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スバルと焚き火

次の出張が控え、
慌ただしく時間を過ごした。
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早いものでスバルファンミーティングから1週間以上が過ぎた。

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会場では様々な出展が目を引いたが、
一際印象に残ったのがアウトドアライフの具体的な提案だった。
大自然の中で、
火を焚くって素晴らしい。
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人類が進化する過程で火を制した事は、
遺伝子の中に決定的に刻み込まれた最重要課題なのだろう。
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出張している間に、
望桜荘の周囲も秋が深まった。
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ここにも炎を楽しめる場所がある。
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もの凄く乾燥させたので、
気持ちよく燃えるだろう。

留守中に、
望桜荘のカリンが全て収穫されていた。

手の届かない場所で撓わに実ったカリンを、
山本部長が選定しながら綺麗にもいでくれた。
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樹上で熟成しただけあり、
凄く良い匂いが漂う。

土から生まれた、
命の証だ。

最近進める花壇の手入れも、
第二段階から第三段階へと進んでいた。
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ドクダミの除去が進んでいた。

決して悪い植物だと思っているわけでは無い。
地下茎を取りながら、
ドクダミのある場所の匂いが他と違う事に気付いた。

掘り返した土から良い匂いが漂う。
生き物は本能で食えるモノを見つけ、
それで命を繋ぐ。

嗅覚で良いか悪いか判断する事は重要だ。

だが人は文化的になると、
人前で匂いをかぐ事を「行儀が悪い」と禁じた。

だがその行為こそ基本中の基本だ。
毒キノコも最終的に匂いで嗅ぎ分けるはずだ。

痛切に思う。
人は土の中に根を生やし、
そこから育った植物を食べるべきだ。

最近憂う事のひとつに、
野菜の栽培がある。

ここにもデジタル化の波が押し寄せている。

水耕栽培の「もやし」や「いちご」には、
デジタル技術で液体肥料が与えられ、
青物野菜の中には、
人口光だけで栽培されるモノもある。

そんなモノで育てた野菜が美味しいはずが無く、
味のしない作物に人の体が麻痺していく。

液体肥料だけ与え、
ビニールハウスでぬくぬくと育てた「いちご」もどきを、
乳幼児に食べさせたくない。

栄養ドリンクも基本的に好まない。
乳幼児に飲ませる度胸が無いからだ。

大人が安全だと決めつけるだけで、
自然の摂理に逆らっている。

だからなのか。
慣れてくると、
ドクダミの匂いが心地よくなってきた。
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揮発系だが、殺菌作用を感じる好ましい匂いだ。

リステリンを含んだ後のような、
爽快感さえ感じ始めた。

香草として活用するベトナム人の気持ちが分かる。
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けれども繁殖力が強すぎて、
ちょっと困ってしまった。

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この翌檜にとって良いのかもしれないが、
足元に凄い勢いで増えすぎた。
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だから今年の秋は実験も兼ね、
人の力を加えさせてもらう。
本来植物は混在して多様性を持った方が抵抗力も高まる。

野菜もそうだが、
そこには人間の身勝手さが少し滲み矛盾を感じる。

まあこれくらいでへこたれる相手ではないので、
思いに任せ進めていこう。

東京に向かう途中で、
急にモンベルのショールームに寄りたくなった。
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この店はいつもアクティブな提案をしている。
だからお気に入りの場所だ。

経営上は別にして、
店先にデジタル臭が少なく心地よい。
展示されていた焚き火セットに目が留まった。

いくつか並んでいたが、
ほとんどがスノーピークの製品だ。

この会社はやりたい事を自在にコントロールし、
優れた商品を開発する。

共感を覚えた。

火を焚くという本能的な行為は、
やはり猿から分岐する時の要だったのだろう。

無性に焚き火が恋しいのは、
スバルファンミーティングの影響なのだろう。

東京に着き、
初めて宿泊するホテルにクルマを預けた。
御茶ノ水駅から会議の開かれる場所へ向かった。
昔は化石燃料を使ったが、
そんなモノを現代では走らせない。
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学生時代に比べ中央線も随分スマートになった。

相変わらず東京は人間で溢れている。
地下と空中を縦横無尽に人が蠢く。
砂上の楼閣のような相変わらずの光景だ。

会議の内容も砂上の楼閣に近い。
手っ取り早く儲かる方法にヒトは群がるモノだ。

だから、
それを責めるつもりは毛頭無い。
自分で積み上げていないモノを、
まるで「構築した」ように錯覚する人々が居る。
それを観察するのも学びの一部だ。

電磁波だらけの高層ビルで、
積み上げたモノの空虚さを感じた。

だが弁当は美味かった。
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どこへ行っても最近よく目にするモノがある。

SUBARUファンミーティングでも大活躍していた。

それは「インカム」という存在だ。
無線機では無く「インカム」というところも小綺麗で、
スマートに感じるが、
少し危機意識を持っている。

だからどんなに忙しくても中津スバルでは使用を許可しない。
何に危機意識を持つか。

それは走らなくなるからだ。

辞書を引かない若者が、
語彙を失い上手く話せないのと同じで、
不自由な体になっている事に自覚できなくなる。

インカムで便利さだけを求めると、
人は走らず耳だけの情報に頼り、
視界から入る情報を軽んじる。

つまりデジタル人間に変遷していく。

そんな憎まれ口を叩いたら、
会場がざわついた。

目の届かない仕事に、
「儲かる」という目的だけで群がると、
「砂上の楼閣」になる。

これはどう見ても目の届かない弁当ではない。
糖質制限にはほど遠い弁当だが、
おこわをテーマにした上質な味だった。

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運動不足で3食きちんと食べるのは危ないと思っている。
だから涙を飲んで左端のおこわと、
串団子と半分に切った饅頭を残した。

本来の日本人が食べるべき食材だけを揃えてると思う。
いかがだろう。

弁当を残した理由は、
その夜に「寿司バル」へ行く約束があったからだ。
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東京には実力のある店が多い。
ここも良い店だった。
目の届く範囲で優れた味を提供する、
素敵な夫婦の営む店だった。
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カウンターに9人、
どう無理してもテーブル席に10人、
これなら絶対に目が行き届く。

この席数でやっていけるのは、
シェフの腕が良い事はもちろんだが、
女将の采配に依る所が大きい。

案内してくれたのは、
インプレッサオーナーの中田さんだ。
彼と久しぶりに飲む約束をしていた。
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ドキュメンタリー制作を生業とする彼から、
金森郁東さんをご紹介戴いた。

東京で株式会社ユー・ブイ・エヌを経営され、
各種映像制作に携わられているプロ中のプロだ。
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最近NTTは、
ハイビジョンの上を行く4K映像を盛んに売り込んでいる。
先日も近くの街でNTTがキャラクターを使って売り込んでいた。
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これを見た時、
職員が盛んに建物に誘導しテレビを見せようとしていた。

今後、
地上波では無く光ケーブルで配信する事になると、
彼らにとってビジネスチャンスが広がる。

金森さんは既に次を視野に入れていた。
それが「8K」だと初めて知った。

楽しく会話を続けていく内に、
面白いキーワードが耳に刺さった。

それは「ハイレゾ映像」だ。
デジタル技術を駆使し、
より鮮明な映像を極める。

クルマのオーディオもハイレゾ対応が主流になる。

ダイヤトーンは真っ先に採用し、
その純正ナビが当社の売れ筋に育った。

元々ハイレゾ音源は、
CDの音源より幅広い音を再現するレコード盤を目指したモノだ。

けれど本当にハイレゾがレコードを音質で上回るのか。

アナログ録音のカセットテープも、
再生機が上質だとかなり良い音を出す。

金森さんに、
これらハイレゾシステムが、
本当にアナログを凌駕するか聞いてみた。

銀塩写真がデジタル写真を上回っているとは思えない。

凄く共感できる答えが返った。

やはりフィルムの存在は大きいという。
どんなにデジタルを駆使しても、
アナログ映像を追い越す事は難しい。

特に永続性という点で、
デジタルには危うい特性も多い。

消したり書き込んだりは容易だが、
突然消えるリスクも肩を並べる。
「昔の白黒動画をカラー化する事だって、
高度なフィルム映像が残っているからですよ」

とは言え、
デジタル化で便利になった事も否めない。

このブログだってデジタル技術が進んだから成り立っている。

強調したいのは「味」だ。
それと安易なデジタル化も注意が必要だと付け加えたい。

楽しい時間を過ごし宿へ帰った。
しこたま飲んだのでかなり酩酊し、
二日酔い気味で朝を迎えた。
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カメラを確かめたら、
見た覚えの無い場所が現れた。

何じゃこりゃ?と思ったが、
うっすらと記憶が蘇った。

そういえば夜中に煌々とした灯明を見て、
お賽銭を投げに行った覚えがある。

この画像が無ければ思い出す事も無かっただろう。

デジタルカメラのおかげで、
自分の行動を振り返る事が出来る。

純日本的なアナログ感に溢れているから、
思わず足を踏み入れたのだろう。

もう一度行けと言われても、
どこにあるのか全く覚えていない。

そして、
金森さんと話した二つの事も頭の中に蘇った。

彼の愛車は3.5リッターのワンボックスワゴン。
「ガソリンばらまきながら走ってますよ」と笑っておられたが、
手放せないに決まっている。

ガソリンを爆発させて走る事が気持ち良いからだ。

火を制した人類は、
自分に都合の良い生物を仲間に取り込んでいく。

中でも馬は強い男の必需品だった。
その馬が内燃機関に変わった。

ベンツが自動車を完成させてまだ100年と少ししか経っていない。

人類が馬を乗り回すのは遙かその昔。
大事にしていた馬を面倒見るのは大変だが、
家族同様に育て一緒に暮らした。

それと同様の財産を、
誰もがたやすく手に入れるようになった。

なぜクルマを愛するのか。
馬とクルマの最も近い部分は熱き血潮だろう。

その体温と鼓動が男の本能をくすぐる。

昨年EVレースのピットクルーとして、
少しお手伝いした事がある。
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手軽に参加できる知的なモータースポーツとして、
将来性を感じるイベントだった。

静かにサーキットを走る姿は、
なかなかクールで見応え合った。

だが同時に開催された韓国の選手権に血潮が騒いだ。
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とてつもない爆音で、
狂気をはらんだマシンがかっ飛んでいく。

これを見ると血が騒ぐのは本能だろう。
参加者として冷静に見るとEVレースに意義を感じるが、
観客目線で金を払うならEVよりV6だろう。

その日は他のレースも沢山開かれた。
隣のピットには往年の86が溢れるばかりに並び、
レーシングサウンドが響き渡る。
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正直に言うとそちらが気になって仕方が無かった。

そして隣で粛々と充電するEVからは、
遂に熱き血潮を感じる事が出来なかった。
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金森さんと話した二つ目の話題。

それはなぜ内燃機が今後も絶滅しないかという、
期待的予見だ。

この時代でも火を焚いて楽しみたいヒトが多い。
焚き火をしたり、
家に薪ストーブを置いたり、
なぜか炎を見ると心が安らぐのだ。

この本能から簡単に逃れられない。

それと同じように、
いつになってもガソリンで走りたいヒトは残る気がする。

そう金森さんに告げると、
「ワタシ、薪ストーブ持ってます。最高です」と仰った。

だから「燃やす」クルマと離れられない。
共感できる。

もし天気が良ければ美しかっただろう。

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薪ストーブのあるロッジが似合う、
八ヶ岳を横目で見ながら帰路を急いだ。
稜線に沿って寒暖差が明確に現れる素晴らしい瞬間に出会えた。

一定のラインから上はうっすら白く、
紅葉に染まったラインの下に緑の部分が広がる。

焚き火の揺らぐ光と、
炎の暖かみが似合う季節になった。

クルマの鼓動が気持ちよくカラダに染み渡る。

スバルサウンドはこれからも失われない。
ボクサーエンジンがある限り。
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終わり

Commented by jecht at 2016-11-13 22:52 x
トヨタがEVに本格参入するそうですね。FCVはインフラ整備の問題でフェードアウトのようです。
しかしEVがホントにエコなのかも甚だ疑問だと私は思っています。
確かにEVそのものを見ればCO2は出ませんがバッテリの製造過程で発生しますし
バッテリ処分するのにも環境負荷が掛かります。
発電するのにも原子力を使わず火力に頼るならCO2は発生します。
化石燃料を使ってCO2排出しながら作った電気を充電して走る車って
すごく回りくどく非効率なんじゃないか?と。
Commented by b-faction at 2016-11-14 07:39
jechtさん、おはようございます。仰る通りだと思います。スバルがやっていた頃は東京電力と組んでいました。原子力発電が前提だと思います。
Commented at 2016-11-14 09:07 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by b-faction at 2016-11-14 19:11
神戸のスビーさん、初めまして。その日は通常通り営業しておりますのでぜひお越し下さい。お待ちしております。
Commented by なかた at 2016-11-14 22:17 x
楽しい時間をありがとうございました。
神田明神はちょうどホテルへの帰り道ですね。無事?帰られたようで良かったです。
しかしあれだけ不毛で馬鹿話ばかりしてたはずなのに、ブログネタのエッセンスはしっかり切り取っていらっしゃるのはさすがです。(笑
東京にお越しの際は寿司バルもご贔屓に。またぜひご一緒ください。
Commented by b-faction at 2016-11-15 07:19
なかたさん、おはようございます。たまには深酒も必要ですね。ちょっと飲み過ぎましたが・・・。次が楽しみです(笑)
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by b-faction | 2016-11-13 19:42 | Comments(6)

毎日の活動やスバルについてご紹介します


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