早いもので、
すっかり秋の気配だ。

恵比寿スバルビルへ行った目的は、
XVハイブリッドのtSを見たいがためだった。
あのチャラいクルマがやけに気になった。
ところがどこを探しても目的のクルマが無い。
主役はやはりLEVORG STI SPORTだった。

今回のイメージカラー「ダークグレー・メタリック」が中央にデンっと据えられ、
ステージ上にはラピスブルーも飾られていた。
地味で販売上苦しんだダークグレーが、
スバルの思惑通りに漸く息を吹き返した。
確かにダークグレー・メタリックとボルドーの内装は相性が良い。
ダークグレー自体が決して悪い色ではないが、
コーディネートが難しいので販売が伸びなかった。
特にBRZは典型的で、
パールホワイトやWRブルーに比べて華が無い。
ところが、
しゃれた渋いカラーの存在感を持ったホイールを履かせ、
ボディをチカチカに磨くと印象が一気に変わる。
上のレヴォーグSTIスポーツもそれと同じで、
高い天井から注がれる室内照明とバッチリ相性が良いので、
カタログの印象と全く違って見える。

逆にラピスブルーはステージ上よりリアルな世界で輝きを増す。
特に太陽光線を浴びると抜群に美しい。

B4にいよいよモーターショーでお披露目された特別仕様車が追加される。
このラピスブルーと相性が良いはずだ。
B4の向こうにハイパーブルーのXVが展示されていて、
その向こうにはセピアブロンズ・メタリックのブラウンレザーセレクションが誇らしげに並んでいた。
どこを探しても目当てのクルマが無い。
嫌味でもなく、
本当にショールームに入った時、
このクルマの存在に全く気が付かなかった。
実力志向のクルマは、
チャラいモノを求める目を引かないのだろう。
2人ほど熱心に舐め回す男性がいた。
おそらく同業他社の開発者だろう。
目つきが違う。
しかし普通の人にすっと溶け込むのが、
このクルマの真価かもしれない。
惜しいなと思うのは、
カラーリングだ。
いま日本で最もライバル視すべきクルマは、
国産車ではなくボルボだろう。
ボルボのカラーリングは、
常に最近のスバルを一歩抜き出ている。
デザインで勝っているいるのに、
お洒落な色で負けるのが「空っ風」の群馬気質なのだろう。
恵比寿の風が生暖かかった。
終わり