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立春と時代の節目

2月は通常より全て1割引で考える。
だから立ち上がりから忙しい日が続く。
何事も前倒しが肝心だと思うので、
どうしても慌ただしくなる。

充実した毎日が過ごせるけれど、
かなり色々な締め切りを意識する。
なので、
自分が思っている以上に、
カラダの疲労は大きいのかもしれない。

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久しぶりに手袋を買った。

節目を付けるために、
新製品を選んだ。

以前モンベルのアウトレットで購入した手袋は、
サイズが少し小さくて寒い時に指先が痛かった。
朝の作業で効率を高めるために、
指先の痛くならない手袋が欲しかった。
だからもう一つ買うことにした。

値段は高いが、
煉瓦色が気に入ったので購入した。

もちろん試着した。
タグにはウインドストッパーと表示され、
中々手触りが良い。
指先を大事にしたいので、
良い手袋を自分に与えた。

アウトレットで掘り出し物を探すのも愉しい。
しかし正規の商品にはかなわないと思った。
値段と品質は比例する。

今月の前半を振り返ってみよう。
4日の水曜日に立春を迎え、
寒い季節も節目を迎えた。

春の足音が聞こえて、
何となく心が弾む。
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6日の金曜日は朝から晴天だった。
この日は「掃除の日」だったので、
7時半から掃除を始めた。
会社の前の歩道を奇麗に掃く。
次に全員で一斉に展示車のエンジンを掛ける。
西側の展示場を掃除するためだ。
ショールームの正面は床を丸ごと洗い流す。
クルマを移動する時、
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スムーズに始動出来ると掃除もはかどる。
この時期はバッテリーにとって、
最も条件が厳しい。

苛酷な環境での始動性は、
クルマの健康維持に欠かせない。
だから並んでいる中古車にとって、
毎月定例の掃除はとても大切だ。

季節の節目を感じた一瞬だった。

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厳冬期ならすぐ凍てつく。
なのに、
この日は水を流して洗う事が出来た。

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今年は天気に恵まれ、
週末に向かって売り出し準備も順調に進んだ。

他にもやらねばならぬ事があった。
春から秋にかけて、
ブルーベリー畑を手入れした時に、
沢山の石が出てきた。
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その自然石は活用すると、
地味だが良い材料になる。

だから籠に入れてまとめておいた。
次に大きさ毎に仕分けねばならない。

それを雨に晒すと、
素敵な材料になる。
ヤレ具合が周りの環境に溶け込み、
石の持つ色と木材との融和が大好きだ。

すぐ脇の澄んだ雪解け水を見て、
ヤマメやウナギやイシガメの戻る日を思い浮かべた。
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六地蔵川のほとりに、
MGBとTーtopを納めた車庫がある。
その脇に、
数年前から謎めいた物を置いている。
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錆び付いたフレームはゴミのようだが、
必要だから置いてある。

石の分類作業で周囲に土が散乱した。
余計にみすぼらしく見えたのか、
社員の間から「そろそろ何とかして欲しい」という声が出た。

そのニュアンスに、
「さあどのように蘇らせようか」という前向きさは無い。
むしろ、
「いいかげんに処分して下さい」という臭いを感じた。

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キャビンだけ先に回復させようと分離したので、
ステアリングとメーターがむき出しになったままだ。

エンジンは降ろして、
工房の奥に保管してある。
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荷台の上に載せてあるのは、
スバルの古い看板だ。
これも組み合わせて、
古き良き時代のスバル販売店を思い出させる、
面白い空間を作ろうと思った。

中途半端に手を掛けたのがいけなかった。

最初の姿も酷かった。

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無残な姿ではあるが、
重要な過去の遺物でもある。

振り返ると他にも演出の仕方があった。
ただし、
それを社員に上手く伝える術が無かった。

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素晴らしい汚しの技術を見つけた。
スバルのデザイナーを努める戸叶大輔さんの作品だ。

凄くセンスが良い。

彼はXVの斬新でかつ長持ちするデザインを担当した。
WRXの流麗さにも彼のセンスが光る。
多彩な才能を発揮するが、
錆の作り方も天下一品だ。
どう作るのかヒントを見せてもらったが、
とても真似でき無いと感じた。
あまり面白くないプラモデルを、
見事な汚しで変身させる。

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とても良いお手本になるので、
じっくり学ばせてもらおう。
朽ち果てたサンバーもそろそろ節目だ。

朽ちた物を無理矢理蘇らせるより、
そのまま似合うように演出する。
その手段を探りたい。

自然石を雨に晒し、
庭の環境を改善するような、
摂理に逆らわない方向へエネルギーを注ごう。
天然の汚しの技術で、
今年中にサンバーと看板に命を吹き込みたい。

7日の土曜日も忙しかった。
2週に跨がるイベントのエピローグも終わり、
車両の販売も佳境に入ってきた。

そして整備で遠方から来られるお客さまも増えた。

愛知県の井奈波さんが12ヶ月法定点検にいらっしゃった。
同時に錆止めパックと、
ドライブエクスペリエをご用命戴いた。
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フォレスターの6MTを試され、
ゆっくり中津バルを見学された。
送って戴いた感想の中に、
「中津スバルからは
文化が伝わるような感じを受けました」という一節があった。
お気に召して戴け嬉しい限りだ。
次のご来店を心からお待ちしております。
土曜日には石川県から浮田さんも来店された。

愛機サンバーの法定点検を承った。
相変わらず抜群のコンディションだった。
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美味しい能登の美酒を戴いた。
スッキリと美味しい純米吟醸だった。

もう一つの四合瓶も大切に味わわせて戴きます。
てんやわんやの状態で、
申し訳ありませんでした。

かわら版の締め切りも目前だったが、
夕方以降は日曜日の段取りだけで精一杯だった。
ブログを作りながら、
浮かぶ言葉をつれづれと綴るのも愉しいが、
かわら版の構成は手順が違い、
また異なる面白さがある。

良い仕事には設計図が必要だ。
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建築設計図でさえパソコンで作る時代になったが、
古い時代の手書きの設計図には、
鳥肌が立つような感動がある。
国立科学博物館に保存される、
「譽」の設計図を思い出す度に、
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日本人の匠の技を誇りたくなる。
ものづくりの基本が設計図だとすると、
出版の設計図は書き下ろしの原稿だろう。

昨年、徳大寺有恒さんが逝去された。
今月東京で「お別れの会」が開かれたそうだ。
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当時の手帳を開くと懐かしい名刺が並んでいる。
一度だけ二人きりでお話ししたことがある。
人柄の良さをとても感じる、
貴重な時間を過ごせた。
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免許を取って間もなく、
この本は出版された。

自動車評論家をジャーナリストだけでなく、
「作家」にまで昇華させたベストセラーだった。

とにかく自動車関連の本が、
ベストセラーになること自体、
どの出版社も予想不可能ではなかっただろうか。

徳さんは自分で起こした自動車雑誌を一つ潰している。

心労のためだったのか、
あるいは根っからの美食家が災いしたのかは知らないが、
体を壊して入院した。

その入院中に書き下ろした原稿が、
後になり「間違いだらけのクルマ選び」として実った。

初めて徳さんにお目にかかったのは、
1995年の事だった。
色々な話しを40分ほどしたのだが、
忘れられない2つの事がある。
まず「サンバートラック」だ。

彼に「自分一人で初めて動かせたのはサンバーだった。
クラッチを切れるようになり、
動かせた時はうれしくて堪らなかった」と告げると、
徳さんは目を細め、
「おー、サンバー良いですね、私も若い頃良く乗りましたよ」
と懐かしそうにおっしゃった。

サンバーに愛情を持つその表情が素敵だった。

2つ目はSVXだ。
発売後SVXは販売面で苦労の連続だったが、
専門家の評価は高かった。
徳さんもSXVを高く評価する人の一人だった。
ご自身でも購入されたと聞いていたので、
自然にその話題になった。

話題が駆動方式の話題になると、
少し険悪になりかけた。

その頃はあまり知られていなかったが、
アメリカに輸出するSVXのトランスファーはVTDではなく、
従来のACT-4だった。

それを伝えると頑として同意されない。
国内とアメリカは違うんですよ、
と告げると更にかたくなに否定された。

それ以上は失礼になると思い、
深い話に進めなかった。

評論家として、
特にスバルの知識には、
相当な高さのプライドを持っておられた。

そのあたりも大好きだったので、
「間違いだらけのクルマ選び」を長く愛読してきた。

徳さんの原稿を生で見たことは無いが、
さぞかし迫力があるのだろう。
徳さんが居なくなり、
日本の自動車論評にどんな変化が現れるだろうか。

これも一つの節目かも知れない。
改めてご冥福をお祈りします。

8日の日曜日は、
もう待ったなしだった。
かわら版の締め切り直前だ。
なんとしてもその日のうちに、
原稿を完成させなければならなかった。

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下手な絵だが、
これは設計図に相当する。
作るか作らないかの差は大きく、
手で構成を描くと筆は一気に走り始める。

とは言うものの、
一日中これに集中する訳には行か無い。

この日も愛知県からお客様が来店された。
リフレッシュするための点検を予約されたので、
点検後にお客様と走行確認した。
清水さんの愛機BP5も、
とてもコンディションが良かった。

慌ただしく一日が過ぎ、
全て印刷会社に送信した頃には、
時計の針が23時を回っていた。

これまで下書きをFAXしたらすぐ捨てた。
この頃何となく捨てるのを躊躇う。
やみくもに捨ててはいけない気がする。
手で書くことは大切で、
色々と思い浮かぶことも多い。

9日の月曜日は、
月に一度の早朝会議でスタートした。
いつも7時から始まるので、
6時には出勤し段取りを先に整える。

会議は順調に進み9時過ぎに終わった。
雑用を片付け、
午前中にブログを更新しようとしたら不都合が起こった。

これも節目だろう。
契約更新の時期になった。

ブログ更新もできないまま昼を過ぎると、
仕事が次々と重なり、
かわら版の版下原稿が届いた。

この校正に集中すると、
時間の感覚が狂う。
外を見たら吹雪になっていた。

これはまずい。
外を見るとフォレスターは真っ白に雪化粧されていた。

夕方の6時に校正をほぼ終え、
最終確認を部下にゆだねフォレスターに飛び乗った。
神奈川まで向かったが、
幸いにも中央自動車道は順調に流れていた。

諏訪あたりまでは少し不安定な路面だったが、
甲府を過ぎると気温も上昇し快適な走行を楽しめた。
しかし会社を出る頃から何となく悪寒がしていた。

今思い起こすと、
フォレスターでなければ不可能だった。
あの体調でノンストップのロングツーリングは無理だった。

ストロークの長い包容力のあるサスペンションは、
体調の悪さを忘れさせる。
改めて優れた設計を実感した。

目的地に着き常宿の近くで夕食を摂ろうとした。

手の込んだ料理もあるし、
活きの良い刺身もあった。

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珍しい名前のお魚だった。
鯵に近いような印象だが、
更に甘みもあり鮮度も良かった。

美味しいのに少し食べて箸を納めた。
喉を通らない。
これは一番顕著に解る肉体の変調だ。
朝から何となく右腕の内側に変な痛みがあり、
それは体調悪化の予感だった。

酒も飲みたくない。
飲めないこと自体おかしい。

ホテルに帰ると急に寒気がしてきた。
バスタブに湯を貼り、
高めの温度でゆっくりと浸かった。

ここ数年間、
風呂から出たら冷水をかぶる。

温泉などに行った時、
湯冷めしないので始めたが、
日常的にやるよう習慣付けた。

結果的に免疫力も高くなった気がする。

昨年の暮れには、
朝起きたらまっすぐ風呂場に行きシャワーを浴びることにした。

左足から徐々に上体に冷水を掛ける。

息を大きく吸ってから、
長く吐きながら掛ける。

すると腹筋などの深層筋が緊張し発熱する。
だから意外に寒くないし、
朝のスタートも快活になる。

習慣になると自然にやれる。
湯船から火照った体を起こし、
立ち上がって栓を抜いた。

すぐ水が抜けたので、
下半身から徐々に上体へと冷水を浴び、
早々とベッドにもぐりこんだ。
夜中から熱が高くなり、
時には悶えながら朝を迎えた。

幸いなことに一晩で体内からの解毒も進んだようだ。
熱も徐々に下がり、
7時にはスッキリした。

季節の節目のオーバーヒートだ。
お正月から絶好調で飛ばしてきたので、
少しクールダウンも必要だと体が訴えたのだろう。

仕事場に向かうと素敵なトレジアが待っていた。
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ちょうどそのころ、
中津川は大変なことになっていた。

妻から送られてきたメールには、
朝一番の展示場の様子が映っていた。

節目を迎えたと思ったが、
また真冬へ逆戻りだ。
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中津スバルで社員が除雪を進める頃、
快晴の神奈川で順調に仕事が始まった。
座りっぱなしで端末画面を見続けるのは、
熱を出した翌日だと疲れる。

画面にGC8が現れた。
20万キロを超えたインプレッサには相当な疲れが見えていた。

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これを材料として手にする人は、
どんな愛情をこの後注ぎ続けるのだろうか。

この業界にも一つの節目が訪れている。
いよいよ神奈川県への往復も来月で終焉を迎える。

ふと以前作ったブログの記事を思い出した。
後藤さんがトンネル事故に巻き込まれた直後、
第二報を待つ間にアップした記事だ。

愛車の管理は大切だと思ったので、
感じたままを綴ったが、
刻一刻と流れる新たな情報に驚いた。
予想した以上に事故の規模が大きかったのだ。

記事の内容を別に隠した訳では無い。
自分の目で状況を確認するまで、
迂闊なことを書けないと思った。
それでクルマを停め、
ブログから一旦記事を削除した。

それをすっかり忘れていた。

改めて以下に復元する。

かねてから自動車家畜論を唱え、
このブログを綴ってきた。
昨日も無責任なオーナーに説教じみたことを言った。
缶コーヒー片手にぶらりと展示場に現れたお客様が、

「クルマのパワーが無いからちょっと話を聞かせてくれ」
「ハイ」

「個人売買したインプレッサだが力が無い。何が悪いんだろう」
「それは点検しないと解りません」

「見ないと解らないのか、え?」
「ハイ、13900円の点検で43項目お調べします」
「じゃあ次に聞きたいが足回りがフニャフニャだ。こういうもんか?」
「それも点検しないと解りません。ところで、どういうインプレッサにお乗りですか」

「ここにあるみたいな丸い目でアイエスとかいったな」
「それならはっきり言えますが、しっかりした足回りのクルマです。フニャフニャではありません」
そう断言した上で、前の持ち主からどのような経緯で手に入れられたのか、と尋ねると、
「ネットで見つけた」ときっぱり仰る。
しかも安い価格ではなかった。

それ以上聞くわけでも無いのに、
「誰でも出来れば安く手に入れたいじゃ無いか」と話が続く。

「はあ、そうですか・・・・・・、」それ以上出る言葉が無かった。

お金を払って点検する事にも抵抗があるように見えた。
ここから1時間ほど西の、とある町にお住まいらしい。
通りがかりにフラリと立ち寄られたようだ。

「まあ、お近くにある、いつも整備を任されるお店に行かれて相談されたらどうですか」

たまに聞く相手によっては逆上されそうな事を、
平気で言うことがあるらしい。

その上で、
「その方が安心ですよ」と、
やんわりお断りしたつもりだった。

愛馬が病気でも医者に見せないような人は嫌いだから仕方が無い。

その方は、更に色々聞かれたので、
やむを得ずお相手を続けた。

そして整備手帳に何が書いてあったのか尋ねた。

ところが「整備手帳」という意味が通じなかった。

そこで近くに展示していたフォレスターのドアを開け、
グローブボックスにある整備手帳を取り出した。

どこに書かれた情報が大切か丁寧に説明すると、
「それには△×スバルのハンコが押してある。だけどあとは真っ白だ」と宣ったので、

「はっきり申し上げますが、何が起きていても不思議じゃ無いクルマです」
「そうなのか」

「これ以上はクルマを見ずにお話ししても無駄ですね」
「・・・・・・・・・」

「言いたくないことを言わなきゃなりませんから」
「・・・・・・・・・」

「申し訳ないですけれど、そのおクルマには中途半端に触らせて頂きたくないのです」
と締めくくった。

これをスバル国内営業本部の販売促進部長、
小笠原巧さんが聞いたら顔を真っ赤にしたかもしれない。
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彼はスバルCS活動の陣頭指揮を執る司令官だ。
その立場でこのやり取りを形骸的に見ると、
怒り狂いたくなるようなセリフかもしれない。

しかしハッキリ言うべき時には言わないと、
最後までボタンを掛け違えたままになる。

というのも、
この夏休みにも遠方から同じようなお客様が来店された。
「ちょっと見てくれ」と言われるので
「しっかり点検しないと故障の原因は解らない」とお話しした。
ところが、随分歪曲されて受け取られてしまった。

店先で「ちょっと見てくれ」では無く、
まず診察室に入れて欲しい、
とお願いしたつもりだった。

中身はさておき、
その結果、
お客様相談室に苦情として通報された。
その方の気分を害し申し訳ないことをした。
自分の思いをオブラートに包むことが下手なので、
誤解を招く。

それで社員にも苦労を掛けるが、
本心を言うと、
点検に13900円程度のお金を使うことをためらい、
相手の時間だけを奪う事に平気な人と触れ合いたくないだけだ。

笹子トンネルで崩落事故が発生し、
当社のお得意様が崩落の瞬間に遭遇した。

事故に遭ったのはインプレッサだ。
リフレッシュメンテナンスでお預かりして、
まだお返ししたばかりだ。
お客様から発生直後に電話が入り事故の発生を知った。
すぐにNHKのニュースで状況を把握した。
大変な事になった。
お怪我の具合がどれほどなのか心配だった。
インプレッサに愛着を持ち大切にされていた。
その相棒が守ってくれたとしか思えない。
周りのクルマが巻き込まれたらしく、
他の被害者の方がとても心配だ。
お預かりしたインプレッサには持てる技術を使い、
愛情と共に注ぎ込んだ。
その様子をニュースレターで紹介したばかりだ。
だから我々にとってこのインプレッサは「ないがしろ」にできない。
主を身代わりなって守ったとしか思えないからだ。
これは損得の話では無く、
引き取りに行き最後まで愛馬の面倒を見たい。
インプレッサは大きくルーフが損傷したようだが、
命からがらその場を脱出出来たと言うことは、
駆動系を含め心臓部は機能したのだろう。
後藤さんは取材活動を続けられているが、
奥様の怪我が心配だ。
早速、大月に向かう。



伝えたかった事を改めて見直し、
内容を更新した。
クルマもヒトも健康が一番だ。

自分では気が付かないだけで、
カラダを大切にしていない時がある。

だから社員に、
自分の体を大切にするように伝えている。

具体的にはどういうことか。

厄年という考え方がある。
それを一つの節目と捉え、
自分のベンチマークを見直すのだ。
忌み嫌い恐れるのでは無く、
前向きの見方をしよう。

人は齢を取ると徐々に変わる。
それを上手くコントロールできないと、
いつの間にか不健康になる。

そういう人が、
病気のクルマを持つお客様に対して、
適切な接客はできないだろう。

自分自身のオーバーヒートを、
食べるものに注意し休息を取る事で乗り切った。

人間には自然治癒力があるけれど、
クルマにはない。

だから自動車には定期的なメンテナンスが欠かせない。
ところが、
それを疎む人が多い。

最近リフレッシュメンテナンスで来店されるお客様は、
日頃の点検を疎かにしない人が目立つ。
クルマの厄年をどう迎えるか、
それを真摯に考えている。

冒頭の井奈波さんも、
浮田さんもクルマのコンディションが良い。
清水さんもクルマを絶好調に整えていた。

こういう人たちと関わる以上、
整備士も自分のカラダに愛情を注がねばならぬ。

そのような整備士こそ、
お客様のクルマにも愛情を注げる。

そのための仕事が我々に課せられた宿命だ。

中古車の流通も大きな節目を迎え、
お客様が商品ではなく原料を直接購入する流れが生まれた。

けれどもクルマは生きている。
その真髄を理解すると、
この仕事を続けることに大いなる喜びを見いだせる。

神奈川県はガソリンが安い。
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体調不良で立ち寄らなかったが、
前夜到着して驚いたのは、
街道沿いのスタンドが119円の看板を出していたことだった。
なじみのスタンドでは122円だったが、
中津川に比べると非常に安い。

もうけ過ぎた産油国の潮目が変わってきた。
これも節目なのかもしれない。

またクルマで沢山走れる日が来そうだ。

給油しながらフォレスターを見たら、
塩だらけだった。
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可哀そうだがまた同じ道を走る。
もう少し我慢せよと頭を撫でた。

体調が悪い時は、
食べ物が大切だと言ったが、

何が相応しいかヒトそれぞれだろう。
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その夜は居酒屋でワカメのしゃぶしゃぶと、
たらこの煮つけでヘルシーに晩酌を進めた。
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体調が戻り酒を飲めたからと言って、
ここで油断しては元も子もない。
早めに休んで鋭気を養った。

そして水曜日の朝、
一気にフォレスターを走らせ会社へと帰還した。
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自分のカラダの変調を通じて、
色々な秘めた思い出を紐解く、
有意義な旅が出来た。
フォレスターの6速マニュアルで約600kmを走破し、
日毎にクルマが馴染みを増すのを感じた。

これだけ気持ち良く走ると、
正しい知識を益々広げたくなる。

C型の劇的な変貌を是非味わって欲しい。
ドライブエクスペリエのスケジュールは、
当社のHPで容易に確認できる。

但し手作業での管理なので、
リアルタイムには予約状況を更新できない。
その点だけご容赦戴きたい。

立春と時代の節目_f0076731_14040086.jpg
今度の塩はしつこかった。
この様な凄さを経験したことは久しぶりだ。
ウオッシャー液を噴射してワイパーでこすっても、
垂れた跡が消えないほどだ。
酷い塩害を受けた体を綺麗に清めた。

リフトアップして床下まで洗わないと、
とてもでは無いが奇麗に落ちない。
高温スチームを掛けてくれた西尾君、
「どうもありがとう」
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プロの手際の良い仕事は、
快調なコンディションの維持に欠かせない。

井奈波さん、
錆止めパックを施工されたのは大正解でした。
今月の散布量も半端ではないようだから、
厚塗りの防錆剤はきっと役に立つだろう。

社員の頑張りでかわら版発行準備も整った。
届くのを楽しみにしてほしい。

スマートフォンによるアクセスが増え、
ブログにも一つの節目を感じた。
そこでスタイルを換え、
広告宣伝を載せないように変更した。
見易いように改めたつもりだが、
もし何か問題に気づいたら知らせて欲しい。


Commented at 2015-02-12 01:49 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by b-faction at 2015-02-12 09:48
東北の中津スバルブログファンさん、おはようございます。いつもご覧戴きありがとうございます。
最新の記事が最良の内容です(笑)。
なんと言いますか、優先順位でブログの楽しみも変わりますね。
だから、まず順位を「主観」「速報性」「客観性」に並べて筆(キーボード)を走らせます。
次に優先順位を変えながら加筆します。
文章はイキモノだと思うのでいくらでも成長させます。
恐れ入りますが、何度も良く読んで下さい(笑)。変だなと感じたらすぐ直します。
同じ部分を読めば読むほどスッキリする事もありませんか。
わざと読ませようとしている訳では無いのでよろしくお願いします。
Commented by なっちー at 2015-02-12 10:02 x
「ハ45」とありますから「誉」じゃないですね。いや、誉なんですけど、提出先が陸軍っていうか・・・
Commented by b-faction at 2015-02-12 11:49
なっちーさん、科学博物館の説明によると、この資料は旧中島飛行機の荻窪工場に保存されていた物だそうです。「中島ハ45・譽 発動機図面」と記され昭和17年に海軍航空技術廠で試作された「銀河」に初搭載されたとの事でした。
Commented by はつ at 2015-02-12 13:58 x
社長、こんにちは!
私も機械モノ扱ってますから、ブログ内にあるような押し問答はタタあります。クルマにしろバイクにしろ、使用者様ご自身が誤った考えをお持ちになられてるケースが多いですね。日本特有でしょうか。
星型ENGの図はキョーレツでした。
それから、やっとセカンドカー購入の目処がつきました。カミさんには、ふざけるな!と言われましたが、MTを選びます。予算と相談しながら、想いを馳せるこの頃です。
Commented by b-faction at 2015-02-12 18:10
はつさん、コメントありがとうございます。MTライフに浸れる日が近いですね。おめでとうございます。機械関係のお仕事なら、又格別に愉しいでしょう。ターゲットが決まったら又お知らせ下さい。
Commented by はつ at 2015-02-12 20:46 x
お晩です!
社長、機械扱ってるとは言え、営業部門なものですからサービス含めた社内(調整)(笑)
したり…まあ、こう言う話は、お目にかかったときに…
そうですね、MT車はスポーツカーが欲しいです。BRZですね。ハイパワーターボ車ではなく自分が扱えるライトウエイトスポーツカー、広島の会社が良く使う(人馬一体)Be a driver!的なライトウエイトスポーツカー!BRZ検討中です。スバルショートフィルム見ながら妄想中です(笑)
Commented by くりっぱー・ふりーだむ at 2015-02-12 20:51 x
今回の記事は私にとって身につまされる内容でした。
客という立場をいいことにディーラーの方々に多大なご迷惑をかけていなかっただろうか?と反省しております。

話は変わりますが、星型エンジンの内部は私にとって長年の疑問でした。しかし、ある記事を見て疑問が一気に氷解しました。1本のマスターロッドに複数のサブロッドが付いていただけとは…
Commented by b-faction at 2015-02-13 07:03
はつさん、おはようございます。そろそろBRZのシーズン到来ですね。ロードスターもデビューしライトウエイトスポーツカーは盛り上がると思います。次は色で悩むかもしれませんね。
Commented by b-faction at 2015-02-13 07:05
くりっぱー・ふりーだむ さん、おはようございます。星型エンジンの設計図は凄く迫力がありました。近接画像も追加でアップしておきます。
Commented by くにゃオール at 2015-02-21 20:29 x
U-carのオークションに行くために神奈川へ行かれるのですか?ボクは神奈川在住ですが、今月で終わるそうなのですね?

遠路はるばるですね。

神奈川はガソリンが安いとのことで、自分自身めったに県外では給油しないため、他県との比較はした事がないですね~ しかも、自宅の最寄にあるスタンド(セルフ)でしかいれないのでなおさらですよ。

ところで不健康インプレッサの顧客は困ったモンですね・・・。ボクは、ある程度の機関メンテナンスは自分自身で行い、今日はブレーキとクラッチのフルード(なんと大元のシリンダーカップは共用!)の交換をしました。

毎日の通勤に供しているため、メンテナンスは欠かせません。

ブログ内の記事で興味深い事があり、工場内での4Sです。

徹底されていることに敬服します。
Commented by b-faction at 2015-02-21 21:02
くにゃオールさん、神奈川とも縁遠くなりますが色々と知り合いも増えたので立ち寄る機会は減らないかもしれません(笑)。
良い仕事には普段の習慣が大切だと思って続けて居ます。ご理解戴き誠にありがとうございます。
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by b-faction | 2015-02-13 07:07 | Comments(12)

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