東京の野村優希さんから戴いたスイートポテトは、
超絶に美味だった。
野村さんのメッセージに、
次のような一節があった。
「こんにちは。暑さ寒さも彼岸まで、、、とよく、祖母がいっておりましたが、
だんだん、こちらも秋の気配が感じられるようになりました。
そちらは、もう、心地よい風が吹いている事でしょう。 素敵な庵のお花達も元気ですか?
それにしても今年は雨の多いこと、悩まされます。
八月の集中豪雨の時も関西に仕入れで向かいましたが、
のきなみ、高速が通行止めにあいました」
一昨日の土曜日に、
確実に保管し二宮さんにお渡しします。
京都の福島さんからも、
先日募金をお預かりした。
二宮さんに託した。
思い起こせば、
その頃から既に雨が多かった。
この時も、ほんの一瞬だけ機嫌が良くなるかと思えば、
またすぐ激しい雨が降った。
撮影が進まず、
R1の車内からコブシの木を眺めた事を思い出した。
次に訪れた7月9日にも雨が降った。
この時は、
その翌週の水曜日も同じように車のテストで開田を訪れたが、
途中の三岳から豪雨になった。
尋常では無い雨で、
とても危険なため木曽温泉でクルマを止めた。
激しく雨が降る露天風呂に入浴し、
豪雨を逆に楽しんだ。
末川から柳又へ抜け国道経由し自宅へ帰ったが、
この時も少しだけコナラの様子を眺めた。
今年は昨年より元気になったような気がする。
次に訪れたのは8月6日だった。
前の日は晴れたが、
その日もまた天候に陰りがあり、
コナラの樹勢回復に、
開田の賑わいがまったく付いていけなかった。
ブルーベリーのシーズンも終わった。
一ヶ月前にはまだ沢山の実を付けていたが、
終盤ではそのほとんどが野鳥の餌になってしまったらしい。
しかも、とんでもないモノまで見つけた。
やまゆり荘の駐車場で、
目の前にある樹を見た時、
そこにツキノワグマが残したと思われる痕跡があったのだ。
不順な天候が、
食べ物の不足を招いたのだろうか。
ツキノワグマのことを草食性だと勘違いしている人が居る。
大きな間違いだ。
腹が減れば動物を襲うし、
屍肉も喰らう。
人間と野生のボーダーラインが近い開田には、
生き抜くための厳しさがまだまだ沢山存在する。
その後、8月の終盤に、
テストドライブで開田を往復した。
弾丸ドライブのためゆっくり観察できなかったが、
コナラの健康状態はとても良かった。
でも開田には夏の雰囲気がもう既に無かった。
季節は巡る。
今年はどんな秋になっていくのだろうか。
それはそれで楽しみだが、
気をつけて欲しい。
散策する時は鈴を付ける。
夜間に悪戯に歩き回らない。
開田の夜は里とは違う。
その上で、是非皆さんに開田へドライブに行くことをお薦めする。
あの自然を愛でるために、
皆で遊びに行って欲しい。
木曽馬があなたを待っている。
馬の背中は人の心を癒す。
一度愉しんでみて欲しい。