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水平対向ディーゼルエンジンとブルーベリージャム

この頃は大企業が大手を振ると、
間違いでもまかり通る。
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生乳にわざわざ「なまにゅう」とフリガナを付けた。

「なまちち」の方が聞き心地が良い。

思わず頭の中におっぱいが浮かぶが、
天下の三菱グループには御法度なのか。

論議するほどのネタではないが、
生乳は「せいにゅう」と読んで日本語だ。

なまにゅうは不自然だし辞書にない。

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でもブルーベリーソースをぶち込むにはピッタリのヨーグルトだ。
味はまろやかで香りも良く、
今朝は贅沢な朝食になった。
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卵かけご飯もそうだが、
普段どちらかというとあまり混ぜずに食す。

その方が何となく好きなのだが、
こちらは違う。

スプーンで徹底的に混ぜ、
シェイクのようにすると凄く美味しい。
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妻の作るブルーベリーソースは最高だ。

今朝はまた惚れ直してしまった。
まるでポルシェ911に匹敵する、
スポーツカーとして理想的な前後重量配分だ。
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後輪荷重がしっかりかかった素晴らしいフォルムだ。
彼女は今日もブルーベリーをたくさん収穫した。

竜舌蘭はすっかり散ってしまった。
カンゾウは花の盛りを迎えつつある。
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そんなブルーベリー畑で、
相変わらず美味しい実がたくさん採れるが、
あまり欲しいと言われることもないし、
社員も果実には興味なさそうだ。
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リフレッシュメンテナンスの終わった後藤さんに、
収穫した実をプレゼントした。
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元気なブルーベリー達はすぐ食卓に載った。
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後藤家でもジャムを堪能したそうだ。
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自家製ブルーベリージャムの美味しさを、
説明するのは難しい。
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採れたてのブルーベリーを、
砂糖で煮詰めていくらしい。

製造過程を見たことは無いが、
出来上がったジャムは甘くて美味しい。

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熱々のトーストにつるんとゼリー状になったジャムを載せ、
口いっぱいに頬張った。

ペクチンの柔らかな食感と、
酸味と甘みのハーモニーが素晴らしい。

ペクチンは食物繊維として機能するから、
健康にも良い。

こんなに美味しいと解っていても、
大量に作れないから、
他の人に味わって戴けない。

クルマにも似た所がある。
美味しいけれど、
大量に作っていないから味わって戴くことが出来ない。

いつもなら朝食を取らないが、
今朝はカラダが炭水化物を欲した。

午前中からDEの予約が入っていた。
昨日のBRZに続き、
今日は愛知県からお客さまがいらっしゃった。
宮里さんがフォレスターのDEを希望された。

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どこにも試乗車がないので、
フォレスターのMTを試そうにも手段がなかったそうだ。

聞く所によると、
他のディーラーで6MTの試乗を希望された時、
対応したセールスに鼻で笑われた気がしたそうだ。

彼らに決してそんなつもりは無いと思うが、
MTの乗り方を知らないセールスも多い。
照れ隠しのつもりが、
そんな表現になったのだろう。
だから勘弁して欲しい。

次はBプランへの参加を御待ちしている。

大量に製造されていない理由は簡単だ。
日本で大量に売れないからだ。

中津スバルでさえ、
MTの愛車を持つ者は一人も居なくなった。

ブルーベリーも同じだ。
日本に於ける供給量は需要を上回っている。
昔より増えたのは明らかで、
珍しくないので畑の果実を誰も欲しがらない。

ジャムにすると美味しいが、
そんな面倒なことをしない時代になった。

出来上がったモノを購入しても、
この味は出ない。

性能が良くなったATで、
いくら頑張ってもMTの味は出ない。

でも面倒だからわざわざ乗る人は少ない。
自動車の供給量は完全に需要を上待った。

朝からエネルギーが必要だった理由は他にもあった。

完成車両の長距離テストを控えていた。

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まずGDBの完熟テストを進めた。
自ら設定したダンパーを付けたので、
余計に完成度が気になった。

spec.Cの証が天井にある。
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これと軽いドアの開閉音が、
競技車ベースだと挑発的に語りかけてくる。

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5速でランプウエイに駆け上がり、
しばらく等速で走行した。
時速80㎞でエンジン回転数は3000回転弱だ。
シフトレバーを6速に入れた。

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エンジン回転は2000rpm強にに下がり、
室内のボクサーサウンドが少し音色を下げた。
センターデフはオートモードになっている。

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シフトレバーの手前にある左側のスイッチを押す。
するとDCCDはオープンになり、
締結力を一番下げた表示に切り替わる。
一番下の緑色の枠がその表示だ。

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この状態からダイヤル操作が可能になる。
手探りで好みの位置を探しながら、


スロットル操作だけで車の走行ラインを変えてみた。

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軽くスロットルを開け閉めするだけで、
ラインを自由に替えられる。

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GC8にも備わるこの機能は、
スバルならではの高性能な動力伝達システムだ。
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上の画像のように、
オレンジの矢印を中央にセットした。
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ヘビーウエットに変わりつつある路面と良くマッチした。

ダンパーは中津スバルオリジナルのビルシュタイン。
タイヤはコンチネンタルスポーツコンタクト。、
WRXのspec.Cと抜群の相性だ。

全く素晴らしいクルマだ。

しかしこの高機能を、
100%味わってもらうためには、
それ相応の時間と覚悟と費用も必要になる。

様々なクルマとパーツを確かめ、
その評価を繰り返しながら、
一番嬉しいことは何か。

それを信じて選択し喜ばれることだ。
クルマを仕入れ育てる事にも生き甲斐を感じる。

だがWRXも以前のように売れなくなった。
高出力よりエコロジーにパラダイムシフトした。

とは言うものの、
どんな時代でも美味しいモノは美味しい。
だから、
絶えることは無いだろう。

次のテストが控えていた。
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11万キロ以上走行したB4の6気筒搭載車だ。

MT車としてスポーツ性能も有り余るほどだから、
性能を一新させるつもりでリフレッシュした。

BLEもその良さをあまり知られていない。

無理もない。
このサイズで6気筒エンジンを搭載しても、
クルマに未熟な日本人に理解出来るはずがない。

クルマの本場欧州では、
スバルにそこまでのブランド力が育っていなかった。
ラリーで強いイメージしか無く、
BMWに匹敵する価値を、
正面から訴える力は無かった。

おおらかなアメリカ人は、
解り易い性能を好む。
だからこのクルマでは小さ過ぎた。

BLEは過渡期のスバルが産み出した、
二度と作れない珠玉の作品だ。

北原課長が丹念に手を掛け、
最高の状態に仕上がった。

特にSTIマフラーの奏でる、
スバルサウンドが堪らない。

不協和音をスバルサウンドと信じる人が多い。

けれど誰も知らないだけで、
これが本当にパワフルで澄んだスバルサウンドだ。
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シフトノブを高品質なタイプに交換したので、
ステアリングもそれに合わせてお色直しを施した。

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丁寧に拭いて、
新品の肌に可能な限り近づけた。

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真剣なテストの前には韻を踏む。
ステアリングを清め、
確かな操作で調教した。
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水平対向6気筒エンジンがいくら素晴らしくても、
パラダイムシフトから取り残された以上、
残念ながら消えゆく運命だ。
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BLEでテストに出る直前、
岡山から岡田さんがいらっしゃった。
二年ぶりにXT-6と再開した。

テストを終えた翌朝、
スバル初のフラット6と、
最高のボクサー6が並んだ様子に痺れた。

フラット6を語ろう。
当社のSABは、
スバルアルシオーネベースを略した。

現在SABには四台のXTが収納され、
その中に6気筒も一台ある。

でも今から六年前に、
初めて岡田さんのXT-6をリフレッシュした頃は、
まだここに六気筒モデルは無かった。

岡田さんの愛機が仕上がった時、
20年ぶりにステアリングを握った。

その時奇妙な事に気づいた。

4気筒モデルの派生車のはずだが、
年度改良を繰り返しながら誕生したクルマには思えなかった。

単なるマルチシリンダー化では無く、
まるで新開発の上級車だ
内装の仕上がり状況や、
ステアリングフィール、
エアサスの上質な味など、
どれをとっても44Bの前倒しだ。

二年ごとに見る度に、
凄いクルマだと感心している。

当時XTは200キロオーバーの車両開発にあわせ、
様々な先行開発的な位置付けだと聞いた覚えもある。
XTの開発責任者は高橋三雄さんだが、
マイナーチェンジは違う開発者に委ねられたはずだ。

XT-6の凄さは語り尽くすことが出来ないほど多い。

このクルマは貴重な生き証人でもある。
日本で初めて4WDにABSが付いた。
それまでのMーPTの油圧多板クラッチを、
パルス制御することでフルタイム4WDに改良した。

そしてトラクションコントロールシステムとして成り立たせた。
凄い発明だ。

FFベースのACT-4では、
どうしてもアンダー傾向が消えなかった。
それが更に重いエンジンを搭載するSVXの開発で、
VTDを開発する契機となった。

初代LEGACY担当部長の、
中村良雄さんが関わった気がしてならないが、
それを確かめる術がない。

XT-6には4気筒エンジ搭載車以上に思い入れがある。
まさにフラッグシップとしての完成形だ。
XVなら耳慣れていてもVXと聞くと武骨だ。

正式名称は、
「スバル アルシオーネ2.7ℓVX」
アルシオーネはプレアデス星団のアルキオネに由来し、
VXはVictorious xから成る。
「勝利」と永遠の未知数「X」を表した。

世界初のアクティブトルクスプリット式4WDはこうして世に誕生した。

なにしろ販売実績の少ないクルマで、
当時の情報も非常に乏しい。

たった一種類しかグレードがなく、
選べる色も白赤黒の三色だった。
新車を1台ポルシェオーナーに売った。
ポルシェと比較しながら走った事が懐かしい。
AX9D26R LZ
車両本体価格2.943.000円。

サービスプライスだった。

同時に発売されたスバルビッグホーンイルムシャーのRは
車両本体価格3.043.000円。

RVブームの真っ盛りだった。
いすゞからのOEMではあったが、
この時スバルは初めてディーゼルの乗用車を国内で販売した。

まだコモンレールなど存在しない。
ほとんどのディーゼルでグローを要した。

スイッチオンで、
セルモーターを回す寸前でグローが赤熱するまで、
キーを止めた。

それを不要にしたのが、
イルムシャーに付けられたクイックオンシステムだった。
当時はディーゼルも直噴式を謳っていた。
4JB1-T型直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジン。
最高出力115ps/3600rpm
最大トルク24.0kg・m/2300rpm

今とは隔世の感がする。

スバルは高性能エンジンを作る会社だから、
本来ならば日本人にも水平対向ディーゼルを売るべきだ。

日月さんは日本に展開しないと言い切った。
だから発売される可能性は少ない。

これも売れないと読み、
消えゆく運命を辿るようだ。

言い方を変えればスバルに責任は無い。
未熟なクルマ社会に誘導を続けた政治や行政の結果だ。

でも美味しいブルーベリーのジャムを頬張ったら、
どうしても諦めることが出来なくなった。

美味しいのに、
たくさん作ることが出来ない。
それに、
日本人はまだ完全にクルマを消化していない。
メーカーも「出した所で一部の人しかその味が解らない」、
と踏んでいる。

自らの顧客層と、
価格帯が合致しないとマーケティングで読んだ。

覚悟はしていたが、
今年は昨年より苦戦している。
新しい商品が何もないからだ。

クロスオーバー7や、
スポーツハイブリッドもあるけれど、
スバリストは、
何と言っても発動機が大好きだ。

レヴォーグが大ヒットしたのも、
目新しい発動機を積んでいたからだ。

もしレガシィの後釜だという理由で、
2リットルエンジンしか無かったら、
あれほどの人達が飛びついたとは思えない。

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ドイツで初めてディーゼルに乗り感動した。

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世界唯一の水平対向ディーゼルエンジンは、
想像以上の仕上がりだった。

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6MTしか無かった。
低速領域ではトルクフルでも回転量域の狭いディーゼルには、
多段ミッションが不可欠だ。

何の問題も感じないのは一握りのクルマ馬鹿だけで、
ほとんどの日本人は、
「え!オートマ無いの?」と言うに決まっている。
だから日本で売らないのは目に見えた。

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4500回転を超えたら頭打ちになるが、
時速200㎞を楽に保てるスポーツユニットだ。

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諸元を見れば解るように、
FA20のボア/ストローク比の基になったエンジンだ。
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当時はまだ108kwで、
Euro6も取れていない。

日本で売ることの難しいエンジンだった。

それ以上に日本人は自動車文化に未熟だ。

このブログを読むような人は一握りに過ぎない。

クルマの味を食べ物やオンナで例えるような、
そんな分かり難いことよりも、

大衆は燃費や価格と行った解り易いことを望む。

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その翌年、
再びドイツでボクサーディゼルに乗る機会を得た。
日本では既にSJ型のフォレスターに切り替わっていたが、
欧州仕様はまだSH型の最終モデルだった。

XVよりディーゼルが似合った。
本当に3人とも嬉しそうだ。
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なにしろボクサーディーゼルなど触れたこともない。
それが想像以上に快適で力強く、
皆惚れ惚れとしてしまった。

このフォレスターには諸元を記した資料がなかった。
だから試乗した印象に裏付けは無い。

XVに搭載されていた、
従来型のEE20型水平対向4気筒ディーゼルは、
CVTにも対応するよう徐々に改善されていた。

従ってこのフォレスターのエンジンは、
Euro5のままではあるが、
最高出力110Kwに引き上げられた可能性がある。

最高出力は向上したが、
発生回転域や最大トルクに変化はなかった。
燃料消費率はヨーロッパの基準値で言う、
155(CO2g/km)の実力になった。

滅多なことではあまり興味を見せない杉本だが、
流石に整備士だけある。
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真っ先にエンジンフードを開けて覗き込んでいた。

後発隊の三人組みが到着し、
先発隊と入れ替わった。

アウトバーンを走れるとあって、
ご機嫌のようだ。
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普段は素直に運転のアドバイスを聞かないが、
流石にこの時は死にたくなかったのだろう。
妻は珍しく素直にドラポジの指導を受け入れた。

ステアリングをグッと近くにセットして、
押さえつけるように握った。

彼女を信用しないわけではないが、
一番存命率の高いシートに座り、
北原課長と一緒に道中の無事を祈った。
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彼がVサインを出すほどだから、
ボクサーディーゼルがどれほど刺激的か解るだろう。

このエンジンの動弁系は、
DOHC16valveのチェーン・リダクションギヤドライブ、
燃料供給装置は第三世代のコモンレールだ。
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杉本のようにエンジンルームを開けると、

北原課長は更に深く探ろうとした。
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これは将来を占う上でも重要だった。
エンジニアがエンジンに興味を持たないようでは、
この先自動車を整備する上で大した仕事は出来ない。
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迷うことなくカバーを取り外た。
彼はDPFに目を留めた。
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非常に金の掛かる部品で、
排気ガスから出る微粒子を集めて濾過すると同時に、
貯まりすぎると燃やす機能を持っている。
第三世代のコモンレールは最大燃圧が180Mpa、
セラミックグローシステムを持つ。

スバルがヨーロッパでボクサーディーゼルを売り始めたのは、
2008年のレガシィ搭載からだ。
翌年の2009年にEuro5排出ガス規制に対応して以来、
度重なる改善を繰り返してきた。

ディーゼルをまともに作れない会社では、
ガソリンエンジンに置いても高度な直噴技術を持つとは言えない。

レヴォーグの1.6リットルのDITは、
非常に熱効率の高いエンジンだ。
燃費も良くハイオク指定でもない。

これを喜ぶお客様は非常に多い。

しかし中途半端な技術で、
直噴のガソリンエンジンを作ると大火傷する。
黒煙を振り撒き、
インジェクターのトラブルが相次ぐ。
想定した燃費が出せず、
トラブル続きでサービス工場が大混乱を招く。

過去の実例は三菱のGDIだ。
その結果三菱はガソリンの直噴から撤退し、
電動化への道を歩み始めた。

スバルの直噴ガソリンエンジンは、
DITもD4-Sも高い安定性を誇り、
不具合などまず無い。

しかし、ディーゼルはもっと難しい技術を要する。

だからボクサーディーゼルエンジンに注ぎ込まれた技術は、
直噴ガソリンエンジンの比では無い。

レヴォーグの1.6DITが上手く市場に受け入れられたからと行って、
その程度の技術レベルで満足していては、
この後大変な技術の枯渇を招くだろう。

何とかディーゼルの灯火を消さず頑張って欲しいと思っていた。

しかし国内に投入する予定が無いと聞き、
これでスバルもお終いかと、
一抹の不安を抱えていた。

ところが最新のボクサーディーゼルエンジンが、
ヨーロッパで発売された。


堂々とEuro6bを達成しただけでなく、
そのエンジンは細部まで磨き込まれていた。

残念ながら最新のエンジンを見たことが無いので、
ドイツで撮影したフォレスターの画像を振り返りながら、
どこが改善されたのか確認したい。
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まずディーゼルはガソリンに比べて高効率だ。
その上燃料の軽油はまだガソリンより値段も安い。
だから長距離を走る人や重くなる4WDと相性が良い。

だが弱点もある。
コストが非常に高くなる。

そこが日本に導入を躊躇う理由のひとつでもあるはずだ。

日本人はスペックの比較が好きだから、
机上で優劣を判断する。

するとボクサーディーゼルはスペックで弱い。

また他のメーカーより専用品が多くなるので、
コスト的にも不利だ。

この論理は軽自動車で四気筒化して、
絶滅の道を歩んだ軽自動車とそっくりだ。

かなり浸透したと言えども、
クルマに未熟な日本人は、
ディーゼルの事をかったるいだとか、
ガスが汚いという昔の話をそのまま信じている。

それにざっと70万円を払う人間がどれほど居るのか。

しかもガソリンエンジンと混流生産できない。

燃圧が180Mpaもあると、
通常のガソリンエンジンとは全く異なる作業工程が必要だ。
「燃料噴射」と言うより、
むしろ「高圧ガス」の方が表現として相応しいくらいだ。

ただでさえキャパシティを超えた生産台数が続くのに、
量産ラインで流せないようなエンジンをこれ以上増産することは、
会社として減益に繋がる。

口だけ達者なスバリストに、
リスクを冒してまで奉仕する必要が無いというのが本音だろう。

それにしても、
ディーゼルを作ったのは素晴らしい決断だった。

今後次々と強化される排気ガス規制をクリアしていく為には、
ガソリンでは足許にも及ばない高度な技術が要求される。

しかもヨーロッパで自動車を売るためには、
ディーゼルエンジンを持たなければ土俵にさえ登れない。

いくらアメリカで好調だと言えども、
世界の一局だけでクルマ稼業が上手くいくわけがない。

世界に向かって商売出来てこそ、
21世紀を生き抜けるグローバル企業だ。

ヨーロッパを捨てることは、
クルマメーカーとして死を意味する。

日本に展開しないと聞いて落胆していたが、
スバルはまだディーゼルを捨てていなかった。

遂にスバルは厳しい欧州の排気ガス規制に対応した、
最新のボクサーディーゼルを開発し発売を始めた。

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エンジンはほぼ一新され、
現在最高の基準と言われる、
Euro6bに対応した。

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このEuro5対応エンジンに対して、
数え切れないほどの改良が盛り込まれた。
まず燃料供給装置が第四世代のコモンレールに切り替えた。
従って燃料ポンプから送り出される圧力は、
180から200Mpaと大きく高められた。

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排出ガスを減らすためには様々な角度からのアプローチが必要になる。

燃焼温度を下げるために、
圧縮比を16.0から15.2へ下げると同時に、
EGRシステムも変更した。

EGRは不活性ガスを燃焼室に戻すことで、
ポンピングロスを減らし燃費の改善に役立っている。

これまでHP-EGRだけだったが、
新型ボクサーディーゼルではそれに加ええLP-EGRを併用し、
低圧で排気を循環させ燃焼温度を緻密に管理するようにした。
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ディーゼルにはノッキングがつきものだ。
あの独特の燃焼音は、
このフォレスターでも時々目立った。

エンジン回転数が1500rpm程度から、
2000rpmの手前ぐらいで負荷が掛かり、
一定の条件が揃うとカリカリ音を出した。

燃焼温度をより緻密に管理することで、
燃焼音が改善されたことは間違いない。

エンジンの根幹とも言えるピストンも、
冠部の形状が変わり容積を増やした。

110kwになった最高出力は、
最新のEuro6対応エンジンになっても変わらない。
だが、
最大トルクの発生領域が400回転も引き上げられた。
350N・m/1600-2400rpmから
350N・m/1600-2800rpmになった。

これはスバルのボクサーディーゼルにとって、
物凄い武器になるだろう。

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より台形形状のトルク曲線になり、
実用域からスポーツ領域まで伸び伸びとした性能を発揮するはずだ。

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このようなシチュエーションで、
ガソリンエンジンでは感じられない図太いトルクで加速する。

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最新型は物凄く素晴らしい性能に生まれ変わったことだろう。

スバリストとして諦めきれない。
日本でディーゼルエンジンを売ることは、
一自動車メーカーの利益確保の域を超え、
今後の日本に於ける自動車文化を高めるための礎だ。

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ニュルのすぐ近くにはスバルショップがある。
この様に誇らしげにBOXER DIESELと掲げさせてもらえないだろうか。

「スバルも折角ユーロ6をパスしたのに、
4気筒ディーゼルを売らないのか」
マツダに笑われる。
というより悲しまれる。
今の沈滞化した景気に風穴を開けるには、
新規開発したディーゼルをスバルも早く国内に投入すべきだ。

早く市販してくれれば市場も活気付く。

日本中にいるスバルの戦士諸君もそう思わないか?

今月の状態を考えれば、
カンフル剤が欲しいと思ってるはずだが・・。

大都会は景気が良いからそんな心配は無いのかな?
それとも、電動化技術を優先するのか。

新しいハイブリッドの誕生がその事実を語っていそうだ。
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スバルからいち早くスポーツハイブリッドが手元に届いた。

スバルがディーゼルとの棲み分けをどう考えているか、
「その答えを知れ」という意味もあるのだろう。

早速これから長距離テストに出かける。


Commented by くにゃオール at 2015-07-04 14:14 x
ステアリングの清掃は早速やっていただいたんですね。
きれいになるのはもちろん、革本来の手触りが復活するのと少し手のひらが汗ばんでくると吸い付くように馴染んでくるのがカイカン(笑)「あ、気持ちいい」なんて思うし、それが本革巻きの持ち味ですよね。

今こうしてスバルを一生懸命理解しようと努力しているボクですが、BLEのさりげなくフラット6を搭載しているのはイイですね。それと同じことを他のメーカーがやったらこれ見よがしにくどい加飾で演出するけどそんな、小手先だけの演出ではない。そんなところに共感を覚えます。
見た目で猛烈にアピールするのではなく走り去ると明らかに音が違う、そこで初めて「あ、このクルマ!」と知る。
イイですね~うん、さりげない!
Commented by b-faction at 2015-07-04 14:17
くにゃオールさん、門外不出の技を大切に踏襲させて戴きます。
Commented by マウザァ at 2015-07-04 15:16 x
こんにちは社長様、車文化にしてもディーゼルにしても政治家や行政の無知が大きいですよね!
しかしダウンサイジングターボもいいけどNAエンジン好きの私としてはこのへんも気になりますレヴォーグでNAでMT出ないですかね✨
Commented by b-faction at 2015-07-04 16:02
マウザァさん、それやったら「ブランドとは何か」という、今育てるべきスバルの最優先課題を根底からぶちこわします。真のフラッグシップになるまで歯を食いしばって育てるのか、軟弱なディーラーに振りまわされるのか、商品企画本部の真価が問われます。無い物ねだりはどの世界でも当たり前ですが「芯」をしっかりしないとブランドは構築できません。
Commented by at 2015-07-04 16:56 x
良いですね
ディーゼル+MT
国内じゃエクストレイルで終わったんでしたかね?自分も古い人間なんでディーゼルはMTと考えてます
ATやそれに伴う機構のトランスミッションも確かに物凄い進化はしましたが自分はやはりMTが好みです。 今まででディーゼルで衝撃を受けたのはジェミニのディーゼルでした
FRの頃のです
走り易く尚且つ速かった(笑)
いすゞの代車で正直バカにしてましたが、走って曲がって止まって…
笑う位に楽しかった(笑)
赤い色が褪せて朱色になりかけてた車体でしたが走りはしっかりしていてシフトもスコスコと気持ち良く乗り手を煽る車でした(笑)
日本でもまたセダン・ディーゼル・マニュアルが復活するのを願いたい
Commented by b-faction at 2015-07-04 20:12
豊さん、最新のボクサーディーゼルは、そんなシロモノではありません。低振動でディーゼル臭も皆無です。素晴らしい熱効率でアウトバーンをぶっ飛ばしてもリッター当たり14㎞ぐらい伸びます。高速性能も素晴らしく時速200㎞を余裕で維持します。乗りたいでしょう。ね?恵比寿に向かってデモするぐらいの気迫あるスバリストが一県平均500人居ないと出さないでしょうね(笑)
Commented by くにゃオール at 2015-07-04 21:57 x
社長こんばんは、またおじゃまします。

ディーゼルを本当に欲しい潜在的ユーザーは確実にいると思いますよ。
その、日本では販売しないと決定としたウラにはもちろんマーケティングの分析が裏づけていると思いますが、
その実態や分析方法はどうなのか?と疑問に思います。
街中でしか使わないユーザーを対象にするのと、毎日距離を乗り、本当の経済性を求めているユーザーでは大きく違ってくるのではないか?と思います。
個人的に思うに、ディーゼルが欲しいユーザーはそれが無いから燃費のいいハイブリッドに流れているのではないかと。
そんな気がします。
ボクも平日は往復60kmあまりを走りますから経済性は重要で、ひょっこりさんには助けられていますからね。

余談ですが、通っていた教習所の教習車はローレルのディーゼルで、2.8ℓだったかな?今思うととにかく低速トルクがあり、底力は相当だったと思い出しました。
ちなみに、そこには女優の高岡早紀も通っていたそうで、
笑っていいとものテレフォンショッキングに出演した際、
後ろにそこの教習所から花束届いていましたよ(笑)
Commented by b-faction at 2015-07-05 08:13
くにゃオールさん、ディーゼルがあれば今年は盛り上がったのに残念です(涙)
Commented by mac.flz at 2015-07-06 00:45 x
初めてお邪魔します。AA5→BG9→VM4と乗り継いでおります。
今回のBoxer Dieselのお話、とても興味深く拝察致しました。もう10年以上も前だったと思いますが、欧州でのレガシィディーゼルの事を知り、早く国内でも出ないものかと待っていたところ、2012か2013頃に国内でも発売か?と言う噂があったのを覚えています。
フォレスターにディーゼルを積んで貰えれば、今でも即買いだと思ってます。
今回の記事で新しいBoxer Dieselがデビューしたとのことを知り、これは期待が持てると思う反面、需要と供給を考えればやはり難しいのかなとも思います。
でも広島のメーカーさんはしっかりと展開されている訳ですし、出来ない筈はないと思うんですけどね。
仰っていたように、新しいエンジンはどれも非常に興味をそそられます。ものづくりと言う職業柄からだと思いますが、新たなものを産み出すのは簡単なことではなく、それも看板を背負って出すのですから、並大抵の努力では達成出来ない筈です。
でもスバルはそれをやってのけている。欧州だけでなく、本家本元の日本でもそれを展開して欲しいものです。
因みに、BG9を長く乗っていたのは、いつかBoxer Dieselが国内デビューするだろうと待ちわびていたのですが、諸事情でディーゼルではないVM4に鞍替えすることとなりました。
DEにも是非参加させて頂きたいと考えています。その際にお話を伺えれば幸いに存じます、
Commented by ナカニシ at 2015-07-06 01:27 x

フォレスターのディーゼルを乗り始めて、丸4年がすぎました。バルセロナの市街地ではだいたい12-14km/lぐらい、夏のバカンスなど長距離を高速道路で移動が多いときは、15-16km/lぐらいです。今はディーゼルに Lineartronic付も販売されていますから、日本でも十分売れるんじゃないかなぁとおもいます。高速道路や郊外の一般道を時速100km2000回転弱6速で移動すると燃費は結構いきます。ディーゼルのエンジン音もアイドリング時は確かに感じますが、臭いもほとんど感じないくらいです。最近は、大半がディーゼル車の国ですので、今時ディーゼルで黒煙を出している車は大抵90年代の古い車です。スバルも最近よく新車で見かけますが、大抵ディーゼル車ばかり。XVなんかはLPとガソリン併用車も販売しています。
Commented by b-faction at 2015-07-06 11:16
mac.flzさん、おはようございます。コメントありがとうございます。「惜しい」の一言です。国内の自動車業界全体を盛り上げるつもりで売り出すべきだと思います。新しいBoxer Dieselを作ったエンジニアが、どういう思いで居るのか、ボクはそちらの方が興味深いです。
でも、もしスバルから「じゃあ何台売れるの」と聞かれたら、「10台が限界です」と答えるでしょう。
これではメーカーは売る気になりませんよね。
VM4は熱効率が最も良い。だから正しい選択ですね。
ぜひDEにご来店下さい。
Commented by b-faction at 2015-07-06 11:18
ナカニシさん、ありがとうございます。実際に使われている方からのコメントは、日本のスバリストにとって何よりも嬉しい情報だと思います。XVにLPとガソリン併用車があるんですか。
知らなかった!
Commented by パルP at 2015-07-06 12:40 x
いつもお疲れ様です。
水平対向ディーゼルエンジンが日本で販売されることを期待していますが、M車と比較されたり、コストのことなどで販売に踏み切れないのでしょうかね。ストップアンドゴーと近距離走行の日本の道路事情では、ディーゼルエンジンの性能が維持できないと聞きましたが。
ディーゼルもMTもすでにあるのならもっと活かしてほしいですね。逆輸入とかも。
Commented by b-faction at 2015-07-06 16:33
パルPさん、こんにちは。水平対向エンジンだとバランサーシャフトも要らないし、軽量で素晴らしいエンジンだと思います。日本にハイブリッドを導入したのも売ることの出来ない理由の一つかもしれません。なんか真逆なんですよね、HEVとDIESELは。電動化であそこまで滑らかにされると、逆にバイブレーションが恋しくなります(笑)
Commented by kats at 2015-07-06 17:52 x
はじめまして。
昨日からブログを拝見していますが勉強になります。

私の平成17年式のBLEは18万6千キロ以上になりますが、
本当に飽きがこない良い車だと思います。
窓の開閉スイッチや排気センサー、クラッチ交換やブッシュ類の交換位は
しましたが、エンジンは快調そのもの。
とはいえ、質問なのですが、私は結構回すのですが、心配はタイミングチェーンって
伸びたりしないのでしょうか?

私も重量配分の優れた車が好きです。
私の少ない車歴ではロードスターが楽しかった。
その後は同じ感覚で操縦できるFD3S型のロータリーを迷いましたが、
通りすがりにスバルで中古車として売られていたSVXの外見に驚きました。
実車で初めて見た時の純粋に格好良い感じ。
水平対向6気筒は知っていましたが、試乗で回した時のちょいワイルドな感じ。
その店は名古屋市の岩塚に今もありますが、「ぜひ名古屋高速で試乗を」とのこと。

ロータリーに躊躇していた私は独身だったことも幸いして
翌日には売れてしまっていないかSVXのことが気になって来店して即決。
御社の画像を見てすごく懐かしい、というか嬉しい気持ちという変な感じです。

残念ながら運転席側の窓の開閉スイッチが破損して注文するも
「部品の在庫が広島に1個のみ」ということに若かった私は不安になって手放してしまった。

ただその頃、BLEが出ていたことも理由の一つでした。
やはり、6気筒+6速は魅力でした。
結婚もしていた私でしたが、セダンが必要というよりエンジンとトランスミッションが
選択の理由でした。
ただ、SVXのそれと比べると最初はあれ?て感じでしたが、今はレアなこの車が
気に入っています。

スバルには心底、新型の6気筒+6MTを出して欲しい。
電装品のシンプルなBRZに積んでくれるとまた「即決」です!

長文失礼しましたが、もう1つ、BRZ RA racingは普段用として売れていますか?
Commented by b-faction at 2015-07-06 20:47
katsさん、こんばんは。
タイミングチェーンは伸びません。メンテナンスフリーです。
BRZ RA racingはレースに参加する人しか買う意味無いですよ。日曜日にレースするのも乙ですからこれから始めたらどうですか。
Commented at 2015-07-06 22:21 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by b-faction at 2015-07-07 07:10
たこさん、国内の実情だとほとんどの日本人がハイブリッドの特性を好むからです。ディーゼルの良さを活かせる人は僅かです。
Commented by プンさん at 2015-07-07 12:19 x
はじめまして。いつもブログを楽しく拝読しています。
2013年9月にXV(ハイブリッドではない)を購入しました。たいへん満足していますが、購入当時も今も、ディーゼルがあればそちらを選びたいと思うユーザーです。
購入時に販売店で聞いたところ、ディーゼルを国内で売らない理由の一つに、特有の機材と技術が求められるため、整備態勢を整えるのが困難である、ということを挙げていました。中津スバルなら問題ないのでしょうが、全国の整備工場すべてで一定のサービスの質を……となると難しいのかなあ?
スカイアクティブが日本人の「ディーゼル食わず嫌い」の露払いをしてくれていることもあり、状況は少しずつ変化していると思います。ぜひ、ヨーロッパで発売されたという新世代のボクサーディーゼルを国内でも売ってほしいです!
Commented by b-faction at 2015-07-07 12:53
プンさん、それは違います。そんなことは問題ではありません。
Commented by プンさん at 2015-07-07 14:46 x
社長、ご回答ありがとうございます。
では、いちユーザーとして「欲しい!」とあちこちで(といっても限られますが)発言してみます。
Commented by b-faction at 2015-07-07 16:00
プンさん、そうですね。本気で欲しいという声が届けば売るでしょう。
Commented by 通りすがり at 2015-07-08 22:39 x
生乳には「せいにゅう」「なまにゅう」と二種類あるようです。
以下のホームページで説明してあります。


【雑話】生乳(せいにゅう)と生乳(なまにゅう)
http://lovepeacejoy.blog85.fc2.com/blog-entry-1443.html
Commented by マウザァ at 2015-07-08 23:00 x
社長様こんばんは ただただボクサーディーゼル欲しいこれだけです!ブログ読んでますます欲しい!発売してほしい!乗りたい!という気持ちが高まりましたね✨
Commented by ごー at 2015-07-09 11:03 x
社長、一握りの車馬鹿のほうです(笑)
ボクサーディーゼル非常に興味あります。
いや、欲しいです。

話し変わりますが、タイで見かけたXV continental contact MC5履いてました。
たぶん納車時と思われます。
Commented by b-faction at 2015-07-09 15:47
通りすがりさん、それは知ってますが、国語をねじ曲げて業界用語に仕立て上げたようなモノですね。そっと小さく裏表紙にでも書くことですね。
Commented by b-faction at 2015-07-09 15:50
マウザァさん、「買いたい!」って言ってくれないと、これを見てるスバルの人達は「ホラホラホラ」って思ちゃいますよ(笑)。
以前から手応えは大きいので、出せば売れますよね。
ボクも欲しいのですが。
Commented by b-faction at 2015-07-09 15:51
ごーさん、こんにちは。タイのXVは凄いんですね!驚きました。
Commented by Tanac at 2015-07-11 05:32 x
いつも楽しく拝見しております。
私もディーラーでブンさんと同様の説明を聞きました。スカイアクティブDの話しが出たらそういう風に回答するように、の一つだったのでしょうか・・・

 入り口はアイサイトだとしてもSUBARUと暮らしたら、その走りの質を経験してしまうので元には戻れなくなる・・・(アイサイトとSIドライブの共存って実はすごい?)

 如何にSUBARUを運転してもらうか、が鍵なのでは。(ショッピングモール等に繰り出してとにかく乗ってもらうとか?○日間レンタル?)

ただ、うちのはアンチスバルなのです<(_ _)>ほんとはXVあたり(いやフォレスター)に乗ってくれれば自分はBRZ?いや、それならR-どSターいけるか(^_^;)そういう私の無節操が原因?(失礼いたしました)

Commented by b-faction at 2015-07-11 06:54
Tanacさん、解り易い性能表記を顧客は求めますね。燃費値だったり、「安全」より「ぶつからない」。ディーゼルは燃費値は良いのですがスバルでは量産効果に乏しく割高になるのです。
Commented at 2015-09-02 02:07 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by b-faction at 2015-09-03 18:12
mac.flzさん、了解しました。
Commented at 2015-09-14 13:09 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by b-faction at 2015-09-14 17:08
長崎の雪男さん、こんにちは。これからもよろしくお願いします。
Commented by 空の防人 at 2017-06-07 21:52 x
いつも面白いブログを読まさせて頂いております。
このブログを公開されてだいぶ経過しますが、直ぐに読ませて頂いたときは、ボクサーディーゼルを試乗され羨ましいと思った次第です。
自分はボクサーディーゼルが欲しくて2008年の欧州販売から日本導入を待ち望んでいましたが、日本で売る予定はないとか。もう絶望的ですかね。
しかし、そんな絶望的状況でも自分の頭は完全に頭が煮詰まってしまって、定年5年前を目処に、イギリス仕様のフォレスターディーゼルを逆輸入しようと考えております。嫁に怒られそうですが。
他に類のないボクサーディーゼル、まるで好きなラーメンを他県まで食べに行くような唯一無二の存在で、マツダを駆逐できる存在なのに、日本で販売しないなんてもったいないですね。
一度は日本発売を宣言したのだから、ユーザーを裏切らないで発売するべきだと思う今日この頃です。
Commented by b-faction at 2017-06-09 14:03
空の防人さん、こんにちは。あの当時と状況が大きく変わりました。ディーゼルの市場はシュリンクしてます。PMも安いコストでは抑えきれない。マツダも良いディーゼルかと思いましたがトルクが不足しているのと渋滞で連続使用した時、焼けるような臭いと煙を出しますよね。実は昨年の秋に2.5リットルのガソリン仕様とドイルで乗り較べたら、リニアトロニックと最も相性が良いのは2.5のガソリンだと解りました。開発そのものが終わったボクサーディーゼルを持ち込む理由が無くなってしまいました。なので僕の計画も終わりました。ディーゼル入れるよりビッグマイナーチェンジしたOBKを買う方が良いと思います。SUBARUのボディ解析技術は凄いです。中古車を輸入しても無意味です。
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by b-faction | 2015-07-07 20:01 | Comments(36)

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