人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アスファルトとB4スポルヴィータ

アースカラーが綺麗に蘇った。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_20505052.jpg
工房と展示場の間を手入れしてから、
かれこれ一ヶ月近くになる。

来年になるとドクダミがまた復活するだろうが、
上手にコントロールしながら共生させよう。

ここはアスファルトとコンクリートに挟まれた、
僅かな自然環境だが、
ここに循環する生命もある。

トカゲやカタツムリが沢山生まれ、
また土に還る場所だ。

同じように手を入れながら使い続けた場所だが、
最新のアスファルトを使って舗装工事を終えた。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_20510814.jpg
使ってみて解ったが、
昔のアスファルトのような強い匂いがしない。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_20512140.jpg
可能な限り育ててきた植物を残し、
とても丁寧な作業を進めて下さった。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_20523320.jpg
作業員の皆さん、
ありがとうございました。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_20524972.jpg
これで車高の低い車でも、
気兼ねなく乗り込める。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_20532175.jpg
初日である程度下地作りを終え、
見事な工程で作業が進んだ。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_20533833.jpg
思い切って仕事をお願いして本当に良かった。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_20535233.jpg
マットの上に苔が茂り、
濡れると滑って危なかった。

このマットも捨てるのではなく、
苔のついた状態で次の役目を担う。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_20541410.jpg
スロープの傾斜を修正した後で、
砕石を敷き詰め転圧し綺麗に整え、
遂に舗装工事が始まった。

アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_20543382.jpg
材料を見事なコンビネーションで機会に入れて、
あっという間に舗装が進んだ。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_20545212.jpg
透水性のアスファルトは、
近くで見るととても美しい。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_20585546.jpg
艶々に仕上がって、
周囲のアースカラーと美しいコントラストが映える。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_20591848.jpg
工房側の側道もより使いやすく安全になった。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_20594185.jpg
これで商品を美しく展示できるし、
行事の際には駐車場にもなる。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21000252.jpg
スロープの斜面も段差が少なくなり、
これまでより上り下りし易い。

アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21011787.jpg
境目の斜面も良い花壇になる。

これから芝桜をきちんと植えて来年に備える。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21013400.jpg
SABの前から一番遠くを見る。
ここにレンタカーをズラリと並べる。

これまでよりクルマを綺麗に管理できる。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21014978.jpg
対角線側の傾斜も適切になったし、
地面と斜面の収まりがとても良い。
まるで芝桜を植えるために整えてくれたようだ。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21021069.jpg
丁寧な仕事をありがとうございました。
ぽつんと黒い光る石が目に留まった。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21023093.jpg
アスファルトの骨材だった。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21040501.jpg
手に取ると苔がまとわりついていた。

このままどうなるか観察したくなった。
何となく苔が着床するような気がした。

心境の変化は著しく、
アスファルトに対する考え方に、
かなりの方向修正が必要だと感じている。

スバルも大きな方向修正を続けてきた。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21024967.jpg
これを見ただけで何か解る人は相当のプロだ。

今から13年前の東京モーターショーを振り返る。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21031082.jpg
ランボルギーニが凄い展示をしていた。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21044732.jpg
イタリア車らしいエレガントなインテリアだ。
色調が最高にステキだ。

同じ外車でも過渡期のアウディは、
今とは違って少々野暮ったい所があった。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21050832.jpg
オールロードクワトロから、
今のアウディらしさは少しも感じない。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21052415.jpg
その頃のスバルはと言うと、
もうイケイケだった。

アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21073313.jpg
イタリア人の優れたデザイナーを招聘し、
デザインも性能だと言い始めた次期だ。

「ダイナミック×ソリッド」のように実を結べない、
不遇な結果に終わってしまったが、
このコンセプトも非常に優れていた。

デザインだけではなく、
基幹性能の開発も凄かった。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21065581.jpg
NECと共同開発とは言え、
自前でリチウムイオン電池を開発し、
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21071228.jpg
強烈なハイブリッドカーを作り上げた。
何しろ兵器のような代物で、
恐ろしいほど速度が出るオープンカーだった。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21060906.jpg
電池からパワーユニット、
それにオープンボディまで全て堂々と展示した。

日本にないモノを自前で作ろうとしていた、
その最たるクルマがここにある。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21083081.jpg
もの凄く格好良い理由は、
軽自動車として考えて無いからだ。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21280684.jpg
但し当時は軽自動車を止めようなどとは少しも考えず、
本気で売れる軽自動車を開発しようとしていた。

だが、
リッターカーにも未練たらたらだった。

この室内を見ると、
R1が軽だけを前提に開発されたとは考えにくい。

だがそんな夢物語を優先するわけには行かないので、
より現実的なR2を先行して市場投入した。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21282394.jpg
このモーターショーで、
カルロスゴーンがこのクルマの前で固まった。

スズキの社長は、
周りに居た自分の社員に対して、
「ウチになぜこれを造る力が無いのか」とハッパを掛けたと聞いている。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21292119.jpg
色調が自然で実にエレガントだ。

後席の包まれ感も凄く良かったし、
インテリアを全て3トーンのアイボリーでまとめた発想が凄い。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21290230.jpg
「ふくよか」だった頃の自分を見て、
時の経つのは本当に速いと感じた。

このエレガントな軽自動車R1/R2は、
他社に大きな影響を与えたものの、
コモディティな軽自動車市場で敗北した。

同じ時にEyeSightの原型がデモされていが、
今のように富士重工を躍進させる原動力になるとは、
ほとんど誰もが想像だにしていなかった。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21293909.jpg
本当に早熟なメーカーだが、
そういう所に心を惹かれる。

何というのだろうか。
表現に苦労するが・・・・。

小さくてキラリと光るメーカーが、
思いも寄らないモノを世の中に出し、
「蜂の巣」を突っつくような騒ぎを引き起こす痛快さ、
とでも言うのだろうか。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21301646.jpg
先のモーターショーで、
実にエレガントな2台の特別仕様車「スポルヴィータ」を発表した。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21303368.jpg
本当にびっくりした。
これには痺れたねぇ。
すぐに注文しショールームに飾った。

実にショールーム映えする見事なクルマだ。
スバルの4気筒スポーツを代表する、
WRXならではの気品さえ感じた。

それとは別のもう一台は、
同じ革でありながら方向性の異なる仕上げだった。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21313649.jpg
ここまで質の高い内装を良く創ったと感心した。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21304845.jpg
いわゆる「見れば見るほど味が出る」作り方だ。

ショールームでパッと見て惚れるのではなく、
じっくりと使い込むうちに、
ドンドン魅力が増していくクルマだろう。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21310675.jpg
しかし良いけれど地味な部分もある。

たとえばパワーユニットが標準車のままでは、
少しインパクトが弱そうだと感じた。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21312165.jpg
この内装ならば水平対向6気筒エンジンを積むべきだと思った。
それに前の年に見たブリッツェンがあまりにも鮮烈で、
ほぼノーマルの外装だと「ありがたみ」を感じなかった。

ところが発表された価格を見て驚いた。
アウトバックのリミテッドと同額。
価格差を埋めただけのお買い得車だった。

車両価格は315万円で、
BRZのイエローエディションとほぼ同額。

両車は対極的な位置にある。

あまり安い価格だ。
サンルーフを付けても325万円。

早速お得意様にお知らせし、
パールホワイトのハーマンカードンを御注文戴いた。

スバルは宣伝さえしない。
欲が無いところもあるが、
余計なコストを掛けずとも、
良いものは売れると信じているようだ。

確かに無い形式を追加したり、
派手な宣伝をするとそのコストが上乗せになる。

トータルコストを徹底的に追求した結果、
パワーユニットもそのままで良いと判断したのだろう。

割り切って創ったので、
なかなか広く世間に情報が浸透しなかった。

その割り切りの良さに気がついたのは、
今年のニュルでアウトバックを走らせた時だ。

パワートレーンの隠れたスポーティさに驚いた。

色々乗ったが、
現状ではリニアトロニックと最も相性が良く、
スポーティなエンジンはFB25だと確信した。

2.5リットルのNAエンジンを、
徹底的に贅沢な味で使い倒すのも悪くない。

スバルはこの内装を当たり前の顔をして作れるようになったんだねぇ。
嬉しいよ、雲野さん。
アスファルトとB4スポルヴィータ_f0076731_21295974.jpg
本当に危ない所だった。
このクルマの締め切りが、
今日だと昨日気がついた。

大展示場の完成記念に、
B4のスポルヴィータを発注したよ!

ラピスブルーのサンルーフ付だ。

受注を締め切ってから生産スケジュールが決まるだろう。
春になるとショールームが鮮やかになる。

今から本当に楽しみだ。

韻を踏んだのだろう。
12月12日17時が申し込みの最終期限だ。

うっかり買い損なうことがないよう注意して欲しい。

「中津スバルの濃いスバリストに贈る情報」の新着記事をお知らせします!

記事を見逃さないように通知を受け取りましょう
(ログイン不要・いつでも解除可能)

新着記事を受け取る
Commented by なかむら at 2016-12-12 16:52 x
代田社長は今日が締め切りだと気付いた瞬間に買いそびれる人が無いよう、今日の早い時間にblogをアップされたのですね。お忙しいのに宣伝も忘れない姿は流石です。この車カッコいいですね。たくさん売れて、町で見かけるようになる日がたのしみです。
Commented by b-faction at 2016-12-12 17:31
なかむらさん、ありがとうございます。展示する日が待ち遠しいです。
Commented by 株主 at 2016-12-12 19:48 x
スポルヴィータはB4の方がまとまっていますね。
ただ、シフトブーツはブラックで、シフトノブの両サイドをタンにすればより良かったと思いますが。
一方S4は、ヘッドレストの”S4”が目立ちすぎで、引き算を意識してもらいたい箇所のひとつです。
とはいえ、弱点と言われてきた内装に積極的に取り組んだ意欲作ですし、
こうした経験を踏まえ、スバル車全体の内装が良くなっていくことに期待しています。
Commented by 河野郁夫 at 2016-12-12 22:20 x
代田社長様
ご無沙汰しております
先ずは冬を前に中津スバルの舗装改修の完工おめでとうございます。小生建築屋をしており、こうして施設が良くなると自分のことのように嬉しくなります。また是非拝見方々お伺い致します。

冬と言えば夏に整備していただいたWRX-S4に冬支度をさせました。昨年の社長のブログを読み返しコンチネンタルに浮気しようかなとも思いましたが、BE5時代からの馴染みでピレリ・ソットゼロ3を白のエンケイRC-T4に組み、WRブルーパールと相まってラリー・カー風のS4となりました。ラリーと言えば初代ソットゼロがWRCのラリータイヤのパターンを踏襲しているとの話を聞いたことがありますが、そのためかBE5でもS4でもサマータイヤよりソットゼロの方が確実にFUNと言うか走る気にさせるところがあるように感じます。宜しければその辺りの社長の感想をお聞かせください。

それとBS-NHKで8日に放送された昭和の選択「幻の航空機計画~軍用機メーカー中島飛行機の戦争」を御覧になったでしょうか? 中島和久平の人となりと中島飛行機の創設から富嶽の開発決定に至る経緯がかなり詳細に描かれており見ごたえがありました。

それでは、またお目にかかるのを楽しみにしております。
Commented by b-faction at 2016-12-13 07:44
株主さん、おはようございます。割り切りと拘りが混在する芸術ですね。
Commented by b-faction at 2016-12-13 07:48
河野さん、おはようございます。ソットゼロは大好きなタイヤです。煉瓦積みブロックが無くなったのは少し残念ですが。その後もよいウインタースポーツタイヤをリリースしていると思います。一般的な日本人には理解できないかもしれませんが。
Commented by よっしー at 2016-12-14 07:00 x
そうそう、ドイツ厨に嫌われたくなかったら、VWの排ガス不正には絶対触れんなよ(笑)。

評論家の先生方がドイツメーカーからおひねり頂戴できなくなるからな。
Commented at 2016-12-15 21:02 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by b-faction at 2016-12-16 00:46
エンジニアさん、ご来店を楽しみにお待ちしています。
名前
URL
削除用パスワード
by b-faction | 2016-12-12 07:21 | Comments(9)

毎日の活動やスバルについてご紹介します


by b-faction