8月も4分の1が過ぎた。
この調子だと夏の過ぎ去るのも早いだろう。
7月の終わりに最新型レヴォーグに乗る機会を得た。
今度のビッグマイナーチェンジの目玉はSTI SPORTで、
現在の受注状況は極めて良好だ。
仮に今日すぐ注文したとして、
納期は12月までかかる。
スバルの想定した人気を上回り、
2リットルエンジン搭載車の受注が積み重なった。
発売以来ずっと好調で、
レヴォーグ発売以来初めて2リットルエンジン搭載車が、
1.6リットル搭載車の受注を上回った。
スバルデザイン部主査の中村真一さん、
厳しいことばかり言ってすみませんでした。
STIの威力は凄いと認めざるを得ない。
このジンクスをまた積み重ねた。
誤解されると困るので、
あえて明言する。
LEVORG STI SPORTはセンスの良い高性能なクルマだ。

さて試乗したのはSTI SPORTでは無く、
最新の1.6GT-Sだ。
今年のオートサロンでSTIのプロトタイプを見た時に、
厳しく批判した理由を振り返る。
仕上がったコンセプトカーを見て、
「これはSUBARUブランドで売るべきクルマだ」と思った。
その見方は間違いだろうか。
決してそうは思わない。
だが結果が証明した。
「STI」のバッチには魅力がある。
個性ある商品を待つお客様は多くて、
スバルはニーズに対して真面目な答えを出した。
これは嬉しい事だ。
STIのモチベーションも高まるし、
企画したメンバーも自信を深めた事だろう。
24時間レースで優勝したことも、
大きな効果があったはずだ。
オートサロンの展示車はWRブルーだった。
それに対してカタログモデルでは、
メイン訴求色をダークグレーに切り替えた。
これもSTI SPORTを大人っぽく見せている。
ただしこれを逆説的に論じれば、
そもそもSTIのために開発したテクスチャーでは無いとも言える。
スバルはレヴォーグ初のビッグマイナーチェンジで、
内外装をほぼキャリーオーバーし、
実質的な走りの質感を大幅に向上させた。
そして目新しさを出すためのフェイスリフトを、
全く違う形で敢行した。
それがSTI SPORTという新たな車種の創生だ。
実質的にフェイスリフトされなかったレヴォーグは、
一見しただけでは判別が難しい。
でもこれは良心的だと思う。
レヴォーグを待ちに待って、
自分で頑張ったた稼ぎを注ぎ込み、
大切に乗っているオーナーが大勢居る。
そういう人々をガッカリさせない配慮は素晴らしい。
しかもその中身は実に渋い変化を遂げ、
NVHと言われる走りの質を判断する要素を大きく高めた。
おそらく2~3km走っただけで、
走りが気持ちよくなったことが体感できる。
最も売れている1.6リットルエンジンを搭載した、
レヴォーグの1.6GT-Sに試乗した。
講釈を垂れずに、
乗っている姿を見てもらうほうが良いだろう。
BGMにスピッツの曲を流した。
これが新しいレヴォーグによく合うと思った。
レヴォーグで体感できる改良点は、
先に述べたように一般路に於ける静粛性だ。
誰もが音が静かになったと気付くはずだ。
ダンパーのセッティングも変わり、
時速60キロ前後の領域で気持ちがとても良くなった。
これは国内の道路で最も多用する速度領域だ。
それを説明するには、
文章よりビジュアルがふさわしい。
ブラックのボディが艶々と輝いている。
レヴォーグの彩りは理屈抜きで美しいと思う。

軽く雨の降った後に、
ヌルリとした空気が生まれる時がある。
その瞬間を捕まえた。
湿った空気の中で実に艶めかしい姿を見せる。
レヴォーグ好きが老若男女を問わ無い理由は、
男性的な「性的魅力」と、
女性的な「造形美」を併せ持つからだ。
スタイリッシュなレヴォーグを、
風景とマッチングさせながら撮影する。
これが凄く楽しい。
でも他の部分を写真に収める興は湧かない。
その理由は先に述べたように、
全く変わっていないからだ。
当初の予定から少し遅れて、
スバルマガジン第5号が発売された。

当社も取材に協力したので、
ぜひ本屋に走り、
売り切れる前に購入してほしい。
6月の感謝デイ以降、
時が過ぎるのが例年に増して早かった。
2リッター直噴ターボエンジン搭載車のレヴォーグは、
ほぼ同じ領域まで改善されたはずだ。
その直後にドイツへ渡った。
2.5リットルエンジンと、
リニアトロニックの相性はピカイチだと実感した。

その様子を特集した「かわら版220号」が完成した。
愛読者の手元に間も無く届く。
夏祭りの時期になったので、
イベントの準備も忙しさを増す。
かわら版と同時にイベント招待チケットも制作するので、
かなり時間の過ぎる速度を速く感じる。
躍動的な季節なので、
民族の大移動が始まり、
様々なお客様が来店される。
昔は一人でズルズルと営業していた。
それに少しも苦労を感じなかったが、
イベントと呼べるシロモノでは無く、
ただ店を開けているだけだった。
今では社員全員で企画を分担し、
内容が濃くなるように工夫している。
何しろ毎年自分達で考え準備を進めるので、
目的に対する達成意欲も高まった。
イベントに備えて花壇を刈りこもうと声が掛かった。
シャリンバイは手のかからない強い植物だ。
その代わり放っておくと凄いことになる。

もともと国土交通省が植えたものだが、
安定して育ち愛着も深い。
土曜日だから来場も多いし、
納車式の予定もあった。
そこでいつもより30分早く出勤し、
役割分担を決めて作業を進めた。

刈ると同時に、
枝をシュレッダーにかけた。
チップ化して再利用する。
細かく砕かれた枝葉から、
まるで新茶のような匂いが漂った。
数年毎のサイクルで毛虫が大発生する。
これほど良い匂いがするから、
虫が好むのも無理はない。
最近、管理に困って次々と花壇をコンクリートで固め始めた。
あまりにももったいない。
これからチップを使って、
ブルーベリー畑の土壌改善に役立てようと思う。

今年はブルーベリーの当たり年だ。
いまだに沢山の実を持つ樹がある。
約二時間かけて、
花壇は綺麗に整った。
もう少し綺麗に刈れると良いが、

所有する装備ではここまでが限界だった。
次の準備に移った。
今年の夏祭りを面白くするために、
B-factionの活性化を目論んだ。

感謝ディで天体望遠鏡の講演会を開いた。
大沼さんのコーディネートが素敵で、
大成功に終わった。
それを踏まえ、
「夏になったらここをギンギンに冷やして映画館にしよう」と提案した。
どうやって暗くするか意見を出し合い、
あれこれ思案するうちに、
忘れていた事を思い出した。

実はこの建物にはシャッターが備わっていた。
完成してから20年経つが、
それを一度も閉めたことがない。
社員全員が「シャッターなんて付いてるんですか?」と驚くほどだった。

しかしうかつに閉めたりすると、
昨今の経済情勢では何を言われるか解ったものではない。
そこで大宮が看板を作った。
文字の素人感が素晴らしく、
手作りイベントを象徴している。

スクリーンの位置はここが良いと、
大宮と北原課長で決めた。
最初の案と真逆だが、
新鮮な目で捉えると良いアイディアが次々と出る。

やはりシャッターが閉まっていると、
初めて来場された方は戸惑う。
「あの中を見せてもらっていいですか」と、
度々尋ねられたので案内を出した。
シャッターを閉める行為には勇気が必要だ。(笑)

演出効果は抜群で、
まるで別世界のようになった。

手元の装備で作ったシアターを、
多くの人にご覧いただきたい。

Before
Afterそして特別に編集した動画も届いた。
何しろ車外カメラの動画が凄い。
サーキットを丸々一周走り様子が楽しめるのだ。

これなら観客の目を釘付けにできる。
時が過ぎる時間が早いのには、
ほかにも理由がある。
最近は日常的にイベント状態だ。
見学を希望される方が増え、
ドライブエクスペリア(DE)の人気も高い。
DEは誰かに教えてもらった訳ではなく、
日頃の気付きから生まれたプログラムだ。
スバルの高性能車を知るためには、
「普通の試乗では意味が無い」と感じた。
その中から自分のクルマで学びたいという人たちが増え始めた。

探し求めようやく手に入れたS402に乗って、
福岡県から宮崎さんがいらっしゃった。
買ったばかりの愛機でレクチャーに臨まれた。

愛知県の河野さんはBR9の6速MTでレクチャーに臨まれた。
レガシィの隠れた性能を引き出せるようになり、
喜んでいただけた。
試乗を兼ねたDEも、
相変わらず人気がある。
関東から松村さんがいらっしゃって、
FRを楽しく操るコツを掴んで戴いた。
クルマ選びの参考に役立てていただきたい。
KV3を使ったレクチャーもある。
パワステの無いクルマでステアリング操作を是正する。
ガルパンをヒントに、
クラシカルなクルマのレクチャーを思いついた。
一宮の永島さんが、
キャブオーバースタイルのDEで、
サンバーの後輪駆動車の楽しさも実感された。
ガルパン号は独特なドライビングポジションを持つ。
だから別の世界のクルマを操る楽しさを感じさせる。

次のプランに参加される日が楽しみだ。
DEのメニューは無限なので期待してほしい。

またいつでもお気軽にお越しください。
DEは夫婦円満にも役立つ。
高田さんはBRZのDEに奥様を同伴された。
後席で客観的に運転を見て、
レクチャーの内容を覚えれば、
帰路の長旅を有用な復習に替えられる。
美味しいお土産をありがとうございました。

袋の中の包みはずっしりと重かった。

ふたを開けると三つの箱が入っている。

一枚一枚丁寧に焼かれたせんべいだった。

3つの味を社員全員で楽しんだ。

またぜひお出かけください。

埼玉から飯野さんもいらっしゃった。
XVハイブリッドの運転をどう楽しむか、
常に興味が尽きない。

ステアリング操作のコツを掴まれたので、
帰りのドライブが楽しかったはずだ。

美味しいお土産をありがとうございました。

包みをとくと素敵な容器の中に、
香り高きラングドシャが詰まっていた。

社員で分け合い頂きました。

中津川周辺の旅はいかがでしたか。
またぜひお出かけください。
6月のブログで紹介した木原様に、
サンバーバン4WDをお買い上げいただいた。

愛馬の活躍が目に浮かぶ。
また6月にDEを体験された吉村様に、
新型WRXをご注文いただいた。
息子さんの昴君もご満悦だ。
商談を進める間に、
ブルーベリー狩りを楽しんでもらった。

WRXはNBR24hでの活躍以来、
とても活発に動いている。
伊那谷から五味さんがいらっしゃった。
見学と同時にWRXをご購入いただいた。

美味しいお土産をありがとうございました。

諏訪大社のせんべいだ。

ピーナッツを練りこんで、甘味とコクのバランスが良い。

社員みんなでいただきました。
横浜から稲村さんがいらっしゃって、
インプレッサのラストバージョンをご注文いただいた。

美味しいお土産をありがとうございました。

最近皆さんから有明ハーバーを頂戴するが、
この袋の中身はいつもと違った。

クッキーはまだ大切に残してある。

日持ちのしないケーキから戴いた。

初めて見るハーバーだ。
「食べてみて美味しかったのでぜひどうぞ」という、
稲村さんの言葉通り、

素敵な味のケーキだった。
レモンが出しゃばらず、
カスタードの良さを余すところなく発揮している。

強い黄色とは裏腹に、
優しく程良い硬さのチョコレートコーティングも素晴らしい。
他のお土産もいただいた。
稲村さんは生活習慣病のプロだ。
ブログの内容を案じてハンドブックを届けてくださった。

ありがとうございました。
養生いたします。
同じく医療のプロの、
生田ご夫妻もいらっしゃった。
ツキノワグマに接近遭遇し、
なんと写真まで撮影された。

いつも差し入れを頂戴するので、
NBRのトレーニングで渡された帽子を差し上げた。
形が良いので女性にも似合う。あまりこれを被ると、異教徒になったのかと責められるので(笑)、生田さんに引き受けていただいた。
クマの写真が見事だった。

道端に居るツキノワグマの幼獣を、
クルマの中から撮影したそうだ。
生田さんたちは、
クマのテリトリーの中に承知の上で入っていった。
逃げようともせず、
人懐こい仕草を見せたそうだ。
熊柄の良い大人に育ってほしい。
一宮から浦山さんがいらっしゃった。
BP5の2.0Rを愛用されている。

お友達と一緒に館内の見学を楽しまれた。

美味しいお土産をありがとうございました。

香ばしいエビせんべいだ。

社員みんなでいただきました。

神戸から斉藤さんご家族がいらっしゃった。

スイスに在住されているとき、
次のクルマ選びでこのブログを参考にされたそうだ。
ディープシーブルーの、
フォレスター2.0i-Lの6速マニュアルが愛機だ。
お土産をありがとうございました。

袋の中には、
ケーニヒスクローネと書かれた包みが入っていた。

抹茶の写真がわかるだろうか。

箱の中に厳重に封をされた包みがある。

これは扱い方をしっかり守り、
一番美味しいタイミングで食べよう。
珍しいお菓子をありがとうございました。
他にも郵送で素敵な品々が届いた。
浜田市のSVXオーナー村上さんから、
銘酒「東洋美人」が届いた。

ありがとうございました。
また、
横浜市のアウトバックオーナー手塚さんご夫妻から、
素敵なクッキーが届いた。

桑名市の西川さんから、
誕生祝を頂いた。

箱の中に素敵な予感が詰まっている。

素晴らしいワインをありがとうございました。

斉藤さんに頂いたケーニヒスクローネのはちみつアルテナの中に、こんな注意書きが入っていた。
食べ方の説明が親切だ。
中津川の松月という和菓子屋に、
「美濃」という逸品がある。
これもこのように20秒ほどマイクロウエーブに当てると美味い。
それを案内書きしていないので、
知る人は少なかった。
ケーニヒスクローネは、
「知って得する美味しい食べ方」顧客にアピールしている。
気に入った。
DEはこの説明文のように、
「知って得する美味しい乗り方」を手に入れる場だ。

最初の動画で新しいレヴォーグの良いところを感じてもらったはずだ。
【車名】
スバル LEVORG 1.6GT-S EyeSight アドバンスドセイフティパッケージ
【型式】
VM4C555 LJC
【主要諸元】
全長×全幅×全高(mm):4690×1780×1490
ホイールベース:2650
トレッド前/後(mm):1530/1540
最低地上高(㎜):135
車両重量(kg):1550
最小回転半径(m):5.5
乗車定員 5名
【エンジン】
FB16/水平対向4気筒1.6L DOHC16バルブデュアルAVCS DIT
内径×行程(mm):78.8×82.0
圧縮比:11.0
最高出力:125kw(170ps)/4800-5600rpm
最大トルク:250N・m(25.5kg・m)/1800-4800rpm
【燃料供給装置】
筒内直接燃料噴射装置
【変速機】
リニアトロニック(6速マニュアルモード付)
【燃費】
16.0km/l (JC08モード)
【標準装備】
18インチアルミホイール ビルシュタイン製ダンパー アルミパッド付スポーツペダル 電動チルト&スライド式ガラスサンルーフ 電動パーキングブレーキ
運転席10Way&助手席8Wayパワーシート オールウエザーパック ウエルカムライティング&サテンメッキドアミラー アドバンスドセイフティパッケージ
【税抜き車両本体価格】
3.010.000円 外装色クリスタルホワイト・パールは3万円高
ひとつ前のB型に対して、
マイナーチェンジ後のC型の諸元に一切変更はない。
価格も全く同じだ。
ただしラインナップを整理し、
グレードの統廃合が進められた。
ヨーロッパへ輸出が始まったので、
ユーロNキャップ対応が図られた。
リヤシートベルトにプリテンショナーが付き、
クッション構造が変更された。
レヴォーグは単にスポーティーなだけでなく、
安全という見えない性能を、
可能な限り数値化した。
アイサイトの作動状況をLEDでフロントガラスに映し出すなど、
可能な限り安全性能を視覚化している。
目に見えるようになれば、
使う側にとって選択肢になる可能性が高まる。
たゆまぬ努力によって、
世界一安全になった。
そしてJC08という共通のルール下で、
燃費も見える化した。
その結果、
最高で17.6km/Lという素晴らしい数値を出した。
レヴォーグで燃費を伸ばす運転は、
気持ちよさをスポイルする。
でも余分なお金を省くには、
燃費を良くするのが一番だ。
これらの目標達成のために、
相当な努力をした。
その事実をよく理解した上で、
動画の中で2つの重要な解説をしている。
SI-DRIVEの扱いだ。
1.6リットルの場合、
「S」と「I」の2モードの切り替えが可能だ。
そもそも開発するにあたり、
・レギュラーガソリンで走れること。
・ワンタンクで時速100キロを維持したまま1000km走行できること。
・イリジウムやルテニウムなどの高価なプラグを使わない事。
すなわちエコカーブームに十分対抗できる高性能車にする必要があった。
燃費は数値化できるので顧客にアピールが容易だ。
次にレガシィツーリングワゴン 2.0GT spec.Bのオーナーでも、
十分満足できる走りが必要だった。
2.0リットルを1.6リットルに置き換えて満足させれば、
ダウンサイジングターボだと堂々と胸が張れる。
そして実現させた。
リニアトロニックと組み合わせることで、
燃費重視のセッティングでも胸のすく加速が味わえるようになった。
凄く気持ちが良いので、
ほとんどのオーナーが満足している。
国内専用に開発したので、
国内の状況に合わせてチューンしている。
次に重要なのが「安全」だ。
スバルは安全と愉しさを両立させると宣言している。
それは大事なことだ。
だから小規模メーカーのスバルが、
一寸法師の理論でここまで強くなった。
今のスバルは、
正真正銘世界トップクラスの安全性を誇る。
それは米国の道路安全保険協会(Insurance Institute for Highway Safety, IIHS)が、
トップセイフティピックという称号を、
全てのスバル車に与えた事で「見える化」された。
そのうえ、
アイサイトがぶつからない速度を数値化した。
これは世界中の自動車メーカーに大きな波を浴びせかけた。
とうとうプリクラッシュブレーキを持たないクルマは、
IIHSの土俵に上がれなくなったからだ。
スバルは単なる自動ブレーキでは無く、
その先を行くシステムを自力で開発した。
安全性を高めるためには「強度」が必要になる。
「剛性」も大切だが生存空間を残すためには「強度」が要る。
その強度と引き換えに、
柔軟性が損なわれていく。
スバルだけではなく世界中の自動車メーカーが苦しむテーマが、
「動的質感の向上」だ。
スバルは全て解っているので、
改良を重ねている。
まずDITとリニアトロニックについて語る。
1.6DITの走りに、
国内の一般的なオーナーはほとんど満足しているはずだ。
この状況を因数分解すると、
実に面白い事実がわかる。
2つの因数を紹介しよう。
まず「環境」だ。
1.スピードを出すことは「悪」の自動車文化。
これがクルマ全般にかかわる水準を下げている。
だから環境の問題だと断言する。
ヨーロッパに比べ道路環境にも恵まれていない。
オウンリスクの文化もレベルが低い。
なんでも人のせいにしたがる。
次は「技量」だ。
2.ほとんどの人が自動車学校で「免許証を取るための知識」しか得ていない。
これはドライバーの問題だ。
免許を一旦取ればあとは自己流でも平気。
これも無理はない。
人にとやかく言われることが嫌な人は多い。
例えば中津スバルの社員の中にも自分の運転を見直さないと言い切る人が居るほどだ。
「1」と「2」を掛けると次のような解が生じる。
1.クルマのセッティングが幼稚でも気にならなくなる。
2.間違った走り方をしていても平気になる。
iモードはドライブスキルが高くなればなるほど気持ちが悪くなる。
愛馬を支配下におけないからだ。
支配下におけない人には気にならない。
したがって幼稚なセッティングでも甘受できる。
次に安全性と動的質感について語る。
安全性を高めるために車体の部分強度を上げていくと、
地面からタイヤを通じてサスペンション伝わる力を、
上手く吸収できなくなる。
ダンパーがスムーズに動かず、
突っ張ってしまう。
そういうときにヒステリシスを感じ、
走りの質を損なう。
ビルシュタインサスとの付き合いは長く、
この脚の良さは以前から知り尽くしている。
この優れたダンパーにも長所もあれば短所もある。
スバルは日本車で初めてビルシュタイン社の製品を、
フラッグシップカーのトップグレードに採用した。
知り尽くしているはずだが、
どうしても消しきれない衝撃がある。
どうしたら美味しくレヴォーグに乗れるのか、
丁寧に解説したい。
クルマを走らせて楽しみたい時は、
一切燃費を気にしない事だ。
プレジャーだと割り切る。
そして必ず「S」に入れる。
デフォルトは「I」なので、
いつの間にかズルズルした走りに馴染んでしまう。
そんな事ではスバリストとは言えない。
家畜を飼いならすのが飼い主だ。
家畜に飼い主が飼い慣らされてどうするのだ。
次に路面を良く読むことだ。
目の悪い人は度付きサングラスを着ける。
良い人やコンタクトレンズの人は、
STIのリリースしているタレックスを買うと良い。
特徴的なギャップを避けるだけで、
レヴォーグをものすごく美味しく走らせることができる。
このギャップについて、
詳しく分析するので、
次のブログを楽しみにしてほしい。
終わり
「中津スバルの濃いスバリストに贈る情報」の新着記事をお知らせします!
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