ドイツ人って面白い。フランクフルトを歩きまわって面白い場所を見つけた。遊覧船乗り場の近くの橋だ。
日本で「おみくじ」を引いた後のような好景に見えた。
何だろうと思って近づくと、
鍵がビッシリと取り付けられていた。
恋人と離れられないようにするのか、
或いは恋の成就を願うのか、
その真意を知らない。
でも単純に面白いし、
金属的なネズミ色の橋が、
艶やかでステキだった。
出張から戻り、
急遽かわら版を作った。
まだ記憶が鮮明な内に、
セダンの良さを紹介したかった。
冒頭の画像は、
紙や木の味を感じる日本文化と、
鉄の味を感じる独逸文化の差を滲ませている。
だからなのか。
ブリッツェンからドイツ人らしさが滲み出る。
そんなブリッツェンが大好で、
常に最低一台商品を確保してきた。
黒鰤はグリルの品質も見事だ。このような質の高さを、手元に置く事で良く理解出来る。同じ頃のB4と比べて、明らかに品質が違う。この黒鰤は新たなオーナーの元へ嫁ぐ。
そこでクルマの状態をより詳しく知るために、
高速道路でテストした。
顧客の立場で使うことが、
中古車をより確かな品質に保つコツだ。
前BE5に比べると、
BL5のブリッツェンは決して沢山売れた訳では無い。
でもレガシィの中で特別な存在だった。
全車レザーシートだが、
その組合せを2つから選べた。
このシートはブラックレザーでとても渋い。
この当時のクオリティとしては完璧に近く、
最新型でもなかなか超えられない凝った部分が目立つ。
マッキントッシュオーディオのボリュームボタンや、
ドアのインナーハンドルなど、
ブリッツェンをプレミアムカーとして成り立たせる下地も整っていた。
ガソリンを入れ高速に乗る準備を整えた。
あいにく工事で渋滞したが、
岐阜まで高速道路を使いながら気持ち良く走った。
普段なら渋滞路を避けたいが、
低速移動時の状態を確認できる。
空いてきたらめいっぱい飛ばしたり、
高速から強いブレーキで制動性能を確かめるなど、
リアルで有意義な品質点検が出来た。
ついでに刷り上がったばかりの、「かわら版215号」を受け取った。
渋滞のせいで少し待ち合わせに遅れてしまった。かわら版の仕上がりはとても良かった。平和印刷の渡辺さん、急な依頼に応じて戴き有り難うございました。取材も含め5日で仕上げたが、
レイアウトや印刷を万全の体制で進めてもらえるので、
こんな無理が出来るのだ。
労力はかかるが、
完成させた後の充実感がたまらない。
この快感が、
長く続けられる理由かも知れない。
作った理由は、やっぱり「セダン」が最もクルマらしいと思ったからだ。
とにかく美味しいんだよね。
最新のB4から洋風なエッセンスが溢れる。ランチなら蕎麦よりイタリアンだろう。パスタも良いけど、ここはナイフとフォークでガッツリとピッツァを食べたい。ランチセットのでっかいピザには、スープも付いてきた。ひよこ豆などと書いてあるので、どんなものが出てくるかと思ったら、ポタージュ風で飲みやす美味だった。
あっという間に満席になった。基本的に予約が必要なのかも知れない。
朝昼兼ねて早めに入ったので、美味しいピザにありつけた。ナイフでまず半分に切って、順番に食べやすくカットしては口へ運んだ。マルゲリータなので、いとも簡単に胃袋に収まる。
これが最新のB4の味だ。3連休は試乗会だ。
是非出かけて欲しい。