今だから言えるが、寝込んでいられる場合ではなかった。
まさかフォルクスワーゲンの集まりで、
この決めポーズが出来るとは思わなかった。「中津スバルは」と声を上げると、何とVWのオーナー達が声を揃え「スバリストの聖地だ!」一斉に声を揃えてくれた。
22Bミーティングの熱も冷めやらぬうちに、中津川で開かれたVWの集まりに参加した。
主宰された中村さんに、改めて御礼申し上げます。
美味しいお土産をありがとうございました。
オフ会の流れで訪問された皆さんは、皆クルマ好きだった。
また多くの人から、「前はレガシィに乗ってました」と声を掛けて戴いた。
なるほどなぁ。そういう同好の匂いがお互いに漂ってるからなのだろう。
レヴォーグはまるで違和感なく欧州車の中に溶け込んだ。
色々な人達と知り合えて楽しかった。
神戸からいらっしゃった「いりあん」さんは、
このクルマの前にT社のワゴンに乗っていらっしゃったそうだ。
リタイヤして自由な時間が増えた機会に、このクルマと色々な場所に遊びに行っておられるようだ。
「次は何に乗りたいですか」と、意地悪な質問をすると、迷うことなく「このクルマに添い遂げます」と仰った。
いいねぇ。
いつもこう言う人達と触れ合えて本当に幸せだ。

雪岡さんのお土産の「黒豆入チーズケーキ」は絶品だった。
甘煮の黒豆とコクのある薫り高いチーズのコンビネーション。

確かな滋養強壮効果が出た。
この一ヶ月間、
かなりラジカルに活動した。
次のかわら版の構想にも手し、

明日からはまた東京へ出張だ。
体調の変化は咽頭部に現れた。
痛みから熱へ変わり、
耳まで聞こえにくくなった。
ようやく熱は下がったが、
今度は咳が酷くなった。
マイペースで仕事をするというのは、
常に背水の陣を敷くことかもしれない。
11月の出会いをもう一度見直し、
師走に備える。
福島県からパワーを戴いた。

渡辺経営コンサルタント事務所のご一行が、
2年ぶりに中津川へいらっしゃった。

懇親会にお招きいただき、
本当にありがとうございました。

楽しい話を聞かせて戴いた。

自動車学校を経営する、
エネルギッシュな男や、

菓子屋を経営する、
エレガントな女性まで、
渡辺さんの元には素晴らしい人達が集まる。
中津川来訪は、
友人の加藤さんが経営する、
株式会社加藤製作所グループ視察のためだ。

加藤さんの奥さんのご実家は、
木曽で有名な酒蔵だ。
「七笑」というブランドをご存じの人も多いはずだ。
沢山の地酒に囲まれ、
旨い純米酒を楽しんだ。
大変光栄なことに、
話す機会を戴いた。
しこたま呑んだ勢いで、
「自動車家畜論」を語らせて戴いた。
その上、

大切な家畜にもスピーチのチャンスを戴いた。
改めて心より感謝申し上げます。
大変なご苦労を重ねられたにも関わらず、
皆さん以前より更に元気で、
本当に楽しかった。

二次会ですっかり時間を忘れ、

大いに呑んで唄った。
ほんとうに多くのパワーをありがとうございました。
この日はS204を回復させ、
ロードテストに連れ出した日でもあった。
宴会場の湯船沢まで、

試運転を兼ねて、
連れて行った。

やはりマニュアル車は最高だ。

24万キロ以上走った事を、
まるで意識させない。
魂を込めて元気にさせた。
エンジンの後は内装だ。
何もかも取り払ったら、見えないの丁寧な造り込みが良く解った。
この部品は、
フレキシブルタワーバーの開発に際し、
良いヒントになったのでは無いか。

ヤマハの作ったパフォーマンスダンパーは、
天才的な部品だ。
このコンプリートカーのベースまで、
とうとう中津スバルにやって来た。
これも何かの縁に違いない。
前のオーナーの躾が良いのか、エンジンの回転がバンバン上がる。このスペックCらしい走りが、マニュアル好きには理屈抜きで面白い。

ルーフベンチレーターは、
心を弾ませる。

そして何よりも6MTが良い。
ベース車ならではなのか、
戦闘的な「パチン」と入るフィーリングが堪らない。

この特別限定車も、
S204と同じようにバラバラにした。
隅々まで身を清め、
最良の状態に蘇らせる。

2代目最後のマイナーチェンジで、
WRXの質感は非常に高まった。
たとえ競技ベースでも、
必要な部分には防振剤が入っていた。
このクルマにはパフォーマンスロッドはない。
その代わり飛び道具を持つ。

中央の白いタンクに水をため、
インタークーラーにぶっかける。この様に戦闘的なアイテムは、クルマの雰囲気をまるで変える。

隅々まで分解すると、
前のオーナーが注いだ愛情が手に取るように解る。とても深く可愛がられたようだ。
そう言えば、ひねくれてどうしようもなかったGC8も、
愛情を注ぎ続けた結果、今ではすっかり優等生のお宝になった。
中津スバルの目指す、精度の高い走りを取り戻した。
GC8やspec.Cに続き、
S204をロングランさせた後、最新のWRX STIを中津シェライフェで試した。

シャープな走りを堪能し、
会社に戻ると新旧のWRXを並べてみたくなった。
やはりこれらは同じ線の上に並んでいる。
操る悦びや快感と共に、
サウンドやクルマの匂い、
それらがきちんと向き揃えて備わっている。
MTを装備したクルマは減っていく一方だが、
その価値を見いだし、
正しく評価している人達も居る。
アウディは、
新しくS1と言うクルマを作った。
ゴルフGTiのエンジンを、
最もコンパクトなアウディに押し込んだ。
DSGを入れる余裕が無いので、
6速マニュアルのギヤボックスと組み合わせた。
こんなホットハッチに触手を伸ばす人が想像以上に多い。
チェンジレスチェンジと呼ぶのに相応しい。
期待した通り、
その内容は充実していた。
さっそく2.0i-Lの6速マニュアルトランスミッション搭載車をオーダーした。
これまでもカタログ燃費を見て、
密かに期待していた。
なぜなら輸出傾向の高いフォレスターは、
6MT搭載車だけの独特なアレンジがあるようだ。
アクセルレスポンスが敏感で、
出足が鋭い。
だからJC08モードで測定された燃費率は、
ターボ車並みに悪化する。

ところがクルマの実力は高くなる。
海外にはJC08モードなんて存在しないし、
このクルマのオーナーは、
その使用目的から、
燃費より俊敏な機動性を求めるはずだ。
昨年の春ドイツで試乗して、やっぱり次は6MTだなと密かに決めていた。
フルチェンジしたら、もしかしたら日本でもディーゼルを投するかもしれない。そう思い待ち続けたが、
日本ではどうやら夢に終わりそうだ。新型車ラッシュで導入する時期を決めかねていたが、
今回のマイナーチェンジで決心した。
フォレスターの2.0i-Lにはこれまで野=-BREAKに加え、新たな特別仕様車「S-Limited」が追加された。そちらに眼が向きがちだが、普通のクルマも良くなった。ウエルカムランプがついたんだ。
カタログはほとんどキャリーオーバーだけど、
ところどころに手を加え、
新型に対応しているところが泣かせるぜ。
6MTが届いたら、
フォレスター初のドライブエクスペリエも考えよう。
久しぶりに楽しいクルマを目指し、
ドレスアップもしてみようか。
ドライブエクスペリエを始めて良かった。

土曜日に名古屋から黒部さんと、
お友達の山田さんが来訪されAプランを楽しまれた。
そして日曜日は兵庫県から羽下さんがいらっしゃった。

彼はドイツ駐在の経験があり、
NBRもかなり走行している。
したがって初めてのご来店だが、
Bプランを楽しんで戴いた。
さていよいよ師走に突き進む。
かわら版愛読者は、
今度のニュースレターも楽しみにして欲しい。
おわり