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新型レガシィ「B4」と「慕情」


最近、スバルらしさがどんどん回復している
今度のレガシィのエンジンフードはアルミ製だ。
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目立った飛び道具は無いが、
作り手が目指した機能と情緒の、
高い次元における融和を直感した。
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これは普通のB4だ。
ブルーも似合うが今度は柔らかい色が良いかもしれない。
先日紹介した米国仕様のように、
18インチの付いたリミテッドのパールホワイトに、
とても魅力を感じた。

鈴鹿で新型レガシィの研修に参加し、
そのまま木曽の山奥に向かった。
もちろん相棒はWRX-STIだ。

鈴鹿を往復して、
ますます角が取れまろやかになった。
このクルマには黒が似合う。
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ブラックのホイールとシンプルな外観が、
大人のオトコをくすぐる。
今回の出張で走った距離はトータルで565㎞。
無給油で中津川まで戻れたので、
とても満足している。

高速道路と山岳路を思いっきり走った。
それでもワンタンクで収まる。
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もしi-MODEだけで走れば、
燃費はかなり高くなるだろう。

秋雨のWRXは最高だった。
雨が降るとどうしてこんなに機嫌が良いのか。
昔からBOXERは雨が好きだった。
湿り気のある空気を吸うと、エンジンのツキが違う。
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2000㎞を超えてから、
一皮むけて一気に硬さが取れた。
勘は間違いなかった。
STIにはビルシュタインと、
カヤバ製のダンパーが用意されている。

最近のカヤバは凄い。
倒立式でなくても、
素晴らしい味に仕上がっている。

最近STIの印象は「ガンダム」だ。

昔からインプレッサとランサーエボリューションを比喩する時、
ウルトラマンとガンダムを対象に挙げた。

新型レガシィを思う存分走らせた後、
STIに跨がった。

初代インプレッサWRXの頃から感じたウルトラマンの印象が、
この時からガンダムに変わった。

STIに火を入れ、
スロットルを開けた途端、
ガンダムのモビルスーツに収まったような錯覚を覚えた。
前後中央に3つの戦闘デフを仕込み、
パワフルでニヒルなキャラクターは、
もうウルトラマンでは無かった。

少し重みのある駆動系の動きが自覚できる。
自らの力を何万倍にも増幅させるような戦闘力の囁き。

それは正にガンダムを彷彿させ、
操りながらゾクゾクしてくる。

鈴鹿で最新のレガシィに乗り、
新しいスバルの世界を知ったことが、
WRXの戦闘性を更に際立たせた。

これは決して悪いことでは無い。
ガンダムと新しいB4の組み合わせ、
実に良いじゃないか。

ウルトラマンにはウルトラの母が居る。
初代インプレッサWRXは、

母と子の似合うキャラクターだった。

だが、ガンダムにそのようなイメージは無い。

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いよいよ新ソバの季節が来た。
これにはワサビだけあれば良い。
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それを付け一枚目をペロリと平らげた。
他に必要なもの?

それは冷や酒だ。
欲しいのは「中乗りさん」に尽きる。
新鮮な酒なら普通酒で十分だ。

この地の素朴な取り合わせが、
それぞれの良さを引き出す。

純米酒にこだわらなくても、
「中乗りさん」なら新蕎麦に合う。

同じ地域で育まれ、
共鳴し合う確かな味だ。

さて、
新型レガシィのB4にとことん乗った。
そして改めて思った。
スバルにはスバルが描くレガシィの役割というものがある。

かたや、
スバリストには理想とするレガシィの姿がある。

その二つを十分咀嚼したうえで、
5代目レガシィを振り返った。

BM/BR型レガシィは、
スバリストはもちろん、
彼ら以外の素晴らしいお客様も沢山惹きつけた。

この事実を改めて認識し、
結論を導き出した。

新型レガシィは、待ち望んでいたクルマだった。
スバル誕生から56年、
願い焦がれた憧れの姿がそこにあった。

B4を操りながら、
その包まれ感に感動した。

スバル商品企画本部の主査として、
新型レガシィをまとめたのは、
毛塚紹一郎氏だ。

B4に乗り込むと、
彼も同乗してくれた。

実に嬉しかった。

彼はしばらく顔色を窺っていたようだ。

僅か数十秒で、
対峙していたB4との関係は、
まるで「会話」を飛び越え「セックス」の世界に入ったようだった。

「このクルマは凄い」とつぶやくと、
「そうでしょ!」と本当に嬉しそうに毛塚主査は微笑んだ。
その笑顔を忘れることが出来ない。

実に良く造り込まれ、
レガシィのこれからを示唆している。

キーワードが自然に頭の中に浮かんだ。
それが「慕情」だ。

最後には「抱かれたまま眠りたい」と、
そんな想いを口にするほど良いクルマだ。

これまでも6気筒エンジンを搭載したスバルに、
そのような印象を持った事がある。

スバルは新たなレガシィの開発途上で、
様々な分析をしたことだろう。

彼らがどんな思いで、次のレガシィを描いたのか、
それが正直に伝わってくる。

でもスバルは、
彼ら自身の心で思い描いた、
新たなレガシィの役割が、
想定する顧客にピタリとマッチするのか、
きっと不安に思っていたに違いない。

でも答えは早くも出てしまった。
「予感していた」と強気を見せるかもしれないが、
さすがにこれほどとは思わなかったはずだ。

一足先にデビューしたアメリカで、
今爆発的に売れている。

次に中国、恐らくオーストラリアでも間違いなくヒットするだろう。
そう直感した第一印象だ。

「慕情」はメーカー自身のキーワードにも一部合致する。
だが彼らはもっと遠慮がちだ(笑)

更に言えば、
こういうクルマをゲルマン民族は作れない。

実は結構ショッキングなニュースだ。
レガシィはビルシュタインのサスペンションから卒業する。
試作車のフレームから覗いたパーツに、
興味を抱いてから4か月過ぎた。

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レガシィのサスは大きく変わると期待を掛けていたが、
その通りだった。
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見た目ではスタビライザーリンクの位置が大きく変わった。
ストラットの外径が太くなり、
内部の構造も変わった。
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外から僅かに見えていたのは、
クレードルの後端に取り付けられたブッシュだった。
このパーツは液体封入式のゴムブッシュをアルミで覆っている。

その上、
これまでと違う貫通させる方法で取り付けられている。

クレードルフレームも一新され、
動く部分の剛性を一気に高めた。

これはフルモデルチェンジでしか出来ない改善だ。
後端の形状も平断面化され、
強度が高まり前軸トレッド等価剛性は30%以上アップした。
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特にリミテッドに装着された、
スタブレックスライドが素晴らしい。
これを買うべきだ。

カヤバと共同で創り上げた、
新たなサスペンションダンパーだ。

明日からいよいよ感謝ディ。
受注目指し全力で営業活動に臨む。
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レガシィはビックリするほど変身した。

研修は順調に終わり、
機嫌の良いWRXと一緒に雨の山岳路を走り回り、
キノコを手に入れた。
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これ2つで1300円する事が、
高いか安いかは別にして、
ワクワクしながらWRXを駆った。
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季節の流れに合わせるように、
キノコは次々と現れる。
自らの手で顔の見える場所でその時のモノを手に入れたい。

キノコは美味しかった。
天然キノコの下処理には手間がかかるが、
娘が一生懸命整えてくれた。

そのおかげで、
とても美味しいすき焼きが味わえた。
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探し求めたキノコが、
素敵な料理に変わる時、
クルマとの繋がりがとても幸せに感じられる。

ハッと思い出した。
鈴鹿の研修でプロジェクターから流れた映像だ。

そういえば新型レガシィの顧客イメージは、
「蕎麦喰いに自分のクルマで動き回る変なオッサン」と抜かしおったわ。

フフフ、それはワシの事じゃ!
毛塚、お主若いがなかなかやるな!

おわり

Commented by ナカニシ at 2014-10-23 15:13 x
「蕎麦喰いに自分のクルマで動き回る変なオッサン」 これには笑いました。欧州での発売を楽しみにまってます。
Commented by b-faction at 2014-10-23 21:15
ナカニシさん、プレゼンみていて、「あー、もろに俺のことだ・・・」と笑ってしまいました。他にも5項目ぐらいありましたが全て合致してました。このブログみてる関係者も多いので(笑)、きっと笑いながら作ったのかも・・・。蕎麦の写真が全くもって雰囲気似てましたので。アウトバックのディーゼル、多分凄く気に入ると想いますよ。
Commented by なっちー at 2014-10-24 11:27 x
どちらの蕎麦がお好みでしょうか?まあヒトそれぞれ(またこのフレーズ)ですが。因みにワタシは「高〇食堂」ですね。
Commented by b-faction at 2014-10-24 13:32
なっちーさん、そう思います。ところが水曜定休なんです。それが残念ですが、1年に一度は行きますね。
Commented by タナベ at 2014-10-24 16:22 x
社長、ご無沙汰致して居ります。更新楽しみにしておりました。
個人的にはB4、ベースグレードにサンルーフのみ装着して
サラッとシンプルに乗るのが良いなぁと考えております。ボディカラーは北米仕様と同じ匂いのするのがいいな・・と。
次の更新も楽しみにしております。
もちろん、今夜は午前零時まで起きておきます(笑)
Commented by b-faction at 2014-10-24 17:50
タナベさん、上級価格差が20万円ありますが、今度ばかりはベースグレードではダメですよ。
Commented by タナベ at 2014-10-25 00:02 x
社長、ダメですか。
今日、サラッと触れて感じた印象を述べましたが、もう少し探究してみることにします。でもインプレッサの時に感じた様ベースも悪くないどころか良く出来てると感じてます。
Commented by b-faction at 2014-10-25 08:13
タナベさん、18インチとスタブレックス・ライドは必須項目です。
Commented at 2014-10-25 10:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by b-faction at 2014-10-25 11:27
タナベさん、あなたはホワイトよりシルバー系かな。黒と紺も合わないね。
Commented by タナベ at 2014-10-25 19:16 x
社長には心の中を読まれてるみたいでゾッとします(笑)
しかし、塗装の質感とても良くなりましたね。
シルバーを積極的に選ぶのも良いかなと思いました。
Commented by b-faction at 2014-10-25 19:47
タナベさん、それでサンルーフ付けて295万ならお買い得だね。
Commented by タナベ at 2014-10-26 14:44 x
異議無しであります!!
Commented by くろねこ at 2014-10-27 20:01 x
初めまして、こんにちは!
いつも楽しく拝見させていただいてます。
WRX凄く素敵になりましたね。
今までは羽がなければ何か足りない感じでしたが、今回は無くても充分成り立ってる感じがします。
ふと思ったのですが、湿り気のある空気を吸うとツキが良くなるのは水蒸気爆発の力もあり、ある種のウォーターインジェクションシステムみたいな感じですか?
高校生なのでよく分からないので教えて頂けませんか?
Commented by b-faction at 2014-10-29 10:45
くろねこさん、レスポンス悪くすみません。これからもよろしく。科学的な証明が出来ているのか知りません。でも水蒸気爆発では無いですね。ターボでもNAでも、インジェクションでもキャブレターでも感じました。ただ、昔は電装系が今ほど強靱では無く、雨降りにすぐミスファイヤするクルマも多かったですね。燃焼室に湿度の高い空気が入ることだけは事実なので、気持ち良さと因果関係があると思います。
Commented by 老人 at 2015-12-06 23:17 x
写真はツインマフラーですね^_^

しかし、販売現行車は,ツインマフラーで無いのはどうしてなんでしょう❓

スバル のフラッグシップ(一応スバルのレガシィのホームページでは)でありながら、マフラーのあるべき右側がキャップとは‥それはないでしょう(・_・;

デザイナーは納得していないと思いますが‥

役員が『日本はどうせ、販売台数が見込めないので、北米と同じリアバンパーを流用し、右側をキャップしておきなさい。ツインマフラーが必要だと思う顧客のためにディーラーオプション偽装のツインマフラーぽい7万の物を準備すればディーラーもいいんじゃないですか^_^

まあ右からは排気の煙は出ないのでイミテーションだと見る人が見ればわかるけどね^_^
企業はボランティアではなく、売ってなんぼだからね』
という本音が聞こえて来るような(・_・;

北米で稼いでいるのは分かりますが‥

これまで支えて来たレガシィファンである日本の顧客を大切にして欲しいですね(・_・;

金儲けに、なりふり構わない北米重視の企業体質になると、日本のディーラーは、辛いですね〜(≧∇≦

お察し申し上げ ます(^^;;
Commented by b-faction at 2015-12-07 10:28
老人さん、シングルです。国内ではNAしかラインアップが無いのでシングルですね。リヤアンダースポイラーは左右シンメトリカルじゃないとデザイン的に成立しないのでやむを得ず穴を開けています。無理に付ける部品では無いし、今の性能ならシングルの方が軽くて良いですね。
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by b-faction | 2014-10-24 16:58 | Comments(17)

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