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良いクルマⅡ

燃料を万タンにして、
トリップメーターをリセットした。
B4の限定車「ブリッツェン」(黒鰤)で出張だ。
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「マーケティング」と「エンジニアリング」をテーマに、
クルマと「味」に通ずる事を綴ろう。

東京で毎月必ず弁当を食べる。
これが実に楽しみだ。
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2月13日に出た弁当は旨かった。
小手先の技では作れない、
本当に「弁当らしい弁当」だった。
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一見して派手さは無いが、
包み紙の品も良く解きやすい。
箱や仕切り感じが良い。
プラスチッキーな雰囲気を無くそうと努力している。
赤い実は「クコの実」だろうか。

食べる前から極上の味を容易に想像できた。

一口食べると、素材も良いが調理の仕方が絶妙だった。
どれも硬すぎず柔らかすぎず、
味も抜群だった。
残さず奇麗に平らげた。
「エンジニアリング」しっかりしていて、
見た目も美しい。
これこそ日本人が世界に誇れる、
「The Bentoh」だ。

会議を活性化させるために、
弁当の果たす役割は大きい。
出張先はいつも弁当を吟味して、
参加者を楽しませてくれる。

長距離を運転するので、
揚げ物は苦手だ。
食後はただでさえ眠くなるので、
会議を円滑に進めるために良く考えてくれる。

2月は他の月より短く、3月は決算期と言うこともあり、
月例会議のスパンが短かくなった。
それで前回の美味しさが、まだ脳裏に焼き付いていた。

議題も多くあっという間にお昼になった。
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この弁当を見た瞬間、
嫌な予感がした。

マーケティングの臭いがプンプン漂う。
「料理の鉄人」がヒットして以来、
顔の見える調理人が一種のコンテンツになった。

食材のブランド化も顕著になった。
蓋を開けると、
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何ともプラスチッキーで、
少々うんざりした。
工夫を凝らしたつもりでも、
調和に欠ける。

料理のアイテム数だけは多いが、
右上の揚げ物は、
どう贔屓目に見ても落第点しか付けられない。

料理そのものより、
珍しさや一見豪華を主眼に置いた弁当だった。
クコの実の使い方も全く違う。
どの料理も一通り口にしたが、
蓋を閉じらざるを得なかった。

口に入れるモノである以上、
もっとも優先すべき事は衛生管理だ。

しかし、
顧客の手に渡り、
実際に食べる身になると解るだろう。

エンジニアリングに乏しい弁当だ。

この頃、
デジタルコンテンツを放り出し、
本能的にデトックスしたくなる事が良くある。
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マーケティングの陰に隠れ、
見えない真実を肌で感じる。
優れたエンジニアリングをココロの眼で見る。
そのためのパワースポットが開田高原にある。
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ここを訪れると、
ホンモノを見る眼が蘇る。
今、未曽有の緊急事態を迎えている。
特に物流の停滞はかつて無い問題をあちこちに投げかけた。

消費税増税を控え、
どの業界も戦々恐々だ。

毎日チラシが山ほど入り、
残り三週間の年度末決戦もいよいよ佳境に入った。

特に目立つのは、
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家庭電化製品を扱うナショナルブランドだ。
上位数社が全国を席巻し、
そこにテレマーケティングが割って入る熾烈な戦場だ。
ここには即効性を求めたマーケティングの全てが注ぎ込まれている。

昔からこれほど成功したチラシは他に無いと思う。
こんな優れた実例を、
クルマの世界に応用しない手は無い。
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これをそっくりモータリゼーションに落とし込んで、
とてもスマートなビジネスが生まれた。
全国を席巻している未使用車専門店だ。
これらのチラシの中に、
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中津スバルのかわら版を混ぜてみた。
完全に埋もれている。
上の画像で比べると良く解るように、
迫力が全く違う。

未使用車の存在は珍しいものでは無く、
昭和50年代から存在した。
大量生産すれば売れ残る。
それを処分するために、
未使用品というカテゴリーの商品が生まれた。

今は亡きダイエーは、
「バイイングパワー」という魔法の言葉に、
それを置き換えた。
あらゆる日用品を、
そのカテゴリーで売り続け、
日本の経済の頂点まで一気に登り詰め、
そして坂を転げ落ちた。

当社も未使用車を沢山売った時代がある。
サンバーの軽トラックは、
未使用車のルーツで、
今でも定番商品だ。
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思い起こせば、
今年度のかわら版はサンバーで始まった。
そしてBRZで一年間を締めた。
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同じスバルなら、
どちらを自社工場で作るべきか。
答えなど聞くまでも無いだろう。

即効性を求めてチラシを作ることは比較的容易い。
それが、
所詮チラシはチラシと、
言われる所以でもある。
簡単にアイディアを盗めるから、
だんだん良く似たものが増える。

それは社会の縮図でもある。

ナショナルブランドは、
全国展開を進める中で、
パターンを統一することで効率を高め戦闘力を増す。
しかしマーケティングに振り回されると、
エンジニアリングが疎かになる。

新聞は折り込みチラシと切っても切れない関係だ。
エンジニアリングの眼で、
郷土の誇る岐阜新聞を見ると、
最近どうもおかしな事が続く。

今週の日曜日、
玄関に差し込まれた朝刊を見て、
はじめはチラシかと思った。
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奇妙だと感じて、
裏返すと、
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何とも奇妙な装丁だ。
そこで扉を開くと、
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いつもの新聞が現れ、
3面記事を見ようとしたら、
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テレビ欄が出てきた。
いまやメディアは政府の犬のように振る舞えど、
正義を貫き通す使命など忘れ、
チラシ並に衰えた。

新聞社のせいでは無く、
これは所詮、国民全ての問題だ。

子供の頃からデジタルコンテンツに溺れ、
紙を通した情報を疎ましく思い、
あるいは軽んじた。

すると質が下がる。
朝日新聞社が悔やんでも悔やみきれない、
第二次世界大戦中のプロパガンダを知っているか。
メディアは再びそれを繰り返そうとしているのかもしれない。

メディアはマーケティングに欠かせない。
多くのメディアを活用し市場創造が繰り返して進められる。

良いクルマを産み出すための必須要件は、
優れたエンジニアリングと、
優れたマーケティングだ。

四代目レガシィB4に誕生したブリッツェンと、
そのレガシィにより近づいた四代目インプレッサG4。
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この二つを徹底的に乗り比べるために、
一気に神奈川まで走った。
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偶然カレスト座間の劇的な変化を目にした。
日産自動車が鳴り物入りで開発した総合拠点だ。
そこが本体の建物だけを残し、
あっという間に更地に変わった。
オープン当時でも土日は活気に溢れていたが、
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平日は閑散としていた。
これは12年程前の様子だ。
新車より、中古車の展示量が凄かった。
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ニッサンだけで無くスバルも沢山展示されていた。
当時の価格が懐かしい。
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スバルは大人気だった。
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中古車市場の環境は、
この10年間で恐ろしいほど急激に変化した。
だからここも更地になった。
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「荒城の月」の一説、
「めぐるさかづきかげさして」が耳の中に響いた。
中古車業界は激動の渦にある。

消費税の増税で明らかに影響を受けると察知したのか、
彼らは大きくを切ったようだ。
感傷にふけっていたら、
春の陽気で花粉症が出たで、
真冬の開田高原へ避難した。

厳冬期の開田に来ると、
デジタルコンテンツを全て放り出したくなる。
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まず蕎麦が食いたい。
数日間の不摂生な食事で、
体内に必須ミネラルが不足した。
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発酵食品はカラダに本当に良い。

「すんき」は奇跡の食べ物だ。
マーケティングに振り回されては「いけない」食品だと思う。
風土が生んだ「とうじそば」は、
腸内を活性化させる。
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そして免疫力を高めてくれる。

窓の外は雪景色だ。
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このそば屋にはマーケティングなど微塵も無く、
エンジニアリングだけ存在する。
そこに頑固親父の執念が滲む。

次はパワースポットで鋭気を養う。
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やまゆり荘は数年前から湯量の減少に悩まされている。
先月も臨時休館し厳選にカメラまで投入したが、
原因が掴めなかった。
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心配だ。
弱っていくと、
ハゲタカファンドのようなリゾート企業に狙われるかもしれない。
マーケティングの理論で荒らされると、
体に良い露天風呂の魅力が半減する。
なぜかここに来ると、
理屈では無い「癒し」によって体が活性化される。
氷点下の露天風呂で暖まり、
雪の上に突っ伏す。

雪に顔を埋め10数え、
次に仰向けになり、
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また10数える。
なんと心地良い肌触りだろうか。
冷たい真綿でくるまれたような感覚は、
他のどこでも味わえない。
天から降り続く雪が本当に奇麗だった。
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この泉質は透明な湯が空気に触れ黄色く濁る特徴を持つ。
この辺り一帯に広がるが、
40℃以上の熱い湯が出る場所は少ない。
夜間に濡れたタオルを振り回すと棒になるほど寒い。
天然露天風呂は大切な癒やしの場だ。
起き上がって湯に浸かると、
体の表面がビリビリと痺れる。
例えようのない爽快感だ。
毛穴が引き締まるからカラダが魔法瓶のようになる。
ポカポカといつまでも暖かい不思議な感覚を味わうことが出来る。
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湯上がりにソフトクリームを食べる。
やまゆり荘から開田高原アイスクリーム工房へ向かった。
ちょっと課題を投げておいた。
今日の味は、まだ道はなかばである事を示していた。
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元の味に戻るためには、
時間が必要だ。
というのも、
先月食べて代表的な味が、
輝きを失った事に気付いた。

冬でも好きな人は気温に関係無くソフトクリームを食べる。
ただ、夏に比べると訪れる人は明らかに減る。
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2月19日のソフトクリームは、
明らかに味に衰えがあった。
冬場の売上を高めるマーケティングのせいだろう。
ワッフルコーンとチョコレート味の組み合わせは美味しくなかった。

エンジニアリングに問題を感じた。
マーケティングに振り回されると、
正直に味が劣化する。
たとえ割高でも高原のアイスクリームを食べる理由は、
その風味に魅力があるからだ。

チョコを主力にする「ゴディバ」なら解るが、
開田高原なら冬こそバニラに戦力を一本化すべきだろう。
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バニラを注文して食べてみると、
小手先のマーケティングで単価を上げたのがすぐ解った。
酷かった。
風味が無いばかりか、
まるでシャーベットのようで、
芳醇な味覚やクリーミーさを全て失っていた。
本来の味がしないのに350円の価値があるのか。

これにチョコレート味を混ぜたから、
マイナス要素が更に加速された。
400円もらうために、自分で自分の首を絞めた。

樫の話を覚えているだろうか。
腐朽菌に冒された部分に思いがけない負荷が掛かり、
あえなく折れた。

その時一緒に元気な枝まで引きちぎった。
すぐアイスクリーム工房に「味の劣化」を伝えた。
返事が返ってきた。
今後はマーケティング以上に、
エンジニアリングを重視するそうだ。
味の変化を感じたファンも多いだろう。
元に戻りつつあるので安心して欲しい。

そして、
デジタルコンテンツによる、
顔の見えない口コミの愚かさや、
ネット購買の誘導性に危機感を持とう。

そのまま黒鰤で会社に戻った。
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総走行距離はほぼ777kmだった。
相変わらず、とても14万キロ走ったとは思えない性能だ。
次は鈴鹿サーキットで開催される「レヴォーグ研修」の脚として活躍する。

こういうクルマを名車と言わずして、
他に何があろうか。
燃費も満足だ。
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高速道路を時速100㎞以下で走行すれば、
確実に1リットル当たり12km走る。

味の濃い走りと拘りのクオリティは、
スバリストのハートを掴んで離さない。

特にふんだんなオプションを装備した贅沢なクルマなので、
ワンランク上の満足感を与えてくれる。
四代目レガシィは、
最高のエンジニアリングで世の中に出た。
ところが世界市場では、
思ったほど売れなかった。

なぜか。
それは当時のマーケティングに問題があった。
グローバルな視点では未熟と言わざるを得ない。
最高のエンジニアリングで理想を追求したクルマが、
マーケットの要望とミスマッチした。
それは国内において軽自動車でも露呈した。
失敗を胸に刻み、
まずグローバルマーケティングを徹底的に見直した。

くそ度胸でレガシィを理想の大きさに整えた。
アメリカ人は解り易い商品が大好きだ。
米国で大ヒットし、
末期モデルの今でさえ月販1万台を記録している。

5代目がデビューした時、
室内の余裕と静粛性の高さに驚いた。
リニアトロニックの完成度が素晴らしく、
エンジンも質実剛健で「良いクルマ」だと思った。

軽自動車の潮目を見切り、
製造から撤退した。

国内マーケティングも指をくわえていた訳では無い。
売れるクルマを徹底的に追求し、
スバルのポートフォリオを根本から再構築した。

アイサイトはそうした流れの中で本領を発揮した。
優れたエンジニアリングが構築されて居てこそ、
初めてマーケティングが光る。
だから新しいインプレッサも大ヒットした。

逆に優れたエンジニアリングを構築しないまま、
マーケティングに振りまわされると、
マツダやホンダのようになる。

マツダだけで無く、ベンツまで、
スバルの仕掛けた「自立航法」に右往左往だ。
ホンダはそれさえままならぬ。
そして、
トヨタとの溝を一向に埋められないハイブリッドで墓穴を掘った。
自主開発力の無い分野において、
マーケティングの理論だけに振りまわされた。

どれくらい怖いのか、
それはこのシーンで閃いた。

ホンダは自らがもっとも得意とする内燃機より、
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ハイブリットを優先してスーパースポーツを蘇らせるらしい。
それは良いとしても、
このお披露目は、
仰天するようなマーケティングで成り立っていた。

何と、
NSXを軽自動車と一緒に雛壇に載せた。
スーパースポーツと軽だ。
これを見た瞬間に視点が狂っていると思った。

スバルもこれを笑えない。
竹中社長時代にエンジニアリングを重視し、
マーケティングが疎かになった。
似たようなことをやったのだ。
スクランブラーとR1のコンセプトが、
似たような環境下で展示された。

そこで新たな方向へ舵を切った。
確かなクルマ造りを見据えた上で、
前社長の森さんは素晴らしい判断、すなわち「選択と集中」を続けた。

当時「走りを云々するのは待て!」と命じた。
マーケティングの重要性に目を向けた。

だから今がある。


さて、3時間半ほど仕事を片付け、
東京に向かう。

相棒をインプレッサG4にスイッチした。

同じルートを間髪入れずに乗ると、
それぞれの魅力とスバルらしさを比較できる。
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8年前に353万円支払う必要のあったB4に乗り、
しっかり味を確かめた後、
220万円でおつりの来るG4で何を感じるのか。
しかもこの個体の車体番号は5000番台。
バリバリのA型だ。

「発表直後のクルマより、
少し経ってから買う方が良い」と決めつける人が居るけれど、
スバルにその定義は当てはまらない。
東京丸の内で開かれる会議に参加するため、
中央自動車道を東へ走った。
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決して勘違いしないで欲しい。
インプレッサが質感でレガシィを上回ることはあり得ない。
従って静粛性や、
クオリティはG4よりB4の方が上回る。
なのになぜ先代のB4と初期型のG4を比べるのか。
その理由は、
新型WRXを妄想するためだ。
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そして更にデトロイトで発表された次期レガシィを考察する。
黒鰤を手に入れたおかげで、
こんな愉しいことが出来る。
さてディメンションを比較してみる。
先代B4に比べG4は約5センチ5ミリ短い。
幅と高さは逆に1センチ広く4センチ高い。

従ってよりスクエアだ。
だからスタイリングに安定感が増した。

元々B4と呼ばれるようになったから、
レガシィセダン自体も抜群に格好が良くなった。
初めてRSKを見たとき、
その良さに惚れ惚れした。
インプレッサのセダンを、
アネシスからG4へ変更した瞬間、
同じ雰囲気が整った。

すなわち、
「とってつけた」ような開発では無い。
はじめからB4の弟分として、
しっかり役割を担えるように育てた。
その証拠に、
ホイールベースは2センチ5ミリ短くなったが、
室内寸法は10センチ5ミリも長い。
そして4センチ5ミリも広く、
4センチ高くなった。
すなわち、
室内空間を見ても、

先代のB4を圧倒する。

セダンとして基本性能が高く、
新型エンジンとリニアトニックの相性も抜群だ。
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ただ、この地味なスイッチは惜しい。
なぜSIドライブと胸を張り、
たとえ2モードでもステアリングに装備しないのか。
もっと値打ちを高めるべきだ。

性能上、
ECOモードで何の不満もない。
そしてSモードすると、ここ一発の動力性能を感じられる。

美味しい弁当のような、
高性能なターボに続き、
最新の環境エンジンを試した。
決して不味い弁当では無い。

味の質はレガシィに比べて軽いが、
清涼で整った味わいだ。
3日連続で試した水平対向エンジンに
食べ物の差を感じる。

G4は確かで愉しい走りの魅力を充分持つ。
そこは「気持ちよい」レベルより、
若干「優しい」レベルに軸足を移した感覚だ。
遮音性は黒鰤に比べると劣る。

足回りの動きも、
黒鰤が数段上だ。
例え14万㎞走ったビルシュタインでも、
鋳物やアルミを使った黒鰤のシャシーは凄い。
そこにはかなり味の差がある。
しかし価格差が100万円以上ある事を忘れてはいけない。
普通の日本人が、
日常的に使うなら十分すぎる水準だ。
また時速120㎞までの高速走行は、
非常に気持ちよく愉しい。

逆に黒鰤を客観的に観察すると、
当時のブランド力で350万円以上求めるのは難しかった。
マーケティングは失敗だった。

G4の前に黒鰤で国道16号を移動したとき、
信号で停止したらエンジンを止めるよう心掛けた。
するとトータル燃費はいとも簡単にリッター11㎞近くになった。

実はインプレッサに装備されたアイドリングストップは、
あまりにもお粗末だ。
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エンジンが停まっている時間も短いし、
ブレーキを強く踏まないと、
アイドリングストップが働かない。
これでは手動でアイドリングストップする必要がある。

XVハイブリッドに乗り慣れ、
その差を更に強く感じた。
軽自動車のステラの方が余程進んでいる。
元々アイドリングストップは、
広義でのハイブリッドだと思っている。

本来なら真っ先に6気筒やターボ車に付けるべきだった。
スバルは残念だが、
この分野ではまだ未熟だ。
ところがこのシーンでは画期的な性能を発揮する。
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首都高に近づくと、必ず調布辺りで長い渋滞に巻き込まれる。
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スバル自慢のACCをセット。
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ロックオンしたらもう後は安心だ。
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全車との車間距離を維持したまま、
安全に移動できる。
ヒトの運転より感情に流されないので燃費も良い。
正確な操作でクルマが自然に前へ進む。

この優れた独自の技術を、
絶妙なマーケティングで国内に投入した。
今回の会議に出た弁当を食べて、
感じた事は、
マーケティングも大事だが、
エンジニアリングを上回ってはいけないと言う事だ。

丸の内と中津川をドアツードアで往復し、
G4の走行距離は615kmになった。
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連続遠征トータル1392kmで締めた。
とても良いクルマだった。

スバルは衝突回避技術で優れた先進性を誇る。
このアドバンテージを活かして、
クルマらしさを更に追求して欲しい。
次はパワーユニットだ。
フラッグシップのパワーユニットを開発し、
マルチシリンダーでも世界最高水準を目指す。
そしてせっかく開発したレーシングエンジンを、
何とか伸ばしてやりたい。


Commented by KAZU at 2014-03-11 00:14 x
お久しぶりです、社長様。

ブログ内にホンダの記事があり思わずコメントしてしまいました。

NAの雄であったホンダがNSXでHV、タイプRでターボ・・・タイプR全盛期を知る者として少し悲しくなりました。
そしてS660・・・できることならS2000であって欲しかったです。
今の販売戦略上軽自動車の必要があったのは理解できますが、NSXの横に並びたつのは至高のNAエンジンが搭載されたS2000であってほしかった・・・ブログを読ませて頂いた後そんなことを思ってしまいました。

そしてブログの最後にフラグシップについて書かれていましたが、今のスバルが作る6気筒スポーツが見てみたいです。
できればSVXの名で・・・
Commented by なっちー at 2014-03-11 12:16 x
わずか13機のロングボウアパッチで何をしたいのか?自衛隊もムチャクチャですなぁ。司法の判断もひどい。お国がよってたかって富士重工をいじめているとしか思えません。
Commented by b-faction at 2014-03-11 12:25
KAZUさん、こんにちは。6発のフラッグシップはSTIの仕事でしょうね。前にも書きましたがBRZのロードスターで決まりです(笑)。吸排気系をSTIがしっかりやればエンジンもある事だし比較的簡単ですね。楽に500万円を超えるでしょうが。
Commented by b-faction at 2014-03-11 12:30
なっちーさん、その通りです。法律を囓った身として納得いきません。約束破って損害与えて「まあまあ、良いじゃ無いか」に見えます。過去から現在に至るまで、国防の世界には「当たり前に許される」通例があるのでしょうか。
Commented by KAZU at 2014-03-11 20:49 x
社長様、こんばんは。

SVX好きなんです。
今のスバルが創るSVXがみたいです!といっても難しいですよね(泣)

幾度かSTIによるBRZの6気筒化のお話はでていましたが、これは現オーナーにはキツいです(汗)
他のどの車と見比べても色褪せることがないBRZですが、6気筒搭載は心穏やかにはいられません(汗)(汗)(汗)

もし、STIが6気筒のBRZを出したら・・・間違いなく「凄い」車になるでしょうね・・・わかっているかこそ複雑です(汗)
出てほしくないと思う反面、もの凄く出して欲しいという相反する感情に襲われています(汗)
Commented by b-faction at 2014-03-11 23:46 x
え?なぜですか?? 両者は直系の関係では無いのでしょうか
Commented by KAZU at 2014-03-12 18:41 x
社長様、たびたびすいません(汗)

私にとってNA6気筒のクーペが理想のひとつなのです。
アルシオーネSVXが好きなのもそこに起因しています。

BRZの6気筒モデルは私にとって理想ですからでてしまったら間違いなく欲しくなってしまいます・・・(泣)

さすがに現状買えないのででてほしくないと思ってしまいます・・・けれど、やはり理想の車なので出てほしいとも思ってしまいます。

個人的な感情を羅列してしまいすいませんでした(汗)
Commented by b-faction at 2014-03-13 07:06 x
KAZUさん、なるほど、複雑な心境なんですね。了解です。
Commented at 2014-03-13 20:31 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by b-faction at 2014-03-14 07:01
タナベさん、1.6GT 赤 アイボリーで決まりです。まるで赤鰤のような雰囲気です。初めて太陽の下で見ましたがこのグレードと色で大正解だと思いました。後先、後悔など微塵も考えなくて良い。前だけ見て買えば乗るのが愉しくなります。
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by b-faction | 2014-03-11 18:53 | 社長の活動 | Comments(10)

毎日の活動やスバルについてご紹介します


by b-faction