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BRZの性能とプリクラの将来

中古車相場が異常だ。
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景気が良いのか、
悪いのか。
東京で悩んでしまった。
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ホテルは気を遣って、
随分と
慎重にクルマを預かってくれた。

フロントのホテルマンは、
スバルが大好きだから、
一度購入したいと言っていた。
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以前から思っていたとおり、
一点集中でマツダが頭抜けた。
プリクラッシュブレーキの評価でトップを奪ったのだ。

ミリ波レーダーを使ったのだろうか。

それともカメラが違うのだろうか。

彼らのシステムは、
試乗車で走行中に事故を起こし、
マツダの評判を一度は下げた。

だが、
その後の執念でスバルをベンチマークにして、
遂に苦労が実ったようだ。

技術的な差をまだ詳しく知らない。

スバルは事実上トップを奪われた訳だが、
何も悔しく感じない。

これは本当だ。

すぐ下にプリウスも迫って来た。
トヨタも大したもんだ。
意地でもアイサイトを使わずに、
他のシステムを系列サプライヤーから導入する。

遂にスバルの軽自動車で逆転現象が生じた。

これから発売される軽自動車は、
トヨタ系のサプライヤーからステレオカメラが供給される。

性能比較をしながら、
大宮君が面白い事を言った。

今度のモアスペース系軽自動車より、
スズキスペーシアの方がプリクラの性能が良いんですよ。
ただスズキだから信用できませんが(笑)

良く調べていくと、
スペーシアはスバルのサプライヤーから供給されているようだ。

日進月歩と言えども、
やはり最初に作った会社にはアドバンテージがある。

以前から言っているように、
この分野で先進性を競ってもやがて追いつかれる。

たとえその差が大きくても、
一般大衆は簡単に知識を操作され、
大樹の基に集まるのだ。

むしろこれだけ事故が多く、
「不良老人」も増えている以上、
早く標準装備にすべきなのだ。

不良老人とは公衆浴場に体も洗わず入る輩だ。
本人は洗うほど汚れていないと思っているのだろうが、
それは絶対に間違っている。

ドライブスキルに当てはめてみよう。

本人は全く運転に問題が無いと胸を張っても、
実のところ我流で滅茶苦茶だ。

立て続けにタクシーが暴走し、
酷い事故が起きているが、
不良老人のクルマに対する心構えが出来ていないからだろう。

正しい操作をせずに、
これまで大丈夫だったと砂上の楼閣に胡坐をかく。

青山通りで起きた事故は、
どう考えてもドラポジやハンドル操作に問題がったとしか思えない。

エアバッグの無い時代の、
古いクルマなのだろうか。

展開してないので良く見ると、
なぜかエアバッグが装着されていない。

「とん」とプリウスに追突されたようにしか見えないが、
タクシーの運転手は意識不明になるほどの衝突をした。

これは客観的事象から見て、
明らかにエネルギー保存の法則を逸脱している。

追突したプリウスが、
もちろん一番悪いのだが、
タクシーも暴走したのでは無いのかと思った。

今やスバルは当たり前に、
プリクラを持つ。

とうとう標準装備して、
世界の安全評価にも革命的な影響を与えた。
だからこそ、
スバルは次に基幹性能を高めるのだ。

前輪駆動や四輪駆動技術でも、
スバルは世界に革命的な影響を与え続けて来た。

だが常にキャッチアップされ、
いつのまにか全てのメーカーが、
当たり前のようにリリースしている。

面白い事に、
それら世界初のシステムは、
常に一歩他社をリードし、
今でも輝きを失わない。

では次に高めるべき基幹性能とは?

それは電動化技術一本ではなく、
内燃機を更に完成の域へと引き上げることだ。

つまり、
水平対向エンジンを究極まで磨く事に意味がある。

そしてそれにふさわしい、
次世代の駆動技術を開発する事だ。

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BRZの本格的なテストを漸く始めた。

最高出力にアドオンされた7馬力を試すほど、
まだ慣らしは進まない。

けれども普段使いで毎日驚きの連続だ。
家の車庫から国道へ出る道は若干下っている。
クルマを滑り出すように発進させる。
ここまでは特に何の変化も感じない。
その10mほど先が交差点で、
毎朝そこで一旦停止する事が多い。
信号が青に変わり、
アイドリングが安定したBRZのクラッチをミートした瞬間、
おやおやおや!!!と嬉しくなる。

素直にエンジンの回転が立ち上がり、
クラッチミート後の出足が以前よりスムーズになった。

これと同じフィーリングをS207で得た。
カタログモデルのSTIと違いを感じるためには、
手っ取り早く両車を並べ、
同じ場所でクラッチミートすれば良い。

エンジンのトルクも7ニュートンm増大した。
偶然同じ7なのかあえて極めたのか、
その理由は知らないが数値以上の差を感じる。

カタログ上で数値的に見ると、
ピークトルクの発生領域が変わっている。
205ニュートンmのエンジンは、
ピークトルクが6400から6600rpmまで続いた。

それに対してMT専用に開発された、
212ニュートンmのエンジンは、
ピークトルクの発生領域が6400から6800rpmと更に伸びた。
これだと単に高回転側が良くなったようにしか思えないが、
実は全く違うのだ。
トルク曲線を見れば解るようだが、
乗ってみないと解らない。

205ニュートンmのエンジンには、
3000rpmのところに出っ張ったこぶがある。
212ニュートンのエンジンは、
そのこぶをトルク上積み分引っ張り上げ、
更になだらかに前後へ広げた。

BRZにこのメーターを付けた理由が解った。
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1000rpmから発生トルクがかなり高く、
2400rpmから200ニュートンmを超える。

それに4000rpmでガクンと落ちていた、
谷の部分も埋められて、
落差が少なく底が平らになった。

だから慣らし前で、
エンジン回転を4000rpm以下に維持した状況でも、
走りの差が明確に解る訳だ。

ファイナルレシオも4.1から4.3に下げられたので、
大幅に瞬発性が向上した。

最新の207馬力エンジンはバランスドエンジンの味がする。

この個体だけの特徴かもしれないが、
まるでSシリーズのエンジンだ。
動弁系パーツ重量合わせを綿密に施したエンジンのように、
走り始めの引っ掛かり感がまるで無い。

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加速性能が鋭いというより、
クルマが軽く矢の様に走る、
そんなイメージを思い浮かべると良いだろう。

ザックスのダンパーが、
SGP譲りのコア技術で組み立てられたシャシーとマッチし、
ペットリと張り付いたように路面を舐める。

乗り心地も劇的に良くなり、
ステアリングの切れ味も鋭くなった。

そういう所もSシリーズに近い味だ。

旋回性能は強烈に高い。
タイヤを交換した効果もあるだろう。

時々コーナリングスピードを、
デジタルスピードメーターで「チラリ」と確認する事がある。
その時、
思わずエッと驚く。

とにか最新のBRZは凄い。
オートマチックの試乗時には全く分からなかった変化だ。

このブログを読み参考にして欲しい。




インテークマニホールドをアルミの鋳物にした効果も大きい。

さらに排気系にも改良が加えられた。
今の時点では何を施したのか、
その詳細は明らかではない。

乾さん!
凄く良いじゃないですか。
このモデルチェンジは大成功ですね。

ロバスト性もすごいです。

東京で、
12万キロ以上走ったBRZを見た。

コックピットに収まり操作したが、
何の問題も感じなかった。

結局七桁単位以上に競り上がり、
多くの人の度肝を抜いた。

本当に絶対に.
BRZの6気筒化は無理なのだろうか。

STIが将来に向けて一度は刻むべき足跡だ。
スバルとしても、
スポーツカーに水平対向6気筒エンジンの搭載は必須だろう。

早くピュアスポーツカーに、
マルチシリンダーを押し込もうじゃないか。

パリ協定なんて、
いずれ白紙になる。

その理由は、
三度も起きたオイルショックを、
冷静に振り返ると解った。

まだまだ
内燃機関は発展途上だと思う。

是非スバルではなくSTIが、
この優秀なパワーユニットを育てて欲しい。

Commented by 元中の人 at 2016-12-08 14:31 x
プリウスは左前面が吹っ飛んでましたね
交差点内でのあの場所で無理に最右車線に変更をしたタクシーにも事故を起こす起因となった動きが有ったんじゃ無いかと思えます。いくら後方から真ん中の車線を走るだけとは言ってもいきなり左から飛び出してきて右折レーンに飛び込もうとし無理矢理割り込もうとしたタクシーにも非は有ります。二種免許を受ける時は大変な労力を使い合格しますがその後の運転手の走り方には多々問題ある方が多いのもこの業界
職業運転手ならばもっとモラルを重んじた運航をしてもらいたいもんだと思う常々ですわ。
Commented by kazu at 2016-12-08 18:44 x
代田社長殿
はじめまして。いつもブログ拝見させて頂いております。
中津スバルのブログには大きな影響を受け、愛車は全国を探して見つけた後期D型BLレガシィ3.0R specB、今年はニュル現地にも出向き自らを鍛錬してきました。

次の愛車として改良を受けたBRZが本命…登場後すぐに試乗してその進化度合いと素晴らしさは実感したのですが、ここ数年EZ30-Rを毎日のように全身で味わい尽くした身として、D-4S FA20のエンジンフィールで満足できるのか…という点で結論が出せずにいます。10年前の車ですが、1度味わうと手放し難い魅力がある事を痛感しています。社長のおっしゃる6気筒BRZが出た暁には…何も迷う事なく決断する意気込みでいるのですが。

追伸:機会を見つけて、是非1度聖地にお伺いできればと思います。
Commented by はつ at 2016-12-08 20:01 x
社長こんばんは!
中古車市場、高め推移ですか?BRZ-GTカッコイイですね。そんなに違いますか、興味深々です。
Commented by b-faction at 2016-12-09 18:16
はつさん、コメント遅れて申し訳ありません。BRZは素晴らしく良くなりました。これまでも大好きなクルマでしたが、更に手放せないクルマになりました。
Commented by b-faction at 2016-12-09 18:18
元中の人さん、田舎でも一般的に載せてもらうタクシーのドライバーで「すごく気持ちよい」ドライブする人はあまりいませんよ。
Commented by b-faction at 2016-12-09 18:21
kazuさん、水平対向6気筒のBRZはハードルが高く簡単に実現しそうにないです。でもSTIならやれる気がします。
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by b-faction | 2016-12-08 20:13 | Comments(6)

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