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脂の乗った凄い奴

この霊験あらたかなプレゼントは、
実に肌触りが良い。

それにお洒落だ。
ブルーレースメノウ、
ポーウェナイト、
アラゴナイト、
ローズクオーツ、
ラベンダーアメジストといった天然石を奇麗に繋いである。
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お寺というと暗色の数珠がイメージとして浮かぶ。
これには潤いのある不思議なパワーを感じる。

ハンドルを握る時に、
高野山の霊気を身に付ける。

このアイディアは素晴らしい。
良いモノは肌に触れるとすぐ解る。
時流に合わせ相手の喜ぶモノを提供する。
これが下手だと感動を生まない。

この時代のレガシィには凄味があった。
コクピットと呼ぶに相応しいドライバーズシートは、
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肌に触れる部分の質が高い。
助手席まで8wayのパワーシートが奢られている。
重量は1480kgとGTより20kg増えたが、
6速MT車と同じ35kgの最大トルクを、
400回転低い2000回転から発揮するので重さを全く感じない。
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トルク曲線を見ると、
このエンジンの素晴らしさが良く解る。

この頃のスバルは純粋だった。
ある意味、馬鹿正直なので損していた。

ドイツ車ならこれ見よがしに、
343N・m/2000-4100rpmと書くはずだ。
台形のトルク曲線を持つ素晴らしいエンジンだとすぐ解るのに、
スバルは!!!
343N・m/2000と表記した。

こういうところが純朴で好きだ。

燃費も悪くない。

当時のカタログ燃費は12km/Lだったが、
かなり元気良く走った今回も、
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二桁を下回ることは無かった。

デフォルトがSモードだし、
時にはS#も使った。
ノンビリ走ったわけでは無い。
今でも第一線で勝負できる良いクルマだ。

ただし売れるクルマと良いクルマは違う。
その事は社員にも伝え続けて居るが、
簡単に理解出来るレベルの話では無い。

さんざんこのブログで伝え続けて居るので、
愛読してくれるヒトの耳にはタコができたかもしれない。
何を言いたいのか改めて整理する。

市場を徹底的にリサーチして売れる様に作ったクルマは、
トレンドにも乗り易いし、
誰でも比較的簡単に売ることができる。

これは最優先課題だ。
そうし無ければこの時代を生き残れない。

ただし何年も先になり、
ジワリと良さが滲み出すのかというと、
決してそうとは言い切れない。

しかしいくら良くても、
その時代に良さをアピールできなければ、
たくさん売れることは無い。

まさに「灯台もと暗し」の諺のような思いがけない事実がある。

中津スバルの社員は、
ほぼ全員BP/BL系レガシィを愛車にせず、
次のレガシィにジャンプしたか、
或いはフォレスターを選んだ。

いまさらながら明言する。
最高水準のレガシィはBLEのspec.Bだ。
これを超えるレガシィは、
今のところ生まれていない。

ターボも悪くない。
これほど高い走行性能を誇るレガシィは、
このクルマが多分最後になるだろう。

特にこのレガシィには脂が乗っている。
この動画を見るとわかるはずだ。

BL5はデビューした時から、
WRXと双頭する高性能なスポーツセダンに磨かれていた。
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特にspec.Bが堪らなく良い訳は、
18インチのタイヤをチョイスしていたからだ。
ダーク調のハイラスター処理を受けたアルミホイールも渋い。

そしてタイヤをピレリのティンツラートP1にした途端、
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ビルシュタインダンパーと抜群の相性を見せた。
ヒラリヒラリとコーナーをかわす。
ワインディングロードで、
第一級の駿馬ぶりを余すところなく発揮した。
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タイヤが悪くては、
いくら他が高性能でも台なしになる。

相手にとって何が気持ち良いのか常に想像して欲しい。

気持ち良いことをしてあげれば、
気持ち良く応えてくれるだろう。

整備士は望桜荘の樹木を剪定しながら、
スバル純正の庭造りを具現化している。
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スバル指定のワーキングウエアを纏えることは、
整備士の誇りであるべきだ。

たかが庭木の剪定と侮ってはいけない。
剪定できる環境を持つことは、
整備のあり方を考える上で、
とても重要な意味を持つ。
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ヒトの手で環境を丁寧に改善すると、
必ずそれに応じた答えが出る。

この庭は何十年という改善の積み重ねの結果だ。

従って短期間で作ることは無理で、
改善さえ続ければ気持ちの良い空間として残る。

だが手を加えねばすぐ荒れる。
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before
なぜなら、
ここはとてもアンバランスになっているからだ。
環境は自然に任せるのが一番だ。
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after
それがヒトにとって不都合だから手を加える。
そのアンバランスさが、
手を抜いた途端、植物界の弱肉強食を呼ぶ。
ヒトに都合の良い場所などすぐ壊れる。
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手をかければ、
かけただけ美しく整う。

その醍醐味を知ると、
取り憑かれたように没頭してしまう。
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小さな草を早めに抜けば、
苔の勢いが強まる。
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新陳代謝の落ち葉なら、
ゆっくり苔が飲み込む。

でも剪定の後は注意が必要だ。

新陳代謝では無く、
強引に枝葉を切り落とす。
なので、
葉緑素をたっぷり含んだ生の葉は、
断末魔の叫びのようにガスを出す。

なるべく早く取り除く。

苔の身になると、
気持ちの良い事が解る。

取り除くと苔が元気になる。
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アンバランスな場所では素手の方が良い。
より緻密に作業できる。

苔が繁殖するとヒトに不愉快なムシは現れない。
これも不思議な現象だ。
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草を抜いたら尺取り虫が慌てて飛び出した。

そっと潰さ無いように移動させた。
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絨毛のような苔の間からキノコが頭を出していた。
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京都で見たシッポゴケに近い種族も繁殖しているようだ。

このあたりはスギゴケのコロニーだ。
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昨年ミズゴケを分離したら、
スギゴケだけが立派に成長した。
ミズゴケがいなくなり気持ちが良かったのだろう。
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剪定を一旦止め、
後片付けに取りかかった。
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ヒトが人工的に創り出したモノは、
ヒトの手で100%管理しないと残れない。

同じ事が大型哺乳類にも言える。

日本には野生の大型哺乳類が一切存在しない。
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鹿や熊程度の大きさしか野生動物はいない。
木曽馬はヒトが自らのために改善を続けた生き物だ。
一度絶滅しかけたことがある。
(厳密に言えば純血種は絶滅した)

それを苦労してここまで蘇らせた。
ヒトがいなければ木曽馬は生きていけない。

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木曽馬も気持ちの良い事をしてやると凄く喜ぶ。

彼らにとってニンジンは美味しいし、
青い草も大好物だ。

首の辺りを撫でてやると喜ぶ。
かゆくても触れないからだ。

クルマも同じだ。
気持ち良い事をしてやると喜ぶ。
ゴールデンウイークの初日まで遡る。
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この美しい場所は自然に出来た訳では無い。
恵那山トンネルの工事で土をたくさん運び出した。
出た残土で埋め立てた場所も沢山ある。
良い道路が出来たので、
恵那山から流れ出る清流を使い、
イワナやアマゴの養殖が始まった。

スキー場も出来た。
そういう環境に花桃がピッタリ合致した。
ここに住む人達は知恵を使い、
長い間苦労して美しい並木を造り上げた。

今では満開を目当てに、
たくさんのヒトが訪れる。

いわゆる隠れた名所である。
ここを歩くと本当に気持ちが良い。

満開の花桃を、
ちょっと具合の悪いレガシィに見せたかった。

ATFを交換しないで長く使うと、
クルマのココロとカラダは大いに傷つく。

美味い物を食べさせてもらえなかったレガシィを労った。
クルマにとってオイルはご馳走だ。

それを粗末にするとクルマが可哀想だ。
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スバルのAWDシステムとATFの関連は深い。
交換が滞り汚れたままで長く使うと、
クルマの走りがギクシャクする。

まず汚れたトルコンオイルを抜けるだけ抜いた。
そして新油を入れた。

花桃を見せた後、
ノルドシェライフェをイメージして調教した。
するとサワーでも飲んだかの如く、
だんだんクルマが高揚した。
気持ちが良いに違いないと確信した。
工房に戻りもう一度ATFを抜き変えた。
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驚いた。
たった100kmで真っ黒になった。
右の新油と比べると汚れ方が良く解る。
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途中から気持ちの良い走りに変わり、
北原課長も「完治しました」と太鼓判を押した。
ヒトはクルマを自分たちのために都合良く作った。

100%完全な状態に手入れして、
脂が乗ったクルマにしよう。

脂が乗らないと不味い。
肴も同じだ。

この鱸の煮付けは絶品だった。
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味わい深い天然物だけに感じる脂の旨さ。

これも驚くはずだ。
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この鯵をとてもフライになんか出来ない。
これくらい分厚くて、
しかも脂が乗っていると、
食べた瞬間に魚の名前を思わず見直す。

マグロも同じで、
赤身にも程良い脂とコクのある旨味が欲しい。
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それにトロをすり潰して、
ぬたくり付けた絶品のマグロ丼だ。

脂がヒトにどれほど潤いを与えるのか改めて見直した。
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このレガシィもオイル交換の後で、
エンジンに潤いを感じるようになった。

この結果に賛同できるヒトは、
ぜひオイルを見直して欲しい。

脂の乗った悪友と飲みに出かけ、
酒の人生に与える偉大な功績を見直した。

美味い物を食べる時には、
必ず旨い酒が欲しい。

ただし酒の呑み方はヒトによって様々だ。

中には酔うためだけに呑むヒトも居る。
左のオッサンはその典型だろう。
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既に3件ハシゴした。
一件目の居酒屋から料理をあまり食べず、
焼酎をガンガン飲んでいた。

タオルを首からかけ、
もう記憶は宇宙の彼方だろう。

葬式の看板が大好きで、
見ると興奮して離さなくなる。
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右の友人がいるから安心して泥酔する。
たちの悪い酔っ払いだけど、
本当に憎めない男だ。
時には酔うためだけ呑みたくなる事もある。

そういう時は必ず質の高い酒を呑むことだ。

忘れてしまいたい事がある時に、
質の悪い酒に頼ると大変だ。

それに彼の場合、
脳味噌より肝臓の方が酒に強い。

これまで酩酊する度に、
数々の神話を積み重ねた。
質の悪い酒は病や怪我に結びつく。

今回も神話を積み重ねた。
看板から離れた後は道路脇の植え込みにひっくり返った。
引きずるようにホテルに連れ帰った。

大浴場に行くと誰かが湯船に浮いていた。

それに驚くと、
むくりと起き上がり湯船から出てきた。
一足先に入っていた友人だった。

湯船から出ると洗い場を全裸のまま、
まるで鉛筆のようにゴロゴロ転げ回った。

汚いから体に良くないと言っても、
耳を貸そうとしなかった。
そのうち大の字で眠り始めた。

やむを得ず愛のムチを与えた。
シャワーを冷水に切り替え、
カラダ全体に浴びせかけた。

こう言う人物に質の悪い酒を呑ませるのは良くない。

この日、一件目に訪れたのは学生時代から世話になった居酒屋だ。
芋焼酎を頼み、3人で軽く一升空けた。

更に一人友人が加わったので、
同じ焼酎を2合ほど追加した。

質の高い焼酎だった事が幸いした。

彼もきっと気持ち良く朝を迎えた事だろう。

と言う事で、
クルマにも美味い油を飲ませよう。
最高の気分になり、主の期待に応えるだろう。
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spec.Bに、
スバル専用オイルを使ってそれを証明した。

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フランスに本拠地を持つレプソルを、
WRCファンなら忘れることが出来ないはずだ。

僅かな在籍期間だったが、
スペインの誇るスーパースター「サインツ」がスバルに来た。

彼はその時自らのスポンサーも引っ張ってきた。

それがレプソルだ。

レプソルの持つオイルブランドにエルフがある。

このブランドも忘れられない。

学生時代FISCOでF1が開催された。
日本のメーカーはエントリーしなかったが、
物凄く話題になったのがエルフ/ティレルだったと記憶している。

何しろ6輪のフォーミュラカーなど他に存在しなかったので、
それだけでも話題性に富んでいた。

そのブランドとスバル技術本部が手を組んだのだ。
だから使うオイルはこれしか無い。
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杉本に作業を任せた。
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丁寧な仕事をするのでクルマが喜ぶ。
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古いオイルでは無いが、
展示場で移動するだけだと水分を含み汚れも増す。

それにしても美しい排気系だ。
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等長等爆だとすぐ解るエキゾーストマニフォールドだ。
でもスバリストじゃ無いと、
これにツインスクロールのチタンターボが組み合わされていると知る由も無いだろう。
その間にあるオイルエレメントを取り外し、
オイルが滴り落ちるのを気長に待つ。
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落ちなくなったらウエスで周辺を拭い、
新しいエレメントに交換する。
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そしてスバル車専用オイルをゴクゴクと飲ませた。
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出来ればプラスチッキーなカバーを掛けたくない。
樹脂部品が増えたので、
昔のようにアルミのインマニが見えない。
メカニズムは美しい方が良い。
プラスチックのカバーはそろそろサヨナラだ。
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メカニズムをしっかり見せる。
覆い隠すのでは無く積極的に見せる。

そのためには細かい部品の質まで高める方が良い。
4代目のボディは最高で100kgほど軽量化された。
D型では得意の板厚アップが施され、
フロントサスの取り付け部の剛性が高まった。
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リヤサスもマルチリンクなので動きがとてもしなやかだ。
とても気持ち良く高原を駆け抜ける事が出来た。
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こうして見ると、
木曽馬の里もアンバランスな世界だ。
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それを丹念に整えるから気持ち良い世界になる。
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原さんの芝刈りも芸術の領域に入っている。
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ブルーベリー畑は好調だ。
今年の開田は例年に増して気候に恵まれ、
抜群の状態になりつつある。
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田中さんとナホちゃんも農作業の真っ最中だ。
今年の開園は7月の第一週になる可能性もある。
この情報を時々チェックして欲しい。

久し振りに種馬に会いに行った。
青い草が食べたいと盛んに自己PRしていた。
柵から首を伸ばし地面を噛むのだ。
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そこで少しだけれどむしって食べさせながら、
情報交換した。

草食系同士の気持ちの和みを感じていたら、
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素晴らしいモノを戴いた。
開田は山菜の真っ盛りだ。

これは通称「山菜の王様」と言う、
ショウデと呼ばれる若芽だ。
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プレゼントしてくれたのは本田さんだ。
木曽馬の里に自生するショウデは最高の味だ。
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アスパラガスの原種とも言われるこの植物は、
湯がく前に切り口を囓ると、
ほんのり塩気を感じさせる。
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それが名の由来だ。

アスパラガスに似ているから、
マヨネーズで食べても美味しいが、
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やはりおひたしが一番だ。

馴染みの蕎麦屋に行くと、
タイミング良く蕎麦前はショウデのおひたしだった。

喜んで食べていたら、
「価値の解る人に食べてもらえて嬉しい」とお店の女性に言われた。
ここの主は自らショウデを取りに行く。

注文を受けてから打つ店なので、
しばらく待ったが、
待つだけの価値はある。
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打ちたての瞬間を味わえる蕎麦屋は少ない。
いつもの事ながら、
ほぼ一枚、何も付けずに素のままで戴いた。
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日本人にしか解らない幸福だろう。

一枚食べ終わる頃には、
もう一枚はすっかり打ちたての輝きを失ってしまった。
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蕎麦ほど瞬間の味が際立つ食べ物は無い。

この店の楽しみはここからだ。
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蕎麦のしゃぶしゃぶと言う輩が居るが、
とんでもない間違いだ。

しゃぶしゃぶなどと、
余裕を持って浸してはいけない。
くぐらせる程度で良い。

蕎麦が気持ち良く蘇るはずだ。
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椀に入れ刻んだネギを添え、
一気にすすり込む。

喉の奥まで酸味の効いた汁の豊潤さが染み渡る。
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この日は蕎麦湯のお替わりまでするほど味が冴えていた。
鍋の底から汲み取ったのだろう。

究極の蕎麦湯が現れた。
ルチンを沢山含んだタンパク質系の茹で汁は、
蕎麦好きにとって宝物のような存在だ。

ロビンエンジンを搭載した芝刈り機で、
二宮さんがご機嫌よく現れた。
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いつも撮影にご協力戴きありがとうございます。
今回もBL5の動画を撮影して帰路に就いた。
最終的に370km程走り、
spec.Bの鮮烈な性能に惚れ直した。
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オドメーターはまだ68405kmの活力溢れる個体だ。
この様な素晴らしいレガシィを今後も大切に育てたい。

いよいよ次は多走行車のオイルを試す。
SVXはいくら脂が乗っていても、
そろそろ壮年期から次の段階へ移行する年代だ。

それに黒いSVXはただでさえ数が少なく、
コンディションの良い個体も減った。

現在の走行距離は165.981kmだ。
このクルマに多走行車専用オイルを与え、
どのような効果があるのか実験する。
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多走行専用オイルはどのようなモノなのか、
ここで簡単に説明する。

エンジンオイルには、
まずベースオイルという核が必要だ。
それに様々な添加剤を加え、
クルマに相応しいエンジンオイルに仕上げていく。
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そのベースオイルは、
現在この三種類にほぼ絞られる。
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最も高性能な100%化学合成油は、
優れた性能を持つが値段が高い。
レースなど特定の分野で必要とされるが、
オーバークオリティでもある。

常にサーキットを走るヒトには最適でも、
いつもマグロの「とろ」ばかり食うわけには行かない。

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このVHVI油が最近見直され、
ベースオイルの主力になりつつある。

鉱物油をベースにしながら、
化学合成油に近い性能を発揮させている。
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この鉱物油と比較すれば差が一目で解る。
ショールームで光に当てて実験した。
わずか一ヶ月で黄色く変色し始め、
2ヶ月でこの状態だ。
理由は鉱物油そのものに含まれるアロマ分が変質したためだ。

これに比べVHVIは単なる精製では無く、
分子構造まで変えられたため変質しにくい。

多走行車に使うためにはコストも重視する必要がある。
VHVIを作るためには大規模なプラントが必要だが、
コリアは国家プロジェクトでその設備を整えた。

その低コスト性と、
耐久性がVHVIの魅力と言える。

化学合成油より耐油性も高い。
即ちそれは金属面に馴染みやすいことを意味する。

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この二種類の多走行車専用オイルを、
B-factionの戦略商品として今後活用する。

この二種類さえあれば、
特別なエコカーを除きほぼ全てのクルマに対応出来る。

ヴィヴィオやサンバーなどには左側のオイル、
SVXやレガシィには右のオイルを使う。

多走行車にありがちなエンジンノイズの増大や、
オイル消費の増加を防ぐことが出来る。

油膜を厚く保てるので応力分散能力も高い。
その反動で発生する摩擦増大を特別な添加剤で緩和する。

それがFM30と呼ばれる酸化防止剤だ。

SVXの走りがどう変わるのか楽しみだ。

by b-faction | 2015-06-26 15:36

毎日の活動やスバルについてご紹介します


by b-faction