スバルXVハイブリッドのパフォーマンスを愉しむ
2013年 08月 03日

早いもので、7月もあっと言う間に末日を迎えた。
水曜日に
富士通テンの中津川工場で、
職域展示会が開かれた。
その日は定休日だったので
娘も展示会に参加させ手伝わせた。
「じゃあ、お昼を奢るよ」・・・と言うことで
蕎麦を食べに二人で軽くドライブした。

7月最終日の開田高原は

相変わらず美しかった。

クルマのドシロウトである娘に、ハイブリッドを良く解るように話す良い機会となった。
誰も居ない開田高原で、
静寂な空間を楽しんだ。

まるで油絵のような風景を、いとも簡単に見ることが出来る。
ここで随分デトックスできた。
なぜなら、ここまでの道程で随分不快にさせられた。
国道19号線で、
前方に煙幕を張りながら走行する車が現れた。

吸い込むと不快になるディーゼル独特の臭気。
前方のトラックだけ排気ガスが異常に多く、
少しでもスロットルを開ると、不快な排気ガスがモクモクと出た。
日本で未だにディーゼルの評価が高まらないのは、
こういうクルマのせいもあるだろう。
壊れているのでは無く、
わざと何か細工をしているのだろうか。
このままで、
車検が通るわけが無い。
昔は軽自動車が当たり前のように白煙をまき散らした。
ショールームに2サイクルエンジンのクルマを出し入れする度に嫌な匂いが染みついた。
Rマチックに良い思い出は無い。
そんな時代ならいざ知らず、
少し常識の範疇から外れていた。
でも開田高原を散策したら気分も一新し、嫌なことを忘れた。
今年のブルーベリーを紹介したい。

美味しく色づき始めている。

物凄く甘ーーーい。
入場料750円で食べ放題だ。
夏の開田の楽しみだ。

馬にも会えた。
久しぶりに中川さんの元気な顔も見ることが出来た。

楽しく語らい

颯爽と夕日の中を自宅に向かうのを見送った。
ディーゼルエンジンの快音を轟jかせ走り去った。
嫌な黒煙を出していない。
この時、昨年ドイツで試乗したXVディーゼルターボを思い出した。

EE20型水平対向ディーゼルターボエンジンを搭載した

GPDだ。
ちなみにハイブリッドはGPEである。
とても解り易い住み分けだ。
フランクフルトで車を受け取った時、
MFDの燃費表示はこの様になっていた。

スバルドイツの本社があるフリートベルクから、
フランクフルトまでぶっ飛ばしてきたのだろう。
100㎞走行するのに7.4㍑の軽油を消費している。

時速200㎞で巡航する能力は十分あり、
そういう走り方をしても1ℓ当たり13.5km走れると言うことだ。
今年の4月、
更に空気抵抗の大きなフォレスターディーゼルターボを借りた。
ドイツのアウトバーンを4人乗りでガンガン走っても、
1ℓで14.7キロとかなり燃費が良かった。
その辺りを比較対象に置き、
XVのそれぞれの棲み分けを説明したい。
このディーゼルターボの
車重はサンルーフが付いて1,525kg!
対するXVハイブリッドは1510kgだ。
この2台の重量は全く同じと言って良い。
だから、ハイブリッドに初めて乗っても、
その走行性能に違和感は無かった。
ただ、
この二つのクルマ、
見かけは同じでも、フィーリングは全く異なる。
硬質感のあるディーゼルの味も良い。

しかも一般道で燃費は20㎞当たりまで伸びることもある。
但し6速マニュアルトランスミッションと組み合わせて、
初めてその実力を発揮できる。
開田からの帰り、娘にステアリングを託した。
すると、
「お父さん、この道つまらないからワタシに運転させるんでしょ!」
と鋭い突っ込みが来た。
だが、
決してそうでは無い。
助手席から娘にハイブリッドの素晴らしさを説明し、
同時にディーゼルとHEVを客観的に推察した。
スバルはどう作り分けたのか、
それを次にお伝えしたい。