
綺麗な文様の種で、
先日望桜荘の横で車にひかれていた蛇の子供と思われる。
また車にひかれると大変なので、ブルーベリー畑に逃がす事にした。

鎌首を持ち上げ、
けっこう威嚇してくる。
最近になって毒蛇だとわかったが、
牙は喉の奥にあるので油断しなければ大丈夫だ。

蛙にとっては天敵だが、
人を襲うような蛇では無い。

何しろ眼が可愛い。
この言葉は、
こういう時にも当てはまる。オトコにとって、こういう事は本能的に大好きなので、いつも何か獲物を求め彷徨うのだ。
更に当てはまる対象にようやくメスが入った。ガッタガタのボロボロだったが、どえらいクルマが中津スバルに辿り着いた。
クラッチをオーバーホールしないと危険を感じた。
同時にブレーキもキャリパーごと交換し、安全のレベルを数段引き上げた。
初めてリフトアップしたところを見たが、やはり直感は当たった。
アンダーガードで丁寧に覆われ、
競技専用に用いられた割にダメージが少ない。
予想通りクラッチは風前の灯火だった。
強化クラッチにすると、何か凄い性能を持つようになると考える人が多いけど、決してそんな事は無い。
フェイシングの面積も減るし、粘度係数も高いので乗りにくい。
耐久性も良いとは言えない。
一分一秒を争うためのウエポンだ。
従って全てノーマルに交換した。
フライホイールには何の損傷も無く、そのまま使う事が出来た。
やはりスバルに詳しい人が、しっかり愛情を持って使い続けただけの事はある。
サイドシルとフロアの構造がやっぱり普通のインプレッサと全く違う。
STIで密かに製作されたテストベッドは、今なら絶対に世の中へに出る事はないだろう。
フロントアンダーガードの取り付け部に、少々錆が浮き出ているが、このようなモノは愛嬌に他ならない。
右フェンダーとサイドシルのつなぎ目で、このクルマの異様さを感じた。
その部分をフロアから見ると、競技で戦った形跡が良く分かる。
でも決して酷い傷つき方では無く、腕の良い人がクルマを上手く窘めながら操ったようだ。
ダンパーに何が用いられているのか良く分からなかったが、テストしたら決して悪くなかった。色から判断するとSTIの競技用パーツに思える。
吉村整備士が調べたら、やはりSTIの刻印が刻まれていた。
こうして第一次リフレッシュメンテナンスが終わり、安全に走れる下地が出来た。
テストの直前に佐賀県の松尾さんが来店された。
現在仕事の関係で大阪に在住されている。間もなく故郷に戻られるので、この機会に中津川まで思い出を作りにいらっしゃったそうだ。
美味しいお土産をありがとうございました。
鯖のお菓子を初めていただいた。社員みんなで楽しませていただきました。
ドライブエクスペリエにも参加され、愛車の潜在能力を更に引き出す術を身につけられた。
是非またお越し下さい。場内を見学中の松尾さんに見送られながら、ドキドキワクワクしながら初めての本格的な高速移動を試みた。
実に快調で、手足のように扱える。
トンネルの中で反響するエキゾーストノートは、これまでに効いた事の無い類いの独特で刺激的な音だ。
高速ワインディングでも、効いた事の無い音を出す。
異音では無く怪音だ。もの凄くレスポンスが良いので、楽しくて速い走りが可能だった。
このクルマのパフォーマンスは、サーキットで無いと試せない。
気持ちよく走っていたら腹が減ってきた。
そういえば朝から何も食べてなかった。夢中だったので。
以前から気になるカフェが店を開けていたので、大きくUターンした時、パワステポンプがかなり急激に油圧を高めたようだ。
クルマを停めた途端に白煙が吹き出した。
これには少し慌てたが、この画像を会社に送ると、「オイルがオーバーフローした」と診断された。
ちょうど休ませるタイミングだったのだろう。ペーパータオルでオイルをぬぐい、レベルを確認して事なきを得た。
ヒトもクルマも休息が必要だ。美味しいコーヒーと、本格的なライ麦を使ったパンで造ったサンドウィッチを食べた。
ドイツで修行したお嬢さんが造る、手の込んだパンだった。
中津スバルの近くにも美味しいパン屋がある。
もうひとつレパートリーが広がった。
快調に中津川まで戻ると、走行車線に奇妙なクルマが居た。
この人もきっと夢中なのだろう。
キャリアを牽引し、
サイドカーまで着いた凄いクルマだ。

サンタクロースが乗っている。
だからこのヒトはトナカイなんだ。
愉快なハーレーだった。
このコスプレには脱帽だ。
今日は違う意味でのコスプレも楽しめそうだ。
マクレ-やポンズが現れる事を期待しよう。
会社に戻り吉村整備士の再点検を受け、
綺麗に温水ウオッシャーで洗い流され、翌日の大仕事に備え展示場に飾られた。
もうすぐこのクルマがやってくる。
高津さんの話が楽しみだ。

ハイブリッドのtegoShiには、
STI製のフレキシブルドロースティフナ-が装着されている。
それは左右対称では無く、
左側のツボだけ押さえた設計だ。
実に興味深い。
スプリングはベースとほとんど同じだが、
前後のダンパーは全く違う。

ショウワがまだ研究開発中の特殊なバルブを用いた、
STIの秘密兵器だ。
平川社長は妥協を許さない性格だ。
原価の高いダンパーを惜しむ事無くコンプリートカーに与えた。
その目的は何なのか。
10月10日に試乗できることになった。
それまで楽しみに待とう。