スバルWRX S207の感動性能に驚愕
2015年 12月 04日
クルマと言うモノは、
既存技術の蓄積で成り立っている。
おおよそ「画期的」というモノであっても、
天地がひっくり返るような革新的なクルマは無い。
世の中を占める多くのモノが、
アナログからデジタルに変化し、
デジタルの頃に比べれば画期的になった。
正確で美しく性能は飛躍的に向上して、
一言で表せば「便利」になった。
しかしアナログの良さも忘れがたい。
でもアナログを知らない世代に、
その良さを解れというのも酷だ。
たとえば中津スバルの営業も整備も、
本当にこのクルマの良さを知っているだろうか。
知るはずが無い。
いくら毎日見ていても、
整備して動かすように出来ても、
リアルな世界で相棒にしない限り無理だ。
上のリンクでブリッピングしているクルマは、
中津スバルのコレクションの一つだ。
開いたホームページの左上にある、
「ノスタルジックカー」をクリックして欲しい。
モスグリーンのA15が現れるはずだ。
ホンモノのsportをようやく見つけ出し温存している。
それに対して、
青春時代を共に過ごしたクルマが、
この一番下にある浅葱色のクルマだ。
子供の頃から1300Gを知っていたので、
スバルの実力を信じ続ける事が出来た。
最近のSTIの作品に文句を言い続けてきたが、
ようやく腹の底から嬉しさで笑いが込み上げるクルマが誕生した。
だから3人で腹の底から笑った。
「笑う」という行動は、
人類だけが持つ最高の進化形だと思う。
どんなにロボット技術が進化した現在でも、
笑う表情を人工的に作るのは至難の業だ。
どこか不自然な笑顔は、
人を不愉快にさせる事はあっても喜ばせる事は無い。
マリオが言った。
「乗る前と乗った後で表情が全然違いましたよ。
クルマから降りて突然笑い出した様子は、
薬でもやってイカレタような感じでした。
写真撮っておけば良かったぁぁぁ!」
マリオにそう言わしめたほど、
気分が高揚した。
STIのスタッフも、
「遂にギャフンと言わせてやった」と、
さぞ喜んでいる事だろう。
ツイスティなワインディングロードを攻めた時、
まるでピエロ リアッティが降臨したかの如く、
素晴らしいドライブスキルを瞬時に身に纏ったようだった。
マリオがその時の様子をこう語った。
「コルシカ島を駆け抜けていくWRカーだ」
引き離される黒いSTIの操縦席から、
S207は鮮烈な印象で目に焼き付いたそうだ。
発表即日完売。
これには大きな訳がある。
「NBR優勝記念」というサブタイトルが付くからだ。
たとえ世界限定400台でも、
「優勝記念」の四文字があるか無いかで、
その価値は間違いなく違う。
特に今回の「S」は数多くの期待を持たせた。
最も大きな理由は、
24時間レースに於けるオンボードカメラの映像だ。
とてつもなくしなやかで、
WRカーで連戦連勝する頃の、
懐かしいスバルがそこに居た。
改めて届いたクルマを紹介しよう。
【車名】
スバル S207 NBR CHALLENGE PACKAGE
【型式】
VABB4EH 84C
【主要諸元】
全長×全幅×全高(mm):4635×1795×1470
ホイールベース(mm):2650
トレッド前/後(mm):1535/1550
最低地上高(㎜):135
車両重量(kg):1510
最小回転半径(m):5.6
乗車定員 5名
【エンジン】
EJ20/水平対向4気筒2.0L DOHC16バルブ デュアルAVCS ツインスクロールターボ
内径×行程(mm):92.0×75.0
圧縮比:8.0
最高出力:241kw(328ps)/7200rpm
最大トルク:431N・m(44kg・m)/3200~4800rpm
【燃料供給装置】
EGI
【変速機】
6速マニュアル
【標準装備】
バランスドエンジン
ドライカーボン製リヤスポイラー
トランクリッドのヒンジやスプリングを加工する必要が無かったらしい。
上の方が良いのだという。
「リヤシートに座ると風を切り裂く音が聞こえます」
とマリオが悶絶するほど効果があるようだ。
ウルトラスエード巻ステアリングと、
レカロバケットタイプフロントシート(セミアニリン本革仕様)は、
動的質感が抜群に高い。
特に標準車と乗り比べると、
そのシットリした優しさが溜まらなく素晴らしい。
標準モデルのシートも、
パシッとして決して悪くない。
けれども流石に最新の「S」だけあり、
S203のカーボンシェルとは一味違う上質感を楽しませてくれた。
【税抜き車両本体価格】
5.850.000円
既にS207は完売した。
当社では3台受注し2台当選した。
Iさんが落選して涙を呑んだが、
STIから気の効いたプレゼントが届いた。
欲しい気持ちがあっても買えない人も居れば、
買う気満々で落選した人も居る。
限定品にありがちな悲喜こもごもの世界だ。
マリオと共に数少ないデモンストレーションカーを派遣してくれた。
5000km弱と慣らしも終わり絶好調だ。
正確に評価した。
S207の満足度は高い。
交代してジックリ走らせると、
クルマの安定性が良く解った。
S207のサスペンションに自信を持って100点を与える。
一夜明けると雨が降っていた。
そこではダンロップタイヤの優秀性も体感できた。
良く考えれば、
ニュルブルクリンクで長い間パートナーシップを育んだ。
これは当然の選択肢だろう。
素晴らしい経験だった。
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yah-_-yah at 2015-12-03 20:54
動画見ました!
素晴らしいですね!とってもいい音してました!
素晴らしいですね!とってもいい音してました!
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こぐぷー
at 2015-12-03 21:21
x
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サウジsandstorm
at 2015-12-04 04:23
x
はじめまして。
私も、何度も出張先からクリックしてアクセス数を増やしていた一人です。
社長さんの興奮っぷりに、思わずニヤけながら動画を拝見させてもらいました。
や〜、走っている姿を見たいものですね。
私も、何度も出張先からクリックしてアクセス数を増やしていた一人です。
社長さんの興奮っぷりに、思わずニヤけながら動画を拝見させてもらいました。
や〜、走っている姿を見たいものですね。
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b-faction at 2015-12-04 11:05
yah-_-yahさん、おはようございます。最高のテスト日和でした。快晴からヘビーウエットに変わったのは、天からの授かり物だと思ってます。ステキな野鳥のブログですね。ホッと一息させて戴きました。ありがとうございます。
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b-faction at 2015-12-04 11:06
こぐぷー さん、御待ちしてますね。
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b-faction at 2015-12-04 11:08
サウジsandstorm さん、おはようございます。取り急ぎアップしました。細かい内容は肉付けしていきます。あまりにも入力の多い2日間でしたので書き甲斐があります。走行動画もアップしておきますね。マリオの鋭い走りをお楽しみ下さい。
by b-faction
| 2015-12-04 21:17
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Comments(6)