいHV化は大賛成です(^^v

まだまだ原油は枯渇しませんので(笑)←これは今や地球温暖化の嘘と同じで常識ですが。
Commented by b-faction at 2013-07-12 10:20 x
kaoさん、次のネタの題材を先に全部書いてくれましたね(笑)。今のクルマの寿命が近い人は購入を急ぐべきです。欧州勢がHVに移行しないのは使う環境があまりにも違うからですね。日本にXVのハイブリッドは大いに有効です。だって、アウトバーンが無いんだもの。
Commented by XXX at 2013-07-14 10:56 x
レガシィにも早急にHV入れるべきかと思う
率直な方は宣伝に騙されずにCX-5、アテンザのディーゼルの低速のかったるさ非力さに壮大ながっかり感を覚えている
ガソリンは言わずもがな
急なアップダウンの多い道路、発進停止の多さ、自動車取得の際の減税、などがHVを後押ししている
今やらないでいつやるか、と思う
打倒アコードハイブリッド(ホンダに高級感なんて無理っす)
Commented by b-faction at 2013-07-14 11:47
必要ないね。グランドツーリングにはディーゼルが最適!
次のブログを楽しみに。
Commented by タナベ at 2013-07-16 12:02 x
社長お久し振りです。
私の車の使い方ですとディーゼルに大いに魅力を感じます。
DIT位の価格で出してくれませんかね~
商業的に成功するかは別としてあくまで無責任な個人の希望ではありますが・・・。
MTだけで充分なんですが。

Commented by b-faction at 2013-07-16 15:30
タナベさん、無理ですよ。同じエンジンラインで作れませんからね。
Commented by タナベ at 2013-07-16 16:16 x
あくまで妄想に近い希望です(笑)
今はDITの次に展開を楽しみにしている所です。
Commented by b-faction at 2013-07-16 16:57
先日、欧州市場にディーゼルターボのリニアトロニックが投入されました。
こいつに是非乗ってみたいですね。大陸ではアウトバックぐらいの大きさになると、マルチシリンダーかディーゼルしか選択の余地が無いですね。
Commented by 博多人 at 2013-07-16 21:04 x
社長様
XVのブレーキは本当に自然だと感じました。回生ブレーキでこんなに自然なものは正直初めての体験でした!私は、スバルは、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッドがどういうシーンに最も適しているかを考えてラインナップしているんだなと感じます。なので、休日に長距離乗るので日本のレガシィにもディーゼルが欲しいですね~
車を見るときに、どうしてもMTにこだわってしまう癖があります。時代遅れの考え方なのでしょうか・・・
Commented by b-faction at 2013-07-16 23:41 x
博多人 さん、こんばんは。ディーゼルには6MTが良いに決まってます。但し都会の混雑を考えたとき臆する人も多いですから、CVTも必要ですね。スバルを愛する人がMTに拘るのはごく自然な成り行きですね。かわら版をまとめ終えましたのでこれで帰ります。又コメントお待ちしています。
Commented by x at 2014-01-18 20:09 x
とても読みにくい文章でした。
Commented by b-faction at 2014-01-18 21:05
それは失礼しました。読み直してみて下さい。良くなった部分あるでしょうか。
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by b-faction | 2013-07-14 13:07 | Comments(14)

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