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ヤマユリとカサブランカ

つい先日の事だ。
開田高原を訪れたとき、
やまゆり荘に行った。
黒鰤に戻り、
キーを捻ろうとしてギョッとした。
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目の前の木の幹に何やら面妖な爪痕がある。

気になって仕方が無いので
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近くに寄ってみた。

これって、
ツキノワグマの爪の痕じゃ無いの?

この辺りに来ると、
野生動物との境界線に人が侵入している事が良く解る。

このような場所を、
暮らしやすく開発する事で、
新たな魅力を見いだす。

但し、迂闊な行動を避け、
リスクをしっかり考えねばならない。

やまゆり荘は大好きな場所だが、
暗くなったら油断は禁物だ。

この周りにはヤマユリが多いらしい。

身近に自然が溢れる中津川も、
ちょっと歩くだけで野生動物との境界線に触れる。

この畑の向こうには六地蔵川が流れている。
川伝いに野生動物が現れる事もあるが、
熊のような大物は居ない。

しかしこの上流に向かって、
ほんの15分程度歩くだけで、
密林に繋がる。

怖いから奥まで入った事は無いが、
あたり一帯はキノコの宝庫だ。

ブルーベリーも終わり、
ランや萱草の花も散った。

ちょっとした異変が起きている。
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イベントの期間中に、
いつも同じところに映えるユリを発見した。


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夏も真っ盛り、
15日もこの瞬間は晴れていた。
大きな蕾を沢山付けていた。

どうなったかと、
改めて観察したら、
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全て奇麗に咲いていた。
何という花だろうか。

この時、ふとヤマユリを連想した。
2年前の7月、
山梨県にあるサントリーの白州蒸留所を訪問したとき、
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そこの敷地内には、
ヤマユリが咲き誇っていたはずだ。
記録を紐解くと、
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確かにヤマユリだった。
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ヤマユリはそばかすだらけだ。
日本古来のこの花を、
風貌が豪華で華麗であることから、
『ユリの王様』と呼ぶそうだ。

もっと奇麗なユリがある。
白州から戻り望桜荘の庭を見た。

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そこにはカサブランカが美しく咲いていた。
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カサブランカは「ユリの女王」と言われている。
オランダで開発された品種だが、
日本原産のヤマユリや、既に絶滅に近いタモトユリを交配した、
オリエンタル・ハイブリッドと呼ばれる品種だ。
車庫の前にも植えてある。
スバルから毎年戴く球根を、
花が終わった後、
妻がこうして植えておく。

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すると毎年7月になって、
美しい花を咲かせるようになった。

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妻は色白なので、
正にカサブランカのように華やかだ。

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そのカサブランカは、
花が終わると一気に消滅する。

今年はカサブランカが消えた後、
新たなユリがニョキニョキと目立つようになり、
8月21日の朝、一気に花を咲かせた。

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どいつもこいつも同じ方を向いている。
兄弟なんだろう。

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右の方を見ると、
こちらの斜面にもいっぱいある。


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初めてしげしげと眺めてみた。
意外に奇麗じゃ無いか。
カサブランカほど大きくないが、
この個体は一際大きく、


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花も美しい。
他のユリと違い花弁が根元で繋がって、
ラッパのような形をしている。
この種をテッポウユリと呼ぶそうだ。

ところが少し様子が違う。
薄紫のラインを帯びたアイボリーの花弁の中に、
紫色の嫌らしい「おしべ」がある。

これはタカサゴユリだった。

台湾固有の種を園芸用に持ち込んだ結果、
日本中に広がった帰化植物だ。

急に増えた理由も解った。

荒れ地に突然姿を現すが、
数年経つとまるで「さよなら」を言うように、
一気に姿を消す。

ふと思った。
この場所も勢いが出てきたのだから、
草刈りでは無く草取りしながら、
自然に生えてくるモノを活かしたらどうか。

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そこで赤く丸を付けた部分で、
実験する事にした。

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このように、
余り背は伸びないが、
いかにも花を咲かせそうな植物は残す。

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蕾なのだろうか。
咲くのが楽しみだ。

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こうした興味深い草も残し、
雑草は取り除く。

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しかし雑草と一口に言うが、
実に曖昧だ。

昭和天皇が「雑草という名の草は無い」と、名言を残しておられる。

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それに対して「山野草」という言葉も実に面妖だ。

山野草と聞くと、
何となく価値が高そうだが、
売られているモノの内容は実に朧気だ。

あっという間に潰れて無くなる店もある。

そもそも、
山野にあるものを、
園芸用に転用する事は難しい。

また、
野にあるからこそ華やぐ植物も多い。

それはともかく、
この様な雑草は抜く。
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そのように決め、
社員にも伝えた。

野山に咲く自然のヤマユリを、
園芸用に交配したカサブランカ。

それは園芸用として実にたくましく生きる。

また、
自然交配で様々な品種が生まれた、
帰化植物のタカサゴユリ。

どちらも奇麗なアイボリーだ。



スバリストの諸君は
アイボリー内装をどう思っているのだろうか。
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先日入手したB4の3.0GTは、
アイボリー内装の鏡だ。

アイボリー専用のドアトリムや、
グローブBOX迄用意されている。

もちろんカーペットも、
明るいアイボリー専用品だ。
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それに対してレヴォーグはどうか。
手前のブラックレザーはステッチにブルーを用いた、
とてもクールなデザインだ。

奥のライトニングレッドには、
アイボリーレザーを組み合わせた。
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原価低減の縛りの中で、
デビュー早々から2色揃えた勇気に敬意を表したい。

けれども、
レガシィに比べ専用部品が少ないのも良く解る。
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下の画像はB4のセレクター周りだ。
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マッキントッシュのオーディオは、
抜群の音響を楽しめるが、
レヴォーグには用意されない。
カーペットだけは黒い方が良いという意見もあるが、
デザインとコーディネートの質感で、
これほどの圧倒的な差になる。
レヴォーグの美点は、
セレクターのインディケーターの品質と、
レバーに取り付けられたブーツにある。
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下はレガシィの11年経過したレザーシートだ。
丁寧に使われ痛みが少ない。

「アイボリーだと汚れやすい」等の、
つまらない理由で嫌う人が居るが、
ルール通り使えばクロスより持ちが良い事は明確だ。
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レヴォーグのアイボリーカラー自体は、
実にセンスが良く、
レガシィより一段とセンスが良い。
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シートを空けて中を見たときの色の出し方が難しい。
ガラスを通して入る光と、
自然光では目に映る色に違いが生じるからだ。

開発に時間を掛ければ掛けるほど良い色になる。
スバルのレザーシートは昔から良い。

ここにその証拠がある。
こちらは11年前のレガシィのシート表皮だ。
近くまで寄ると痛みが少ない事が更に良く解る。
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こちらがレヴォーグのシートだ。
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「お見事!」と言うしかない。
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ドアトリムは再三言うように、
4代目レガシィの圧勝だろう。
下のレヴォーグも、
色のコーディネートなど良い点もあるが、
部品を別に作るコストを許されない以上、
これ以上を望む事は論理的経済的に不可能だ。
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リヤシートに乗り込むと、
両者の違いは更に際立つ。
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明るさとクオリティのどちらをとっても、
レガシィの圧倒的勝利だ。
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それでも、あえて言いたい。
レヴォーグでアイボリーのインテリアを選ぶ価値は大きい。

のびのびとした明るい室内空間は、
操る者の心を潤す。

今日もこの言葉で締めくくりたい。

「継続は力だ」






Commented by こば at 2014-08-23 20:18 x
はじめまして。

私はフォレスターSG5後期のXをアイボリー内装で乗っていました。
その後、諸般の事情でステラに乗り換えましたが、ここでもアイボリー内装でした。
昨年、SG5が忘れられず中古でXS乗り換えましたが、やはりアイボリー内装です。

最近はアイボリー内装を選べる車が減って寂しい限り。
多少汚れようが、やはりアイボリーの室内の明るさは代え難いですね。
Commented by b-faction at 2014-08-23 21:01
こばさん、コメントありがとうございます。エアブレイクの頃ですね。最高でした。ああいうセンスの良さをもっと伸ばせると良いのに。お客様がメーカーを育てて下さる訳ですから、それに応えられる技量をもっと蓄えて欲しい。現行レガシィはお世辞にも褒められませんが、一度ハッキリ指摘したら「他社にも影響を与えた色です」と胸を張られていました。アメリカでは評判が良いのでしょうね。次のレガシィのアイボリーはなかなか良いですよ。お楽しみに。
Commented at 2014-09-03 16:17 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by b-faction at 2014-09-03 18:53
タナベさん、S4のライトニングレッドはとても良い選択です。S4はとても出来が良いので沢山売れると思います。
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by b-faction | 2014-08-23 12:00 | Comments(4)

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