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レヴォーグSTIスポーツの乗り心地

東京で朝を迎えた。
このクルマの素晴らしさ、
それを動画にしたためた。

一般路のインプレッションに加え、
高速道路で2本の動画を撮った。

ブログ内に織り込んだので探してほしい。

ブログの最後では、
S207とGDBの衝撃吸収性も紹介している。

レヴォーグSTIスポーツの動きと、
どのように違うのか良く解るはずだ。
レヴォーグSTIスポーツの乗り心地_f0076731_20472521.jpg
レヴォーグSTIスポーツに乗り、
ワクワクしながら走り始めた。

これまでと比較して、
主要諸元に大きな差は無い。
【車名】
スバル レヴォーグ STIスポーツ
【型式】
VMGC588 63C
【主要諸元】
全長×全幅×全高(mm):4690×1780×1490
ホイールベース(mm):2650
トレッド前/後(mm):1530/1540
最低地上高(㎜):135
車両重量(kg):1560
最小回転半径(m):5.5
乗車定員 5名
【エンジン】
FA20/水平対向4気筒2.0L DOHC16バルブデュアルAVCS直噴ターボDIT
内径×行程(mm):86.0×86.0
圧縮比:10.6
最高出力:221kw(300ps)/5600rpm
最大トルク:400N・m(40.8kg・m)/2000-4800rpm
【燃料供給装置】
筒内直接燃料噴射装置
【変速機】
スポーツリニアトロニック(マニュアルモード付)
【燃費】
13.2km/l (JC08モード)
【標準装備】
マルチインフォメーションディスプレイ付レッドルミネセントメーター
 キーレスアクセス&プッシュスタート
 LEDヘッドライト
 専用LEDフロントフォグランプ
専用18インチアルミホイール
 ダンプマチックⅡ倒立式フロントビルシュタインダンパー
 運転席10Way&助手席8Wayパワーシート
 ウエルカムライティング
アドバンスドセイフティパッケージ
【税抜き車両本体価格】
3.680.000円
 外装色:クリスタルホワイト・パール

このクルマが実質的なビッグマイナーチェンジなので、
他にも特別装備が盛りだくさんだ。
ショールームに行けばいくらでも確認できる。
レヴォーグSTIスポーツの乗り心地_f0076731_21332380.jpg
全国一斉に配車が進み、
ほとんどの拠点で展示している。(当社は除く。XVのtSを導入するためだ)

さて都内での走りを振り返る。
レヴォーグSTIスポーツの乗り心地_f0076731_21334693.jpg
このようなシチュエーションで、
SI-DRIVEが威力を発揮する。
レヴォーグSTIスポーツの乗り心地_f0076731_21333486.jpg
デフォルトで「I」モードになっているからだ。
このモードで走れば渋滞路で無駄な燃料を使わなくて済む。

ただ、2リットル車に、
今回のマイナーチェンジでアイドリングストップを導入すべきだった。

まあ、無くても「アイドリングが無駄だ!」と思ったら、
手動でエンジンを切るだけだ。

だから、
「その気」がある人には全く問題ないが・・・・・・。
レヴォーグSTIスポーツの乗り心地_f0076731_21340240.jpg
親しい人には良く話す。
信号で止まったらエンジンをオフにしろと。

現在はプッシュスタータが、
かなりのクルマに標準装備されたので、
簡単にエンジンのスタート/ストップができるようになった。

やはり都内の一般路をスタートしてから、
一気に燃費の悪化が始まる。

東京に来るまでの燃費は、
決して悪くなかった。
高速を飛ばす場合は、
1.6リットル車より燃費効率が良いかもしれない。

まず誰もが気になるであろう、
ダンプマチックの乗り心地を紹介しよう。

それでは一般路における走行動画を見てほしい。

実はこの後、
気の向くままにステアリングを切った。

素敵なロケーションを探して、
首都高速に乗った。

こういう時はまず走りやすい場所を選び、
次に走った事の無いルートを目指す。
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これが首都高速道路における走行動画だ。

レヴォーグの気持ち良い走りは流石だ。

高速道路はお手の物で、
燃費も一気に改善した。
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ふと眼前を見たらアクアラインと表示が出ていた。

一度も行った事が無い「海ほたる」に興味が湧いた。

そこでルートを決め舵を切り長いトンネルに入った。
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日本の土木技術は世界最先端だと思う。
特に海底トンネルで、
高度な技術を積み重ねた。

リニアモーターカーの建設で、
その真価を更に発揮するだろう。

レヴォーグSTIスポーツの乗り心地_f0076731_20473690.jpg
「海ほたる」から先が橋梁だと言う事を初めて知った。

この展望台に初めて登ったけれど、
ここが一つのテーマパークを形成しているとは思わなかった。

目の前を液化石油ガスの運搬船が通過していった。
石油ガスと言っても、
半分以上は天然ガスだ。

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資源の少ない日本だが、
技術資源は豊富だ。
これから世界で生かされる技術を想像して胸が膨らんだ。


そのまま木更津まで足を延ばした。
観覧車が目に留まったのでクルマを停めた。
レヴォーグを並べて記念撮影した。
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本当に楽しいクルマだ。
間も無く弟分がデビューするが、
益々妖艶さを見せつけることだろう。

木更津から国道16号線に乗り東京へ向かう。
左方向に鮮やかな炎が見えた。

「何だろう」
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とても気になったのでクルマを停めた。
辺りには「石油元売り会社」の看板があちこちにある。
この辺り一帯は、
千葉製油所と千葉化学工場が隣接する、
国内最大の生産拠点だ。

この元売り会社は愛知と北海道にも製油所を持つ。
石油化学工場は徳山にもあるが、
今年で徳山製油所の石油精製機能を停止させたため、
精油と製品製造を兼ね備えた生産拠点は千葉だけになった。

主要精製装置のうち、
常圧蒸留装置だけで1日200.000バレルの精油能力を持つ。
1バレルは159リットルなので、
どれほどの量なのか想像してほしい。
バレルは樽一本に入る量を示している。

昔アメリカで石油を運んだ時、
鰊樽に詰めて管理したからだ。

さあ一日の精油能力は3千180万リットルだ。
全てガソリンになる訳ではないが、
レヴォーグを満タンにするとしよう。
燃料タンクは60リットルの容量なので、
53万台のレガシィを満タンにするだけの量に相当する。

煙突から炎を出している工場はポリプロピレンなどを生産する化学工場だ。
工場に直接石油製品が送られ、
そこで石油化学製品に生まれ変わる。

川を挟んだ左に製油所が並んでいる。
この門から入って正面から左が製油所だ。
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産地直送とはまさにこのことで、
製油所正門の正面にガソリンスタンドが陣取っている。
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関東地方は羨ましいほど燃料が安い。
会社に戻ってから、
お向かいのスタンドと金額を比較してみた。
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嫌になっちゃうね。
1リットルあたり16円も違う。

この元売り会社に興味が湧いた。
もともと海外資本も多いが、
最近は合併を繰り返すため、
系列が良くわからなくなった。

アポロと呼ばれるブランドは、
スバルと関係が深い。

レオーネでオートマチックが採用されて以来、
ATFにデキシロンを純正指定した。

アポロ オイルを英語風に省略し、
「アポロイル デキシロン」と呼ばせ、
スバルにはこれを使うことが鉄則だった。

エッソも身近な存在だ。
モービルも1か所しかなかったが、
エッソと同じ経営者だったので、
サンバーを購入してくれた関係から、
モービルも良く利用した。

カルテックスは日本石油になり、
三菱石油も合併で消えた。

オー!猛烈!!とローザが色気を振りまいた丸善石油もあった。

お向かいのスタンドは、
そのころまだ隣にあった。
共同石油の看板を掲げていたが、
ここもエネオスになった。

まさか跡地に王将やファミリーマートが現れるなんて、
夢にも思っていなかった。

自動車を取り巻く環境の中で、
保険会社が次々と合併を繰り返した。

石油元売りも同じ道をたどっているが、
その中で凛とした民族系の石油元売り会社が戦前から存在した。

日本の歴史に名を残す、
出光佐三という人物がいる。

彼は、
中島知久平のような男気を持っていた。

その辺りを振り返ると、
海外資本のシェルと、
そう簡単に企業統合するわけにはいかないはずだ。
この会社は歴史的背景を考えると、
エネルギー事業のナショナルフラッグともいえる。
だから一味違うのだ。

戦後の黎明期に起きた日章丸事件は、
全国民に日本人としてのプライドを、
再び起立させるきっかけとなった。

終戦後、
彼はエネルギーの根元を戦勝国に抑えられ、
日本の将来と経済発展を憂いた。
それと同時に、
イギリスによる石油資源の支配に苦しむイランの窮状にも嘆いた。

そこで石油買い付けに来たタンカーを、
撃沈すると宣言した英国海軍を向こうに回し、
彼の持つ大型タンカーの「日章丸は極秘裏に神戸港を出港した。

日章丸は18日後にイランへ入港すると、
原油を満載し英国海軍の海上封鎖の裏をかいて日本に無事帰還した。

東郷元帥のバルチック艦隊撃破は、
戦艦同士の戦いだったが、
出光佐三は丸腰で当時世界第2位を誇った軍事力を振り切った。

この事件をきっかけに、
石油の貿易自由化が始まった。

ぜひこれからも日本を代表する企業として活躍を続けてほしい。

製油所の正面でレヴォーグの美しい姿を撮影した。

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この画像が「かわら版221号」のトップを飾る。

海岸沿いにある生産基地とは思えない落ち着いた場所だった。

環境に配慮が行き届き、
悪臭など一切無かった。

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良い写真が撮影できたし、
エネルギーの現況を知るうえで重要な資料もいただいた。

もう一度見学に必ず来ようと心に決めた。

こうして千葉から都内に戻り、
スバルビルで一仕事した後でSTIに向かった。

やはりレヴォーグのSTIスポーツを選ぶなら、
2リッターが良いだろう。
レヴォーグSTIスポーツの乗り心地_f0076731_21351998.jpg
S#モードを選ぶことで、
8速ステップモードになるから高速道路での小気味よい走りが素敵なんだ。

走行動画を見てほしい。

レヴォーグSTIスポーツの乗り心地_f0076731_21353946.jpg
前に見慣れたクルマが現れた。
ブラックのS207だった。

公道上で出会うのは初めてだが、
この個体は挙動がおかしい。

どう考えても、
他のサスペンションに変わっているとしか思えない。
レヴォーグSTIスポーツの乗り心地_f0076731_21352748.jpg
オーナーはもったいない事をしたなぁ。

この走りを見て愛機S207と客観的に比較した。

そして運転しているレヴォーグSTIスポーツの走りを比べた。

この脚はS207より減衰力を下げてある。
従ってこちらの方が実用上の味が良い。

黒いS207の後ろを走れたことは幸運だった。
愛機の挙動を思い出し、
レヴォーグSTIスポーツを客観的に評価できたからだ。
そして別の事も思い出した。

実は最新のレヴォーグ1.6GT-Sをテストした時、
思わぬ場所で「ガツン」と衝撃を感じた。

その時、
その場所をベンチマークにすると決めた。

早速そこで4輪ストラットの2代目インプレッサWRXSTIと
S207を連続して走らせた。

比べてみると、
やはりGDBの脚はストロークが十分で、
余裕のある走りに感心した。

また前回のテスト以降、
少しS207の衝撃吸収性に不安を感じていたが、
そこで比べたところ、
全く心配のないことが分かった。

と言う事は、
もしそこでSTIスポーツを走らせたら、
S207より滑らかに通過できるはずだ。

GDBの走行動画をご覧いただき、
シャシーというものの奥の深さを感じてほしい。

そしてS207の走行動画をご覧いただきたい。

それを見れば、
きっと誰もがレヴォーグSTIスポーツのお買い得感を納得するだろう。

いかにスバルがサービスプライスで提供しているか実感してほしい。

Commented at 2016-08-29 21:17 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by b-faction at 2016-08-30 10:27
タナベさん、新GT系はアンタッチャブルです(笑)。B4なら特別仕様車を買うべきです。新型の注文は2リットルのFWDにします。もちろんSを選び色はパールホワイトです。アイスシルバーには華がありません。
Commented at 2016-08-30 20:11 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 異端児 at 2016-08-31 15:27 x
いつも楽しみに拝見しております。
レヴォーグ 2.0lと1.6l どっちを購入するか迷ってます(。>д<)
現在3.5lの国産車に乗っておりディーラーに行っても1.6lで十分と勧められるのですが。根拠もなく明確な回答が得られません。
Commented by b-faction at 2016-09-01 16:09
タナベさん、こんにちは。
>恵比寿で撮影して来てもらったのがSのパール

そうなんですか。僕が恵比寿で見たのはシルバーのLでした。資料で見るとSのスタイルが非常に良いので購入対象はS以外考えられません。4WDの必要性を感じないのでFFで十分です。

>今秋以降はインプレッサ一本と考えていましたが現物を見て触れた限りでは自分の車はB4が良いなと思いました。あまり「下剋上」を感じられませんでした。

確かに見ただけでは同感です。
Commented by b-faction at 2016-09-01 16:16
異端児さん、こんにちは。
>現在3.5lの国産車に乗っておりディーラーに行っても1.6lで十分と勧められるのですが。根拠もなく明確な回答が得られません。

そのセールスは頭の中が膿んでます。もし異端児さんが根拠が無く不安に感じるなら店を替えればよいですね。
医者を選ぶのと同じです。良いクルマをコーディネートしてくれないでしょう。
そもそもダウンサイジングの範疇から少しそれているのが実情です。エンジンブロックもヘッドも同一ですから。
だから運用にコストを掛けたくない人が1.6を選ぶのです。メーカーもそういう作り方を目指しました。
そんなことに何の意味を感じないなら、美味しいクルマに乗りましょう。スポーツリニアトロニックは熟成の域に入ってます。ダルな加速感とおさらばしたい人に最適です。

そういう人に1.6リットルを進める理由がありません。
Commented by 異端児 at 2016-09-02 12:05 x
ありがとうございます。
スバル車に乗ったことがない新参者に教えていただき感謝しております。
社長様のおっしゃるように店を替えて話を聞いて頂こうと思いますが、スバルの場合同じディーラーの別支店でしたら情報が共有され最初に見積を出した店で購入しなければいけないルールなど存在しないのでしょうか。前、某メーカーの車を買ったときにそのような事があったものですから。
Commented by b-faction at 2016-09-02 15:32
> 異端児さん
どんな車に普段乗っているか聞くといいですね。レガシィのGT系を何台も乗り継いできた人とか、6気筒の良さを知ってる人から買えば、まず間違いないですよ。
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by b-faction | 2016-08-28 14:16 | Comments(8)

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